日記:2002年12月
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12月31日(火)  大晦日

 2002年も最後の日となる大晦日である。相変わらず寒い一日だった。しかも、部屋の石油ストーブが故障したままなので、セラミックファンヒーターを使ってしのいでいるのだが、熱量が不足しており、部屋全体が暖まらない。
 昼過ぎから、札幌チャレンジドのホームページを更新し、新年と同時に年賀の画面が開く準備をする。
 その後、大晦日の街の様子を見に、大麻まで車を走らせる。ログハウスの喫茶店「ビッグ フォレスト」でココアをいただくが、何と年末年始も平常どおり営業するそうだ。それ以外の店も、大晦日といっても平常どおりの営業で、元旦から初売りの店も多いから、以前のように年末年始は商店が開いていなくて不便ということはなくなったが、年が代わることの緊張感も乏しくなり、年末年始だからといって特別な感じもしなくなった。


12月30日(月)  ユリイカ

 12時45分から、蠍座で映画「ユリイカ」を観る。福岡の西鉄バスジャック事件を題材に、生き残った元運転手と乗り合わせた兄妹、そして兄妹の従兄弟の4人が奇妙な共同生活をはじめる。やがて、4人はマイクロバスで旅に出る・・・。目の前で人が殺され、自分自身もいつ殺されるかも知れないという極限状況を経験したあと、人はどのような人生を歩むのかということを考えさせられる。上映時間が217分と長いため、途中首が痛くなったが、内容は退屈さを感じさせない作品である。今年の映画の見納めに相応しい作品であった。


12月29日(日)

 部屋の石油ストーブが故障したため、以前福岡市に住んでいたころ使っていた電気温風器を引っ張り出して使っている。温風吹き出し口の前にいると暖かいが、そこを離れると膚寒い。やはり、部屋全体を暖めるには発熱量が不足しているのだろう。業者には、明日修理にきてもらうことになった。
 夕方、近所のセブンイレブンで「ごちボラ」の代金を支払う。最近は、公共料金もコンビニエンスストアで支払う時代だから、「ごちボラ」の代金もスンナリ支払うことができた。お歳暮を贈るにはなかなか便利なシステムだと思うのだが、安い商品では経費倒れになりそうだし、高額な商品を定期的に大量販売するためには、宣伝が圧倒的に不足していると思う。


12月28日(土)  出張IT講習

 夜中に腹痛に見舞われた。胃の辺りが強烈に痛んだので、ホームページを検索すると「虫垂炎」の初期症状が上腹部の腹痛だったので不安になる。2時間近く悶々としていたが、明け方近くになって症状が緩和したのでようやく眠ることができた。
 午前9半近くになって目覚めると、腹痛はなくなっており変わりに頭が少し痛む感じがする。夜中の腹痛は、風邪の症状だったようだ。それでも、今日はIT講習の最終回があり、午後1時には大谷地の受講生宅に着かなければならないため、正午少し前に自宅を出て、JR野幌駅に向う。JR厚別駅で電車を降り、地下鉄新札幌駅まで歩き、地下鉄大谷地駅へ。受講生宅のマンションに着いたときは、丁度午後1時だった。
 音声化ソフトを使ってホームページの見方を復習し、その後ワードを使って受講生が役員を務めている障害者団体の幹事会資料を作成した。最初はプリンターとの接続が上手くいかず、印刷に失敗したが、いろいろと調べた結果ようやく印刷に成功し、自分で作成したワープロ文書が印刷できたときは、受講生から歓声があがった。これが一年前だったら、私自身慌ててしまって印刷の方は諦めていた可能性が高い。IT講習を通していろいろなパソコンや周辺機器を使う経験を積んだことで、自分自身ずいぶん進歩したものだと思う。


12月27日(金)

