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2010年 登山の記録 猛暑日登山U
日時 : 8月22日(日) 11:37〜16:10 (4時間33分)
山域 : 蔵王連峰 南屏風岳
天候 : 曇り時々晴れ 上部はガス
移動距離 : 約12km

【動機】
朝の散歩を済ませて朝食を取り、得意の朝寝を1時間半。向かう山域は、軽い水浴びも出来る定番コース。今日も暑くなりそうなので。

【行動記録】
バタバタと支度を整え出発したためか、登山口へ向かう道中、熊鈴とホイッスルを忘れたことに気付く。比較的登山者が多い南屏風岳までならともかく、後半は沢沿いも通るのでちょっと不安。白石市内のケーヨーD2に立ち寄り、ホイッスルを購入、148円也。市内の気温は35℃で今日も猛暑日確定。

白石スキー場駐車場の気温は28℃で、夏の高地のすがすがしさは感じられない。日焼け止めを念入りに塗り、出発準備。

11:37 830m
行動開始。ほぼ同時に駐車場に着いたトレイルランナー風の若者が先行する。追いかけるには、靴もザックも重すぎるが、何となく引っぱられるようにペースも上がっていく。しかし、スキー場中間部を過ぎ林道方向へ進む頃には、トレイルランナーの姿はすっかり見えなくなってしまった。

樹林に入ると少しは涼しくなったが、全身からは大量の汗がとめどなく噴出。小さな水玉は汗腺が元気な証し。出発時間が遅いので人影は無い。ホイッスルで、どこにいるか分からない熊さんに向って一発自己アピール。視界の悪い単調な登りは退屈で堪える。所々粘土質の地面は滑りやすく、スリップ注意で体力温存。1150m付近にある小沢は渇水状態、干上がっている。

傾斜が急になる1200m付近に来ると、前半オーバーペースだったのか、徐々にペースダウン。休まずには登れない状態。暑さのせいか、歳のせいか分からないが、山行前半はいつもこんなもんなので、あまり気にしない。弘法清水そばで水分補給の大休止。休んでいた下山途中の人にトレイルランナーのことを聞くと、7〜8分前に通過したとのこと。とても追いつけませんよ。

上部へ進むと、徐々に登山者とすれ違うことが多くなる。山頂で昼食を済ませて下山開始といったところでしょう。今噂の山ガール風の登山女子二名と遭遇。山スカと、すれ違い際のフレグランスの香りが山には新鮮、初めて見た。多くの登山者で賑わう不忘の碑まで来れば、不忘山は目前。山頂直下で先程のトレイルランナーに出会う。勿論下山中だ。

13:01 1705m
不忘山山頂。腰を下ろして休憩。塩分補給はカレーパン。目指す南屏風岳方向はガスっぽい雰囲気で眺望はイマイチ。

南屏風岳へと延びる稜線上を行くと、ご年配の方が一眼レフで何やら撮影中。高山性のフキバッタが岩場で産卵中とのこと。便乗して一枚撮影。バッタやキリギリスのように唐突にジャンプして向かってくる昆虫は苦手だが、フキバッタは翅が退化していて飛ぶことが出来ないそうです。これなら平気。ルート上には高山植物が開花しているが、名前は分からない。可憐な花に心癒されるも、花に興味が湧くにはまだ暫く時間が掛かりそう。登山者としては、まだまだ若造の部類だと思うので。

13:32 1810m
南屏風岳山頂。ガスで坊平方向は確認出来ないが、ガスを運んでくる西風が涼しくて気持ちいい。眺望は無いので先を急ぎたい。ガスは断続的で、時折前山や刈田岳も見え隠れする。

13:51 1780m
水引入道への分岐点を右折し下降開始。水引平付近は熊が出そうな雰囲気があり笛吹きは入念に。至近距離での遭遇は二度とご免です。一方、この辺りは眺めの良いエリアでもある。写真を撮りながらゆっくりと進む。

14:20 1650m
水引入道ピーク。不忘山−南屏風岳−北屏風岳−後烏帽子山の眺めが良いベストスポット。眺めを楽しみつつ2度目のパンで塩分補給。直下のガレ場方向に、年配と見える男女の姿。おそらくジャンボリーコースへと向かうのでしょう。

天気予報では午後に雨の心配もあったが、降りそうな気配はない。予定通り沢コースへと下降することにする。水引入道直下のガレ場から見る南屏風岳の東壁は、光の加減のせいか幻想的。立ち止まってしばらく眺める。

沢コースへの下降は足場が悪い箇所が多いので慎重に進む。単独行では何かあったら助からない。立ち止まって用足し中、右耳が痒い。虫に刺されたみたい。数日痒みが続きそうなタチの悪い箇所だ。

沢の音は聞こえるが、なかなか渡渉点に着かない。ルート上にはキノコが多数見えるが、おそらく全て毒キノコだろう。もぎ取ってにおいを嗅ぐと、怪しげな香り。においだけで倒れるような猛毒キノコは存在するのでしょうか?

14:59 1250m
渡渉点。服を脱ぎ棄て水浴び。沢の水は冷たく、長い時間は浸かれないが、十分クールダウン出来た。

対岸岩場のへつりは足元が頼りなく、以前からやや不安があった。しかし、岩壁の足場を削る整備を行ったと見えて、つま先の掛かりが良く楽々クリア、助かります。

白石スキー場へと向かう沢沿いのルートはアップダウンが大きいのに加え、岩やら根っこやらで歩きづらい。木の根っこにつまづいたり、靴紐がほどけたりして具合が悪い。暫くすると6名パーティに追い付く。気付かれた時に挨拶と思ったが、気づく様子もなく、そのまま後ろを歩く。声を掛けるタイミングを逸したと思ったら、漸く気が付いてくれた。道を譲ってもらいペースアップ。ザックの中にパンが残っていることを思い出し歩き食い。セブンイレブン購入の「倖田來未Presents 練乳クリームフランス」。少し甘めのクリームが従来品との違いかな。

白石スキー場のゲレンデの草むらは、道形が不明瞭で草の薄い部分を探し右往左往。結局はゲレンデの端っこがいいみたい。

16:10
出発地点に到着。
駐車場の気温は28℃で、いつまで続くこの暑さ。いいかげん、勘弁してほしい。  
不忘の碑
南屏風岳へと延びる稜線
フキバッタ 産卵中
 南屏風岳の稜線上からコガ沢 
水引平の沼地
水引入道直下のガレ場から南屏風岳
  渡渉点上部の小滝
水浴び中 
 
 
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