日記:2003年1月
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1月31日(金)

 「社会福祉施設整備の経済効果」について、建設費、運営費、人件費に分けた効果を試算し、福祉の担当セクションに渡す。こうやって、こまめに情報提供しておけば、最後のチェック作業がスムーズに行く可能性が高まるのだ。
 午後3時から「北海道型・高齢者が住みやすいまちづくり検討プロジェクト」の第10回検討会議に出席。都市型、農村型、都市近郊型の3タイプに分けて、高齢者が住みやすいまちづくりのモデル事業を進めることになった。
 午後6時から、 STVのスピカで開催された札幌学院大学主催のシンポジウム「21世紀への挑戦・新しい北海道を創る!」に参加する。シンポジウムは、3部構成に分かれており、それぞれ「行政」、「企業と産業」、「NPO」に焦点を当てながらこれまで北海道にはどのような問題点があったのか、そしてそれをどう克服すべきかが討論された。全体としては、行政、企業・産業、NPOそれぞれが独自の発想を生かし、相互の連携を深めつつ北海道をより良いものにして行こうという流れだった。「行政の部」では、ニセコ町の逢坂町長が出演し、ニセコ町での取り組みを紹介していた。@これからの行政に求められているものは、透明性と身近さであり、そのためには情報公開と住民参加を進めることが大切。A財政が厳しさを増す中で、これからはますます税金の使い方が研ぎ澄まされる。この2点が、主なメッセージだったと思う。こうしたメッセージから私が感じたことは、国や道から管内への事業や補助金などを引っ張ってくることだけが市町村長に期待された時代は終わり、縮小均衡の中で自助努力を進めながら、住民自治・団体自治の充実を図って行く。そうした難しい舵取りが、これからの首長や地域住民に求められているということだ。
 その厳しさは、よほどしっかりしたリーダーシップによらなければ、乗り切っていくことが難しいだろう。そういう意味では、憎まれ役を買って出ることができるリーダーが求められているのであり、道民の多くも、最終的にはそうした資質を感じる人物をリーダーとして求めるだろうと思う。


1月30日(木)

 「北海道自治のかたちを考える研究会・拡大研究会」の会場を確保するため、昨夜のうちに目星を付けておいた北海道クリスチャンセンターに電話したところ、3月8日(土)の午後に80人くらい入れる会場を予約することができた。使用料も民間の施設にしては安く、3時間で7千円足らずである。早速、風連町の桑原さんと砂川市の渡辺さんに連絡する。ここのところ、市町村合併に関連したシンポジウムが目白押しなので、拡大研究会にどれだけ人が集まってくれるか気になるところである。
 今朝の新聞によると、知事選には酒井道議会議長も出馬を検討しているとのことであり、知事選はここにきて候補予定者が乱立気味になってきた。高橋はるみ氏は、出馬環境が整い、週明けの2月5日にも出馬表明をするようだ。いろいろなケースが想定され、勝敗の帰趨は予測が付かない。



1月29日(水)  第1回議会研究会

 早朝29分間のストがあり、それが終わってから実質の勤務に入る。仕事の方では、「社会福祉施設整備の経済効果」に専念したいのだが、本道の産業構造の比較分析やバイガスプラント整備の経済効果の分析など、次から次へと依頼が入ってきて、その対応に追われる。
 午後6時過ぎから、北海道町村会特別会議室で第1回議会研究会に参加する。17名くらい集まって、思いの外盛況だった。終了後、「はねもんや」で懇親会。女満別町の平田さんまで加わって、午後11時まで盛り上がった。今日の夕刊では、知事選の話題で、高橋はるみ氏の出馬が本決まりになりそうなのと、副知事の磯田憲一氏が出馬を検討しているとのこと。逢坂誠二氏についても、出馬の環境が整いつつあり、ここにきて知事候補の顔ぶれはバラエティを増してきた。



