日記:2001年12月
12月31日(月)

 2001年も今日で終わりである。昨年は、21世紀の幕開けとなるミレニアムの年だったのでイベントも多く、新しい年を迎えることに多少意味があるような気がしたけれども、2002年を迎える感激というようなものは少しも感じない。冬季オリンピック、ワールドカップサッカーといったスポーツイベントくらいが2002年の出来事として念頭に浮かぶが、景気の厳しさは一段と増すような気がするし、あまり希望は持てないように思う。


12月30日(日)

 昼過ぎに小包を送るため近所のセイコーマートへ。店員が慣れていないらしく、20分くらい時間がかかった。いつも使っていたセブンイレブンは最近閉店してしまったし・・・コンビニエンスストアは確かに便利だが、提供する様々なサービスに追いついていない気がする。


12月29日(土)  「百年の旅人たち」読了

 昨夜読み始めた「百年の旅人たち」(李恢成著)は、新潮文庫で718ページに及ぶ大作なので今日の夜になってようやく読み終えた。1947年サハリンから朝鮮半島に引き揚げようとする朝鮮人家族の姿を描いた作品で、朝鮮半島からの徴用、民族差別、ソ連軍の進攻、サハリンからの脱走、密入国者として国外退去・・・といった重いテーマが複雑に絡み合っていろいろと考えさせられる作品だ。


12月28日(金)  仕事納め

 年末年始が休みでない職場も多いと思うが、私の職場では今日が仕事納めで、午後3時から大掃除を済ませ、午後5時30分過ぎには上司や同僚に挨拶をして帰路に着く。明日から1月3日(木)まで6日間の休みである。過ぎてしまえばアッという間の休みだが、この間に年が変わるので気分も随分変わる気がする。
 帰宅後、「百年の旅人たち」(李恢成著)を読み始める。


12月27日(木)  蠍座

 午後5時50分から、蠍座で映画「にごりえ」を観る。樋口一葉の3作で構成されたオムニバス映画。明治時代のわが国が舞台だけに、暮らしの貧しさが目に付いて一抹のやり切れなさがあるけれども、二作目の「大つごもり」は物語のラストが実に良い。
 帰宅すると、江別市立病院に入院していた父が退院してきていた。まずは一安心といったところだ。



12月26日(水)  I歯科医院

 午後6時ころ、東区北21条東7丁目にあるI歯科医院に向う。北24条バスターミナルから元町行きのバスに乗れば間に合う予定だったが、バスが30分以上も遅れたためI歯科医院に着いたのは午後7時10分ころになっていた。ここのN先生とネット上で知り合いになり、昨年5月から毎月1回のペースで通院して定期検診を受けているのだ。N先生は、ホームページで歯科医療相談も行っている。ネット上で想像されるのとは全然違う感じだが、歯科治療に対する熱意は大したものだと思う。


12月25日(火)

 朝、札幌駅前地下街「アピア」のキャッシュコーナーでお金を下ろそうと思ったら、キャッシュカードの置き忘れを見つけた。早速、キャッシュディスペンサー横の電話をかけると、「宇都宮センターの○○です。」と栃木なまりの女性が出た。栃木県宇都宮市にコールセンターがあるらしい。その女性の指示で、札幌駅の改札コーナーにキャッシュカードを届けたが、忘れた本人に無事戻っただろうか?
 昼休みにN医院へ。いつもは、昼休みの時間帯に行っても診察もせずに薬をくれるだけだが、今日は珍しくN医師が診察してくれた。今年7月11日から通院しているから、残り1ケ月足らずの辛抱である。


12月24日(月)  振替休日、クリスマスイブ

 11時半過ぎに車で自宅を出て、千歳川と石狩川の分岐点に位置する江別市東光町の老舗果子舗「たしろ屋」で地元銘菓とケーキを購入してから、江別市立病院へ。
 帰宅後、部屋の片付けをしていると、コピーやパンフレット、チラシ類が沢山でてきたので、片っ端から捨てることにする。YAHOOオークションにアクセスすると、今度は登録できたので、CDW、デジカメ接続キット、LANカード、PHS接続ケーブル、ゲームソフトを出品した。じゃまなので安い値段を付けたためか、CDW、デジカメ接続キット、LANカードの3点はたちまち落札されてしまった。
 それにしても、梱包して送るのが面倒だし送料もけっこう高い。札幌近郊限定のネットオークションを、どこかでやっていないだろうか?


