八坂神社夏祭り
八坂神社(佐野市葛生西1-10-36)の例祭で、7月の第3金曜日(前祭)と土曜日(本祭)に行われている。神社での祭事のほか、子供神輿や山車・年番町による男神輿が繰り出される。一つの小さな地域で行われる催事としてはかなり盛大である。
夏祭りの概要
無病息災・厄除・夫婦円満・子育ての御利益がある神社として地域(相生・倭・本町)の人々から厚い信仰が集まる。以前は7月14日(前祭)15日(本祭)として行われていたが、現在では7月の第3金曜日と土曜日に行われている。 金曜日の午前中に境内で祭事を行い、3町会それぞれに子供神輿がでる。 両日とも夕方からは提灯で飾られた3町内3つの山車が出て、年番町でかつぐ男神輿と、狩衣をまとった宮司、天狗、3町会長が町内をめぐる。昔からあるお宅を神輿の休憩所として使われている。 また、男神輿は昔より秋山川に落としてしまうほど勢いがあり、特に本町の神輿は勇ましいとの評判で、いまでもその名残が残る盛大な祭りである。 |
八坂神社縁起(佐野市葛生西)
主祭神 素戔嗚尊
配祭神 櫛稲田姫命
大名持命(大国主命)
社 格 旧郷社
由 緒 土御門天皇御宇1202(建仁2)年の頃、悪疫流行し疫除五穀豊穣成就のため現佐野市牧町に一社を勧請し、牛頭天王を祀った。
1339(暦応2)年夏大洪水によりて社殿・神鏡・神幣など漂流し、葛ヶ原山本の里(佐野市葛生西)に止まる。
石川某なる者これを拾い現在の地に一社を創建し神鏡・神幣を祀った。
1872(明治5)年神号を八坂神社に改称し、同10年7月21日葛生町外9宿村の郷社に定められる。
本殿は土御門天皇御宇1201(建仁1)年の創建と言われており、拝殿は1928(昭和3)年新造営されている。
7月第3土曜日の夜に祇園祭が齋行され神輿1基の渡御・山車3台の巡行、前夜の宵祭に山車3台の巡行があり歩行者天国のなか繰り出される。
〔栃木県神社庁HP参照〕
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