日記:2001年11月
11月30日

 今日も朝からせわしない一日だった。議会対応というのは、短い時間で処理しなければならないこと、刻々と変化する状況の把握が難しいことなどがあって、どうしても殺気立ってくるし、不愉快なことも多い。
 それでも、午後9時過ぎには帰宅し、メールの設定について照会を受けたりしたが、なかなか解決しないので、日曜日に設定をしてあげることになった。



11月29日(木)

 今日も朝からせわしない一日だった。今日は29日(ニクの日)なので、焼肉食べ放題(30分間)1,050円の店に行きたかったのだが、結局行けずじまいだった。それでも、午後9時には帰宅したのだが、インターネットの設定について問い合わせを受けたりして、最後は電気をつけたまま寝てしまった。



11月28日(水)

 昨日程ではないにせよ、今日も慌しい一日だった。このように誰もが余裕のないときこそ、人間性や能力が問われるものだ。そう思っていても、なかなか上手くいかないことも多い。
 それでも午後9時過ぎに職場を出て、ようやく人心地を得た。


11月27日(火)

 朝から晩までかなり多忙な一日だった。午後7時から、アランで飲み会。終了後、JR札幌駅構内の「サンレスト」でニッカウヰスキーの立ち飲み。午後10時過ぎに帰宅後、そのまま爆睡した。本当に疲れる一日だった。



11月26日(月)

 相変わらずウイルス入りのメールが届く。会員200名程度の弱小プロバイダYOKO−NETでは、セキュリティが不十分なのはやむを得ないのかも知れない。大手のプロバイダに乗り換えようかと真剣に考える。
 北海道自治体学会の渡辺克生事務局長が、冬囲いの最中に骨折して札幌円山整形外科病院に入院中とのこと。地下鉄28丁目駅から徒歩3分とのことなので、土曜日のIT講習会終了後にでも見舞いに行こうと思う。


11月25日(日)  日本自治学会(2日目)

 午前9時30分から、日本自治学会(2日目)に出席する。北海道自治体学会のメンバーは意外と少なく、研究者中心の学会であることがうかがわれる。午前中の「分権構想と一国多制度」に関するパネルディスカッションでは、山口二郎氏(北海道大学)が西尾勝氏(国際基督教大学)の意見を引用して、憲法95条から一国多制度が認められるという主張が興味深かったし、会場からの意見としてその西尾勝氏が、「一国多制度にはいろいろな考え方があるが、国と都道府県の役割において、これまで国の専掌だと思われていた、例えば関税自主権や通貨の発行といった事項を都道府県に委譲するといったことが一国多制度と呼ぶにふさわしい。」と言っていたことが特に印象的だった。
 午後は、分科会「自治の担い手を構想する」に参加した。


11月24日(土)  日本自治学会(1日目)〜IT講習会

 午前9時30分から北大学術交流会館で日本自治学会(1日目)に出席する。かなり宣伝が行き届いていたためか、会場は満員だった。
 午前11時10分過ぎに中座して、札幌市身体障害者福祉センターへ向かう。早いもので、11月のIT講習会は今日が最終日である。前回、視覚障害の受講者から、「要点をまとめたテープを作ってほしい。」との要望があったため、正午過ぎからパソコン室でマイワードを使って「IT講習会のポイント」を作成した。なかなか大変な作業だったが、受講生にとって役に立つ資料に仕上がったと思う。
 午後の部、夜の部を終えて、午後10時過ぎに帰宅。


11月23日(金)  勤労感謝の日

 昨日から、NPOとBizCafeのメーリングリストからウイルスメールがどんどん送信されてくる。その件数は、実に29件に及ぶ。本文は英文で”peace”だけ。不気味な添付ファイルが付いている。「トロイの木馬」というウイルスソフトに感染したパソコンから、アドレス帳に掲載されたアドレスにどんどん送信されているらしい。
 たまたま、インターネットエクスプローラをSP2に更新していたため感染せずに済んだが、そうでなければメールを受信しただけで感染するという悪質なウイルスだ。これからは、ウイルス対策をきちんとしなければならないと痛感させられた。
 午後1時25分から、札幌駅北口の蠍座で映画「タンゴ・レッスン」を観る。監督兼主演のサリー・ポッターは、25歳でダンススタジオを開いた経歴の持ち主だけあって、48歳という年齢を感じさせない見事なダンスを披露していた。名作とは言えないが、一見の価値はあるし、印象に残るシーンも多い。


