日記:2002年10月
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10月31日(木)  札幌大学

 午前中は、「観光産業の分析に係る報告書」の発送準備を仕上げる。印刷部数は、600部になりそうだ。後志支庁管内の分は、別途後志支庁で印刷してもらっているから、配布部数は全部で700部になるだろう。
 午後からは、札幌大学経営学部の佐藤郁夫助教授の研究室を訪ねる。0時15分に職場を出て、地下鉄南北線澄川駅で中央バスに乗り換え、キャンパスに着いたのは0時50分。学生食堂で昼食をとっていると、札幌大学の教職員も食事をしている。毎日がキャンパスライフだと、サラリーマンが社員食堂で食事をしているのと変わりない。
 午後1時20分過ぎから、佐藤先生の研究室でNPOの分析手法についてお話しをうかがう。アメリカにおいては、内国歳入法第501号によって、税制上の優遇措置を受ける対象として認められる団体であるか否かがNPOの判断基準であるというお話しは興味深かった。
 午後5時50分から、蠍座で映画「羅生門」を観る。1950年の作品で、ヴェネチア映画祭グランプリ受賞作品である。映画が娯楽の王様だった時代の作品は、蠍座でずいぶん観たが、今日的な感覚では違和感の強い作品が多い。テーマが人間の醜さ、弱さ、不条理といったものであるせいかも知れないが、重苦しい気持ちにさせられる作品だった。


10月30日(水)

 午後1時過ぎから、北海道経済産業局を訪ね、NPOの分析に関する情報を収集する。経済産業省がNPOに注目し始めたのは最近のことなので、北海道経済産業局もそれほど情報を持っているわけではないが、それなりに関心を持っていただけているようなので、今後情報交換がしやすくなりそうだ。
 職場に戻って、「観光産業の分析に係る報告書」の発送準備を始める。文書の印刷だけで時間が経ってしまい、残業に突入。プリンターの調子が悪く参ってしまう。


10月29日(火)  札幌アメリカンセンター

 「観光産業の分析」を職場のホームページ上で公開する。たちまち、アクセスカウンターが回り始める。やはり、新しいデータを公開すると、アクセスは激増する。
 午後1時過ぎに、札幌アメリカンセンターを訪ねる。地下鉄円山公園駅近くのアメリカ領事館1階にある。玄関から入ってすぐの所に空港と同じ金属探知機があり、そこを通らないと中に入れない仕組みになっており、警戒の厳重さに驚く。リファレンスコーナーで、NPOに関する文献を調べる。蔵書検索をかけると札幌アメリカンセンターには3冊置いてあり、うち2冊を借りた。また、2冊を東京のアメリカンセンターから取り寄せることになった。
 職場に戻ってから借りてきた本と、プリントアウトしてきたニューヨーク・タイムズの記事を読む。結局、1996年におけるNPOの経済規模は、国家経済全体の6.8%であるという記載が見つかったことが収穫であった。



10月28日(月)  職場のホームページ更新

 職場のホームページの更新作業に取り組み、更新データをサーバーに転送したが、少し複雑な構造になってきたため、あちらこちら手直しを加える。
 エコノメイト2000というマクロモデル分析用のソフトを久々に開いてみる。今から8年前、MS−DOS版のエコノメイトをメンテナンスして以来だが、そのころ私が入力したデータが残っていて懐かしい気がする。当時は、夢中でデータを入力し、モデル式を点検したものだが、今なら2ヶ月間くらい専念させてもらえばメンテナンスができるだろうし、半年間専念することができれば、幾つかのシュミレーションが可能になるだろう。
 昨夜のNHKでアメリカのピッツバーグには、地域経済の分析を行うNPOがあると紹介していたが、わが国でも遠からず、地域経済の分析をミッションとするNPOが生まれることだろう。その際は、産業連関分析とマクロモデル分析のノウハウがあれば分析の対象が広がり、かなり役に立つだろうと思う。



