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五線譜

ヤブラン(薮蘭)

photo 2005/9/25  9:35photo 2005/9/25  9:35
学 名Liriope platyphylla
科属名ユリ(百合)科 ヤブラン(藪蘭)属
別 名ヤマスゲ(山菅)
原産地日本、中国
花 期7月下旬〜10月下旬
高 さ30cm〜50cm
花 色薄紫
花言葉謙遜、忍耐、隠れた心
誕生花9月20日、10月26日

コメント
 ヤブラン(藪蘭)が我が家の庭の樹木の陰に点在している。我が家にあるのは斑入りのものなので園芸品種だ。9月20日の誕生花だが、丁度その頃が満開となり薄紫の小花を沢山つける。花期が過ぎると黒紫色で5mm前後の果実を房状に沢山実らせる。

雑 記
 日本の樹林の下草として自生している植物で日陰でも良く生える。幅1cmほどの細い葉が群生する。花茎の先に穂を出し薄紫の6弁花を沢山付ける多年草である。園芸に利用されるのは斑入り品種でフイリヤブラン(斑入り藪蘭)と呼んでいる。
 生育旺盛な植物で花壇の縁取りやグランドカバーに広く使われている。初秋の頃高さ30cmほどの細い花茎が立ち小さな淡紫色の花を多数付ける。名前の由来は、葉の形がラン(蘭)に似ており藪の中に好んで生えることから付けられた。
 関東地方以西の本州から沖縄にかけて分布し、海外では、中国・台湾、朝鮮南部、東南アジアなどに分布する。
 別名にヤマスゲ(山菅)があるが、万葉集に「ヤマスゲ(山菅)」として詠われたのは「リュウノヒゲ(龍の髭)」のことだ。万葉集には今に云う「藪蘭」は登場していない。
 薮蘭が詠われているもの。
  「あしひきの 山菅の根の ねもころに 我はそ恋ふる 君が姿に」  万葉集
  「ぬばたまの 黒髪山の 山草に 小雨零りしき しくしく思ほゆ」  万葉集
  「愛し妹を 何処行かめと 山菅の 背向に寝しく 今し悔しも」  万葉集

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