日記:2003年2月
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2月28日(金)

 今日は、朝から来客や電話が相次ぎ、対応に追われた。昼過ぎには、札幌大学の佐藤先生が訪ねてきて、社会福祉部門の生産額を知りたいとのことであったが、たまたま「社会福祉施設整備の経済効果」を分析するため、社会福祉分析用産業連関表を作成していたので、情報提供することができた。
 しかしながら、マクロ経済というのはなかなか奥が深く、一時期はかなり分かった気でいたのだが、最近は、数字の信憑性がどれだけあるのか悩んだりすることが多い。それでも、随分いろいろなことが分かるようになってきた。以前担当していたときのこのレベルに達することができれば、もっといろいろなことができたと思うが、後悔は先に立たない。


2月27日(木)

 ここのところ毎日「寒い」とばかり書いているが、今日も良く冷え込んだ朝である。日中の最高気温もマイナスの予想で、ずっと真冬日が続いている。間もなく3月なのに、なかなか春の訪れを実感できない。
 今日も、来客やメールをこなしながら仕事を片付ける一日だった。道央の某市から、市街地整備の経済効果について相談があり、来週早々に取りかかりたいと思っている。
 砂川市の渡辺さんから、「北海道自治のかたち」を考える研究会の助成金申請があったため、5万円を振り込んだ。
 夕方、北区で小児科医院を開業するSさんから、磯田さんについてどのように評価するか知らせてほしいとのメールがあった。磯田さんを交えてのフォーラムでパネリストの依頼を受けたのだが、本人を知らないので迷っているとのことだ。「Sさんには、是非ともフォーラムにご出席くださり、日ごろ道政について感じている思いを存分にお話いただき、磯田さんにお伝えいただければと思います。そうすれば、磯田さんが目先の人気取りのためにその場しのぎの発言をするような人物か、それとも本物かがハッキリすると思いますし、その上でSさんの磯田さん評をうかがうことができれば、誰に投票すべきか迷っている多くの道民にとって極めて有益だと思います。」と返信した。さて、Sさんは、どのように判断するだろうか。


2月26日(水)  ススキノ

 昨年の2月26日は、日記の冒頭に「夜明けが早くなり、日差しも暖かくなってきた。」と書いてあったが、今年は相変わらず厳しい寒さが続いている。暖冬だと、地球温暖化が心配だし、寒ければ寒いでどうにかならないものかと思うものだ。
 昼過ぎに、先日破産申請した西村食品工業を支援するために購入したケーキセットが届いた。地方自治土曜講座の事務を請け負ってくれている山本さんにプレゼントしに行ったが、あいにく留守だったので、ボラナビ倶楽部に提供することとなった。
 午後6時から、ススキノの居酒屋「楠」(南3西3克美ビル4階)で職場の懇親会に出席する。隣りは、老舗の「バー山崎」で、古くからのススキノの雰囲気を感じさせる店だ。アンコウ尽くしの料理はなかなか良かった。午後8時半に散会となり、午後10時に帰宅する。



2月25日(火)

 今朝も、また本当に寒い朝だった。ここのところずっと真冬日が続いているような気がする。
 3月8日(土)の「自治のかたち」を考える拡大研究会の会場が手狭な感じがしたので、クリスチャンセンターの大ホールに変更した。200人収容の会場なので広すぎる気もするが、狭すぎることを心配するよりはずっとましだろう。追加の予納金4,000円が必要になったため、昼休みに納付しに行った。その際、3月22日(土)の運営委員会の方も予約しておいた。
 「社会福祉施設整備の経済効果」については、社会福祉の施策体系がようやく頭の中で整理されてきて、筆が進みはじめた。ところが、書きたいことが増えてきて、このまま順調に書き進んでも今週一杯はかかりそうだ。いつもながら、自分が考えた締め切りには間に合わない。自分でも一応納得の行くレポートを書くためには、一つのテーマ当たり3カ月は見ておく必要がありそうだ。最初は、毎月1本の割合でレポートを書くつもりでいたが、完全に無謀な考えだったことを痛感する。



2月24日(月)

 今朝も、本当に寒い朝だった。昨年の日記を読むと、2月26日(火)の冒頭に「夜明けが早くなり、日差しも暖かくなってきた。」と書いてあったが、今年はいつになったら春の訪れを実感することができるのだろうか。
 先日、破産申請した西村食品工業の労務債を賄うため、ケーキセット(7〜10個入り)を1箱千円で購入の依頼があった。一個当たり100円程度ととても安いので、早速1箱予約した。地方自治土曜講座の事務局にプレゼントするつもりだ。それにしても、従業員300人は既に解雇されているということで、何とも残酷な現実である。
 しかも今日は、居酒屋「いろはにほへと」等を経営するドリームフードが民事再生法を申請したとのことで、ここにきて息切れする企業がかなり出てきている。そういえば、先日はIT企業のソフトフロントが、全従業員の4割に当たる50名のリストラを発表しており、JRタワーの開業に向けて新たな雇用の場が生まれても焼け石に水の感がある。こうした閉塞感は、統一地方選挙にも影響を及ぼすのではないだろうか。


2月23日(日)

 今朝もまた、厳しい寒さである。日差しはかなりまぶしくなってきたが、日中の最高気温は相変わらずマイナスであり、底冷えのする寒さが続いている。
 昼過ぎ、3週間ぶりに琴似のパールモンドールでケーキセットをいただく。最初に頼んだブルーベリー・チーズケーキが品切れだったので、イチゴ・ショートケーキにしたが、上品な香りと下触り、そして甘味の調和が絶妙である。
 パールモンドールには、新聞も各紙がそろっているので、昨夜の集会がどのように紹介されているかを読み比べた。朝日新聞を除く3紙に紹介されていたが、それぞれ微妙なニュアンスの違いを感じる。例えば、集会の参加人数については、道新(1,000人)、読売(800人)、毎日(500人)と大きな開きがあった。参加した実感では、700〜800人ではなかったかと思う。
 それとは別に、全紙が紹介していたのは、町長辞任を表明している逢坂さんを慰留する署名が3,000名に達したという記事である。こちらの方も、眼が離せないニュースである。