10月27日(日)  IT講習会

 風邪気味で安眠できず、寝苦しい夜を過ごした。
 朝、メールを開くと高平さんからメールがきており、依頼どおり札幌チャレンジドのホームページを更新する。何だか毎日、ホームページを更新している感じだ。
 午前11時過ぎに受講生から電話があり、「今日のIT講習を1時間早く始めてほしい」とのこと。慌てて自宅を出て、札幌市身体障害者福祉センターへ向う。12時半に、二十四軒に着いたので、パールモンドールでケーキセットをいただく。今日は、チョコレートケーキを頼むと「ザッハトルテ」が出てきた。
 今日は10月のIT講習会の最終会なので、ホームページとメールをやって見る。いつもながら、ホームページは上手く行かない。特に、ホームページリーダーとピーシートーカーの組み合わせだと、パソコンがフリーズしてしまうのには参った。
 今日は、コンサドーレ札幌が鹿島アントラーズに2対3で破れ、J2リーグへの降格が決定した。今のチーム状況では、J2リーグへの降格はやむを得ないだろう。


10月26日(土)

 先週あたりからすっかり寒くなったためか、昨夜から風邪気味で、体調が良くない。幸い今日は休日なので、骨休めをすることとする。
 今朝のニュースは、昨夜の、北朝鮮拉致被害者である横田めぐみさんの娘、キム・ヘギョンさんのインタビューがトップ記事として紹介されている。母の葬儀や父の職場について「知らない」、日本については「首都が東京であることしか知らない」と答えたり、横田さん夫妻に、しきりに北朝鮮に会いにきてくれるよう求めるなど不自然な点が多く、北朝鮮当局から指示されたことをしゃべっていることが見て取れた。いったいこれから、どのようなことになっていくのだろう。


10月25日(金)

 職場のホームページを更新するため、原稿を作成する。新しいページを作成するので、かなり手間がかかる。ホームページの更新後のデータは、10月29日(火)に公開することになる。
 帰宅後、札幌チャレンジドのホームページを更新し、10月19日(土)に開催したシンポジウム「ITを活用したチャレンジドの就労」についての報告記事を掲載する。原稿自体は、高平さんが作成したものを写したので、それほど大変ではなかったが、自分のホームページと違って気を抜けないので精神的な負担は小さくない。データを転送して、無事表示されることを確認できたときには、正直言ってホッとした。


10月24日(木)  インターネットコミュニケーション道場卒業プレゼンテーション

 午前中は、「観光産業に係る報告書」の整理。午後からは、赤れんが政策検討プロジェクトの第7回検討会に出席する。
 久々に午後5時半過ぎに職場を出て、地下鉄新札幌駅へ向う。午後6時20分ころ、地下鉄新札幌駅近くにあるi−cis(アイシス)の事務所に到着。中山慶一さんがやっているインターネットコミュニケーション道場の卒業プレゼンテーションに立ち会うためだ。今日は、二人の卒業生が、苦労して作った自分たちの会社のホームページを紹介した。実は、私もこの道場の卒業生で、昨年7月にこのホームページを公開したのだ。それまで、自分としてはパソコンが得意な方だと思っていたのに、ホームページの作成や公開の方法を理解することは難しく、かなり苦労した覚えがある。
 午後9時過ぎに帰宅すると、札幌チャレンジドからホームページ更新の依頼がきている。原稿は、添付ファイルのコピペで良いというのだが、少しは工夫しようと思う。他の人が作ったホームページを更新するのは、かってが分からないので神経を使うものだ。


10月23日(水)  裸の島

 午後4時から、「観光産業の分析に係る報告書」について観光局長にレクチャーし、公表について了解を得る。10月28日(月)の公表に向けて、もう後一息だ。
 午後6時10分から、蠍座で映画「裸の島」を観る。1960年、瀬戸内海の小島で畑を耕す夫婦と男児2人の4人家族。小舟の櫓をこいで対岸に渡り、桶に水を汲んでは運ぶ毎日。その小島には、水道がないのだ。運んだ水は、水瓶に入れるほかは畑の作物に柄杓一杯ずつ注いでいく。厳しい労働の毎日。セリフのない白黒の映像だが、そこに描かれている世界は、セリフがあってはかえって邪魔になるだろう。今から42年前、高度経済成長がはじまったばかりのわが国において、紛れもない現実であっただろうが、やはり隔世の感がある。