1月28日(火)  チョコレート

 明日、組合が早朝2時間ストを予定しているため、対応に追われる。何となく中途半端な感じで、組合としても組織率が低下し、組合員の多くも白けているのに、年間行事に組み込まれているからやめられないのではないだろうか。
 仕事の方は、「社会福祉分析用産業連関表」が完成し、後は数パターンに分けて試算を行うことにする。この時期、ストが邪魔になって残業できないので参ってしまう。
 午後6時から、蠍座で映画「チョコレート」を観る。人種差別主義の看守が息子を失い、看守の仕事を辞める。同じころ、息子を交通事故で亡くした黒人女性と知り合い、二人は急速に接近していく。正直言って余り期待していなかったのだが、しみじみとした味わいのある良い作品だった。



1月27日(月)

 北海道自治体学会の関係で、3月上旬の「自治のかたちを考える研究会・拡大研究会」の会場と、5月中旬の政策シンポジウムの会場確保に追われる。適当な会場は、なかなか空いていないものだ。
 本日、名古屋高裁金沢支部で、「もんじゅ設置許可は無効」との判決が出た。原発がらみの訴訟はほとんど住民側敗訴に終わっているだけに、画期的な判決である。今回は、ナトリウム漏れ事故を起こした高速増殖炉原型炉もんじゅに関するものなので、通常の軽水炉では設置許可が無効との判決にはなりそうもないし、今回の判決も最高裁に行けば逆転判決の可能性もある。それでも、原発を巡り国や電力会社はしゃにむに作り続けようとするし、一部の住民は強行に反対し、ほとんどの住民は漠然とした不安を抱きつつ正面から向き合うことに目をそらしているという現実から、一歩先に進む可能性が感じられてとても興味深い判決である。


1月26日(日)  暗い日曜日

 道立図書館で慶應義塾大学経済学部の島田晴雄教授の著書を探し、「生活産業」という用語の意味を調べる。「生活産業」そのものはみつからなかったが、「生活支援産業」、「生活直結産業」といった言葉でサービス産業のうち、高齢者の生活支援、子育て支援などの活性化に力を入れるべきことを提言している。あまり厳密な定義をしてはいないようだ。
 午後5時40分から、蠍座で「暗い日曜日」を観る。舞台は第二次世界大戦直前、ハンガリーの首都ブダペスト。そこでレストランを営むユダヤ人とその恋人でウエイトレスのもとに、若いピアニストがやってくる。そのピアニストは、ウエイトレスにピアノ曲を捧げ、「暗い日曜日」と名付ける。その曲は、世界的なヒット曲となる。やがて、ブダペストにナチス・ドイツの支配下に置かれるが、突撃隊の体長は、かつてウエイトレスに振られて自殺を図り、レストラン経営者のユダヤ人に助けられた人物だった。「暗い日曜日」という曲のタイトルとその旋律にピッタリと符合するような、陰鬱で悲しい物語である。



1月25日(土)  北海道自治体学会運営委員会

 午後2時から北海道環境サポートセンターの多目的ホールで開催された、北海道自治体学会運営委員会に出席する。今年5月の政策シンポジウムについては、11日(日)か18日(日)のどちらか会場が確保できる日に、札幌市内で開催することとし、北大学術交流会館又はかでるホールを確保することになった。
 午後5時に運営委員会が終了後、近くの居酒屋「魚魚丸」(ぎょぎょまる)で懇親会を開催する。Nさんは、昨年12月に辞表を出し、3月一杯で恵庭市役所を退職して市議会議員選挙に立候補するとのこと。Iさんは、昨年10月に旭川市役所の同僚と結婚したそうだ。北海道教育大学旭川校のU助教授は、昨年暮れから体調を崩し喘息を持病として抱えるようになり、めっきり体力と気力が衰えたとのことで、頭髪も白いものが目立つようになった。北海道自治体学会も1995年に設立されて以来7年を過ぎ、メンバーの身の上も変化していることを痛感させられた。


1月24日(金)

