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2010年 登山の記録 しつこく霊山
日時 : 12月12日(日) 10:40〜14:32 (3時間52分)
山域 : 阿武隈山地 霊山
天候 : 曇り時々日が差す
移動距離 : 約11km

【動機】
先週の霊山(柴犬)散歩の帰り際、登山口に用意されていた霊山登山マップを持ち帰ったが、よく眺めて見ると鷲岩方面の紫明峰と言われるエリアへは行ったことがなかった。子供の村側の登山口を起点に往復すれば、時間的にも距離的にも程良い山歩きが楽しめそう。怪我をしたりして相性的にはイマイチの霊山だが、霊山町民なので隅々まで知っときたい。

【行動記録】
自宅を10時前に出発したが、途中で靴を忘れたことに気が付き、約15分のタイムロス。ここ最近パトカーを多く見かけるが、R115にも1台のパトカーが停まっていた。登山口で出発準備。東京から来たという夫婦(何故か山形ナンバー)に話しかけられ、ついつい話し込んでしまった。そろそろ出発しないと。

10:40 520m
漸くスタート。いつものコースを早足で進む。低気圧通過で寒気の流入が予想される。今のところ晴れ間の見える空だが、もしかすると白いものも落ちてくるかもしれない。風は冷たいが、早足で歩く分にはインナー一枚が丁度いい。今日はデジ一を持参してみた。定番の国司沢や鬼門の護摩壇で写真撮影に時間を取っていると、トータルタイムとしてはあまり速くない。ザックを降ろしたり担いだりと、やたら手間も掛かる。空気が澄んでいて、雪化粧した吾妻〜安達太良方面がよく見える。

11:12 806m
霊山城跡。西ノ物見で写真撮影。目指す鷲岩方面は結構遠く見える。振り向くと先程追い抜いた若い登山者がカメラを持って立っていた。「どうぞ」と場所を譲って再スタート。日枝神社付近の分岐へ向うには、一旦鞍部へと下りる。先日降った雪が僅かに残っていて地面が湿っぽい。

東方向を見ると、木々の隙間から松ヶ房ダムがくっきり見える。もしかすると、今日は海が見えるかもしれない。帰りの東物見岩でのお楽しみ。西の方角には物見岩があり寄り道。なかなか進まない。

分岐を左に折れて鷲岩方向へ。帰宅後、国土地理院のHPで確認すると、鷲岩への稜線部を歩くには、右に折れて霊山寺跡方向にある分岐へ進まなければならなかった。帰りに霊山寺跡へ行った時には、そのような分岐は見かけなかったような気がするが。よく確認して来年以降の機会に訪れたいところ。

点在する物見岩は遠望の眺めが最高。通い慣れた女神山も見える。あの山の裏側が自宅付近かな?と想像力も膨らむ。が、下を見ると軽くあの世に行ける断崖絶壁で足がすくむ。

徐々に高度が下がる。この辺りで鷲岩上へ進むルートでないことに気が付く。まあいいか。崖を見上げると、落石でもあったらと少しビビる。崖は上も下も危険な雰囲気です。鷲岩は木々の小枝に阻まれて、どこが鷲なのかよく分からなかった。

湧水の里と霊山閣跡の分岐。霊山閣跡を目指すことにする。少し下ると紛らわしい道標のせい?でルートミス。戻ること200m程度。正規ルートを下って行くと車道に出る。暫く下って霊山閣跡へ。

12:45 400m
霊山閣跡。何だかんだで2時間掛かった。腰を下ろして軽い食事。水分補給も本日初。霊山閣跡と言っても、記念碑があるぐらいで拍子抜け。10分程度の休憩で再スタート。

すぐ日枝神社方向へダイレクトに向かう登山道へ入る。車道を横切って再び登山道へ。帰ってからの用事もあるので少し急ぎたい。日枝神社と霊山寺跡に寄ってから東物見岩へのショートカットコースへ。

13:54 825m
東物見岩。風が冷たい。ウインドブレーカーを着用。空気が澄んでいるおかげで、松ヶ房ダムの先の太平洋もくっきり。仙台市や石巻の先の牡鹿半島まで見える。山頂付近に雲が掛かる南蔵王も。残りのパンを食べながら眺めを堪能する。

学問岩、猿跳岩、無線塔跡を経て登山口へ向けて下る。枯葉が積もった下り斜面。転びそうだな、と思いながら用心して下っていたが、まんまとコケてしまった。我ながらニブイ。往路に合流すると駐車場はすぐ目の前。

14:32 520m
出発地点の駐車場に到着。

何度か通った霊山だが、まだトレースしていないコースがあり、また機会を作って訪れたい。
定番の国司沢
護摩壇方向
霊山城跡方向
鷲岩のはず・・・。
岩場斜面のトラバースが続く
霊山閣跡。なんもない。
松ヶ房ダムと太平洋

日枝神社

霊山寺跡
 蔵王方向
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