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2011年 登山の記録 快晴の安達太良連峰
矢筈森 日時 : 12月14日(水) 10:42〜15:07 (4時間25分)
山域 : 安達太良連峰 鉄山
天候 : 晴れ
移動距離 : 約13km

【動機】
朝食後、テレビを見ながらこたつでぬくぬくしていたが、終日好天の天気予報を見て、急遽登山を計画。今シーズン最後の登山になりそうだし。

【行動記録】
ノロノロ運転の車やタイミングの悪い信号、道路工事の交互通行、二本松インター入口付近の渋滞に巻き込まれ、安達太良スキー場の駐車場着は10時半過ぎ。今日は登山靴にたっぷり防水スプレーを吹きかけてきた。ミニスパッツも装着して、足元の濡れ対策は万全のつもり。

10:42 940m
行動開始。ゲレンデ内の積雪はほんの僅かで、オープンはいつになることやら。もっとも、明日には前線が通過して大陸から強い寒気がやって来るそうなので、スキー場オープンも案外近いかもしれない。が、首都圏からの団体客のキャンセルが相次いでいるニュースからすると、今シーズンの経営は厳しいそう。終わりの見えない福島県の風評被害。

ゲレンデを離れ林道へ入ると、圧雪の道となる。くろがね小屋へと向かう車や登山者により踏み固められていて、ややスリップする以外は歩行に大きな支障は無い。烏川を渡り馬車道を離れて旧道に入ると無数のトレースがある。久し振りの運動で足が重いが、何とかペースを保ってみる。

峰の辻−くろがね小屋の分岐点でちょいと長めに休憩。いつもの峰の辻へのルートを選択する。雪が無ければ泥道の登山道も、すっかり雪に埋もれている。こちらのルート、先行者がいるようでラッセルいらずだが、それでも結構沈み込み歩きづらい。先行は2名程と思われるが、どの程度先に進んでいるのか、こちらのペースも遅いし追いつく気配は無い。

低潅木帯を抜けると鉄山の南斜面が見えてくる。斜面に積雪はあるものの、崩落した崖も確認出来た。風が弱い予報だったが、そこは安達太良連峰、それなりに風が強い。

峰の辻で少し早い軽食。アウターを羽織って再出発。先行者は矢筈森方向へ進んだようだ。そうとは知らず、少しトレースを追ったせいで進路修正。こちらは烏川源頭部の沢を渡り、ダイレクトに安達太良山を目指す。ウインドクラストした雪面は、踏み込むと場所によっては脛ぐらいまで沈み込む。冬山の雰囲気を味わえる快感はあるが、へこたれた根性無しの大腿筋が思うように上がってくれない。今日の条件では仕方ないが、この体力低下は、山スキーシーズン直前と考えると致命的かもしれない。漸く尾根に登り上げると、下りトレースが薬師岳方向へと向かっていた。先行ラッセルの主だったかも。山頂へ向かうと、直下で登山者が一名休憩中。挨拶して軽い立ち話の後ピークへ。

12:33 1699m
安達太良山頂。雲一つ無いクリアな空で視界抜群だが、ちょっと風が強い。大陸から前線が迫っているようだが、まだ西の空には積乱雲の帯は見えてきていない。前線は翌日通過の予定。寒いのでバンダナをフリースキャップに替えて、持参したミドラーも着込む。写真を撮り、風を避けて暫く休憩してから下りていくと、先程の登山者は下山を開始していた。腹も減ったので、風を避けて二度目の軽食。矢筈森分岐を右に折れて下山する予定で再出発。

稜線歩きは超快適。写真を撮りながら休憩感覚でゆっくり進む。折角なので、ちょいと歩いて矢筈森のピークを踏んでみよう。北側には鉄山が近く見える。下山する予定だったが、気が変わった。時間的に余裕があるので鉄山を目指すことにする。少しアップダウンがあるがなんのその。登山開始二時間後辺りから徐々に調子が出てくるのはいつものことだ。鉄山直下の岩場を登り、思ったよりも雪付きのいい西斜面を回り込み山頂へと向かう。

13:24 1709m
鉄山。少し風が弱まったようだ。360度の眺望を楽しみながら少し休憩。鉄山避難小屋も近くに見えるが、きりがないので、いい加減に戻ることにする。

帰りも独り占めの主稜線の快適な歩き。安達太良山へは何度も訪れているが、この時期に来るのは初めて。登山歴自体が浅く、積雪期にツボ足で山に入る発想はあまり無かったが、これも山慣れしてきた証かも、しれない。

矢筈森付近で頭上にヘリが接近。カメラの設定を変えて、急いでシャッターを切る。10月に見に行った室屋義秀氏のエアショーを思い出す。稜線を離れ下山ルートへ。あとはひたすら下るだけ。馬車道をショートカットする旧道上の雪はだいぶ溶けていた。山の東側にあたるこのエリアは、早くも夕暮れ時。

15:07 940m
出発地点に到着。
好天のお陰で、気持ちのいい登山を楽しめた。
矢筈森
鉄山方向の主稜線
安達太良山から鉄山方向
沼の平
鉄山から沼の平
安達太良山方向
安達太良山と和尚山
船明神方向
鉄山直下 奥に船明神山(復路)
頭上のヘリ
矢筈森付近 ヘリ通過
 
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