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2012年 登山の記録 雨男になった覚えはないが・・・
日時 : 9月2日(日) 11:10〜15:25 (4時間15分)
山域 : 朝日連峰 祝瓶山
天候 : 曇りのち時々雨
ルート :祝瓶山荘→祝瓶山→北東稜線→桑住平→戻り
移動距離 : 約10km

【動機】
美しいシルエットの大朝日岳を南方から楽しめればと思っていた。山形側は比較的天候も良さそうなので、祝瓶山を目指すことにする。

【行動記録】
例によって自宅発は遅くなってしまう。長井ダム、木地山ダム脇の長い長い林道を進み、祝瓶山荘に着いたのは既に11時近く。先客は車3台。急いで出発準備。今日は雨具をザックに詰め込む。

11:10 570m
行動開始。林道は徐々に狭くなり登山道の雰囲気となるが平坦な歩きが続く。まもなく野川に架かる不安定そうな吊橋に出会い、慎重に渡っていく。平坦な長い樹林の歩きでは、標高は一向に上がらない。天候は徐々に下り坂のようだが、時折木々の隙間から目標の祝瓶山が見え隠れしている。GPSを確認すると、既に予定していた分岐点に到達したようだが。またボーッとしていて見逃してしまった可能性もある。戻ろうかとも思ったが、周回ルートを辿る予定なので、気にせずそのまま進むことにする。200m程で分岐に出会う。GPSも国土地理院の地図もデータが古いのかも。分岐を左折し当初予定していたルートへと進行する。

気温は低めのはずだが、汗は大量に噴き出してくる。標高850mあたりまで来ると明瞭な尾根の登りとなり、遠くに大朝日岳らしきも見えてくる。尾根上は南東からの風が吹きつけ気持ちがいいが、同時に雲とガスも運ばれてくる。山頂はまだハッキリ確認出来るが、今日もまた雨に打たれるかもしれない。足取りがそこそこ軽く感じたのは序盤のみ。すっかり正午を回ったこともあり、完全にエネルギー切れ。もう少しで山頂なので、我慢してそのまま登る。やはり出発前にガッチリ食事を取れば良かったのかも。途中二人組を追い越す。徐々にガスが濃くなり、山頂付近は展望が無い。山頂直下の岩稜帯は慎重に。

13:00 1417m
祝瓶山山頂。360度の大展望のはずだったが、ほとんど何も見えず。一瞬ガスが切れると、僅かだが大朝日岳(だと思う)の尖ったシルエットが遠くに浮かび上がる。食事を取りながら20分程度待ってみるが、とうとう視界の回復は無かった。諦めて往路とは反対方向に下降して予定の周回ルートへ。分岐を右に折れて大玉山への稜線方向へと下りだすと、ガスが少しずつ切れてくる。と同時に大朝日岳らしきも見えてくる。シャッターチャンスとばかりに撮りまくって満足してから下りだすと、ポツポツと雨が落ちてきた。少しの雨なので気にせず下って行くが、降りが強まってきた。仕方なく雨具を着用する。購入から約10年で漸く日の目を見たストームクルーザー。少々暑く感じるが、ずぶ濡れよりはましだろうということで。こちらの稜線は盛大に笹が生い茂り足元が見えない。木の根っこにつまずいたり、不意に乗り上げて滑って転びそうになったりと具合が悪い。桑住平への分岐点までは僅かだが登りが続く、暑い。分岐を右に折れて下りに入る。雨も上がってきたので雨具を脱ぐ。山肌の広葉樹が徐々に色付いてきている。秋の訪れを確かに感じながら下って行く。

往路に合流してからの歩きが長い。行きはおっかなびっくりだった吊橋も帰りは気にならない。再度の湿った道を進むと祝瓶山荘が見えてきた。

15:25
出発地点に到着。
また雨粒が落ちてきた。

野川に架かる吊橋
大玉山と右奥に大朝日岳(たぶん)
祝瓶山の東壁
山頂
角樽沢方向
遥か彼方に大朝日岳(たぶん)
        
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