 朝、アピアのサン・セリテでモーニングセットをいただく。ヨーグルトセット(450円+税)を頼むと、タップリのヨーグルトとサラダ付きで、健康に良さそうだ。
 午前中は、赤レンガ・政策検討プロジェクトの報告書をチェックする。昼休みは、組合の打ち合わせ。午後からは、「社会福祉施設整備の経済効果」の分析を行う上で重要な、産業連関表の組換え作業に没頭する。また、N町のK課長から相談を受けていた市町村合併後の議会制度について、意見を述べる。
 帰りがけに、K部のK参事が訪ねてくる。食品産業や観光産業を中心に、コスト構造を調べ、本道の産業振興を図る上でどのような問題があるのか。そして、それをどのように克服すべきかという問題について相談を受ける。産業連関表は、産業部門ごとに生産と販売の構造を見ることができるものだが、何処まで役に立つ精密な分析が可能なのか。興味深い課題である。
 午後9時に帰宅し、テレビでアニメーション映画「千と千尋の神隠し」を観る。昨年、かなり話題になった作品だけに、興味深く思っていたが、アニメーションならではの奇想天外な不思議の世界が展開しており、映画館の大画面で観ればもっと迫力があっただろう。素晴らしいの一言に尽きる作品だ。



1月23日(木)

 朝、アピアの上島珈琲でモーニングセットをいただく。場所が便利で朝からやっている喫茶店は、大抵人の出入りが激しくて落ち着かないのだが、この店は例外的に落ち着いた雰囲気が保たれている店だ。
 午前中は、「NPOの分析に係る報告書」の関係で人が訪ねてきたり、いろいろな問い合わせがあって慌ただしく過ごした。昼過ぎからは、赤れんが政策検討プロジェクトの報告書をチェックする。
 来週からは「社会福祉施設整備の経済効果」の分析に専念したいので、雑用を片付けているうちに残業に突入する。明日からは、残業もやりにくくなるので参ってしまう。


1月22日(水)

 昨日の夜、紀伊国屋書店札幌ロフト店で、「観光産業」の定義や「補助金」、「負担金」の考え方について調べた結果を、担当のセクションに伝えてそれなりに感謝された。経済的な知識は、役に立つ場面が少ないだけに、こうしたことで存在意義をアピールできるのは良いチャンスだと思う。
 昼過ぎに、赤れんが政策検討プロジェクトに参加する。来週が最終の検討会議で、報告書の原案が示されたが、なかなか良くできていると思う。内容そのものというよりは、検討結果を現実の政策に反映させるプロセスが、実にきちんと整理されているので感心させられる。
 2月中に報告書を仕上げる都合があり、午後9時過ぎまで残業する。今度は、締め切りに追われず、スッキリと報告書を仕上げてみたいものだ。


1月21日(火)

 朝、ブルーネンでモーニングセットをいただく。この喫茶店には、7〜8年前からたまに顔を出しているが、いつもはコーヒーだけなので、「珍しいですね。」と言われた。
 先日公表した「NPOの分析に係る報告書」が、それなりに関心を呼んでいるらしく、ホームページのアクセス件数が、1月16日(木)に公開してから、既に1100件を超えている。この調子でアクセス件数が増えれば、アッと言う間に1万アクセスくらいは突破しそうだが、実際には昨年7月2日に公開して以来ようやく8千2百件を超えたところである。それでも、今月中には8千5百件は超えそうだし、2月中に次の報告書を公開することができれば、1万アクセス突破も夢ではないだろう。
 それにしても、最近は、様々な照会があって回答に追われる。「経済」は、いろいろな問題に関連しているので、相談を受ければそれなりに切り口はあるものだ。ただし、きちんと調べて答えている時間がないし、基本的な知識もまだまだ不足している。以前、札幌静修大学(当時)の濱田英作助教授と話をしていて、どんな問題にでもよどみなく言葉が出てくるので凄いと思ったものだが、よほど基礎となる知識がしっかりしていたのだろう。



1月20日(月)  奥山、山本両氏と昼食

 昼前に、帯広の奥山さんが訪ねてきたので、山本さんと3人でポールスター地下1階のレストランで昼食。昨日の「逢坂誠二懇談会」の様子を報告し、意見交換する。
 「NPOの分析に係る報告書」について問合せがあったり、「社会福祉施設整備の経済効果」の分析について、報告書の構成を原課と調整したりして忙しくしているうちに、ずるずると残業になってしまい、気が付くと午後8時半になっていた。