10月22日(火)  ボラナビの集い

 午前8時半ころ職場に入り、コートと一緒にスーツの上着を脱ごうとしたとき、胸元がやけにスッキリしていることに気づいた。そう、ネクタイを忘れたのだ。そのまま一日過ごすのも落ち着かないので、地下の売店が開くのを待ってネクタイ売り場に向う。今日のようにネクタイを忘れたときの予備として、2本買う。今から10年前になるが、2ヶ月くらい毎日新しいネクタイをしていたことがある。1本3千円から5千円くらいの品物だったから、20万円以上ネクタイに使ったわけだ。それだけネクタイを揃えると、いろいろなことが分かってくる。長持ちするもの、しないもの。いつまでも飽きがこないもの、すぐに飽きるもの。一応気に入って買ったはずなのに、後でみると気に入らず、丸めたままのものもある。一口で言えば、品の悪いネクタイはダメだ。
 午後6時半から、札通ビル5階の会議室へ。「ボラナビの集い」に参加するためだ。今年の4月以来、半年ぶりの参加である。ボラナビ倶楽部の活動は既に安定軌道に乗ったようなので、草創期にある別の活動をみつけて、それを支援することに力を注ぎたいと思う。そういう意味では、今日の話題提供者だったインターネットテレビ放送局「アイアイテレビ」の活動は、なかなかユニークだった。



10月21日(月)  NPOサポートセンター、北海学園大学

 「NPOの経済効果」に関する情報収集を行う。午前10時から、札通ビル3階の北海道NPOサポートセンター分室で、NPO法人北海道サポートセンターの小林事務局長からお話しをうかがう。現在道内では、330のNPO法人が認証されているが、1団体当たりの平均事業額は、年間500万円くらいとの感触を持っているそうだ。
 帯広土木現業所の奥山さんが出張で、昼食に誘われていたため、ポールスター地下のレストランで、小林事務局長も含め3人で会食を行う。
 一旦職場に戻ってメールの処理をしてから、今度は、北海学園大学へ向う。午後2時から、法学部の樽見助教授に、NPOの現状と分析手法についてアドバイスをいただく。マクロ経済の観点から、NPOの経済活動を把握する試みは興味深いとの感想をいただいた。
 午後4時前に職場に戻り、「観光産業の分析に係る報告書」に後志支庁からCD−ROMで送付された写真を貼り付けたり、記者発表資料を確認したりする。いよいよ、こちらの方も佳境に入ってきた。



10月20日(日)  IT講習会

 良く晴れた寒い日である。
 午後1時過ぎから、二十四軒の「パールモンドール」でケーキセットをいただく。今日のケーキは、マロンケーキ。有機栽培のコーヒーのアメリカンタイプと良く合う。
 午後2時から、IT講習スタート。先週火曜日に、中古パソコンの店「ジャンプ」で、昨年8月に発売されたIBM製パソコンの新古品を購入したそうだ。ディスプレイとキーボードが付いて6万円程度だったそうだから、なかなか良い買い物ではなかったかと思う。
 今日は、受講生本人の希望で、宮中歌会始めに提出する短歌を、縦書き、筆字で作成する練習を行う。来年の歌会始めの題は「町」ということが、今回の講習で初めて分かった。



10月19日(土)  ITシンポジウム

 午後1時半から、シンポジウム「ITを活用したチャレンジドの就労」に出席。会場のNTTドコモ北海道(北1西14)へ行くと、入り口が分からず大勢ウロウロしている。私も入り口を探しているうちに、タクシーに呼び止められ、来場した視覚障害の方が来場したものの入り口が分からないので案内してほしいとのこと。その場所からぐるりと西側にまわって、ようやく入り口がみつかった。
 講演者の関根千佳さんは、元IBMのシステムエンジニア。夫の転勤に伴いアメリカで生活したときに、障害者や高齢者が活き活きと生活したり、支援技術とコンピュータを使っている姿に感銘を受け、1998年に株式会社ユーディット(情報のユニバーサルデザイン研究所)を創立・・・。いかにもアメリカ仕込みのプレゼンテーションで、Webサイトのアクセシビリティを高めることや、使いやすい資材を調達することが必要なことを力説された。
 午後3時40分過ぎから、蠍座で映画「ハリー、見知らぬ友人」を観る。30代半ばの男性が、妻子を連れて別荘へのドライブに向う途中、立ち寄った公衆トイレで自分が忘れていた高校時代の同級生、ハリーに呼び止められる。最初は、親切に見えたハリーが、やがて異常な本性を現し始める。なかなか面白い作品で、サイコホラーの傑作といえるだろう。



