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2012年 登山の記録 半時計回り
日時 : 8月4日(土) 12:15〜17:20 (5時間5分)
山域 : 蔵王連峰 南屏風岳
天候 : 概ね晴れ
ルート : 白石スキー場→コガ沢→水引入道→南屏風岳→不忘山
移動距離 : 約12km

【動機】
猛暑続きの福島を避け、やや気温が低いと思われる蔵王方面へと涼みに出掛けてみた。最近購入した広角ズームレンズの試し撮りも兼ねて。

【行動記録】
午前中の用事を済ませて白石スキー場に着いたのは丁度お昼頃。やや濃い霧が掛かり、周囲は幾分涼しい。出発準備完了。GPSは忘れてきた。

12:15 820m
行動開始。ゲレンデまで上がり、草が伸びたコース上をコガ沢方向目指して進む。本日は今までとは反対回りの反時計回りで南屏風岳を周回するプランです。

ゲレンデを離れてコガ沢との境の尾根に登り、少しずつ沢へ近寄りつつもジワジワと高度を上げていく。苔生した岩を越えたり、木を避けたり、傾斜は緩いがアップダウンが続く足場の悪いコースに進行ペースは遅め。周囲は霧だったが、少しずつ日差しも見え始める。北斜面の樹林帯なので日射は弱いが気温は低くない。出発前に水分をたっぷり摂取した影響か、発汗量が凄い。ザックを下ろすと、背中はまるで水に飛び込んだかのようにウェアが濡れている。気持ち悪い。

コガ沢の渡渉点へ。震災後初めて通るが、2年前に比べロープやチェーンが新しくなり、渡渉は以前よりも容易だった。沢水で顔を洗い、軽く食事を取ったりしながらの大休止の後、再スタート。ここから水引入道までは急登が続く。登山道沿いには花が咲き、写真撮影が忙しい。広角レンズだが最短撮影距離は短いので、テレ端でグッと寄ればちょっとしたマクロ撮影程度なら問題は無い。この点は、手持ちの標準ズームと大差無し。

時間が遅いため、下山組とも結構すれ違う。汗だくになりながらやっと樹林帯を突破すると少し傾斜が緩み、気持ちの良い涼しい南風が体を程良く冷やしてくれる。水引ピークまでは砂礫の登山道で、ソールが磨り減った登山靴はスリップが激しい。広角の写りを確認しながらピークを目指す。

14:30 1656m
水引入道。大分時間が掛かった。少し休んで屏風岳方向へ。同じルートでも反対向きで歩くと気分が違う。いつも熊でも出そうと考えてしまう水引平から屏風岳分岐へ。日焼け止めを塗り忘れたことに気付き、Tゾーンを中心に念入りに塗り塗り。分岐への登りは休み休み。もっと先かと思ったが、いきなり傾斜が緩み分岐点に達した。既に15時を回っている。

左に折れて南屏風岳方向へ。稜線上も花が豊富。撮影をしていると、なかなか先に進めず、登山に来ているのか、写真を撮りに来ているのかハッキリしない。緩い登山道を楽々進むと本日の最高点に到着。

15:30 1810m
南屏風岳。南風に乗って、ガスが次々とやって来る。少し寒いぐらいに感じる。不忘山方向へ。いままで、花にはほとんど目もくれなかったが、気になりだすと止まらない。すっかり撮影にハマってしまった。鞍部から不忘山へ少し登り返し。

16:00 1705m
不忘山。腰を下ろして涼みつつ、残りのパンに齧りつく。コガ沢、水引入道方向の眺めを堪能してから下山開始。高度を落としていくと、次第に雲の下となる。近頃、雨が少ないお陰で、いつもは泥道の下山路は乾き気味。それでも粘土質の地面は油断すると唐突にスリップするので注意が必要。長い下りの登山道をクリアすると、漸く白石スキー場のゲレンデへ。単独の先行者を追い越し、砂利道をこけないように注意しながらゆっくりと車の待つ駐車場へと戻った。

17:20 
出発地点に到着。
稜線付近の冷たい空気は気持ちが良かった。
   
コガ沢の渡渉点へ
水引入道から屏風岳方向
 
水引平付近
稜線上分岐点から南屏風岳
不忘山方向へ下降
 
不忘山から水引入道方向
     
                            稜線分岐への登りで