 最近は、毎日電車が遅れている。今朝も、8時10分ころJR野幌駅に着いたのだが、乗ったのは定刻が7時49分の電車だった。いつもは電車が遅れると、電車が満員になるのだが、今日は学校が冬休みに入っているためか、かなり空いている。
 職場では、「NPOの分析係る報告書」を整理して関連セクションに渡し、「北海道型・高齢者が住みやすいまちづくり検討プロジェクト」の政策展開イメージ図を訂正して担当セクションに意見を伝えた。
 今日は仕事納めなので、昼過ぎからは大掃除や仕事納めのあいさつなどでバタバタと過ぎてしまう。午後6時から、SさんNさんと3人で京王プラザホテル地下1階の寿司店で1年間のご苦労さん会を開催する。その後、カフェ・クロワッサンで話し合い、午後10時過ぎに散会となった。


12月26日(木)  「緊急討論!北の道のゆくえ」

 午前1時過ぎに起きて、午前1時10分から2時40分にかけて放映されたUHBの深夜テレビ番組「緊急討論!北の道のゆくえ」を観ていた。北海道大学の山口二郎教授、ニセコ町の逢坂誠二町長などが、これからの道路整備のあり方を討論したのだが、道路整備予算の配分を重点化し、日勝峠と国縫〜函館間を短期集中で開通させるべきだという意見が大勢を占めた。もっとも、実際に道路整備予算を2つの事業に重点配分しようとすれば、ゼロサムゲームのあおりを食う地域からは死にものぐるいの抵抗があるから、例えば長野県の田中知事のように憎まれ役を買って出るリーダーがいなければ、泥沼の議論から抜け出すことはできないだろう。いずれにしても、経済が右肩下がりの時代に入り、誰もが経済のパイの拡大の恩恵に浴することが不可能であるという現実に否応なく直面せざるを得なくなっている今日、リーダーに求められる役割は、従来のような調整型ではなく、憎まれ役に徹することであり、またそれができるリーダーを選ぶことが道民に求められているのだと痛感した。
 この番組はなかなか面白かったので、印象的な発言をまとめて北海道自治体学会とNPOのメーリングリストに流したが、投稿記事を書くのにけっこう時間がかかり、午前4時になってようやく投稿が終わった。



12月25日(水)

 昨日、名古屋の旧い知人から例年通りお歳暮が送られてきた。以前は、熱田神宮名物の「宮きしめん」が定番だったが、ここ数年は日本酒である。しかも、愛知県産ではなく岩手県産の清酒だ。お返しに何かと思って、NPO法人ボラナビ倶楽部が今月10日からはじめた「ごちボラ」を利用しようと思ったのだが、使い方が案外難しく、自分の住所・氏名を登録したところで受付が終了してしまった。登録完了メールが自動送信されてきたが、送り先はやはり自分になっている。あわてて、ボラナビ倶楽部に訂正のメールを送信した。
 私は、ネット通販をけっこう利用しているのだが、「ごちボラ」のシステムは、まだこなれていない感じがする。やはり、本業のネット通販業者とは力の入り方が違うのだろう。
 さて、12月22日(日)が冬至で、一年で一番日の短い時期である。帰宅時間には外がすっかり暗く、最近は寒いことも相まって日の光をほとんど浴びていない。そのせいか、目覚めがスッキリせず、今朝は危うく寝過ごすところだった。
 帰宅後、「ごちボラ」の使い方についてメールがきていたので、ようやくキャンセルすることができたものの、送り先への入力画面にたどり着けない。私はダイヤルアップで接続しているので、とまどっているうちに料金がどんどんかかっていくので、今回は「ごちボラ」は諦めて、普通の方法でお歳暮のお返しをすることにする。


12月24日(火)

 21日(土)から23日(月)まで3連休だったため、朝起きるのが少し辛い感じがする。出勤時間という縛りがなければ、生活パターンはたちまち昼夜逆転してしまうのではないだろうか。早寝早起きが規則正しい生活パターンであるとすれば、それを自分の意志だけで遵守するのは難しいことだ。
 午前中から午後にかけて、「観光産業」の定義を検討し、担当セクションに意見を届ける。観光産業とは、観光消費と関連性の特に高い産業であり、観光関連産業とは、観光消費と関連性の高い産業であるという単純な定義を設けたのだが、単純過ぎるだろうか。
 今日はクリスマスイブだが、例年にも増して何ら代わり映えしない夜である。今から約2000年前に、ユダヤの田舎のベツレヘムに降誕したという神の一人子は、忙しすぎて私にまで恩恵をもたらすことができないのだろうか?


