開経偈かいきょうげ とは 読経開始の前に唱える言葉 仏とのご縁を喜ぶ感謝 感激の言葉 「開経偈を唱える」
むじょうじんじんみみょうほう ひゃくせんまんごうなんそうぐう がこんけんもんとくじゅじ がんげにょらいしんじつぎ
無上甚深微妙法 百千萬劫難遭遇 我今見聞得受持 願解如来眞實義
無上甚深ーこのうえもなく深く 微妙法 ー妙なる法(教え)は
百千萬劫難遭遇 ー無眼の長い時を経ても 巡り遭うことは難しいことです。
私は 今 お経を見(見聞けんもん)して 仏の教えを聞いて その教えを拝受することができました。
どうか 如来の真実の義(仏の真実の教え)を 理解できますように。
無上甚深微妙むじょうじんじんみみょう の法は 百千萬劫ひゃくせんまんこう にも 遭遇あい たてまつること難がた し
我今われいま 見聞けんもん し受持じゅじ することを得たり。 願はくは 如来にょらい の第1義を解せんこと。
至極しごく の大乗だいじょう 思議しぎ すべからず 見聞觸知けんもんしょくち 皆 菩提ぼだい に近づくなり。
能詮のうせん は報身ほうしん 所詮は法身ほうしん 色相しきそう の文字は 即ち 是れ応身おうじん なり。
「報身/法身/応身仏」
無量の功徳 皆是の経に集れり 是の故に自在に 冥みゃう 燻くん じ 密に益やく す
有智無智うちむち の罪を滅し善を生ず。 若しは信 若しは謗ほう 共に仏道を成ず
三世さんぜ の諸仏 甚深じんじん の妙典みょうてん なり 生生世世しょうじょうせせ 値遇ちぐ し頂戴ちょうだい せん 合掌
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普廻向ふえこう とは 読経の最後に唱える言葉 読経の功徳を他に「廻めぐらし向ける」言葉
がんにしくどく ふぎゅうおいっさい がとうよしゅじょう かいぐじょうぶつどう
願以此功徳 普及於一切 我等與衆生 皆共成仏道
願わくは この功徳をもって あまねくいっさいに及ぼし 我等と衆生と 皆 ともに仏道を成ぜんことを
このお経の功徳がすべての者に及ぼし 自分も皆も御仏みほとけ の悟りの道に到達できますように…
「普回向を唱える」:「読経のページ」