1月19日(日)  逢坂誠二懇談会

 昨夜は遅くなったので、寝覚めがスッキリしない。お腹の調子も悪いので、少し風邪気味かも知れない。
 朝11時に自宅を出て、「パールモンドール」でケーキセットをいただく。今日のケーキは、「クラウン」という名前のチョコレートケーキ。なかなか美味しいが、「ガトレーヌ」という名前のチョコレートケーキはもっと美味しいということなので、次回はそれにしよう。
 午後2時から、札幌厚生年金会館で開催された「逢坂誠二懇談会」に出席する。南幌町の嶋田さんから、まち起こし同期会の有志が企画したとの案内を受けていたものの、内容については今ひとつ分からないままに参加したのだが、今から20年前に始まった一村一品運動の際、全道各地でまち起こしを始めたメンバーの同期会とのことだ。最初の30分間は逢坂氏の講演。その後1時間は会場からの質疑応答であった。事実上の立起集会といった雰囲気だった。会場には、北海道自治体学会などで顔なじみのメンバーが何人かおり、午後3時半過ぎに懇談会が終わってから、田中栄治さんとカフェ・ラ・トゥールでNPOのことや選挙戦のことなどについて話し込む。
 知事候補の顔ぶれが出揃わない段階では、実際のところどうなるのか予測がつかないのだが、仮に逢坂誠二氏と高橋はるみ氏の事実上一騎打ちになった場合、ほとんどの道民は二人のことをマスコミを通じてのイメージでしか知らないのだから、4月までの短期間にどれだけプラスのイメージ形成ができるかにかかっているだろう。

 帰宅後メールをチェックすると、札幌ビズカフェの宮田代表が今朝の朝刊で彼が高橋はるみ氏に知事選への出馬要請をすると報道されたことについて、札幌ビズカフェとは関係なくあくまでも個人としての行動である旨弁解していた。しかし、札幌ビズカフェ代表としてであれ個人としてであれ、宮田氏が高橋はるみ氏に出馬要請することは事実であることが分かった。いかにも機を見るに敏な宮田氏らしい行動だ。


1月18日(土)  北海道自治のかたちを考える研究会

 午前10時から、I歯科医院で定期検診を受ける。3ヶ月ぶりの検診だが、特に悪いところはなく、歯石を取ってもらう。次回は3ヵ月後となった。
 その後、江別方面に引き返して、「パイン館」でコーヒーを飲む。中国の怪異漫画があり、なかなか面白かった。
 午後1時から、「カフェ・ラ・トゥール」で開催された「北海道自治のかたちを考える研究会」に出席する。市町村合併について、具体的な政策提言を行うことが目的だが、今のところ合併問題を巡る状況や提案についてメンバーが勉強し、頭に入れて議論のベースを作っている状態だ。2月22日(土)に次回の研究会を開催し、3月上旬にプレフォーラムを開催することになった。カフェ・ラ・トゥールを出たのは午後6時半ころ。何と、5時間半もいたのだが、代金はコーヒー2杯分(700円)のみ。10人以内のミーティングには、便利な場所だ。
 その後、JR札幌駅前に移動し、居酒屋デンバーで午後10時半ころまで2次会を開催する。4月の知事選に向けて、水面下で様々な動きがあることを知らされた。



1月17日(金)

 今朝の新聞を読むと、各紙とも昨日行われた堀知事の3選不出馬表明を特集している。建前としては、「やるべきことを精一杯やって、後進に道を付けた。」とのことだが、実際には水面下での暗闘があったようだ。
 仕事の方では、「NPOの分析に係る報告書」を配付し終えて、ホッと一息と言いたいところだが、今度は「社会福祉施設整備の経済効果」について分析しなければならない。早速、全体の流れを考える。なぜ今、社会福祉施設の整備とその充実が求められているかを考えると、生存権保障において、「量の充足」がほぼ達成され「質の整備」が求められていること。ノーマライゼーションの思想の普及。少子・高齢化の進展と家族形態の変化といったことが背景にあると考えられる。ただ、これらの問題を上手く整理することができないので、これから勉強しなければならない。


