トップページ

   バックカントリースキー

2009年 バックカントリーの記録 早起きは眠いです。
日時 : 2月7日(土) 5:20〜15:35 (10時間15分)
山域 : 高山〜前大巓〜蓬莱山
天候 : 晴れ時々曇り
スキー : FISCHER BIGSTIX76 165cm + G3 TARGA
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約27km

【動機】
先週のリベンジということで、日帰りの前大巓東斜面、蓬莱山東斜面滑降を計画してみた。登りラッセルと滑りのバランスを考えると、昨日の降雪具合は、ロングディスタンスには最適と思える。

【行動記録】
3:15 
自宅発。先月同様、出発地点となる土湯温泉裏の男沼近くへと車を走らせる。本日も満月の光が頼りになりそう。男沼付近の駐車地点に到着するが、前回に比べ不動湯方向へと続く道の轍は浅く、ゲート付近まで進めるか微妙な様子。強引に突破を試みるが、あえなくスタック。スコップで除雪しバックで脱出を試みるが、容易ではなく、30分以上もタイムロスしてしまう。こんな日は、全てが上手く行かないもの、「今日は無理かも・・・」、不安がよぎる。今日は日が悪い、家に帰って寝てしまおうかとも思ったが、気を取り直して行けるところまで行くことに。出発準備完了。

5:20 675m
ヘッドランプ点灯OK、シール登行開始。出発予定時刻を50分オーバーは痛い。この先のゲートまで5分少々で到着。無理して車で進む程の距離ではなかったです。前回同様に高山へ向かう尾根の夏道分岐点を目指すが、2度目ということもあり、ルートは概ね掴めていて、スムーズに進むことが出来た。

6:20 900m
尾根ルート開始地点を通過。周囲は明るくなり始めている。ここからは、ひたすら高山山頂を目指すのみ。時間300m↑休憩1回のペースで。

9:05 1804m
高山山頂着。
弱い冬型が残り、西風がやや強く吹いているが視界は良好で目指す前大巓、蓬莱山も一望出来る。俄然モチベーションアップして、鳥子平を目指し下降。スカイラインを通過し、鎌沼方向を目指して樹林帯を真っ直ぐ進む。昨日の降雪で樹林帯はラッセルが続くが雪は軽く楽勝。鎌沼が見える地点まで来ると、目指す前大巓も近い。完全凍結した鎌沼上を通過し、前大巓の南尾根を登り上げる。

11:10 1911m
前大巓山頂。
出発時にトラブルがあったものの、何とか辿り着けました。視界は良く、360度の眺望。写真撮影を済ませてシールを剥がし、本日の1本目、パウダーの東斜面を滑降。酸ヶ平避難小屋方向へ。中に入ってみようとしたが、凍りついた扉がビクともしない。小屋裏で風を避けてシールを貼り、蓬莱山東斜面の滑降ポイントを目指す。一切経山の噴煙が間近に見え、吾妻小富士の眺めも最高。南寄りの最大傾斜部分を滑降予定だが、斜度もあり雪崩の危険もありそう。スキーで斜面上部を軽く横に切って蹴り込んでみる。多分問題ないでしょう。

12:15 1785m
本日の2本目滑降開始。ややウインドパックぎみながら、快適に滑降。ボトムまで降りた後、桶沼方向へとスキーを滑らせる。

12:30 1580m
スカイライン合流点付近でシールを貼って高山方向へ。ここからは雪に埋もれたスカイラインをトレースして往路に合流するルートを取る。やや浅めの単調なラッセルを2km少々ゆっくりとこなし、鳥子平に到着。

13:30 1610m
往路に合流する。あとは高山に登り返せば、ゴールは見えてくる。天気もいいので、エネルギー補給の大休止。

14:35 1804m
高山山頂着。
前回と違い、山頂付近は穏やかでゆっくり休みことが出来る。休憩後、標高差1150mの高山下りを安全確実にこなす。

15:30
出発地点に無事到着。
夜明け間近 尾根上から箕輪山
目標の前大巓と蓬莱山。微妙に遠い。
完全凍結の鎌沼 前大巓山頂から中吾妻
前大巓の東斜面を滑降
吾妻小富士。浄土平レストハウスも見える。
蓬莱山の東斜面を滑降
一切経山の噴煙 兔平駐車場前
高山の反射板 高山山頂から
福島市街地方向

GPSログデータ