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2010年 登山の記録 ワイルドな悪路と稜線の雪
日時 : 11月13日(土) 10:20〜15:50 (5時間30分)
山域 : 吾妻連峰 家形山
天候 : 曇り時々日が差す
移動距離 : 約16km

【動機】
先週の日曜日に計画していた五色温泉発の山行だったが、前日の不注意による頭部出血のため延期していた。今シーズン初の雪も拝めそうということで。

【行動記録】
自宅発は9時。R13のトンネル工事と道路工事による片側通行で五色温泉到着はすっかり遅くなってしまった。温泉宿手前の駐車スペースで出発準備。今日は大きくて重たいデジカメ持参で、普段に比べ約1kgの重量増。

10:20 810m
行動開始。五色温泉の裏手付近に登山口があるはず。どこから入るのかと、まずは宿方向へ。かわいい柴犬さんがお出迎え。こっちはどうも違う。林道に降りて暫く奥に進んでみるが、登山道入り口らしきは見当たらず。初めての場所ではよくあることとは言え、右往左往で時間の浪費、やばいです。漸くそれらしき場所を発見する。

10:30 810m
登山口に進入。夕方早めに帰宅したかったので気は焦る。登山道と作業道?が二股になっていたりと、所々分かりづらい。あまり登山者が入っていないと見えて登山道は荒れ気味。落ち葉の下には穴ぼこが空いていたりして、時々ズボる。滑る岩も隠れているので注意が必要。丸太も滑る。

高倉山から伸びる北東尾根の南斜面はトラバースが長い。登山道自体が谷方向に傾斜していて油断すると谷方向に滑り落ちそうになるし、常に足元は不安定。分岐を右に折れ高度を上げていくと、笹藪との戦いになる。背丈を越える笹に視界を奪われるが、足元は安定していてこっちのほうが具合がいい。晴れ予報を期待して出てきたものの晴れ間はまだ見えず、ガスが掛かっている状況。時折前方に吾妻の稜線らしきが見えるが、一瞬の出来事。ガスが取れるのは午後になってからか?登山道上には少しずつ雪が現れ出す。

11:50 1350m
高倉山付近のガレ場で休憩と写真撮影。徐々にガスが取れ始め、家形山や姥湯方向を確認出来るようになる。西風が当たると寒い。再び歩き出す。

高度を上げるにつれ、雪が深さを増してくる。深いところは20cmぐらいか。今シーズン初の雪の感触を確かめる。昨日か一昨日あたりのものか、先行のトレースがある。利用すると少し楽です。ズボると靴に雪が入って冷たい。ミニスパッツを用意してきたが、めんどくさいのでそのまま進むとただの重し。傾斜が増して、木の幹や根っこに捕まりながら高度を上げる。手袋が雪で濡れて冷たい。もう少しマシな手袋を持参すれば良かったと、また一つ勉強。どうにか尾根を登り切り、家形山の山頂へ向け雪に埋もれる樹林帯を進む。積雪は15cm程度で、雪の上を少し走ってみると結構楽しい。山頂近くになると、突然トレースの数が増える。どこから来てどう増えたのかよく分らなかった。

13:22 1871m
家形山山頂。結構時間が掛った。風が冷たいのでアウターを着用する。携帯にメールが二件、返信と。五色沼と一切経山の写真を撮ったりしつつ大休止。もう少し天候が良ければ五色沼も綺麗なのに残念。ゆっくりしている時間も無いので、往路を戻る。

13:37
引き返す。雪道の下りは意外とペースが速い。所々両足で滑るとスキーっぽい感覚が楽しめる。高倉山の眺めがいい岩場の上で栄養補給の休憩。写真はそこそこ撮ったが、どれも白飛び気味だったのが残念。カメラマンの腕が悪い。往路の危険箇所に気をつけながら歩くが、落ち葉の下に隠れる岩で足を滑らせ手で受け身を数回。ケガに繋がり易い行為というが、反射的に出るものは仕方がない。

五色温泉宿の前に降りる。宿の前を歩いて行けば登山口に繋がることに気が付く。次に来るのはいつの日か。

15:50 810m
出発地点に到着。
高倉山付近から姥湯方向
家形山から五色沼と一切経山
ズーム
大根森方向
 
雪に埋もれた尾根を下る
岩場上から高倉山
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