1月16日(木)  この素晴らしき世界

 「NPOの分析に係る報告書」の配付が終わり、今週中には行き渡るだろうと思う。問い合わせの電話は少ないが、関心が高いテーマだけに、今朝「北海道経済の分析」のホームページで紹介したところ、アクセス数はどんどん増加している。
 午前10時ころ、上士幌町の竹中町長が訪ねてくる。NPOの活用について意見を交換する。
 午後2時から知事の記者会見があり、3選出馬を断念したことを正式に公表する。3選出馬の断念を決断したのは昨夜だったそうだ。本人もやや興奮していたようで、記者の質問に腹を立て「同じことを何度も訊くな、バカ」と声を荒げたのは見苦しかった。
 これで注目は、知事選立候補者の顔ぶれだが、自民党の推薦で高橋はるみ氏の出馬が濃厚だが、逢坂誠二氏が出馬するかどうかで知事選の様相は大きく異なってくるに違いない。逢坂氏が出馬するとして、どのような形で選挙を戦うのか?これまでにない斬新な形で、アッと言わせてくれるようなら凄いのだが・・・。
 午後5時50分から、蠍座で「この素晴らしき世界」を観る。ナチのユダヤ人狩りから逃れてきた青年を2年間にわたってかくまった夫婦の物語で、極めて深刻なテーマなのだが、所々ユーモアを交えて、最後まで飽きさせない作品に仕上がっている。



1月15日(水)  NPOの分析に係る報告書配付

 昨日は、丸一日コーヒー絶ちを実行したが、特に体調の変化は表れなかった。強いて言えば、布団に潜り込むやいなや前後不覚の眠りに陥ったことで、夜更かしの傾向がある背景として、夜コーヒーを飲むことで睡眠が妨げられるという状況になっているかも知れない。
 午前中に「NPOの分析に係る報告書」のホチキス止めを終え、直ちに配付作業に入った。これまである程度配付の準備をしていたので、明日中には配付が終わる見込みだ。
 これで、10月下旬から取りかかっていた「NPOの経済分析」には、一定の成果を出したわけだが、夕方、「社会福祉施設整備の経済効果」について資料が持ち込まれ、本格的に取り組まなければならない状況になった。NPOの分析が終わった後で、グッドタイミングである。
 その後、「北海道経済の分析」のホームページを更新する。現在、アクセス件数は7129件であるが、明日、更新の案内をすることでどれだけアクセスがあるか、少し楽しみだ。


1月14日(火)  コーヒー絶ち

 コーヒー付けの毎日を送っている私だが、ふと「コーヒー中毒」という言葉が脳裏に浮かぶ。中毒だとすれば、コーヒーが切れたら何か禁断症状があるのだろうか。そこで、今日一日、コーヒー絶ちを試み、どんな状態になるかを確かめてみることにする。
 昼過ぎから、「NPOの分析に係る報告書」の印刷に取りかかる。84ページの報告書を800部印刷するのに、午後一杯かかった。それでも、帳合まで終わったので、明日の午前中には配付に取りかかれそうだ。
 午後6時半から、かでる2.7で開催された自由学校「遊」主催のコミュニティ・ビジネスに関する学習会に参加する。バングラディッシュなどで国際協力に取り組むNGO「シャプラニール」代表の大橋正明氏が講師だ。マイクロクレジットについて現地の話が聞けることを期待して参加したが、賞賛の陰で、いろいろな問題も見え隠れしているというのが実態のようだ。


1月13日(月)  成人の日

 今日は、成人の日で仕事の方は休みである。久々に9時間近く睡眠を取り、寝不足の解消を図る。実際には、寝溜めをしようと思っても、生活のリズムがくずれてしまい、かえってダメなものらしいが、日ごろは6時間程度の睡眠時間なので慢性的な寝不足状態を感じており、たまに9時間も睡眠を取ることができると、やはり気休めになる。
 久々に仕事に追われておらず、気楽な状態で連休を過ごしているが念のため「NPOの分析に係る報告書」の原稿を再度チェックしたところ、思いがけないケアレスミスが幾つか見つかる。報告書の類は、いくらきちんと整理したつもりでも時間をおいて見ると、表現のまずい点や、誤りが見つかるものだ。



1月12日(日)

 「パイン館」(札幌市東区伏古1−5)へ行く。環状通を車で走っているときに、時々気付いて興味を持っていたのだが、駐車場が一杯だったりして入りそびれていたのだ。店の中は、アンティークな雰囲気で、コーヒーの香りが漂う魅力タップリの喫茶店だ。注文を受ける度に電動ミルで豆を挽き、一杯ずつサイフォンで淹れたコーヒーは、コクがあって美味しい。しかも、値段がブレンド一杯300円(税込み)と安く、得した気分になる。漫画の本もかなりあって、店の中はお客さんで一杯だったが、当然のことだろう。私もこの店を早く知っていたら、もっと足を運んだだろうし、明日にでももう一度足を運びたいと思っているほどだ。そのうちに、このホームページで詳しく紹介したい。



