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2009年 バックカントリーの記録 | 成人の皆様、おめでとうございます! | ||
日時 : 1月12日(月) 4:35〜14:10 (9時間35分) 山域 : 高山〜東吾妻 天候 : 概ね曇り のち 荒れる スキー : FISCHER BIGSTIX76 165cm + G3 TARGA ブーツ : CRISPI CXP LIGHT 移動距離 : 21.8km 【動機】 お世話になっている山ショップBFの常連、S氏の記録で、高山〜東吾妻の日帰り滑降があり、以前から自分も挑戦したいと思っていた。無雪期の高山へは、男沼付近からアプローチし2度ほど訪れており、ルートは概ね掴めているということで、自分に可能な山行であるかどうかは半信半疑ではあるが、満月の月明かりが有効に活かせそうな晴天予報の本日、出掛けてみることにした。 【行動記録】 3:15 自宅発。出発地点となる土湯温泉裏の男沼近くへと車を走らせる。予想通り雲は少なく、満月の光が明るい。男沼付近の駐車地点に着くと、更にこの先の不動湯方向へと続く轍があり、入口ゲート付近まで進めそうな雰囲気。何とかゲート付近まで進むことが出来、ここで出発準備。 4:35 675m シール登行開始。月光とヘッドランプの明かりを頼りに、林道を進む。風は無いが気温が低く寒い。昨日のものと思われるスキーの浅いトレースがある(後で知ったが、BF常連S氏の前日のものでした)。途中の林道はヘアピンが続き、これを忠実にトレースするのは当然ながら効率が悪い。GPSを確認しながら所々ショートカットして、良さげなルートを辿る。標高を挙げていくと、木々の隙間からはまだ眠っている福島市内の夜景が見える。 5:40 900m 高山へと向かう尾根の分岐点着、ここで休憩。ここまでは順調。標高1200m付近までくると、周囲も大分明るくなってきた。気温はさほど低くなさそうだが、南西の風がやや強めに吹いており冷たい。高山が近づくにつれ、徐々に傾斜が増してくる。息が上がり始めた頃、山頂の反射板が目の前に見えてくる。 8:45 1804m 高山山頂着。周囲は風雪模様であるが、時間的に十分余裕があるので、予定通り東吾妻を目指すことにする。風を避けられる場所で軽く休憩を取ってから夏道沿いに鳥子平方面へとシールを貼ったまま下りだす。雪深いスカイラインを横断し、東吾妻南東尾根方向を目指し高度を上げる。途中晴れ間が見えたりしているが、西から低気圧が近づいており天候は下り坂のはず。南東尾根を登り上げてから、山頂までが微妙に遠い。 11:05 1974m 東吾妻山頂着。周囲の視界は悪く、長居する理由は見つからない。急いで往路を戻って、本日の1本目となる南東尾根から落ちるオープンスロープの東斜面を目指す。斜度は30°程度か?上部でシールを剥がし滑降準備をしていると、タイミング良く雲が切れて登って来た高山や吾妻小富士、噴煙上がる一切経山が姿を現す。 11:35 1910m 滑り出す。ややウインドパック気味のパウダー斜面を滑り降り、下部の樹林帯に突入。基本的に往路のトレースに絡むようにルートを取り、スカイラインを目指す。 12:00 1606m 鳥子平。後はシールを貼って往路のトレースを登り返せば、高山を下るのみ。時間はたっぷりあるので、一切経山の噴煙が見える地点で長めの休憩を取る。蓬莱山、前大巓方面の写真撮影をしながらゆっくり登る。 13:05 1804m 再び高山山頂着。急に風が強くなりだし、視界が無くなって来る。シールを剥がして下ることにするが、特に美味しい斜面は無い。下りだしてすぐに数名のパーティに出会う(後に西川山岳会の方々と知る)。軽く挨拶を交わした後、高山下り開始。スキーの滑りは良く、一気に高度を下げ、出発地点のゲートへ。 14:10 無事到着。 |
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1100m尾根上 | 高山山頂。風雪模様。 | ||
スカイラインを横断 | 東吾妻山頂 | ||
1910m地点から吾妻小富士 | |||
東吾妻山 南東斜面を滑降 | |||
高山西斜面から蓬莱山・前大巓方向 | |||
高山山頂から箕輪山方向。荒れてきた。 |