10月18日(金)  観楓会(かんぷうかい)

 「NPOの経済効果」の分析に取りかかるため、情報収集をスタートする。『NPOデータブック』に目を通し、今月創刊されたばかりの道内NPO情報誌『えぬぴおん』の記事を調べたりする。来週には、外部で情報収集を行うため、北海道NPOサポートセンターの小林さんや、北海学園大学の樽見先生とアポイントを取り、週明け早々の21日(月)に訪問して、お話しをうかがうことになった。
 今日は職場の観楓会(かんぷうかい)である。午後6時から、スガイボウルアポロン(南6東6)でボーリング大会。その後、串鳥番外地(南6西3)で午後9時半まで懇親会。両方とも同系列で、ボーリング場と懇親会がセットになっているそうだ。
 冷たい雨が降って、寒い夜である。寒風の中を帰宅し、メールチェックを済ませると、日記を更新する気もおきないまま、眠りに就いた。


10月17日(木)

 このホームページの「バリアフリー評価」のページをチェックすると、今はなき「ビズカフェ」や「ウエスト」が削除されないまま残っていたので、慌てて更新する。最近行っていない「オープンハート」も削除し、代わりに「パールモンドール」を掲載する。飲食店の常に漏れず、喫茶店の移り変わりも激しい。
 仕事の方では、7月から懸案となっていた「NPOの経済効果の分析」に、ようやく取りかかれることになった。経済産業省研究所の資料を調べたが、それ程高度なことをやっているわけではなく、北海道版を作成することは難しくないと思う。


10月16日(水)

 仕事を一つ片付けると、また一つ仕事が入ってくる。ただ、なかなか面白い仕事として、「社会福祉施設整備の経済効果」の分析を依頼された。介護保険制度の導入を契機として、本道においては社会福祉施設の整備が一気に進んだが、それは本道経済にどのような影響を及ぼしているのだろうか。個人的にも興味深いテーマで、依頼を受けてこれを分析できるというのはまたとない機会というべきである。
 午後6時過ぎに、北海道NPOサポートセンターを訪ねたが、珍しく札幌チャレンジドのメンバーの姿が見えない。結局、メモを置いて帰ってきた。


10月15日(火)  札幌チャレンジドのホームページ更新

 午後8時半過ぎに帰宅後、札幌チャレンジドのホームページの更新に取りかかる。実は、先日杉山代表から依頼されたばかりで、第一回目の更新は今月末からだと思っていたのだが、やり方は大体見当が付いていたので、それほど迷うことなく更新ができた。
 ところで、今日の午後2時過ぎ、北朝鮮拉致事件の被害者5名が帰国した。彼らが拉致されたのは、昭和53年頃だというから、実に24年ぶりの帰国である。四半世紀の時が経過したわけである。彼らの帰国の挨拶からは「親愛なる金正日将軍・・・」などという言葉は出てこなかったので、一安心した。それにしても、彼らがこれまでに失った時はどうすれば埋め合わせができるのだろう。考えてみれば、何とも残酷な話だ。


