疑惑のめくり
一部のキャラに対しての「めくり攻撃(逆ガード裏落ち)」、「正ガード裏落ち」について調べてみました。
個人的に遭遇することの多いシチュエーションに限定しています。
■ショートカット
【リュウ、ケン】
・ベガへのめくり
地上で根元昇龍拳で転ばせ、タイミングを変えてジャンプ大キックを仕掛けています。
画像は上段=少し遅いタイミングで仕掛ける=めくりになる、下段=起き上がりにかぶさるように出す=正ガードになる、となっています。
リュウ、ケンはシリーズごとにジャンプキックの判定が微妙に異なっていますが、この場合の結果に差はないようです(Xケンだと狙いづらいかも)。
( 1 )
リュウ、ジャンプ開始(下段)。
上段も次のフレームにジャンプ。
|
→
|
( 2 )
ベガ、起き上がり開始。
|
→
|
( 3 )
起き上がり直後。
ベガはすでに動ける(ガードを選択)。
|
|
( 4 )
一瞬振り向いている(上段)。
下段は正ガード(→でガードが正解)。
|
→
|
( 5 )
上段はめくり(←でガードが正解)。
|
|
以上の結果から、リュウ、ケンのベガに対するジャンプ大キックは「タイミングによりガード方向が変化する」と言えます。
ベガ側は、ちょっと早いかな(起き上がりにキッチリ重なるタイミング)?と思ったら正ガード、起き上がりモーションが見えた瞬間以降に重なるタイミングだったら逆ガードでほぼ安定します。
ただ、スピードが速いと判断がしづらいので結局はどちらかに決め打ちすることが多くなると思います。
ちなみに上記のタイミングでジャンプ大キックがヒットすると、どちらの例でも無条件でアッパー昇龍拳が確定します。
動画による例も置いておきます。
【D〜X春麗】
・背中蹴りでめくりを狙う
※2004.11.07訂正
結論がシンプルなので文字のみで。
全キャラ全て正方向のしゃがみガードでOKです。
以下のキャラのみ、起き上がりに密着から早めに重ねられるとしゃがみ逆ガードになります(立ちガードでも逆になりますが、ここではしゃがみガードを対象とします)。
リュウ
ケン
ガイル
ホーク
キャミィ
フェイロン
バイソン
D〜Tバルログ(ダウン中を歩いて通り越すくらいで出すと可能)
サガット
豪鬼
これを狙う場合、以下のような有利時間の長い技でダウンを取る必要があります(以下は一例です)。
千裂脚(追い打ちなしの方がやりやすい)
天昇脚(空中ヒット)
背中蹴りヒット
空中の相手に気功拳ヒット
また、空中の相手ともつれた場合(ダウン効果のない技で落とした場合)も可能かもしれません。
上記以外のキャラは起き上がりなどに間合いやタイミングを変えて出されても、立ちガードせずに正方向にしゃがみガードすることで確実に防ぐことができます。
逆に立ちガードしてしまうとガード方向が変わることがあって危険です(キャラや間合い、タイミングに左右される)。
【Xブランカ】
・リュウ、ケンへのめくり
ジャンプ小キックで正ガード裏落ちとめくりの2択を仕掛けます。
間合いとタイミング(高さ)によってガード方向を変えることができます(以下図解)。
これはXブランカでのみ可能です(他のシリーズとジャンプ小キックの攻撃判定が異なるため)。
正ガード裏落ち
リュウは→でガードが正解
|
めくり
リュウは←でガードが正解
|
ブランカが正ガード裏落ちを狙う場合、相手を跳び越えるかどうかのところでジャンプ小キックを少し高めで出す必要があります。
この場合地上技のつなぎがかなりシビアになりますが、上の画像の高さでヒットしていれば立ち中パンチ、レバー入れ中パンチなどにつなぐことが可能です。もちろんめくりで深く当てた場合も同様。
正ガード裏落ちの場合、中足払いなど発生の遅い技にはつなぎづらいので注意が必要です。
【ザンギエフ】
・リュウ、ケンへのめくり
ボディプレスで正ガード裏落ちとめくりの2択を仕掛けます。
