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2012年 登山の記録 愚かなルートミス
日時 : 6月18日(月) 11:10〜16:20 (5時間10分)
山域 : 磐梯山
天候 : 曇りのち晴れ
移動距離 : 約12km

【動機】
兄と姪との磐梯山登山の予定があるので、ルートの下見を兼ねて出掛けることにした。

【行動記録】
自宅発は相変わらず遅めで、裏磐梯スキー場到着は11時。駐車場手前の林道に駐車し、急いで出発の準備。

11:10 900m
行動開始。広々とした裏磐梯スキー場のゲレンデ内を進んで行く。磐梯山には今まで何度か登っているが、裏磐梯側からのアプローチは今回が初めて。予定ルートは、スキー場上部から東側のコースを進み火口原から櫛ヶ峰の鞍部に上がり山頂へ。帰りは弘法清水から丸山方向へと降りて、銅沼を経由しスキー場へ、というもの。

天候は晴れの予報だったが、目指す山頂には雲が掛かっている。気温は高いようだが、風がやや強めに吹いているのであまり暑さも感じず快適。スキー場を離れ、ややアップダウンのあるルートを順調に進行。川上温泉登山口との分岐付近まで来ると、広い火口原となる。樹林との境界に張られたロープ沿いに進んで行く。ロープの切れ目から沢形へ。ふとGPSを見ると、またもログ飛び。いつものことなので、気にせず進む。暫く登っていくが、登山道とはかけ離れた雰囲気。目印ぐらいありそうなものだが、一つ踏み跡が見つかったので暫く登って行く。が、様子がおかしいので、戻ってみることにする。大きな岩にペンキで矢印が書いてあるので、これでいい筈だが。踏み跡もあったし、行けるとこまで登ってみようということでUターン。そういえば、数年前に大雨で土石流があったような。それで荒れてしまったのかな?気にせず進めるところまで進むことにしたが、次第に斜度は急になり、崖くずれでも起きそうな地形に変化。これは明らかにおかしい。地図を出したりコンパスで確認すると、やはりルートミスの模様。どこで間違ったのか全く分からず。火口原のロープ終点まで戻り、茂みの奥を覗き込むと、赤布が下がっていた。行ったり来たり、座って休憩したり、地図を眺めたりして、タイムロスは計65分。時刻はまもなく13時だが、正規ルートへと進むことにする。

全く愚かなルートミス。正規ルートはしっかり踏まれていてヒジョーに歩きやすい(当たり前↓)。斜度が急になってくると、余計な体力を消耗したお陰でガクッとペースダウン。それでも初めてのコースで気分は上々。荒々しい山容の櫛ヶ峰を眺めながら頑張る。鞍部に出ると、目の前に磐梯山や沼の平がドーンと広がる。眺めがいい。ボチボチと下りの登山者とすれ違うようになる。お花畑の中を進んで行くと、まもなく弘法清水へ。ベンチに腰掛けて少し休憩。小屋の管理人さんからナメコ汁を勧められるが、あいにくお金は持参していない。再スタート。高度差200m弱なら登りは僅か15分程。

14:15 1818m
磐梯山山頂。ルートミスが無ければ、所要時間は約2時間といったところ。山頂に登山者は数名。いつもの写真撮影を開始。時折、西の麓から薄いガスが上がってくるが、概ね視界は良好。ルートミスにより遅くなったお陰で、晴れた山頂からの景色が楽しめた。

下山開始。弘法清水の小屋から左に折れて丸山方面へ長い下り道。こちらは過去に銅沼を見に下りたことがあるので不安は無い。所々アップダウンがあり結構汗が出る。中の湯の分岐を右に折れて銅沼方向へ。進めど進めどなかなか着かぬ。歩きに飽き飽きした頃、次第に傾斜がなくなり、泥道を進んでいくと銅沼が見えてきた。鑑賞スポットには誰もいなかった。貸切でラッキー。

岩の上に腰を下ろしてゆっくりと眺めを楽しむ。裏磐梯からのルートは、本日の時計回りがベストに思える。正しいルートも覚えたし。下見もしておいて良かった。兄と姪を連れていたらどうなっていたことか・・・。銅沼を後にする。シダ植物のパラダイスのような道を進んでいくと、しばらくでスキー場のトップへ。ゲレンデ内のコースを下っていくと出発地点はもうすぐそこ。

16:20 
出発地点に到着。
自分が遭難しやすいタイプであることを再認識した有意義な1日であった。気をつけまひょ。
裏磐梯スキー場のゲレンデ内を進む
愚かにもこんなところまで・・・。 笑ってぇ
鞍部から磐梯山
沼の平と赤埴山
磐梯山山頂から猪苗代湖方面
山頂から櫛ヶ峰(定番ショット)
銅沼と櫛ヶ峰
 
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