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2012年 登山の記録 ずぶ濡れ
日時 : 8月26日(日) 10:00〜14:50 (4時間50分)
山域 : 吾妻連峰 東大巓
天候 : 曇りのち雨
ルート :不忘閣登山口→藤十郎→東大巓→人形石→往路戻り
移動距離 : 約18km

【動機】
吾妻の稜線で、無雪期にトレースしていない区間は残り僅か。東大巓−人形石間を大平温泉側から目指してみた。

【行動記録】
米沢方面から大平への林道へ。ドキドキする狭く切り立った林道を抜けて登山口を目指す。切り返しが必要なタイトなヘアピンがあったが、林道は概ね舗装されていて、大きな問題は無かった。対向車も来なくてラッキー。初めて訪れた場所だが、迷うことなく不忘閣登山口に到着。

10:00 1120m
行動開始。鬱蒼とした樹林帯を緩やかに登って行く。天候は晴れのち曇りの予報だが、既に曇り空で少々不安。気温は高く汗は流れて、いつも通り効率良く体温調整。傾斜が緩み斜面をトラバースしながらジワジワと下降すると間々川の渡渉点へ。河原の石は非常に滑りやすい。水量は少なく、飛び石を利用して難なく対岸へと渡る。少し傾斜が増しながら尾根へと登って行く。

登山道は涸沢状で、所々に水溜りがある。刈り払いはされているが、笹の根っこが時折絡みついて足をとられる。全体に湿り気のあるルートは足元が不安定で歩きづらい。樹林の中の登りが続き、一向に視界が開けてこない。GPSを確認すると、標高は順調に稼いでおり、まもなく稜線が近いはずだが。不意に視界が開け、トレースの薄い湿地帯を登って行くと、左手に東大巓が見えてくる。すぐに藤十郎の分岐点に出た。

分岐を左に折れて東大巓を目指す。木道がメインの稜線歩き。チラホラと登山者が増えてくる。雲が少々多いが、気持ちよく歩ける。弥兵衛平の池塘帯を通り抜け山頂方向へ。登山口からの標高差は800mほどなので、上手くいくと1時間半程度で到達すると考えていたが甘かった。写真撮影をほどほどにすれば、もっと早く着くわけだが。

12:02 1927m
東大巓。山頂の標柱は右に折れた先にある。すぐに戻って昭元山方向へ僅かに進んでみたが、東側は濃いガスが掛かっていてまったく眺望は得られず。速攻で往路を戻る。弥兵衛平の見晴らしのいい場所で大休止。食事を取ってゆっくり休んでいると、先程追い越した2人組が近付いてきた。また譲って貰うのも悪いので再スタート。目指す中大巓方向にもガスが掛かり始めているが、藤十郎の分岐をまっすぐ進み予定通り人形石を目指すことにする。地図上で約1.5km程度の道程。国土地理院のHPからはルートが消えてしまっているヤケノママへの分岐も確認。吾妻山神社までトレースは伸びているのだろうか?少し立ち止まっては花の撮影。ノロノロと進み人形石への最後の登りのところでポツポツと雨粒が落ちてきた。

13:08 1950m
人形石。写真を数枚撮って往路を戻る。次第に雨足が強くなってくる。カメラを濡れないようにコンビニ袋とカメラバックで保護して急いで下る。すれ違う登山者は皆雨具を着用しているが、自分は不所持。気休めにウインドブレーカーを着用するが勿論効果は無し。靴もグショグショになってくる。気温は高めなので寒さは感じないが気分は悪い。漸く藤十郎の分岐に辿り着き下山開始。登りでは涸沢だった登山道は立派な沢に大変身。既に靴はずぶ濡れなので、気にせずジャブジャブ進む。間々川がどの程度増水しているか気になる。本当は大平温泉へと下り車道を歩いてスタート地点に戻る考えでいたが、この天候では往路を戻るのが無難な選択。次第に雷も鳴り出すが、雷鳴は三度きりで徐々に雨も弱まってきた。間々川の増水もなく、難なく通過。日も差すようになり、完全にお天気は回復傾向。靴はグショグショで重いが、気分は軽くなってきた。緩く長い登山道を下ると出発地点が見えてきた。

14:50
出発地点に到着。
米沢まで降りてくると、吾妻の稜線がくっきりと見えていた。にわか雨だった模様。
間々川渡渉点
弥兵衛平から西吾妻山方向
東大巓へ向け木道を進む
藤十郎を振り返る
人形石 雨が降り出す
     
                  
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