11月22日(木)  スト中止

 組合でストが予定されていたため、午前8時30分までに出勤する必要があり、早めに職場に着いたがストは中止になったようで、ピケ要員もおらず、すんなり庁舎に入ることができた。組合も不祥事続きで、ストどころではないのかも知れない。


11月21日(水)  理容プラージュ

 明日は早朝1時間ストが予定されているので、超勤拒否となった。午後6時から、理容プラージュ(狸小路3丁目)で散髪。ここは、とにかく数をこなすという感じで、短時間で終わる点が気に入っている。今日も、洗髪込みで30分だった。
 狂牛病の牛が、猿払村で発見されたそうだ。これでまた、牛肉の消費に影響が出るだろう。困ったものだ。


11月20日(火)

 通勤途中に「政略論」を読む。「君主論」よりもかなり分量が多いので、読み終わるまでにしばらくかかりそうだ。しかしながら、マキャベリの洞察の深さには驚かされる。これだけの才幹が、結局は不遇の最後を遂げたことは運命のいたずらというべきだろうか?


11月19日(月)  「君主論」読了

 通勤途中に「君主論」を読み終える。「愛されるより恐れられるほうがはるかに安全である。」、「私は、用意周到であるよりはむしろ果断に進むほうがよいと考えている。」など印象深い言葉が散りばめられている。
 引き続き、「政略論」を読み始める。


11月18日(日)  「マキャベリ」

 昼過ぎ札幌に出かけ、以前、新潮文庫の「マキャベリ語録」(塩野七海著)を読んで興味を持っていた「マキャベリ」(中公バックス)を購入する。この本には、有名な「君主論」と「政略論」が収められている。マキャベリといえば、権謀術数の書と思われるかも知れないが、実際にマキャベリの著作を読めば、そうした単純な評価は成り立たないことが分かる。夜中までかかって「君主論」をほぼ読み終える。

11月17日(土)  IT講習会

 午前11時50分に自宅を出て、車で札幌市身体障害者福祉センターへ向う。午後12時40分にパソコン室に入室。パソコンの調整をしながら受講生を待つ。午後12時50分から講習開始。ボイス・サーフィンでのホームページ読み上げはそれ程難しくないが、ホームページが視覚中心にできているため、聴いて楽しいものはなかなか少ない。
 講習終了後、琴似の「北都館」でケーキセット。その後、夜の講習を終えて午後10時ころ帰宅。



11月16日(金)  東京出張(2日目)

 午前7時50分に起床。朝食後東京都庁へ向い、午前10時から正午まで会議の2日目。なかなか勉強になった。
 その後、浅草へ向かい、雷門〜仲見世〜浅草寺と雑踏の中を歩き回る。途中、大黒屋で昼食、土産に雷門おこしを買う。浅草から羽田までは、京浜急行電鉄の快速で37分(640円)である。
 エア・ドゥの受付は機械が3台しかないので長蛇の列、疲れる。午後5時50分発のエア・ドゥで帰路につき、午後9時ころ帰宅。2日ぶりにインターネットにアクセスし、メールボックスを開いたが、特に変わったこともない。インターネットは、1日に朝晩2回アクセスすれば済むのかも知れない。


11月15日(木)  東京出張(1日目)

 午前6時21分野幌駅発のJRで新千歳空港へ。次いで、午前8時10分発のエア・ドゥで東京へ。午前11時過ぎにJR北海道プラザの草野陽子さんの所に顔を出し、JR中央線の快速で新宿へ。国際開発救援財団の宮崎嗣史さんと、「ねぎし」で昼食。
 午後1時から5時過ぎまで、東京都第2庁舎31階の特別会議室で会議の1日目。都庁舎45階の展望室で新宿副都心の夜景を見て、午後5時45分から4階の食堂で懇親会。
 午後7時10分に加島徹さんから電話を受け、ホテルサンルート東京にチェックインしてから、新宿駅東口の「なんじゃもんじゃ」でもんじゃ焼きを食べる。カフェベローチェで食後のコーヒーを飲み、午後11時に別れた。朝早かったため、入浴後はすぐに寝てしまった。


