陽徳 ようとく 陰徳 いんとく
                                                   善悪判断:「功過格表
 
陰徳とは 文字通り 人に知られず積んだ徳のことです。
  したがって 功徳を積んだことで表彰されたり 多くの人に その善行が知れ渡ってしまうと
  この時点で その徳は 陰徳ではなく
陽徳になってしまいます。
  では 陰徳と陽徳とでは どのように違いが出るのでしょうか
  「
陽徳は その人1代限りの徳」で 「陰徳は 孫の代までつづく徳」です。

  事業の成功者や 社会的に出世した人 幸運な人生をおくっている人の家庭について
  家系図を作成して良く調べてみると
祖父母や父母が 陰徳を積んでいた場合が 多く見られます。
   例えば
  
親が宗教家 道徳家で 一生の仕事を通して 徳積みがあった。
   ○ 公共や地域のために 私財を投じて 道路 橋 池 などを作ったり 修繕した。
   ○ 他人の子を 自分の子と同様に 可愛がり育てて成人させた。
   ○ 健康体の時に 粗食 減食を行ったりしている。
   ○ 衰えた社寺院や教会などの 修理
修繕に尽力した。
   ○ つねに笑顔で暮らし 怒ったことがない人。
   ○ すべてに 感謝の気持ちをもって生活している人。

  血統関係にある 祖父母や父母陰徳積みのおかげで 子や孫は幸運に恵まれるのです。
  本人が成功したのは もちろん本人の努力もあるが 祖先が積んだ陰徳が働いているのです。

  
父母祖父母の陰徳積みの主なもの    できるところ始め、陰徳を積みましょう‥‥‥ボサツマン
  
1 人に徳積みを勧める
  
2 他人の子供を引き取り 自己の費用で養育する
  
3 人命を救う (表彰を受けると陽徳)
  
4 放生 ほうじょう を時々行う (人に害のない生き物を放つ)
  
5 雨具を施す
  
6 自分の費用で運動し 人を教化する
  
7 自己費用で 道路や橋などを作ったり 修繕する
  
8 つねに衣食住を質素にしている
  
9  聖者賢人や神仏などをつくる発願者
  
10  亡くなった人のために 親切心で”お経”を読む
  
11 信仰心深く 日々修養をかさねる
  
12 他人の善行を認め 誉める
  
13 無縁墓を数人で祀る
  
14 日々まじめに 同僚よりも多く働く
  
15 財力労力で 公衆の利益利便のため 氏名を公にしないで尽くす
  
16 家族に祖先の行徳を話し教え 自分をそれを実行する
  
17 恩を忘れず 報恩行為を 続け行う
  
18 生業 なりわい とせず 他人の病気を癒すことに尽力する
  
19 迷信者と言われるほど ものの相学に注意する
  
20 托鉢 たくはつ を業としない人で 功徳のために托鉢する
  
21 水野南北 みずのなんぼく (文化年間の観相の大家)の教えを守る