12月23日(月)  ノーマンズランド

 午前中、パソコンのデフラグ(最適化)を行う。4ヶ月ぶりにしっかり、ハードディスクを最適化した結果、心なしか動きがスムーズになったように思う。
 昼過ぎから、蠍座で映画「ノーマンズランド」を観る。旧ユーゴスラビアの民族紛争で、対立するセルビア・ボスニア両陣営の間に取り残された両軍の兵士が、互いにいがみ合いつつ国連平和維持部隊による救出を待つというストーリーだ。戦争を舞台とする映画の多くがそうであるように、この映画もやり切れなさが伝わってくる作品だ。
 その後、古久根ビル2階の「カフェ・ラ・トゥール」へ。ここは、一昨日の合併問題研究会の会場だったのだが、出張IT講習とぶつかっていたため足を運ぶことができず、心残りだったので休日を利用して入ってみた。ロイヤルコペンハーゲンのデミタスカップに入ったコーヒーは、一杯500円(税込み)と高いが、コクと香りがあってなかなか美味しいし、店の雰囲気も高級感がある。隠れ家的な喫茶店である。



12月22日(日)

 昨日の出張IT講習で、視覚障害の方がパソコンを覚えたい理由として、視覚を補う音の世界を手に入れたいためであることが大きいことに気付かされたので、音を楽しめるホームページを探してみた。著作権法の関係で、クラシック音楽のように著作権が切れている分野に優良なホームページが多く、「Mandolin Guitar」と「BunVの音楽よもやま話」の2つのホームページが特に気に入った。ただし、問題は音楽を奏でるMIDIファイルへの入り口が画像ファイルになっているため音声読み上げソフトでは素通りしてしまうことで、視覚障害者の立場でホームページを探してみると、ほとんどのホームページに視覚障害者への配慮が欠如していることを痛感させられる。
 年末年始を控え、散髪をしてサッパリしたくなったので、行きつけの札幌市東区にある理容店に行こうと思ったのだが、ここのところの大雪と冷え込みで道路がアイスバーンになっているので、自宅近くに3年くらい前からある理容店に初めていってみた。茶髪の若い男女が理容師で、一瞬「失敗したかな?」と思ったが、意外と手際が良く洗髪なども丁寧でとても満足だった。



12月21日(土)  出張IT講習

 午前11時2分、JR野幌駅発の電車で札幌へ向い、JR厚別駅で下車して地下鉄新札幌駅で地下鉄に乗り換え、午前11時40分ころ地下鉄大谷地駅に着く。IT講習の受講生が地下鉄大谷地駅近くのマンションが住んでいるのだが、自宅のパソコンを使いこなせるようになりたいとのことで出張講習を依頼され、大谷地まで行ったのだ。午後1時からの講習まで時間がタップリあったので、大谷地の喫茶店を開拓しようと思ったが、地下鉄大谷地駅付近はマンションばかりで喫茶店は見当たらない。結局、大谷地バスターミナル内の「大谷地軽食喫茶」でトーストセットをいただく。軽食喫茶といっても、メインは立ち食いソバの店だ。
 午後1時から、受講生のマンションで講習をはじめる。ワードで文章を作成し、ホームページ読み上げソフト「眼の助」を使って、ホームページを読む練習をする。視覚障害の方の場合、使用するソフトが特殊なので、教えてくれる人がいない→使えない→慣れない→使わない・・・という悪循環に陥っているケースが多いのだ。午後4時を過ぎたので、次週も訪問することを約束してマンションを出た。
 午後5時過ぎに地下鉄大通駅に到着し、北海道自治体学会の「合併検討プロジェクトチーム」と合流。JR札幌駅前の居酒屋「デンバー」で、午後6時半過ぎまで忘年会。帰宅したときは、午後8時過ぎになっていた。


12月20日(金)