11月14日(水)  遠遊学舎コンサート

 日中は多忙で、昼食を抜いたほどだった。仕事が終わって、向ったのは北18条西7丁目の「遠遊学舎」。これは、今年9月に北大125周年記念事業としてオープンした交流施設で、談話コーナーが5箇所設けられている。今夜は、談話ラウンジで弦楽四重奏のコンサート。曲目は、モーツアルトのディベルティメントに始まり、バッハのアリア、ハイドンのセレナードなど誰もが一度は耳にしたことがある曲ばかりで、なかなか楽しかった。
 北海道自治体学会・北海道函館大会第4分科会の報告書が完成したので、埼玉県の自治人材開発センターに添付ファイルで送信する。何とか出来上がってホッとする。


11月13日(火)  積雪


 朝起きると、外は一面の銀世界。夜中にかなり降ったらしい。今月4日(日)の初雪は、ほんの少しですぐ溶けたが、今朝の雪はしばらく残るだろう。いよいよ本格的な冬に向う。もう11月も半ばなのだ。


11月12日(月)  米一さんと「ひでちゃん」

 胆振支庁農務課の米一さんが訪ねてきたので、いつのも居酒屋「ひでちゃん」で一献傾ける。論語の冒頭に、「朋遠方より来る、また喜ばしからずや」とあるが、友人が訪ねてきてくれるのは嬉しいことだ。「彼との付き合いは平成7年1月に、自主研究グループDO!高夢ingの例会に招かれて講演して以来である。その時のテーマは、「情報公開と市民参加」だったが、情報公開制度は、あれから随分充実したと思う。世の中はあまり変わらないようでいて、6年も経てば随分変わっているものだ。



11月11日(日)  中学生英語暗唱・高校生英語弁論大会

 午前10時30分から野幌公民館で、「中学生英語暗唱・高校生英語弁論大会」の準備。これは、江別市民国際交流協会の事業で、今回は中学生26名、高校生8名が参加してくれた。昨年まで3年間は、会長として挨拶や表彰式での役目があったが、今回は会場設営や写真撮影をやっていれば良いので気が楽だ。参加者のレベルが上がっているし、観客も多く大盛況のうちに終了することができた。


11月10日(土)  IT講習会

 午後12時7分に車で家を出て、午後1時48分に札幌市身体障害者福祉センターに到着。車だと40分くらいしかかからないことが分かった。
 午後1時から4時まで、IT講習会(11月土曜午後第2回)を行い、その後、地下鉄琴似駅近くの北都館でケーキセット。身体障害者福祉センターに戻って、午後5時45分から午後8時45分まで、IT講習会(11月土曜夜第2回)。



11月9日(金)  グリーンフィンガーズ、JSA

 昨夜原稿を送信した各パネリストに電話して、内容のチェックをお願いする。これで何とか、全国自治体学会に義理を欠かないで済みそうだ。
 午後6時10分から蠍座で映画「グリーンフィンガーズ」、「JSA」を続けて観る。簡単に紹介すると。「グリーンフィンガーズ」・・・18歳の時に弟を殴り殺し、その後15年間刑務所暮らしをした主人公が、刑務所の中でガーデニングに出会い、新たな人生が開ける。「JSA」・・・韓国映画。非武装地帯で発生した北朝鮮兵士の銃殺事件。その真相を探ろうとする中立国スイスの調査官は、意外な事実に遭遇する。
 どちらも優れた作品だが、2本立て続けに観るのは辛いものがある。


11月8日(木)  全国自治体学会第4分科会報告書の原稿作成


 昨夜に引き続き、今年8月24日(金)に函館で開催された全国自治体学会の報告書を作成する。29ページの原稿を5ページに要約する作業だが、それぞれの発言の趣旨を生かしたまま要約するのは大変な作業で、各パネリストのバランスを取りながら段々に要約していくうちに午前2時過ぎになってようやく完成した。添付ファイルでパネリストに送信し、内容のチェックを依頼する。