10月14日(月)  体育の日

 今日は、体育の日で仕事は休みである。午前10時過ぎに札幌に向かい、昨日のIT講習会の際に尋ねられた中古パソコンを探す。ツクモ電器に目星を付けていたIBM製の中古パソコンがなかったので、本人に電話すると、昨日の講習終了後ツクモ電器に行って探したが、IBM製品がなかったので、中古パソコンを扱っている「ジャンプ」で3台ほど見当を付けたとのこと。いろいろな製品がありすぎて、逆にどれを選べばよいのか迷っているようだ。
 午前11時45分から、蠍座で映画「アザーズ」を観る。一種のホラー作品だが、意外性が高く、観終わった後で考えさせられる。いわば虚実が逆転した世界で、生と死の境はどうなっているのか?
 エクセルの関数・マクロを1週間で学ぶテキストと、「マクロ経済学」(伊藤元重著)を購入し、散髪をする。天気がよく昼間は暖かかったが、帰りにはすっかり寒くなっていた。



10月13日(日)  IT講習会

 午後2時から10月のIT講習会。それに先立ち、地下鉄二十四軒駅の近くにある「パール・モンドール」の写真を撮る。このホームページで紹介するためである。交通量が多く、また、客の出入りが多いため、まともに撮影できたのは1枚だけ。写真を見ると、本当に目立たない店だが、ホームページで検索すると評判の名店である。
 先週に引き続いて、ケーキセットをいただく。季節のケーキということで、マロンケーキを選らんだ。レモンティーにはブランディー、リキュール、マーマレードが付いていて味や香りを調整できるし、水は京極の湧き水を使用しており、ナプキンもサトウキビの絞り粕で作ったバガス紙であるなど、細かな気配りが感じられる。これで、税込み580円は、お買い得である。
 午後2時から5時まで、IT講習を行う。講習を終えて、札幌市身体障害者福祉センターを出ると、外はもう真っ暗である。



10月12日(土)  北海道自治体学会運営委員会

 起き抜けに、昨日頼まれた札幌チャレンジドのホームページを更新する準備のため、教えてもらったサーバーにアクセスする。データをダウンロードし、内容を確認した。何とか更新作業はできそうだ。
 午前10時30分から、札幌市東区のI歯科医院で定期検診を受ける。前歯の着色した部分を研磨し、歯石を取ってもらう。歯石取りは猛烈に痛いが、歯が痛くなってから通院するのは懲りているので我慢している。
 I歯科医院を出て、地下鉄24条駅へ向い、モスバーガーで、定番のモスバーガーをいただく。モスバーガーは数年ぶりだが、なかなか美味しい。ただ、一時期は人気メニューだったライスバーガーは見当たらず、チキンバーガーなどの新メニューが登場している。
 午後1時から北海道自治会館7階にある会議室の鍵を開け、会議の会場を設営する。午後2時過ぎから会議がスタート。来年5月下旬に開催する予定のシンポジウムの内容をどうするかについて、激論を交わす。午後5時過ぎに会議を終え、午後8時近くまでJR札幌駅近くの「つぼ八」で懇親会。ここは、以前は「誉御殿」という店で、時々使っていたのだが、最近「つぼ八」に替わった。飲食店も競争が厳しいということだろう。
 帰宅途中、ヨーカ堂野幌店前の書店で来年の手帳を購入する。例年通りダイゴーのアポイントダイアリーで、ズボンのポケットに入るくらい小型のものだ。それにしても、来年の手帳やカレンダーが出回る時期になってきた。今年も、これから加速度的に年末に近づいていくのだろう。


10月11日(金)  焼肉プライム

 今日も、新しい分析依頼を受ける。最近は、毎日新しいテーマをこなしている気がする。
 山本さんたちと、焼肉プライムで30分間食べ放題コースに挑戦する。BSEの影響が薄れたためか、お客さんがいつになく多いようだ。
 夕方、旭川大学の川村教授が訪ねてくる。平成14年度の国税の収入状況を知りたいとのことだ。財務省のホームページから該当のページを探し出し、アドレスをメール送信する。
 帰宅後、メールチェックすると、高平さんから札幌チャレンジドのホームページのメンテナンスに関する依頼がきている。ホームページに関する知識は、余り豊富ではないのだが、自分にとっても勉強だと思って引き受けることにした。


10月10日(木)