 午前8時15分、JR野幌駅発の電車で出勤する。7分遅れでJR札幌駅に到着したが、それでも職場には十分間に合ったから、午前8時に自宅を出ても間に合うわけだ。早いときは、毎朝7時半には自宅を出ているわけだが、通勤時間を工夫すれば、もっといろいろなことができるのではないかと半ば真剣に考える。例えば、職場から徒歩圏内に住んでいれば、往復で2時間近く自由に使える時間が増えるわけだ。
 平成15年度の政府一般会計予算案が内示され、北海道開発予算は10.0%になったそうだ。実際には10.0%を若干割り込んでいるのだが、百万円未満を四捨五入すれば10.0%になるのだとか。これによって、道内では7千人近い雇用の場が失われることになるのだ。平成16年度予算は、どのように計算しても誤魔化しようもなく10%を割り込むだろう。


12月19日(木)

 忘年会が二日間続いたため、寝不足気味で疲れが溜まっている。精神的な健康を保つためには、やはり規則正しい生活が大切だ。
 昨日は、大急ぎで「NPOの分析に係る報告書」を完成させたが、今日読み返してみると直さなければならない部分が多い。一冊の本を書いているようなものだから、きちんとしたものにするためには、かなりのエネルギーを要する。
 久々に7時半ころ帰宅し、札幌チャレンジドのホームページを更新する。活動の記録の部分だが、年内の事業は17日(火)で一応終わったようだ。元旦から5日までは、年賀文を掲載してほしいとのことだが、どんなレイアウトで掲載すれば良いだろうか。



12月18日(水)  忘年会

 今日こそは、何とかして「NPOの分析に係る報告書」を完成させようと意気込み、午後3時過ぎにようやく一応の形ができたので、印刷して関連セクションにチェックをお願いする。できれば年内に完成させて、配付まで終えたいと思っていたが、年内は原稿のチェックで終わってしまうだろう。
 午後6時10分から、札幌第一ホテルで職場の忘年会。流石に昨日の居酒屋Sとは違って、料理は不味くない。やはり、食べ物が不味いと思われるようでは、飲食店は流行らない。午後8時過ぎまで歓談して、忘年会が終わった。引き続き、1月1日付けで釧路に転勤するSさんの送別会も用意されていたが、連日の忘年会で体調を崩しているせいもあり、失礼させていただいた。


12月17日(火)

 今日仕上がるかと思っていた「NPOの分析に係る報告書」だが、最後になって書いておきたいことが増え、結局完成には至らなかった。
 午後6時ころから、Yさんと居酒屋Sで一杯。忘年会シーズンなので混んでいるかと思ったら、他には1組の客しかなく閑散としている。運ばれてきた料理を口にして、その理由が推察できた。鮮度の落ちた刺身、皮がパリッと焼けていない手羽先、味の薄いモツ煮込み・・・。料理の味が低下しているのだ。
 その後、午後8時近くになってSさんが合流し、午後10時ころまでいたが、その間も客足はほとんどなかった。以前は、団体客も多くゴミゴミしてイヤだなと感じることもあったほどなので、ガランとした店の様子には驚かされたが、あの料理の味では客足は遠のくだろうと思う。


12月16日(月)

 今日も、一日中「NPOの分析に係る報告書」を書いていた。全体の構想が大体まとまって、仕上げに入っているのだが、この時期になるといつも、あと一週間まとめに入るのが早かったら、もっとスムーズに仕上げられるだろうという考えに囚われる。しかしながら、頭の中でテーマに関する情報が整理されないと、なかなか書き進めることができないので、結局のところ一週間早く書き始めることはできなかったと思う。
 弘栄堂書店で、「えぬぴおん」の第2号を購入する。ニセコ町の逢坂町長と、長野県の田中知事の対談が掲載されている。この記事を読む限り、逢坂氏は地域住民の目線で物事を判断できる人物だと思うし、是非立候補してもらいたいと思う。今、知事選について世論の盛り上がりが欠けているが、それは有力候補が立候補を表明していないので、盛り上がりようがないのだと思う。もし逢坂氏が立候補しなければ、極めて白けた選挙に終わるだろう。