1月11日(土)

 洋菓子店を紹介するホームページに紹介されていた「シホンハウス」(札幌市北区北11西2)に行ってみる。店名のとおり、シホンケーキの専門店で、店内に喫茶コーナーもある。以前から気になっていたのだが、店内に入ったのは今回が初めてである。シホンケーキの専門店だから、他に比べようもなく美味しいのでないかと期待していたのだが、期待したほどの味ではなく、しかも値段が高い。シホンケーキそのものが、それほど工夫の余地のないものなのかも知れないが、期待が大きかっただけに裏切られたような気分だった。



1月10日(金)

 今朝の新聞記事によれば、今年は、インフルエンザが大流行する恐れがあるそうだ。電車に乗っていても、それほど咳をしている人は目立たないのだが、千歳保健所管内では、人口当たりのインフルエンザ患者数が例年になく増加しているそうだ。インフルエンザは、ただの風邪と侮るには危険な感染症なので、せいぜ注意したいものだ。
 昼は、労働組合の支部大会に出席する。大会といっても、顔合わせを兼ねての昼食会みたいなものだ。
 ここ数日残業が続いたため、今日は残業せず早めに帰宅する。



1月9日(木)

 知事選は、今日、町村代議士が高橋はるみ前北海道経済産業局長に出馬の意向を打診したそうだ。どのような結果になるかで、知事選の行方に大きな影響がありそうだ。自民党が候補者選びに苦慮しているのは、党員1000人を対象としてアンケート調査を行った結果、堀知事と逢坂誠二を比べた場合、逢坂誠二氏の方を選ぶ党員が多かったためとのことだ。それなら、逢坂誠二氏を推せば良さそうなものだが、必ずしもそうはならないのは、微妙な政治力学が働いているためだろう。
 午後5時半から、労働組合役員の引継があった。労働組合と言っても、一般の組合員はいまさらイデオロギーに凝り固まっているわけではない。むしろ、組織率は年々低下しており、時代遅れの存在になりつつある。



1月8日(水)

 「NPOの分析に係る報告書」の完成版を関係に配付して意見を求めたところ、次々と意見をもらい対応に追われる。自分ではまあまあの出来だと思うのだが、他人の書いたものについてはすんなり飲み込めない点があることも分かるので、誠心誠意対応する。「北海道市民活動促進条例」の紹介を忘れていたので、これを加えるなどの必要があり、昨日に引き続き残業となった。
 北海道知事選では、自民党の町村代議士が、前北海道経済産業局長だった高橋はるみ氏に出馬の意向を打診することになったそうだ。比較的若い(49歳)女性で経済産業省キャリアというのが売りで、もし出馬するならかなり集票力がありそうだ。



1月7日(火)

 朝、少し早めの電車に乗りたかったので、タクシーで野幌駅に向う。今のように寒くて、しかも道路がツルツルで歩きにくい時期は、タクシーに乗るととても楽だ。
 そろそろ、「NPOの分析に係る報告書」の原稿を完成させなければならないので、一生懸命に空白の部分を埋め、午後8時半になってようやく文字で埋め尽くした。これで、明日は関係者に配付し、そのチェックを経て、来週中には公表にこぎ着けられそうだ。


1月6日(月)  仕事始め

 年末年始の9連休が終わり、今日が新年の仕事始めである。冬型の気圧配置とのことだが、寒さはさほど厳しくなく、穏やかな仕事始めである。
 「NPOの分析に係る報告書」について、内部の意見が出揃ったので、印刷用の原稿を完成させようと思ったが、流石に仕事始めの日から残業する雰囲気ではなかったため午後6時前に職場を出た。
 昨年末に請求した北海道自治体学会の会費が、順調に入金されてくる。今まで未納会員が多かったのは、きちんと請求していなかったことにも原因があるように思われる。しかしながら、ただお金を集めるだけでなく、会費に見合った還元をしなければならない。


1月5日(日)

