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宮崎家づくり塾とは

「宮崎家づくり塾」は、こだわりを持って家づくりに取り組んでいるメンバーが、培ってきた経験と知識を共有し、また新たな知恵を得ることによって、家づくりの経験を多くの人々に語り、また家づくりの良き協力者となるために活動します。

 

20年近い付き合いの中で、お互いの足腰を強くしていこうという合い言葉のもと、建築士会において建築セミナーを企画・運営し、また「竹の会」の中で共に学び、先人の知識を貪欲に吸収していながら、何か物足りなさを感じた4人が自然と集まり、「何かしようか」ということになったのは、「竹の会」の勉強会に東京で家づくりの会を発足させ、すでに17年間活動をされている「家づくりの会」の中心的人物である、建築家泉幸甫氏を講師として来ていただき、氏の建築に対する取り組み方の話しを聞きその内容に大きな影響を受けたことがきっかけとなる。

 

 当時すでに、各々が日常の業務の中でこだわりを持ち、多少なりとも足を地につけて仕事をしていたため、常日頃の仕事を前提として、お互いの仕事についてもっと突っ込んで評価しあうことをも含め「切磋琢磨」を合い言葉として「宮崎家づくり塾」としてやっていこうということになる。

 

メンバーがそして会が元気で生き生きとしたものであり続けるために、常に外に開かれていることは大切である。各自培った経験と知識を持って、これから家づくりを始めようとしている多くの人々、多くの建築関係者、そして色々な団体の人々との交流を積極的に深めていきたい。

■山との関わり
家づくりが時代の変化とともに、効率化を前提とした生産システム、そしてコスト優先の物づくりに変化している。私たちは物づくりの本来の姿勢である「多くの人々と物との関わり」を大切にした家づくりに少しでも近づきたいと考える。その中での山との関わりは大切な物である。現在、諸塚村の進めている環境保全と自然住宅をテーマとした「産直住宅」の取組みは宮崎家づくり塾と共通するものが多い。

 

 我々は宮崎という地域のなかでの取組み方について色々と模索している、そうした中、基本的な考え方の一つとして「流域」という水の流れを単位とする範囲での可能性について考えてみたいという視点を持っている。「流域」は自然循環の基礎である。水系として地域を考える視点は、今後の人々の住まいづくりのあり方の一方向を示すものである。

 

すでに1998年春に「住まいを流域として考える」ことをテーマとした会員のみによるセミナーを諸塚村にて実施し、木材の切出し現場・民家・森林組合の加工場を実際に目にし、また山師の方を含めた人々との交流を実施している。

  今後も木材の供給・消費という関わり方だけでなく、川上と川下としての各々が、生産者、消費者としての枠を乗り越え、お互いが刺激しあう関係でありたいと願う。それにより諸塚村をスタートとし、宮崎県内各地の山とのネットワークの中で、いつの日にか「宮崎らしさ」を持った住宅を生み出していきたい。

 

ふっと部分

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