12月15日(日)  マッリの種

 午前中、「NPOの分析に係る報告書」を校正し、内容を整理する。一寸したことでも、整理するだけで一日がかりになるから、何とか年内に発行できる目処を付けたいと思っている。ただし、発送は年明けにせざるを得ないかも知れない。
 午後4時10分から、蠍座でインド映画「マッリの種」を観る。インド映画と言えば、派手なミュージカル風の濃い映画がイメージされるが、この作品は、テロリストとして育てられた19歳の女性が、自爆テロに赴いた先で人間性に目覚めるといったストーリーが淡々と進んでいく。途中、少し居眠りをしてしまったほどだ。しかし、主演女優の表情の変化は実に巧みで、インド映画の水準の高さを感じる作品だった。
 午後8時過ぎに帰宅後、「NPOの分析に係る報告書」を整理する。何とか、明日中に原稿を完成させたいものだ。余計な用事が入ってこなければ良いのだが・・・。



12月14日(土)  IT講習会

 昼過ぎにパールモンドールで、ケーキセットをいただく。「チョコレートケーキ」を頼んだら、「どんなチョコレートケーキですか?」とのことだったので、「ザッハトルテ」を頼む。ここの「ザッハトルテ」は見た目も美しく、最高のショートケーキだ。
 午後1時からIT講習会。今日は、前回作成した手紙の文書ファイルをフロッピーディスクから呼び出し、書き換えて上書き保存した後、ホームページを見てみる。今回の受講生は、緑内障で視力が極端に低下した方なので、「緑内障」をキーワードとしてホームページを検索する。とても充実したホームページがヒットして、受講生の方も満足していた。
 帰宅後、ホームページ読み上げソフト「眼の助」の練習をする。ホームページを音声で読み上げるブラウザソフトは、いろいろある割にはどれも今ひとつ使いづらい。「眼の助」も、決して使いやすくはないが、受講生の自宅にあるパソコンに「眼の助」が入っているとのことなので、何とかマスターして伝授したいと思う。


12月13日(金)

 1週間以上続いた厳しい寒波もようやく峠を超え、久々に寒さに震え上がらなくて済む日だった。仕事の方は、いよいよ佳境に入ってきたのだが、観光担当セクションやマスコミから依頼を受けた調査ものも片付ける必要が生じ、昼食もそこそこに仕事に明け暮れた。残業ができない日なので、データをコンパクトフラッシュディスクに登録して持ち帰り残業となる。
 帰宅途中、紀伊国屋書店の大通地下街店で、中公新書「地域再生の経済学」を購入する。東大の神野直彦教授の本である。神野教授の本は、「二兎を追う経済学」、「人間回復の経済学」などタイトルが面白いのでつい買ってしまうのだが、内容はどれも似たようなものだ。この本も、帰りの電車の中で大半は目を通してしまったが、従来型の公共投資中心の財政ではダメで、税制改正によって負担と受益の関係を適正化し、スウェーデンのように地域開発グループを生かした地域の再生を進めるべきことを提言している。



12月12日(木)

 ここのところ毎日、「厳しく冷え込んだ一日」と書いているが、今日もまた、厳しく冷え込んだ一日だった。おまけに、今日は雪も降り、一段と冬の厳しさを痛感させられる一日だった。天気予報によれば、厳しい寒波は、明日まで続くとのことだ。週末には、久々に真冬日ではなくなるのだろうか。
 午前中、仕事で、「観光産業」の定義を考える。以前、観光振興を担当していたときは、考えることもなかったが、真面目に考えてみると、「観光産業」の定義は、案外難しい。この問題では、これからしばらく頭を悩ますことになると思う。
 昼からは、「産業連関表を用いたNPOの経済分析」の報告書を仕上げにかかる。まだ、書きたいことや、整理され切っていないことが残っているので、年内に完成に漕ぎ着けられるかどうか、やや焦りを覚える。週末は、休日返上になるかも知れない。

12月11日(水)

 今日もまた、厳しく冷え込んだ一日だった。お昼は、アスティ45の焼き肉店「プライム」で、焼き肉食べ放題。いつもは、無理に詰め込んでしまうのだが、今日は余り無理をせずマイペース。できるだけ食べて値段分を少しでも取り戻そうという考えは、今ではすっかりなくなってしまった。
 和歌山保険金殺人・ヒ素カレー事件の林真須美被告に死刑が言い渡された。しかしながら、本人は犯行を否認しており、決定的な証拠も欠ける状態で、どうにもスッキリしないものがある。「罪と罰」の問題は、いつの時代も難問である。


