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2012年 登山の記録 縁遠かった杉ヶ峰へ
日時 : 8月19日(日) 10:10〜15:32 (5時間22分)
山域 : 蔵王連峰 杉ヶ峰
天候 : 概ね曇り
ルート : エコーライン→澄川→ろうづめ平→杉ヶ峰→刈田岳
      →熊野岳→刈田岳→大黒天→出発地点へ
移動距離 : 約19km

【動機】
以前から縁遠かった杉ヶ峰付近を訪れようと、澄川からの周回コースを計画。暑い福島から逃げたい気持ちもあり。

【行動記録】
いつもより早く自宅を出発し、エコーラインへ。下部は雲の中だったが、澄川スキー場付近まで来ると青空が広がりだす。上部の天候は問題無さそう。金吹沢へと下る登山口(入山口)のスペ−スに駐車する。今日は雷雨対策として雨具をザックに詰め込む。

10:10 1580m
行動開始。まずは澄川を目指し登山道を下降する。スタートが下りなのは多分初めて。暫くして水流の細い金吹沢を渡る。つづら折れのコースを下れば、徐々に澄川の流れの音が大きくなる。熊除けの笛を吹きながら下降する。日差しの届く爽やかな流れの澄川へ。右岸へ渡ったと思ったら、再度左岸へ。少し下流側に移動した地点に真の渡渉点があった。冷え冷えバンダナを濡らす予定だったが、すっかり忘れて通過する。いくつもの小さな沢形を越えながら股窪十字路を目指し進む。初めてのコースだが、赤布が所々に下げられており、トレースもはっきりしている。不意に曲がり角で登山者に出くわしビックリ。股窪十字路を過ぎると徐々に上り傾斜が増し、汗が噴き出してくる。周囲は薄い霧の中で、屏風岳は見えるかどうか。見えそうなら後烏帽子岳に寄り道する予定なので。

11:20 1520m
ろうづめ平。少し後烏帽子岳への道を進んでみる。霧が濃く、眺望は期待できそうも無い。すぐに戻って屏風岳方向へと進む。厳冬期には山ボーダーに人気の屏風岳東壁。斜度がきつく息が上がる。日射が無く、気温が低めなのが救い。高度を上げると少しずつ日差しも出てきた。ガスは南東方向から次々に運びこまれてくる様だが、目指す主稜線方向は問題無さそうな雰囲気。涼しい風も吹き抜けて快適に歩ける。稜線の分岐点を右折して下り切れば芝草平。休憩場は年配の登山客で満員御礼。左に折れた先の湿地帯も同様で引き返す。腹は減ったが、登山道上で休むわけにもいかず、杉ヶ峰まで進むことにする。傾斜は緩く苦も無く山頂へ。

12:31 1745m
杉ヶ峰。こちらは無人で貸し切り状態。前山と刈田岳方向の眺めが良い。標柱の立つ石に腰を下ろして大休止。ここから先は極僅かなので、御釜を見にいくことにする。再スタート。終わりかけの花が咲く道沿いをちょいと下って登れば前山で、ここは休まず通過。前方には、多くの車が行き交うエコーラインの様子が見えてくる。エコーラインを横断し、刈田岳への登山道へ。蔵王ハイラインは大渋滞中でも登山者には無縁。結構息切れしながら刈田岳へ。

13:29 1758m
刈田岳。多くの観光客で賑わう山頂に登山の風情はない。時間的に余裕があるし、静かな場所で御釜を撮影したいので熊野岳を目指すことにする。馬の背は先週歩けなかったこともあるし。登山者やら観光客やらが行き交い歩きづらい。横並びで下を向いて歩いてくるから、時折ぶつかりそうになる。徐々に人影が疎らになり歩きやすくなる。所々立ち止まりながらじっくりと写真撮影。吾妻の五色沼も見事だが、蔵王の御釜の色はまた格別だった。今日は避難小屋裏手の斜面を登ってから熊野神社を目指してみた。

14:07 1841m
熊野岳。意外に家族連れも多い。腰を下ろして大休止。地蔵山方向へと伸びる縦走路に心惹かれるものの本日は省略。往路を戻る。刈田岳付近は少し人が減ったようだ。大黒天目指して下っていく。長い石の階段が歩幅に合わず、一段越しでステップ。この方向からの五色岳とお釜もいい感じ。下り道をクリアして大黒天に着く。

車の待つスタート地点へは車道脇の歩き。車では気付かない結構な勾配の道を辿っていく。道程は概ね2km程度だと思うが。刈田岳直下の井戸沢のヘアピンをクリアして暫く進むと愛車の姿が見えてきた。

15:32
出発地点に到着。
写真も沢山撮ったし、まあ満足出来た。
結局雨具は要らなかった。購入から10年近く経つが、未だに出番がない古いストームクルーザー。
出発地点から杉ヶ峰方向
ろうづめ平
屏風岳の稜線方向へ
杉ヶ峰と前山
杉ヶ峰から前山と刈田岳
熊野岳から地蔵山   
     
                              御釜と刈田岳
                  
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