くずう原人まつり 〔開催場所=地図〕  〔オフシャル・サイトへ〕

 2005(平成17)年2月28日に旧佐野市・旧田沼町・旧葛生町の1市2町が合併し、新「佐野市」が誕生しました。ということで旧葛生町で毎年行われていた「くずう原人まつり」を「佐野市のまつり」コーナーに追加しました。この祭りは毎年8月の第4土曜日と日曜日の両日開催されます。
 平成17年度は、8月27日(土)~28日(日)に行われ、18回目の開催です。私ことkawakiyoは、28日の午後3時頃、まつり会場である「かたやま公園」へ行きました。

ニシキヘビ
ニシキヘビ
 まつり会場で最初に行ったのが「わんぱく広場」だ。この広場には、①ふれあい動物園コーナー、 ②親子ワイワイコーナー、③原人村コーナーがあった。初めに「ふれあい動物園コーナー」へ行ってみた。いきなり写真のニシキヘビが目に入った。係の青年に触ってみるように薦められたが、見ただけで鳥肌が立ち遠慮した。見ていると女性の方が度胸があるらしく楽しそうに触っていた。

大きなカメ
大きなカメ
 ニシキヘビコーナーの隣には、写真の大きなカメである。何という種類なのだろうか。
 動物園コーナーは何処へ行っても子供達の人気の的である。子供ウオッチングしていると面白い。ビクビクして近くに寄らない子供や目を凝らして観察している子供、何も考えずに積極的に触ろうとする子供、性格丸出しといった感じである。はて、自分はどんな子供だったのだろうか。

ヤギ
ヤギ
 ヤギも子供達にとっては人気のある動物です。おとなしい性格なので扱いやすいらしい。
 この他にも子豚やシカ、ウサギ、鳥類など移動動物園にしては、種類が豊富で、子供だけでなく大人達も結構楽しんでいた。


原人ステージ
原人ステージ
 原人ステージ(写真)では「灼熱のサンシャインライブ」のタイトルで、市内小中高生徒のブラスバンドやエアロビクス、フラダンス、原宿パフォーマンスビレッジ、東京ギャングスター、KANAセッションなどが行われた。
 又、この原人ステージは市の合併に合わせリニューアルしたようだ。外見的にはあまり変わってないが、ステージの防水対策が強化されたようである。

KANAセッション
KANAセッション
 午後3時を少し回った時間帯に原人ステージへ着いた。「KANAセッション」が始まったところだった。
VON HALENのギタリスト「KANA」が率いるバンドだ!ヴォーカルも良かったが、KANAのギターソロはロック丸出しで素晴らしかった。
 昨夜も18:40から「2005 18th Anniversary Live」で単独ライブを行ったようだ。

暑さにめげない観客
暑さにめげない観客
 午後3時を過ぎていたが夏の日差しはまだまだ暑い。それでもKANAセッションのノリの良さに引きつられて観客が集まってくる。途中で帰る客は全く見られなかった。

エアロビクス・グループ
エアロビクス・グループ
 KANAセッションの後は、グループ「ジャザサイズ」の出番だ。何のことはないママさんグループによるエアロビクスである。それでも選曲がうまいのか結構ノリが良く見ていて面白い。ここでも途中で帰る観客は見られなかった。

ちびっ子エアロビクス
ちびっ子エアロビクス
 ジャザサイズのステージが終わると引き続き、ちびっ子達によるエアロビクスが始まった。
 3歳から7歳くらいまでの子供達だろうか、動きがあどけなく何とも可愛い!
 ユニホームが同じなのを見るとジャザサイズのお母さん達の子供なのだろう。


さのっこ
さのっこ
 原人ステージから一段下がった場所に「フリーステージ」が設置されていた。地元のグループが思い思いに演奏していた。私が着いた時には、地元で人気が出始めている「さのっこ」が演奏していた。
 「高校生らしく若々しい歌声」と思っていたが、大卒を過ぎている年齢と聞いてビックリ!
「さのっこ」のWebページはこちらです。

黄色いTシャツの変なオジサン
黄色いTシャツの変なオジサン
 高校生デュオ「オレンジ」の歌声に合わせ、原人コスチュームを着た高校生がタンバリンを叩いて場を盛り上げていた。
 その直ぐ後ろにアフロムードの格好でアフリカの打楽器ジャンベを無心でたたき、悦に入っている変なおじさんがいた。その場に妙に溶け込んでいるから面白い。


悲しき葛生原人の歴史
西 暦和 暦出      来      事
1950/--/-- 昭和25年吉沢石灰株式会社第10採掘場で右上腕骨発見。翌年末までに計8点の人骨が出土する
1952/--/-- 昭和27年早稲田大学の直良信夫教授が、左大腿骨下端部の調査により「葛生原人」と命名する
1983/--/-- 昭和58年国立科学博物館の馬場悠男氏が、葛生人骨の鑑定許可を早稲田大学の直良信夫教授より得る
1984/--/-- 昭和59年東京の高校生が葛生人骨の右中手骨を発見する
1988/08/-- 昭和63年「くずう原人まつり」がスタートする
1995/--/-- 平成07年国立科学博物館の馬場悠男氏らが葛生町を訪問。6点の葛生人骨を鑑定。3点はヒト、1点はクマなどと発表する
1998/--/-- 平成10年葛生町が町所有の2点の人骨を馬場悠男氏らに貸し出す。馬場氏が年代測定をお茶の水女子大に依頼する
2001/01/-- 平成13年馬場悠男氏が東京都内のシンポジウムで講演。葛生で発見の人骨について、4点はヒト、4点はトラとクマ、ニホンザル(1点不明)と形態学的に説明する
2001/07/14 平成13年葛生人骨が年代測定で中世の人骨と判り、原人と呼ぶには程遠い年代であったことが判明する
2001/08/-- 平成13年葛生原人は存在しなかったことが判明するも、「くずう原人まつり」を存続して実施することに決まる



くずう原人まつりの実施記録
第29回平成28(2016)年8月27日(土)~28日(日)
第28回平成27(2015)年8月22日(土)~23日(日)
第27回平成26(2014)年8月23日(土)~24日(日)
第26回平成25(2013)年8月24日(土)~25日(日)
第25回平成24(2012)年8月25日(土)~26日(日)
第24回平成23(2011)年8月27日(土)~28日(日)
第23回平成22(2010)年8月21日(土)~22日(日)
第22回平成21(2009)年8月22日(土)~23日(日)
第21回平成20(2008)年8月23日(土)~24日(日)
第20回平成19(2007)年8月25日(土)~26日(日)