 今日は、職場で早朝ストライキだった。給与引き下げに反対するもので、現在の見込みでは平均給与が、来年一ヶ月から8千円余り引き下げになり、年間では16万円程度の減少になるそうだ。今日は失業手当ての25%カットが発表されており、雇用と賃金を巡る環境は、厳しさを増している。
 昨日、砂川市の渡辺さんから依頼のあった、10月12日(土)の打合せ会場については、急な申込みだったが無事確保できてホッと一安心といったところだ。
 その他には、朝から息つく暇もなく仕事に没頭する。報告書に間違いをみつけたので、昼食もとらずに訂正に取りかかり、午後2時過ぎから午後9時近くまで残業する。


10月9日(水)

 朝から様々な相談を受け、片っ端から片付ける。マクロ経済学の知識というのは、意外といろいろな問題に応用できるものだ。結局、「社会福祉施設の経済効果」という新たな分析テーマを抱え込むこととなった。
 出張と、それに引き続く残業で疲労が溜まっているため、今日は残業することなく帰宅する。帰宅途中、砂川市の渡辺さんから電話があり、北海道町村会の会議室が使えなくなったとのこと。明日は、会議室の確保に動かなければならない。次から次へと、用事が出てくるものだ。



10月8日(火)  福島市へ出張(2日目)

 いつも通り午前6時半に起床。7時半くらいから朝食。9時少し前にホテルを出発し、福島県庁の青木さんと一緒に、東邦銀行本店の4階にある財団法人福島経済研究所を訪ねる。観光やNPOの分析方法について、意見・情報交換を行う。
 10時前に福島経済研究所を出て、JR福島駅で職場への土産を買い、10時26分発の新幹線でJR仙台駅へ。10時56分にJR仙台駅に到着し、11時5分発のリムジンバスで仙台空港へ。仙台空港で土産品を買い込み、12時35分発の全日空便で新千歳空港へ。午後1時40分に新千歳空港に到着し、快速エアポートでJR札幌駅に着いたのは午後2時40分になっていた。
 そのまま職場に出ると、「観光の経済効果」に係る報告書についていろいろと修正意見が入ったため、それらの点を直しているうちに午後10時まで残業となった。


10月7日(月)  福島市へ出張(1日目)

 朝9時15分、千歳空港発の全日空便で仙台へ。リムジンバスでJR仙台駅まで行き、そこで新幹線に乗り換えて正午前にJR福島駅到着。JR福島駅構内の食堂で古代米で作った麺を食べる。不味くはないが、妙な感じ。
 午後1時半から5時過ぎまで、福島県庁近くにある杉妻会館で会議に出席。終了後、一緒に出張した山内氏と、たまたま一緒になった宮城県庁の池田氏の3人で、JR福島駅近くの飲食店街にある「田舎料理 案山子」という店で夕食兼懇親会。福島市は、以外に郷土食のないところで、居酒屋のメニューも福島市ならではというものは何もない。それでも、午後9時半ころまで懇談し、ホテルサンルートプラザ福島にチェックインしたのは午後10時近く。入浴して汗を流し、午前0時半ころ眠りについた。


10月6日(日)  IT講習会

 午後2時から、IT講習会の第1回目。その前に、「パールモンドール」でケーキセットをいただく。地味な外観で目立たない店だが、いつも客で一杯なのは、ここの洋菓子が人気のある証拠だろう。
 10月日曜午後の受講生は、今年1月から7月まで、視覚障害者福祉センター(?)でIT講習を受けていたとのことで、ローマ字入力は問題なくできる。ただ、耳が遠いとのことで、説明が伝わりにくいことが難点だ。
 午後5時に講習を終えて帰路に着くと、外はもう真っ暗だ。暗い中、車を飛ばすとフロントガラスを、雨がたたきつける。これからは、一雨ごとに秋が深まる時期だ。季節は急速に冬に向っている。



10月5日(土)  柳と風

 午後0時35分から、蠍座で映画「柳と風」を観る。イラン映画で、ストーリーは、窓ガラスを割った少年が、一日中に窓ガラスを入れなおすことを求められ、それに応えるべく悪戦苦闘するというもの。イランの厳しい自然と、その中で子どもといえども甘えを許されない厳しい生き様が印象的だった。
 その後、札幌市市民情報センターのオープニングイベントに参加する。地下鉄東西線の東札幌駅から歩いて5分くらいの所にあり、来年オープン予定の札幌市コンベンションセンターに隣接している。いろいろな講座も用意されているが、場所的には気軽に立ち寄ることは難しい。今後、足を運ぶ機会は多くないだろう。