11月7日(水)  江別市民国際交流協会役員会

 午後7時からJR野幌駅南口にある江別国際センターで、江別市民国際交流協会の役員会に出席。議題は、11日(日)の中学生英語暗唱・高校生英語スピーチコンテストのことと、来年1月20日(日)のニューイヤーズパーティーのこと。思えばもう11月、来年と言っても再来月のことだ。
 午後9時20分過ぎに帰宅して、今年8月24日(金)に函館で開催された全国自治体学会の報告書を作成する。29ページの原稿を4ページに要約する作業だが、それぞれの発言の趣旨を生かしたまま要約するのは大変な作業で、遅遅として進まない。



11月6日(火)  IT講習会

 午後5時45分から、札幌市身体障害者福祉センターのパソコン室でIT講習会。今日の受講生は、知的障害の方で、文字通りマンツーマンでの講習になる。いつもの講習以上に、知育ソフト「クリックの練習(ケーキを作ろう)」や「キッズタッチシリーズ・いろんな線かけるかな」などが役に立つ。
 午後10時過ぎに帰宅。風呂に入ったり、講習会の報告書を書いたりしているうちに日付が代わってしまった。


11月5日(月)


 まだ本調子ではないが、いつまでも寝込んでいるわけにもいかない。朝晩の冷え込みがきつくなり、外出にコートを手放せない時期となった。
 来週15日(木)・16日(金)は上京なのだが、何人かの人と会う約束をする。こう書くと、随分東京に知り合いが多いと思われるかも知れないが、たまにしか行かないから懐かしいということになるので、いつでも会える状態なら特に会って話をすることもないということになる。この場合、お互いの間に距離があることが、かえって一時的な親密さを醸し出すことになるのだと思う。


11月4日(日)  初雪〜アラビアのロレンス

 目を覚ますと外は雪、例年より8日間遅い初雪だそうだ。
 午前11時から、蠍座で映画「アラビアのロレンス」を見る。第一次世界大戦中、アラブ人を率いてオスマン・トルコ帝国の軍隊と闘い、中東戦線におけるイギリス軍の勝利、アラブ人の独立を達成した人物として、神格化されているロレンス像を、生身の人間として描いた作品で、実に味わい深い。難点は、上映時間が225分間と長いことで、映画好きでない方には勧められない。
 ハーバーマスの「過ぎ去ろうとしない過去」を飛ばし読みで最後まで読んだ。第二次世界大戦中のドイツの犯罪、ホロコースト(ユダヤ人虐殺)に関する責任を取扱ったいわゆる「歴史論争」をまとめた本である。ユダヤ人虐殺をソ連による富農追放などと比較して、罪の重さを矮小化しようとする傾向に対して、ハーバーマスが警鐘を鳴らしていることが印象的だった。



11月3日(土)  IT講習会

 北海道立図書館で、ハーバーマスの「過ぎ去ろうとしない過去」と「惨禍から何を学ぶのか」を借りる。
 午後1時30分からIT講習会(11月土曜午後)第1回目。本当は午後2時からに変更になっていたのだが、札幌市からの連絡が行っておらず、混乱を招く結果となった。受講生は、視覚障害の方で、7〜8年前に点字ワープロを勉強したことがあるとのことで、とても良くできる方だった。今後が楽しみだ。



11月2日(金) 

 体調は未だ本調子でなく、安静を保つ。眼は相変わらずしょぼしょぼするが、昨日に引き続き、ハーバーマスの「公共性の構造転換」を読む。溜まりに溜まっていた睡眠不足が解消されたためか、スイスイ読める。夕方にはついに読了。「公共性」という概念が古代から近代にかけて、大きな変遷を遂げてきた過程が書かれているようだ。付箋だらけになってしまったが、体調が回復したら抜粋を作っておこう。


11月1日(木)

 今日も風邪でダウン中。眼がしょぼしょぼするが、ただ寝てるのももったいないので、ハーバーマスの「公共性の構造転換」を読む。難しくて理解できない部分も多いが、所々興味深い部分に付箋を貼って行く。後で抜粋を作るためだ。しかし、薬が効いてきて眠気を催し、ほとんど読めなかった。
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