間合いとタイミング(高さ)によってガード方向を変えることができます(以下図解)。
正ガード裏落ち
リュウは→でガードが正解
|
めくり
リュウは←でガードが正解
|
基本的にはめくりガードですが、微妙に間合いとタイミングを変えることで正ガード裏落ちとなります。
この場合地上技のつなぎがかなりシビアになりますが、上の画像の高さでヒットしていれば立ち中パンチや大足払いなどにつなぐことが可能です。もちろんめくりで深く当てた場合も同様。
正ガード裏落ちを狙う場合、失敗すると食らい投げをされやすいので注意が必要です。
【ダルシム】
・リュウ、ケンに折檻から大スラでめくり狙い
どうやらハイパーではガード不能ではないようです。少なくともPS2版では全てガード可能です。
N〜Xダルシム(ガード側はN〜Xリュウ)でコマンドスティックを使用して折檻のタイミング、大スラのタイミングを色々変えて試してみましたが、必ずどちらかのしゃがみガードが可能でした。
裏に突き抜けていそうな時は逆方向へのしゃがみガード、正面っぽいと思ったら正方向へのしゃがみガード、ということですね(それでもガード側は決め打ちになるので厳しいですが)。
リバーサルのないNリュウ、Nケンだと決め打ちでガードするしかないので結構大変そうです。
【Xガイル】
・リュウ、ケンへのめくり
ジャンプ小キックで正ガード裏落ちとめくりの2択を仕掛けます。
間合いとタイミング(高さ)によってガード方向を変えることができます(以下図解)。
正ガード裏落ち
リュウは→でガードが正解
|
めくり
リュウは←でガードが正解
|
基本的にはめくりガードですが、微妙に間合いとタイミングを変えることで正ガード裏落ちとなります。
画像を見ても違いがわかりませんね(^^;
上の画像の高さでヒットしていればしゃがみ中パンチや小足払いにつなぐことが可能です。
打点が高く相手がXキャラの場合は、投げ返しを意識しつつ小足×n→サマーを狙って行く、という感じになるのでしょうか。
【Xディージェイ】
・リュウ、ケンへのめくり
ジャンプ中キックで正ガード裏落ちとめくりの2択を仕掛けます。
間合いとタイミング(高さ)によってガード方向を変えることができます(以下図解)。
ディージェイはS〜Xでの差はないようです。
正ガード裏落ち
リュウは→でガードが正解
|
めくり
リュウは←でガードが正解
|
ディージェイが正ガード裏落ちを狙う場合、相手を跳び越えるかどうかのところでジャンプ中キックを少し高めに出す必要があります。
この場合地上技のつなぎが若干シビアになりますが、上の画像の高さでヒットしていればしゃがみ小パンチなどにつなぐことが可能です。もちろんめくりで深く当てた場合も同様。
ヒット確認できればしゃがみ小パンチ×2→大ジャックナイフ(→ソバットカーニバル)まで持って行けます。相手がリバーサルに失敗してしゃがみ食らいとなった場合には別の構成にするとよいでしょう(ジャックナイフがスカりやすいため)。
ディージェイはスライディングやジャックナイフ、投げなど色々な技からこの状況に持って行けるので、あからさまなめくり狙いだけでなく正ガード裏落ちも積極的に狙って行くとさらに嫌らしさがアップすると思います。
【Xベガ】
・リュウ、ケンへのめくり
結論がシンプルなので文字のみで。
Xベガのジャンプ中キックは、リュウ、ケンは全て正ガードでOKです。
最も高く当てて裏にタイミング落ちるタイミングでも、最も深く当てて裏に落ちるタイミングでも、リュウ、ケンに関しては全て正ガードです。
これでも正ガード(→でガード)です。
リュウ、ケンに限らず他のキャラでも正ガードで安定のようですが、ベガが大キックでのめくりを狙った場合はガード方向が変わります。
中キックと比べると判定の関係で当てづらいですが、ベガ側としてはガードを振るためには大キックも混ぜて行く必要がありそうです。