御霊まつり(精霊流し) 〔開催場所=地図〕

 例年8月18日に、佐野市の西部を北から南へ流れる「秋山川」で、佐野仏教協会の主催により毎年行われます。先祖代々、有縁無縁のみ仏を供養して八千個の灯籠がが流されます。花火も打上げられ大勢の人で賑わいます。佐野市の風物詩の一つに数えられています。

秋山川の灯篭流し
 この御霊まつりは、別名「灯篭流し」と呼ばれています。多くの灯篭が流されますが、当年度に亡くなった方の御霊だけでなく、1周忌や3周忌・7周忌といった人たちや無縁仏の御霊も含まれているのかも知れません。
 最近では、佐野市の方だけでなく、市外や近県の方も灯篭流しを申し込むようです。
灯篭流しの主な流れ(当日受付)
● 当日受付を希望される場合は、18時以降に秋山川河川敷の会場で申し込みます。
● 受付窓口に担当の僧侶がいますので灯籠供養をお願いする。その際、戒名・法名など誰の供養かわかるものを提示します。俗名でも大丈夫です。
● 個人の供養だけでなく、○○家先祖代々や、亡くなられた方々の連名、水子供養、親戚・縁者のための供養、更には、愛犬・愛猫・その他ペットなどの供養のため流す人もいるようです。
● 燈籠供養は一燈1,000円です。灯籠キットを受け取ったら、受付裏のテントに控えているボーイスカウトのボランティアの方に組み立てて貰います。
● 組み立てて貰った灯籠を持って、河原の祭壇にて合掌・焼香したのち、河原の桟橋にて燈籠を流します。
佐野仏教協会による灯篭流し
 灯篭流しは、18時半頃から市内仏教協会の僧侶による読経が始まります。その後、19時頃から流し始めます。
 また、受付時間は18時位から21時位ですが、天候によって時間内でも終了時間を切り上げることがあります。
 奉納花火の打ち上げが20時ころから始まり、終了の21時30分ころは連発の花火で賑わいます。
 会場には、たくさんの露天商がでるほか、特設ステージでは八木節などの民俗芸能も奉納され盛り上がります。