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2012年 登山の記録 日々是好日、か
日時 : 7月11日(水) 10:35〜16:52 (6時間17分)
山域 : 中大巓
天候 : 晴れ→曇り→晴れ
ルート : デコ平駐車場→西大巓→西吾妻山→中大巓 ( 往復 )
移動距離(GPS計測) : 約16km

【動機】
積雪期には年に1度は必ず訪れる西吾妻山域。無雪期に訪れたことは無かった。デコ平あたりから中大巓あたりまで歩いてみようと、適当に計画。

【行動記録】
グランデコスキー場から林道へと進入。ひどい凸凹道をハラハラしながら奥へと進む。デコのゲレンデを横切ると道は幾分良くなり順調に進み、割と立派な駐車場に到着。「熊さん、人間に注意」のユーモラスな看板が目を引く。出発準備完了。

10:35 1270m
出発。熊鈴二つを賑やかに鳴らしながら傾斜の緩い林道を進む。数日前の雨のせいか、林道上にはチョロチョロと水流がある箇所も。空は青く、気温は高く蒸し暑い。暫く歩くと木道が現れデコ平湿原の中の歩きになる。風に揺れる終わりかけのワタスゲに見送られ、デコのゲレンデ方面へ。スタートから25分でゴンドラ終点に到着。作業員がなにやら仕事中の様子。こちらは1回目の水分補給、暑い。遠方は霞んでいて、見通しは良くない。

見慣れた第4クワッド脇の斜面を登って行く。大小の石が転がるルート上は結構歩きづらい。大汗を掻きながら登り詰め、、ゲレンデトップ付近から登山道へと進入。登山道は石を敷き詰めた枯沢といった雰囲気。足場は悪いが、高い樹木が日差しを遮り快適に歩ける。1750m付近で、ドスン、ガサガサと大きな物音。熊でも近くにいるかと腰が引け、笛を吹きまくる。暫くしても気配を感じないので再び登り始める。進んでも先行者は見当たらないのでもしかしたら・・・。西大巓手前のニセピーク付近まで来ると、天候が曇りに変わっていることに気付く。予報は晴れだったのだが、この後どうなるか、少し不安。

12:08 1981m
西大巓到着。山頂では2パーティが休憩中。南風が強めに吹いていて、汗濡れしたウェアでは少し寒い。休憩後、西吾妻山を目指す。冬場は快適な滑りを楽しめる東斜面をトラバースして登りにスイッチ。エネルギー切れか足は重く息も切れへばるが、もう少しなので頑張る。西吾妻小屋の分岐を右に折れて、展望はないらしい山頂へ。

12:45 2035m
西吾妻山頂。冬場は雪に埋もれて見えない標柱を確認。展望は全く無いが、腹が減ったので地べたに腰を下ろして大休止。見上げる空は鉛色。雨粒が落ちてきそうなほどではないが、この後の天候は気になる。au携帯で会津地方の天気予報を確認。11時発表の予報は、晴れのち曇りで、降水確率は20%。大きな天候の崩れは無いと判断し先へと進む。

緩い稜線歩き。吾妻神社付近まで来ると、行き交う人影も増えてくる。天元台からの登山者と思われる。旗がなびく吾妻神社へ寄って、少しお参り。凡天岩まで来ると目指す中大巓が見えてくる。歩きやすい木道沿いの湿地帯には花々が咲き乱れる。写真を撮っていると、さっき追い越したパーティが追いついて来た。また譲って貰うのも悪いので再スタート。花撮りは帰りにゆっくりと。大凹付近もまた訪れたくなるのどかな景観。空には青空が戻ってきて気分も足取りも軽やか。中大巓のピーク付近をかすめて、本日の折り返し予定地点へ。

13:43 1950m
人形石。遥か前方に伸びる吾妻の稜線。人形石〜東大巓間は歩いたことがない。浄土平〜人形石を往復することも考えられるが、少し長い。往路を戻る。途中の湿地帯ではゆっくりと写真撮影。腹這いになりローアングルから狙ったり、かなり怪しい中年登山者、かも。

吾妻神社からは西吾妻山頂を迂回するルート取り。花を撮りながら西大巓との鞍部へ。ここにも結構花が咲いている。すっかり花撮りにハマってしまった。アホかというほどたくさん撮った。僅かに登れば・・・。

15:27 1981m
西大巓。すっかり天候が回復して日差しは強い。グビグビと水分補給後、下山開始。足場が悪いので慎重に下る。登りで物音がした地点は何事も無く通過。ゲレンデに合流してゴンドラ終点で腰を下ろして休憩。持参した2.5リットルの水分をほぼ飲み干す。あとは緩い下り道をこなすだけなのだが、意外と長い。

16:52
出発地点に到着。
良かった。
   
デコ平湿原
西大巓から西吾妻山へ
大凹より中大巓方向
人形石から東大巓へと伸びる稜線
 
 帰り道 大凹付近
凡天岩から中吾妻山方向 ( 帰り )
     
                       凡天岩から中大巓 ( 帰り 天候回復傾向 )
GPSログデータ
西吾妻小屋 西吾妻山頂
吾妻神社 人形石
チングルマ イワカガミ
ハクサンチドリ 教せーて