12月23日(日)  祝日(天皇誕生日)

 年末が近いので、部屋の片付けを始める。パソコン関係の不要品が幾つもあることに気付いたので、パソコンや周辺機器の高額買取を宣伝している「ジャンパラ」のホームページを見たが、驚くほど安値がついているので、久々にネットオークションにかけることにして、YAHOOオークションにアクセスしたが、クレジット会社の与信システムが応答しないとのことで登録できなかった。



12月22日(土)  IT講習会

 午後1時から、12月のIT講習会。今年6月から始めたIT講習会も、今日で終わりだ。今回の受講生は、最近急激に視力が低下した方のため、キーボードの文字を読むことができず、最初は50音を順番に打つことから始めたのだが、キーをかなり覚えて、文字入力はかなり自由にできるようになった。予想以上の成果で、「嬉しい誤算」というのも、たまにはあるものだと実感した。


12月21日(金)  ハリーポッターと賢者の石

 厳しい寒さで、道路もあちらこちらツルツルで、歩きにくくて困ってしまう。
 夜6時50分から、札幌劇場(南4西1)で映画「ハリーポッターと賢者の石」を観る。話題作なので、一応観ておこうと思ったのだ。魔法使いの少年、学校生活、アトラクション、勇気と愛・・・エンタテインメントの要素に満ち溢れた作品で、観る者を飽きさせない。テレビで放映されれば、高視聴率を稼げるだろう。


12月20日(木)

 父の血管造影検査の結果は、かなり血管の狭窄が進んでいるそうだ。日ごろから高血圧の薬を飲んでいたが、血圧が高いのも血管に原因があるようだ。そもそも、10年ほど前に狭心症の発作を起こしていたそうで、予想以上に状態は悪いようだ。そもそも、父方の祖父は、40台で脳内出血で亡くなっているから、遺伝的にも血管障害を起こしやすい体質なのかも知れない。健康には、どれだけ気をつけても及ばないもののようだ。


12月19日(水)  手塚氏と昼食〜忘年会

 早朝7時過ぎに、車で江別市立病院へ。その後、一旦家に引き返し、車を車庫に入れてからJR野幌駅へ。
 昼過ぎにSTV系製作会社の手塚大介氏が以前貸したデジカメを返しにきたので、展望喫茶で一緒に昼食。なかなか楽しくやっているようだ。
 午後5時45分から、「札幌かに本家」札幌駅前店で忘年会。一人当たり1万9千円と奮発したので、かなり贅沢な気分を味わうことができた。話しのタネになる忘年会だと思う。


12月18日(火)

 父の血管造影検査結果は無事終了し、明日7時30分までに江別市立病院に行って主治医から治療方針を聞くことになった。随分早い時間なので、札幌徳州会病院への転院治療を勧められるのかも知れない。
 午後6時30分から、札幌市教育文化会館で日本アフガン合作映画「よみがえれカレーズ」を観る。ソ連撤退直後、1988年のアフガニスタンを舞台とするドキュメンタリー映画で、ソ連のアフガン進攻により、国民の3分の1に当たる500万人が難民として国外に流出したアフガニスタンの悲劇を余すところなく伝える作品である。


12月17日(月)

 寄る年波には誰しも抗い得ないものだ。父が心臓血管の狭窄のため江別市立病に入院し、明日は血管造影検査、20日(木)には手術ということになった。若し、江別市立病院で治療できないことになれば、札幌徳州会病院へ転院することになるそうだ。現代の医学は進歩しているので滅多なことはないと思うが、心臓血管の治療ということになると、やはり安心はできない。 私も、血液検査で善玉コレステロール値が低いとされているので、気を付けなければならないと思う。



12月16日(日)

 例年なら、真冬でも時々は暖かい日があるものだが、この冬はずっと真冬日が続いておりとにかく寒い。
 午後2時10分過ぎに姉をJR野幌駅へ迎えに行くため車で自宅を出たが、道路が渋滞で普段なら5分で着く所に3倍もかかって、午後2時25分にようやくJR野幌駅に着いた。幸か不幸かJRの方も5分くらい遅れたそうだ。その後、市内を車で走っても道路はアイスバーンだし、雪山ができて見通しが悪く、どこもかしこも渋滞している。本道の冬は本当に厳しい。


12月15日(土)  IT講習会

 今日も朝から冷え込んでいる。寒風の中を、IT講習会の会場へ向う。受講生は、最近視力が低下した方で、画面の方は拡大すれば何とか読めるが、キーの字が読めないため、フルキーの場所を覚えてもらって、50音の入力を練習している。今回は、かなり覚えてきて、漢字やカタカナの入力まで進むことができた。今後が楽しみだ。
 JR琴似駅から江別へ向う電車で帰宅したが、吹雪でダイヤが乱れている。JR野幌駅から自宅までは、地吹雪に巻き込まれた。北海道の冬は、本当に厳しい。


