１９９６年４月１６日

通産省　塚原俊平大臣

東洋電機製造（株）　安藤満社長

（株）日立製作所　金井務社長

（株）安川電機　菊池功社長

三菱電機（株）　北岡隆社長

（株）明電舎　小島啓示社長

（株）東芝　佐藤文夫社長

神鋼電機（株）　鈴木昭男社長

富士電機（株）　中里良彦社長

（写し）

（財）日本規格協会　佐波正一会長

（社）電気学会　水谷照吉副会長

（社）日本電機工業会　永井信夫専務理事

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（株）日立製作所

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　○○○○○○○　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本田　忠宏

hondatad@◆◆◆◆◆◆◆◆　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ＩＳＯ／ＩＥＣ（＊）で小数点がカンマ「、」の問題でご協力依頼の件

（＊）Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　Ｅｌｅｃｔｒｏｔｅｃｈｎｉｃａｌ　Ｃｏｍｍｉｓｓｉｏｎ：国際電気標準会議

前略

　上記の件、米英等の英語を母国語とする国々で小数点はポイント「．」が使用されている

にも拘らず英文でもカンマの使用が義務付けられております．世界で小生のみが問題で

あるとしてＴＣ２２（Ｐｏｗｅｒ　Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ）、ＳＣ２２Ｇ　ＷＧ

（Ｗｏｒｋｉｎｇ　Ｇｒｏｕｐ）委員を介しやっと米国ＮＣ（Ｎａｔｉｏｎａｌ　Ｃｏｍｍｉｔｔｅｅ）に問題提起させるところ

まで参りました．英国、オーストラリア、カナダ、インド、中国にも依頼中です．今ＩＥＣのこの

問題及びＳＣ２２Ｇの分野で世界を動かしているという実感があります．問題の概要は小生

４／５付け通産省・広報課宛Ｅーｍａｉｌを、また詳細は添付資料一式をご参照下さい．

　本件は米・中でも同じ問題であり、通産大臣には米国ではゴア副大統領か、今までなら

米通商代表部（ＵＳＴＲ）のカンター代表（後任のバシェフスキー次席代表）を通し、また各社

社長には関係会社（ＧＥ．ＷＨ等）のトップを通し米国ＮＣに申し入れいただくとか何等かの

ご協力をお願いします．更には今後共ＩＥＣの活動にご理解とご協力をお願いします．なお、

本件各国ＮＣよりＩＥＣ　Ｃｅｎｔｒａｌ　Ｏｆｆｉｃｅへのコメント提出期限は５／１５となっております．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　草々

添付資料

・９６／４／５付け通産省・広報課宛Ｅーｍａｉｌ

・ＩＥＣ　ＴＣ２２　国内委員会／拡大幹事会（第２１回）　開催案内、議事録（案）と

　小数点に関する添付資料（資料Ｎｏ．２１ー５）

・同上に不添付の資料Ｎｏ．２０ー９「小数点の問題のその後の状況報告」及びＩＥＣ　

　Ｃｅｎｔｒａｌ　Ｏｆｆｉｃｅとの　ｃｏｒｒｅｓｐｏｎｄｅｎｃｅ一式

・パリ会議報告　資料Ｎｏ．２１ー３（ご参考用）

・小著「日立エンジニアの多言語マスター体験」のご紹介（ご参考用．上記数名の方には

　贈呈済み）

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