12月10日(火)

 今日もまた、厳しく冷え込んだ一日である。昼休みに、外に出ようと思ったのだが、余りの寒さに思わず建物の中に引き返したほどであった。
 午後6時から、蠍座で「春の日は過ぎゆく」を観る。最初は、でき過ぎた恋愛映画なのだが、途中から、よそよそしくなったり、優しくなったりというヒロインに翻弄される一途な若者の姿に同情を禁じ得ない。結局のところ、ヒロインの本性が見えず、割り切れなさが残る。まあ、簡単に分かってしまうようでは、余韻も何もないかも知れない。


12月9日(月)  16,000アクセス達成

 今日もまた、厳しく冷え込み、通勤時には手袋の中で指が刺すように冷たかった。昔は、家の中でも外気温と同じくらい寒く、飛び上がるほどの寒さに身をさらすことが多かったのだが、最近は十分な暖房が当たり前になっているので、本州では考えられない本道の暴力的な寒さが、取り分け耐え難く感じられる。
 このホームページも、今日で1万6千アクセスとなった。形式的には、最初の試作品的なフォーマットを手直しして使っているので、素人作品だし、内容もきちんと更新しているのは日記だけなので、お世辞にも出来の良いホームページではないのだが、途中プロバイダを乗り換えたりしながら、何とか今日まで続いてきたので、これからも続けて行きたいと思っている。


12月8日(日)

 北海道で一番寒いのは2月と言われているが、最低でも12月から3月の4ヶ月間は、積雪・寒冷という北海道の地域特性を否応なく痛感させられる時期である。
 今日も、朝から厳しく冷え込み、日中の最高気温もマイナス3度という真冬日であった。同じ寒いといっても、真冬日の寒さは特別厳しく感じられる。
 久々に外出する用事がなかったので、ゆっくり骨休めすることとする。日頃週末を慌ただしく過ごしているので、一日中ゆっくりと過ごせることがとても有り難く感じられる。
 北海道自治体学会の長期未納会員をどのような取扱にすべきか、メーリングリストで意見交換した。どのような活動でも、活動期間が長くなると発生してくる問題であり、けっこう判断の分かれるところだと思う。新年度に向けて、考え方を整理しておこうと思う。


12月7日(土)  IT講習会

 今日は、最高気温がマイナスの真冬日で、寒い一日だった。
 午後1時から、札幌市身体障害者福祉センターで、IT講習会。今月の受講生は、視覚障害の方で、緑内障のため視野がとても狭い状態とのこと。午後4時まで3時間の講習で、文字の入力と、作成した文章をフロッピーディスクに保存したり、一旦保存した文書を書き換えて上書きするなどの練習を行った。
 講習終了後、パールモンドールでケーキセットをいただく。今日のケーキは、サバラン。ブランディーがタップリしみ込んだケーキで、沢山食べた後、車を運転すれば酒酔い運転になるのではないかと心配になるほどだ。


12月6日(金)  NPO分析用産業連関表完成

 昨夜は遅くになって就寝したため、寝覚めが悪く自宅を出るのが遅くなってしまった。以前は、良く終電で帰宅したものだが、無理な生活をしていたと思う。
 仕事の方は、10月下旬から取り組んでいたNPOの経済効果の分析が佳境に入り、午後5時ころになってようやくNPO分析用産業連関表が完成した。産業連関表の作り方も以前に比べてスムーズになったのは、経験を積んだ成果だと思う。


12月5日(木)  さっぽろ女性会議

 北海道自治体学会のメーリングリストで案内されていた、さっぽろ女性会議の会合に初めて参加する。代表は、札幌市内の北区で小児科医院を開業する斯波さんという方だ。午後7時過ぎ、札幌市女性センター2階の会議室に入ったところ、ちょうど会議が始まるところで、いきなり激論に巻き込まれてしまった。テーマは、札幌市の財政問題で、公用車の使用や議員の費用弁償、海外視察などが無駄遣いだということで、今月中に札幌市議会議員全員に、海外視察の実態とその結果をどのように活用しているかをアンケート調査することになった。
 午後9時に会場が閉館となってから、近くの「ガスト」で話し合いを行う。彼女らの疑問は、市民の目から見て当然のことのようにも思うが、やや思い込みの面もあるように思われたのでできる限り客観的な事実を伝えておいた。しかしながら、私も、自治体が説明責任を果たすためのシステムを熟知しているわけではない。かなりあやふやな点もあり、勉強不足を痛感させられた。
 午後11時半ころようやく散会となり、斯波さんの車でJR札幌駅まで送っていただき、終電で帰った。今時珍しく熱のこもった話し合いで、なかなか面白かった。


