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2009年 登山の記録 体力の限界に挑戦
日時 : 10月31日(土) 7:20〜15:10 (7時間50分)
山域 : 吾妻連峰 高山〜東吾妻山〜一切経山
天候 : 曇りのち晴れ
移動距離 : 約31km

【動機】
昨年のほぼ同時期に、高山〜烏子平〜浄土平〜塩の川の周回コースをトレースした。しかし、歩きが長い割に、眺望という点においては爽快感が少ないのは否めない。そこで、眺望を存分に堪能出来る、東吾妻〜一切経山を追加した超欲張りなロングコースを計画してみた。本当の目的は、冬に向けたトレーニングだったりして^^;。

【行動記録】
土湯温泉裏の男沼近くの駐車ポイントへ。

7:20 675m
行動開始。紅葉も終盤の男沼を半周し、塩の川方向を目指し緩やかな登りに入る。天候は晴れの予報だが、辺りは薄い霧が掛かり、サングラスでは視界が微妙に暗い。昼にかけて晴れてくるのか?キャップの上にサングラスを引っ掛けておいたら、どこか途中で落としてしまった。汗を拭う時に落としたのでしょう。すっかり存在を忘れていたし。帰りに回収することにして先に進む。無くしても、5年以上使った安物なので、さほど惜しくもない。塩の川出合い手前で左に折れ、急坂を登りきると、まもなく高山へ続く尾根ルートへの入口に合流。

8:10 900m
予定では、高山山頂10:00、烏子平10:20、東吾妻山頂11:30、一切経山頂12:30のつもり。夕方、自宅で用事もあるし、出来るだけ早く下山したい。休んでいては不可能なタイムでしょう。とりあえず、高山手前の麦平まではノンストップで行く事にする。出発前に十分水分補給してきたので、多分大丈夫。南西方向からの風が適度に体をクールダウンしてくれて、進行速度は順調に思える。上部に行くにつれ、霧が薄れてきた。

9:20 1500m
麦平に到着。いつの間にか空は青く晴れ渡り、日差しが暑い。日焼け止めを忘れたことに気付く。焼けてしまいそう。水分補給と写真撮影のみで高山山頂を目指す。山頂着は、たぶん目標の10時ギリギリだろう。標高1550m付近でGPSにポイントを打つと、ログが飛び、暴れ始める。衛星をロストした模様。高山直下の急登で息が上がりそうになった頃、目の前に大きな反射板が姿を現す。

9:57 1804m
高山山頂着。水分補給と写真撮影を済ませ、目指す東吾妻山頂を確認して、烏子平に向け下降開始。

10:20 1610m
烏子平。順調ペース。観光客の車が通るスカイラインを横断し、東吾妻への登山道へと進入。足元が多少ぬかるんでいるが、7月に訪れた時のような水溜りは殆どない。したがってペースも順調。

10:35 1690m
景場平の沼地脇で大休止。ちょっと早いがパンを頬張る。東吾妻の山頂も天候はまずまずの様子。この先、ぼちぼち数人の登山者にも出くわす。景場平を過ぎると山頂へ向けての勾配も急になる。流石に疲れが出てきたが、山頂から先は酸ヶ平まで下りが続くので、ここが踏ん張りどころ。

11:19 1974m
東吾妻山頂。出発から何とか4時間を切った。ここでも水分補給と写真撮影のみで、早々に姥が原を目指す。下りに入ると、団体さんともすれ違うようになる。大陸からこの秋一番の寒波が迫っており、このエリアの登山も今週が最後なのでしょう。下りは木の根っこや濡れた石が散在し滑り易い。足を滑らせ左手をついた時に小指を岩にヒット、痛めてしまった。グローブを外して確認すると少し腫れてきた。油断大敵。姥が原まで下りると鎌沼や前大巓も目の前。写真撮影しながら、酸ヶ平に向け快適な木道を進む。天気も良く穏やか。

11:55 1760m
酸ヶ平脇を通過。最後の一切経山へ向けての登りに入る。疲れているとはいえ、高度差180mは、ほんの僅か。

12:13 1947m
一切経山頂。思ったより人が少ない。腰を下ろして吾妻の瞳、五色沼を眺める。あまりの美しさにしばし見とれてしまった。しかし、あまりゆっくりもしていられない。

12:25
下山開始。浄土平に向け、まっすぐ下りたかったが、噴煙が出ているためか近道ルートは立入禁止。往路を戻るしかない。酸ヶ平小屋先の分岐を左に折れると、まもなく浄土平が見えてくる。駐車場もそこそこ埋まっている様子です。吾妻小富士も大きく見える。

13:00 1580m
浄土平通過し、スカイラインを横断。吾妻小富士の南斜面を巻いて、仙水沼、塩の川へのルートへと進む。この先は、多少のアップダウンはあるものの、基本的にずっと下りなので気が楽です。昨年は藪が濃く、道筋が明瞭でなかったが、刈り払いをした様子で進行に支障はなかった。

13:35 1330m
静まり返った仙水沼。仙人が現れそう?この先も登山道は比較的明瞭で、塩の川の渡渉点を目指す。先週は下山時に足の小指が擦れて痛い目にあったが、買い置きしておいた登山用高級?ソックスを使用した本日は問題無し。下部に向かうほどに霧が濃くなるが進行に支障はない。

14:15 840m
塩の川の渡渉点へ。ジャブジャブ行く手もあるが、冷たいから出来れば避けたい。川幅の3/4程度までは石の上を渡って行けそう。最後の一歩だけは浅瀬(水深20cm程度)に瞬間的に足を付け、素早く対岸にジャンプして土手に張り付く。上手くいった。ゴアの登山靴、中は濡れていない。土手をよじ登り暫く進めば、往路に合流出来るはず。が、道を誤ったらしく、明らかに怪しい。登山道を外してしまったらしい。ちょっと戻ったりもしてみたが、面倒なので、GPSのログを見ながらヤマカンで進むが、下り過ぎてしまった模様。あと100m程度で合流するはずなのでやや登りぎみにそのまま進むと、上部に登山道のものらしきロープを発見。適当に這いあがって漸く合流。

14:30 830m
約10分のタイムロスでした。あとは往路を戻るだけ。およそ30分強の道のり。落としたサングラスのことを思い出し、下を見ながら進むが見つからなかった。枯れ葉に埋もれたか、土手を滑り落ちたか?安物とはいえ、長いこと愛用していた物だけに、ちょっと寂しい気もする。仕方ない。男沼に近づくと人の声も聞こえてくる。ほっと一息。紅葉を眺めながら男沼を半周。

15:10
駐車地点到着。比較的早いペースだったのは、気温が低いこの時期だからでしょう。夏場の高い気温の下では不可能だと思う。心地よい疲労感。この分なら、今冬も体力的な問題は無さそうです。

※ 相変わらず、樹林帯はGPS不調でした。
麦平から高山 高山山頂から東吾妻
景場平から東吾妻
東吾妻山頂 鎌沼
酸ヶ平避難小屋 一切経山 山頂
五色沼
吾妻小富士 浄土平を後にする
遠くに高山 昨年と違いルート明瞭
仙水沼
霧がやや濃い 塩の川の渡渉点
紅葉の男沼
到着

GPSログデータ