 年末年始の休みも今日で最終日である。気象情報では、全国的に冬型の気圧配置が強まり、長野県では車やバスが雪崩に巻き込まれたりしているようだが、江別市内は良く晴れて日差しが強いため、日中の最高気温がマイナス2度といいながら、体感温度では決して真冬日の冷え込みを感じない。
 明日から平常どおりの仕事に入るから、今日一日はゆっくり休むことにする。昼過ぎに、自宅近くにあるログハウスの喫茶店「岳」に行く。いつもながら、木の香り満点の落ち着く店である。今年一年も、お勧めの喫茶店を見つけて、紹介して行きたい。


1月4日(土)

 昨年11月から厳しい寒さが続いているのだが、今日は久々に気温が上がり、道路に水溜りができている。
 チェーン店を除く一般の小売店では、今日から初売りの店も多い。札幌グランドホテル2階にあるソメスサドル札幌店の初売りを見に行ったが、特に値段が安いわけでもないため、何も買わずに引き返す。3週間ぶりにパールモンドールでケーキセットをいただくが、この店は南側が大きなガラスウインドウになっているため、暖かい日差しが快い。
 その足で、札幌市身体障害者福祉センターへ向う予定だったのだが、電話をかけても誰も出ないので、日を改めて足を運ぶことにした。


1月3日(金)

 正月3ケ日も今日で終わりである。例年であれば、明日は仕事初めだったりするのだが、今年はたまたま明日が土曜日なので、6日(月)からの出勤になるため、まだゆっくり過ごすことができる。
 昨日買った「眼精疲労が治る本」に従い、蒸しタオルを使ったアイパックをやってみる。眼を暖めたり冷やしたりすると、確かに気持ちが良いのだが、本に書いてあるほどの効果は実感できない。
 講談社現代新書の「ゼロからわかる経済の基本」を読み終える。経済学は複雑に入り組んだ現象であるが、これをモデルとして理解することが大切であるという冒頭の言葉が印象的だった。経済学の入門書というのは、必ずしも易しくないが、この本は基本的な問題を実に分かりやすく書いてあり、とても良い本だと思う。



1月2日(木)

 部屋にこもってばかりいると眼精疲労が取れないので、昼過ぎに札幌に出る。一つは、札幌駅北口(北8西4)に建設予定のマンションを下見するためでもある。思いっきり便利な場所に住んでみたいという考えがあるので、1月中旬に売り出されるこのマンションを申し込もうかという気持ちがあるのだ。ただ、大きな問題は、南側の敷地に45階建ての高層ビルが建つ予定があることで、平成15年度に着工して平成18年度に完成するそうだ。そうなると、一日中日の差さないマンションになってしまうことが難点だ。いざ本気で買おうと思うと、なかなか気に入った物件はないものだ。
 広島市の眼科医が書いた「眼精疲労が治る本」を買って読む。読んでみれば、眼を休めること。時々遠くを見ること。規則正しい生活を送ることなど当たり前のことばかりだが、なかなか当たり前にできないものだ。タオルを使って眼を暖めたり冷やしたりするアイパックや、眼の周りのツボを刺激することなどの具体的なテクニックは参考になりそうだ。数字のチェックなど細かいデスクワークは、眼の疲れが比較的少ない午前中に終え、午後からは思考活動に当てるのが眼のために良い仕事の進め方であるという意見は面白かった。


1月1日(水)  元旦

 日付が元旦に変わる直前に、札幌チャレンジドのホームページに年賀文を掲載した。
 その後、1時半から朝まで生テレビの議論を聴いていると、なかなか面白く、結局6時半まで横になりながら議論を聴いていた。議論のテーマは、米国のイラク攻撃と北朝鮮の体制がこれからどうなるかの2点に絞られており、特に、北朝鮮問題では、金政権の暴発をどのように押さえるかという点に議論が集中した。要するに、米国、韓国、中国、ロシアと連携して北朝鮮の暴発を回避すべきであるという意見が大半を占めた。
 徹夜になってしまったため、朝になって目は覚めているのだがスッキリしない。昨年の日記を読むと、やはり正月3が日は寝不足と眼精疲労に悩まされており、視力回復トレーニングを試みたりしている。年末年始の生活パターンが同じように不規則になるためだろう。