10月4日(金)  札幌チャレンジドの事務所ボランティア

 今日も夏季休暇の振替で、札幌チャレンジドの事務所ボランティア。午前9時過ぎに、大通りの「東亜珈琲店」でモーニングコーヒー(260円税込み)をいただく。北洋銀行本店の地下にあり、奥まった場所にあるのであまり目立たないが、中は広々としてなかなか快適な店だ。珈琲も香り高く、なかなか良い店だ。周囲を見ると、初老の男性が数人新聞や雑誌を読んでいる。ふと、自分の20年後を見るような気がした。
 札幌チャレンジドは、今日も出入りする人が多く、なかなか賑やかだった。NPOバンク事業組合に10万円出資する。出資といっても利息が付くわけではなく、かえって出資金が減少する可能性もあるのだが、惜しいとは思わない。
 午後7時ころ事務所を出て、道立市民活動促進センターでスキャナーを使って画像を取り込む。スキャナーはあれば便利だろうが、場所をとるので買う気にはなれない。タダで使えるので、非常にありがたい。



10月3日(木)

 人事異動の希望調書を提出した。前年の控えがあるので、大体それをベースに書いたが、今回は、異動を希望しなかった。今のセクションで、マクロ経済分析のノウハウを蓄積したいと考えているのだ。今の状態では、目先の報告書の処理に追われてノウハウの蓄積ができないので、時間がほしいという気持ちもある。要するに、目先のことでない何かしら真実をつかみたいと思うのだ。
 報告書の内容を確認して、再度体裁を整えたりしているうちに午後10時近くになってしまった。昨年はしばしば持ち帰り残業をしたが、最近は、仕事を持ち帰っても効率が上がらないので、職場で仕事を片付けることに専念している。明日は、年休処理の2日目である。札幌チャレンジドの事務所ボランティアをすることになると思う。



10月2日(水)  札幌チャレンジド事務所ボランティア

 今日は、夏季休暇の代わりに年休を取り、北海道NPOサポートセンターで札幌チャレンジドの事務所ボランティアを行う。午前10時に札幌チャレンジドの事務所に行き、午前中は何事もなく過ぎたが、12時45分過ぎから、中央区民センターへパソコンを運び、午後1時半から4時まで「ワード講習初級」の手伝いをする。全8回の講習で、今回は7回目なのでかなり進んでいるが、マウスの使い方が覚束ない受講生もいて、初級にしては少し難しい気がする。ただし、テキストはなかなか良くできていて分かりやすい。
 北海道NPOサポートセンターに戻ってから、講習会申込書の入力を行い、午後6時半過ぎに事務所を出た。私が仮に、NPOのフルタイムワーカーとして北海道NPOサポートセンターの事務所で働くとしたら、きっと今日の連続のような仕事をするのだろうなと思った。


10月1日(火)   トンネル

 今日も昼食抜きで報告書の作成を続け、午後2時過ぎにようやく原稿が完成する。表紙には、羊蹄山の写真を貼り付け、洒落た感じになった。
 夏季休暇を取りそびれたこともあり、明日はようやく年休を取得することとし、午後6時半に職場を出た。
 今日は毎月1日の「映画の日」なので、蠍座で映画「トンネル」をみる。舞台は1961年から翌年にかけてのベルリン。ベルリンの壁が築かれ、東西の市民が自由に行き来できなくなる中、東側に残した家族を西側に連れ出すため、1年がかりでトンネルを掘った人々の人間ドラマである。やや、脚色が入っていると思われるが、実話に基づいた作品だそうだ。1989年にベルリンの壁が崩壊するまで、実に38年間もベルリンの壁は、人々の自由な行き来を妨げてきたのである。人間のやることは、何と愚かしいことだろう。