12月4日(水)

 昼過ぎに、鹿部町の佐藤さんが訪ねてくる。今月、函館市内でホテルに1泊し、北海道自治体学会の道南交流集会を開催するそうだ。最近、交流が少なくなっている感じがしていたので、久々に明るい動きを聞いたように思う。
 夕方、ビデオプロジェクターの準備を行う。最初は、古くて大きなタイプが用意されていたのだが、ピントがぼけて使えない状態だったので、今年購入したばかりの新型に取り替えてもらったところ、今度はスムーズにできた。この手の光学機器は、技術進歩が早いので古い製品と新しい製品の格差が甚だしい。今日は、そのことを実感させられた。


12月3日(火)

 ここのところずっと天候不順だったが、今朝は、久々に好天だった。放射冷却現象のためか、気温が低く身を切るような寒さだった。
 札幌市の今川さんからメールがあり、市町村合併に関する研究会の会場として、「カフェ ラ トゥール」とレストラン「リオンドール」の2店が候補だが、どちらが良いか迷っているとのこと。「カフェ ラ トゥール」は、落ち着いた良い店だが、JR札幌駅直結のレストラン「リオンドール」の方が便利なので、会場はレストラン「リオンドール」の方が適当だと伝えた。喫茶店を打ち合わせの場所として使う場合、やはり場所の便利さということが問題になる。ところが、今度は、別の方から「ラ トゥール」の方が良いとの意見があったとのメールが・・・。どのようなことでも、絶対にどこかの店が良いということは言えないものだ。
   今夜も札幌チャレンジドのホームページを更新する。ここ3日間更新を続けているが、活発な活動をしているNPO法人だけに、こまめに直せば切りがない程だ。ボランティアの手が足りないということでもある。


12月2日(月)

 12月1日から列車ダイヤが変わった。2〜3分程度の変更だが、不便になったように思う。しかも、濃霧のため先行の特急列車が遅れたとのことで、札幌到着が午前8時50分になってしまい、札幌駅から職場まで大急ぎで走った。
 帯広畜産大学から、十勝圏産業連関表が送付された。BSEの影響を計算しており、十勝圏で285億円の損失があったとしている。地域経済にとって大きな打撃だったはずだが、それでも十勝圏は比較的活力があるのだから、大したものだ。
 帰宅後、昨日に引き続き、札幌チャレンジドのホームページを更新する。かなり活発な活動をしている団体なので、発信する情報が多く更新のネタに事欠かない、というより更新が追いつかないほどだ。テクニック的にも勉強が追いつかず、既存のデータを変更する程度でお茶を濁している状況である。これは、なかなか大きなチャレンジだ。



12月1日(日)  ドリアンドリアン

 今日は毎月1日の「映画の日」なので、午後3時40分から、蠍座で香港映画「ドリアンドリアン」を観る。中国東北地方から香港へ出稼ぎに行っている21歳の女性が主人公。3ヶ月間の香港滞在で、一日も休むことなく稼いで帰郷する。しばらく経ったある日、南国の果物ドリアンが送られてくる。それは、香港の裏路地で出会った少女が送ってくれたものだった・・・。香港映画と言えば、派手なアクション映画が多いのだが、社会の底辺で暮らす人々に焦点を当てた映画も作られているのだ。
 帰りがけに、札幌駅地下街の喫茶店「サンセリテ」に入る。道新を読むと、自民党は堀知事の引退を前提として選挙対策を検討し始めたとのことだ。
 帰宅後、札幌チャレンジドのホームページ更新作業に取り掛かる。結構手間がかかる作業だ。