12月14日(金)  飲み会

 昨日溶けた雪が、今朝の冷え込みで凍って、道を歩くのも容易ではない。本当にいやになってしまう。
 午後6時から、職場の忘年会。会場は、大同生命ビルの居酒屋「瑠玖」。「刺身がでかい」がウリの大衆居酒屋だが、味の方はどうも大味である。ここで、午後9時過ぎまでワイワイやって、忘年会らしい時間の過ごし方を味わった。



12月13日(木)  蠍座で映画

 大雪もようやくやんで、交通ダイヤも平常に戻った。昼過ぎには雨模様となり、今夜はこれが凍ってツルツル路面となり、大雪にも増して歩きづらい状態となった。
 仕事の方が、ようやく落ち着いたので、久々に札幌駅北口の蠍座で二本立てを観る。一本目の「彼女を見ればわかること」は、オムニバス構成で、途中退屈なシーンもあったが、全体的には、キャリアウーマンの心理描写が面白い。二本目の「マレーナ」は、第二次世界大戦中のシチリア島が舞台で、イタリア映画特有のペーソスに溢れた印象深い作品である。


12月12日(水)  飲み会

 今朝も交通機関が乱れており、JR野幌駅に向うバスも10分程度遅れたし、JR札幌駅に向う電車は、ポイント故障のため20分以上も遅れた。
 仕事の方は、昨日まで2週間忙しかった間に積み残した仕事に手が付けられる状態になった。
 午後6時から、職場近くの居酒屋「はねもん屋」北4条店で飲み会。二次会は、午後8時過ぎから、JR札幌駅構内で立ち飲み。
 午後10時ころ帰宅し、風呂に入ってから爆睡。


12月11日(火)  大雪

 9日から降り続く雪は、札幌で累計降雪量84センチに達し、交通機関の混乱が続いている。歩道の除雪が追いつかないのか、街の中でも深雪に足を取られながら歩く状態で、全く嫌になってしまう。
 仕事の方は、今日で大体落ち着いたので、久々に午後6時20分ころ職場を出て、お気に入りの喫茶店「岳」でイブニング・コーヒーを嗜む。
 このところ、眼を酷使したためか眼精疲労がひどい。何となく焦点が合わないような気がするのは、もしかして眼精疲労だけではなく老眼が入ってきているのだろうか?



12月10日(月)  大雪

 連続して何日寒い日が続いているだろう。今日もかなりの寒さに加えて大雪。歩道の除雪が不十分で、JR札幌駅の近くでさえ新雪に足を取られながら歩いていると、本道における冬の生活環境は極めて厳しいことを痛感させられる。
 仕事の方では、今日もバタバタした一日だった。しかし、こんなに慌ただしいのも明日には終わる見込み。帰りの列車ダイヤは大雪のため大幅に乱れている。午前0時少し前に、家に帰り着く。



12月9日(日)

 朝から吹雪で本当に寒い一日だった。この分だと、ホワイトクリスマスになることは間違いないだろう。昼過ぎに家の近くにある喫茶店「岳」まで行ったが、歩道は除雪されていないし、冷たい風が吹きすさび、とても出歩く気になれなかった。暖かい地方なら、寒いといってもたかが知れているのに、本道の寒さはやはり半端じゃない。当たり前のことだが、何とも辛い現実である。


12月8日(土)

 真冬でも「小春日和」というような暖かい日はあるものだが、初冬にもかかわらず、一週間以上震え上がるような寒い日が続いている。地球温暖化の脅威を考えると、暖冬も気味が悪いがあまり寒いのも喜べない。
 それにしても、人間というものは、先入観や偏見から逃れられないものだ。そうすると、一体何が正しいのかサッパリ分からないことになるし、例えばNPOに関連したものが必ずしも正しく立派だということにもならないと思うが、考えても良く分からない。
 姉から、メールが使えるようになった旨メールが届いた。このホームページの記載の誤りまで指摘された。まあ、これで良かったのだろう。



