トップページ

      登山のトップ

2010年 登山の記録 秋晴れ山行
日時 : 10月2日(土) 9:41〜15:57 (6時間16分)
山域 : 吾妻連峰 高山
天候 : 晴れ時々曇り 
移動距離 : 約22km

【動機】
先月購入した山靴の慣らしを兼ねて、紅葉の進み具合をチェックすべく近くの山へ。素晴らしい秋晴れの中、快適な登山を楽しめそうな予感。

【行動記録】
自宅発は8時30分過ぎ。土湯温泉裏から男沼へ向かう林道は、新しく砂利を敷き詰めたと見えて、昨年よりも凸凹が減ったお陰で大分走行しやすくなっていた。いずれ元通りになるとは思いますが。不動湯入口付近の十字路を右折して、高山への尾根へと続く登山道入口まで車で進む予定だったが、入口のゲートが閉っていた。ガ〜ン!!想定外の出来事に一瞬固まる。車の中でどうしようかと考えていると、ゲートの先をカモシカが横切る。カモシカを見るのは久しぶりのことでビックリ。さて、ゲートは動かせば開くようだが、それも少し気が引ける。箕輪あたりに切り替えようかと悩むが、今日はここから登ってみるか。気を取り直して出発準備。今日は新山靴デビュー。

9:41 650m
行動開始。林道を真っ直ぐ進む。暫く行くとヘアピンカーブの連続となる。直線距離は大したことないが、道のりは結構ある。山スキーではショートカットしたが、ここは忠実に林道を辿っていく。無駄な林道歩きを30分少々で、登山道へと右折する。日陰は涼しくて快適だが、日が当たると結構暑い。日焼け止めを忘れた、焼けそうだ。傾斜が急になると、踵が靴ズレしそうで痛い。少し靴紐を緩めるとマシになる。10月になったが、例年よりも紅葉は遅れていそうな印象。中間部まで来ると、色付き始めている木々も目立ってはくるが、紅葉観賞は来週末辺りが最適だろうか。昨日のサイクリングの疲れが残っていると見えて、やや足取りは重い感じ。東吾妻も頭にあったが、ゲート閉鎖が痛かった。諦めムードではペースも上がり切らない。単調で視界の効かない樹林の尾根歩きが続く。マイナーな高山ルートに登山者は皆無で、熊鈴の音が響く。踏み跡すら確認出来ない。まあ、毎度のことでしょう。

11:36 1500m
麦平着。腰を降ろして軽い食事。ハエがやたら多くてうっとおしい。ここから高山までは約40分の道のり。どこまで進むかは高山のピークを踏んでから考えよう。登山道は相変わらず荒れ気味で、苔むした石と涸れて横たわった笹には要注意。滑ってこけそうになる。倒木もあるし。

12:19 1804m
高山の山頂。福島方面は眼下が雲海状態。箕輪山方向も確認出来ない。一方、東吾妻から一切経山方向はドピーカンで、蓬莱山の紅葉が見事。手招きされるように、鳥子平へと下りだす。帰宅時間を考えると、景場平辺りまでが限界か。高山戻りを14時と見積もる。鳥子平への下りが意外と長く感じる。粘土質の地面が滑りやすいので注意。スカイラインが近づくと、行き交う車やバイクの音が聞こえるようになる。余計な雑音。左右確認、スカイラインを横断し、景場平を目指す。滑り易い石や、つまずき易い根っこがあるのは相変わらず。時折ぬかるみにハマると、新靴も結構ドロドロになって、ちょっとショック。徐々に傾斜が緩みだすと・・・。

13:02 1690m
景場平。木道を進み、沼地脇の休憩スペースで食事と思ったが、先客ありで残念。少し進んで、高山と東吾妻の眺めが良い場所に腰を下ろす。空は抜けるような青。時間に余裕があれば、ゆっくりと昼寝をしたい。そんな日和。だが、あまりゆっくりもしてはいられない。

高山へと折り返し。もと来た道を転ばないように慎重に。スカイラインを横断して一気に登りにかかる。

13:57 1804m
再び高山のピーク。残りのパンを頬張る。眼下の厚い雲はすっきり取れて、視界抜群。安達太良連峰の眺めが美しい。ひとしきり休憩後、下山開始。靴紐を堅めに締め直す。日が西に傾き気温も下がってきているお陰で、快適に歩ける。予定通り16時前後には戻れそうなペースだが、まだ足に馴染みきっていない靴では痛みも出てくる。スキーならアッという間の高山下りだが、徒歩ではそうはいかない。

15:31 840m
林道に合流。意図的に残しておいたパンを二齧り、ウーロン茶をゴクゴク。ペットボトル片手に出発地点を目指す。長い無駄な歩きを極力避けるため、2箇所程林道をショートカット。トータル3分程度は短縮出来たか。

15:57 650m
出発地点に到着。靴の慣らしのつもりだったが結構歩いた。程良い疲労感。天候は、いつの間にか曇りに変わっていた。

【その他】
近場の山ばかりで、たまには飯豊とか朝日あたりにも登ってみたい、そんな気持ちが湧いてきた。今シーズンは行けるかどうか。
  
色付き始めた木々 1200m付近
麦平から高山
高山西斜面から蓬莱山の紅葉
景場平から東吾妻山
新靴ドロドロ
高山から安達太良連峰
 
 GPSログデータ