12月7日(金)  エコナイト・カフェ

 今日もまた、よく冷えた朝である。いつもより一本早い電車に乗ることができたので、札幌に着いてからは時間的に少し余裕がある。通勤の時間帯や方法を変えるだけで、新たな発見があるものだ。
 午後6時30分から、北海道環境サポートセンターでエコナイト・カフェに出席する。山岳ガイドの横須賀さんや北海道グリーンファンドの高間さんなど、NPO活動をとおして仕事を生みだしている事例が紹介された。少数ではあるが、こうした事例が存在することは心強い。
 また、司会進行役の森田さんは、ボラナビ倶楽部に始まって、札幌チャレンジド、ネット募金など次々と市民活動をサポートする活動を生みだしており、そのエネルギッシュな活動にはいつもながら感心させられる。



12月6日(木)  マキャベリの「政略論」読了

 朝風呂を浴びてスッキリしてから出勤。途中、センチュリーロイヤルホテル地下の喫茶店「ブルーネン」でモーニングコーヒー。ここで、マキャベリの「政略論」を読み終えた。やはり、出勤前のモーニングコーヒーは元気が出る。
 夕方雪が降ったため、ツルツルに凍った路面がさらに滑りやすくなり、交差点を渡り終える寸前に思い切り転んでしまった。ツルツル路面は、やはり泣き所である。


12月5日(水)  北海道自治体学会運営委員会〜はねもんや

 今日も朝からバタバタした一日だった。こんな毎日を過ごしていると、日時の感覚がしだいにボケてきて、物事に対する感動がなくなってくる。まあ、余り考えないで作業に励んだ方が良い場合も少なくないので、上手くバランスが取れているのかも知れない。
 午後7時から、北海道町村会の会議室で北海道自治体学会運営委員会。引き続き、「はねもんや北4条店」で飲み会。午後11時30分に店を出て、中山慶一さんの車で自宅まで送っていただいた。



12月4日(火)  米一さん、渡辺さんと昼食

 仕事の都合で8時25分に職場に入り、それから午後8時30分ころまで、ほぼ間断なくバタバタした一日だった。昼前に、胆振支庁の米一さんが顔を出してくれたので、財団法人北海道建築指導センターの渡辺さんを誘い、ホテル・ポールスターで昼食。北海道自治体学会のことや、未来セミナーなどについて話し合った。
 仕事で消耗すると、本を読む気も起きないのだが、通勤電車の中でマキャベリの「政略論」をかなり読むことができて、あと一時間足らずで読み終えることができそうだ。精神的には、まだ余裕がある。


12月3日(月)

 よく冷え込んだ寒い朝である。家を出てから手袋とPHSを忘れたことに気付いたが、家に引き返すのが面倒くさいのでそのままJR野幌駅へ。昨夜のテレビ番組「あるある大事典」で、亜鉛不足が記憶力減退の原因になると紹介されていたことを思いだし、サプリメントで補給しようかと思う。
 仕事の方は、何となくせわしなく、残業を余儀なくされる恐れがあったので、昼休みにJR札幌駅前のN医院へ行き薬をもらった。7月から通院しているのだが、薬を飲んだり飲まなかったりしているためかなかなか全快しない。少し不安を感じる。


12月2日(日)  BizCafe〜マンジャーレ

 午前11時に札幌駅北口で姉と待ち合わせBizCafeへ。メールサーバーへの接続が上手く行かないとのことで、アウトルックエクスプレスのアカウント設定を直したりした結果、メールの送信はできるようになったが、受信の方はパスワードが違っているとのことで上手くいかない。週明けにはパスワード入りの「開通通知」が届くとのことで、正しいパスワードが届いたら入力してもらうことにする。
 その後、姉、甥、姪と4人でイタリアレストラン「マンジャーレ」(アスティ45の2階)で昼食。午後12時間30分から午後2時30分ころまで、久々にゆったりした昼食だった。



12月1日(土) IT講習会

 2001年もこの1ヶ月で終わりとなった。午後1時から、札幌市身体障害者福祉センターでIT講習会(視覚障害者向け)12月の第1回講習スタート。今回の受講生は、網膜色素変性症で、最近になってかなり視力が低下したとのことで、フルキーでの入力については、50音でナ行まで進んだ。
 16時40分ころ、JR琴似駅の近くにある「ななし」でラーメンを食べていると、テレビで皇太子妃出産のニュースが流れていた。性別は女性なので皇位継承権はないそうだ。皇室典範を改正して、女帝を認める必要性が問われることになろう。
 毎月1日は映画の日で封切館でも1本1,000円で観られる。ワーナー・マイカル江別で、「かあちゃん」を観る。山本周五郎の原作で、舞台は天保年間の江戸の長屋。そこに暮らす人情かあちゃんが主人公。安心して観られる作品だが、まあ映画の日に観て良かった。
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