2月22日(土)  JR札幌駅シネプレックス先行オープン

 今日、JR札幌駅に隣接する複合商業施設内のシネプレックスがオープンし、「ロード・オブ・ザ・リング(第2部)」が上映された。これから、JR札幌駅付近で時間を潰すのに便利である。
 午後1時からカフェ・ラ・トゥールで開催された、「北海道自治のかたちを考える研究会(第3回)」に出席する。議論の方はかなり進み、3月8日(土)に札幌市内で開催する拡大研究会の内容が大体固まった。
 午後4時ころ打ち合わせが終わってから、喫茶店「杜(ぽす)」に場所を替えて雑談をする。主に札幌市長選や知事選について話題にしているうちに、閉店の午後6時近くになった。
 午後6時半から、札幌市民会館大ホールで開催された講演会、「21世紀の北海道をどうする!北海道はどうなる!」に出席する。2000人収容の大ホールが6割方埋っていた。遠遊夜会の第3回集会という位置付けだったが、ほとんどの参加者は、2番目の講師である磯田憲一氏だっただろう。「今日に至る思い。これからの北海道を語る」というタイトルで、午後7時40分から8時20分まで、40分程度の短い講演であった。「変わらなくても良いというぜいたくは許されなくなっている。」、「ハンディキャップをプラスに変える気概が必要である。」、「未来に教科書があるのではなく、過去に教科書があるという思いがある。」、「百年後の笑顔のために新しい国づくりを始めなければならない。」といったフレーズが印象に残った。
 その後、JR札幌駅前の居酒屋「魚民」に移動し、午後9時過ぎから午後11時30分ころまで飲み会を行う。午前0時40分ころ帰宅し、記憶もあいまいなまま眠りに就く。



2月21日(金)

 朝の日差しは随分強くなったが、今朝もかなり冷え込んでいる。今年の冬は暖冬続きの昨今には珍しく厳しい冬で、流氷の接岸も早かったし滅多に氷結しない支笏湖も沖の方まで凍ったそうだ。
 「社会福祉施設整備の経済効果」については、ようやく筆が進み出した。頭の中で、社会福祉施策について整理がついてきたのだ。ただし、まだ理解できない点が多いため、筆の運びは遅々としている。この調子だと、原稿を仕上げるまでに、来週一杯かかりそうだ。


2月20日(木)  「北海道経済の分析」1万アクセス突破

 出勤すると、昨日議会から「社会福祉施設整備の経済効果」について資料要求があったとのことで、午前中はその対応に追われる。以前は余り意識しなかったが、議会開催中は、やはり議会にしばられているのである。
 午後からようやく報告書を書き始める。全体の構成が頭の中でまとまってきたためか、ようやく少し筆が進む。しかしながら、まだまだ先は長いことを考えると気が重くなる。原稿の締切に追われている作家になった気分だ。
 昼過ぎに「北海道経済の分析」のホームページにアクセスすると、アクセスカウンターが1万を超えていた。7月1日に公開したページだから、8カ月足らずで1万アクセスを超えたわけだ。
 午後6時半から、中央区民センターで開催されたUさんの集まりに参加する。内輪の集まりなので会場に集まったのは20人くらいである。部屋が寒かったためか体調が悪く、午後8時に集まりが終わるとすぐに部屋を出て、乗り物を乗り継ぎ午後9時に帰宅した。



2月19日(水)

 「社会福祉施設整備の経済効果に係る報告書」の方は、集めた資料を今ひとつ整理し切れず煮詰まってしまったので、気分転換のため冬季休暇を取得する。
 「サイセリア」で小一時間ばかり報告書の構成を考えたが、気ばかり焦ってアイデアが出ないので、報告書の方はきれいサッパリ諦めて、気分転換に専念することにする。蠍座で映画「アメリカン・ビューティー」を観る。主人公は42歳。家庭では、ティーンエージャーの一人娘と妻に疎まれ、14年間勤めた会社もクビになってしまう。そうした八方塞がりの中で、娘の友だちに恋心を抱いたりするのだが、思いがけない幕切れが訪れる。なかなか面白い作品だ。100点満点だら75〜80点といったところか。


2月18日(火)

 冬の名残のようによく冷えた朝である。JR野幌駅に着くと、ホームが制服を着た学生で一杯である。いつもの学生とは違った感じだし、ほとんど大麻の駅で降りてしまったので、高校受験の学生だろうかと思う。もう、そんな時期なのだ・・・。
 仕事の方は、今日も報告書の筆が進まず、集めた資料を読んでいるうちに午後9時近くになってしまった。このような状態では、気分転換を図らないと筆が進まないと思うので、明日は冬季休暇を取得することにする。



2月17日(月)

 週末はほとんど出歩かずゆっくり休んだため、久しぶりに疲労感が少ない。いつもは、日曜日の午後11時過ぎに、世界遺産やドキュメンタリーなどの番組があるため、つい就寝時間が遅くなってしまうのである。「目の枕」を使うことで蛍光灯の光が遮断され、熟睡できるようである。ホームページで「目の枕」を調べてみると、紀州木炭入りの製品が1,860円で売られている。なかなか高いものだ。現物は100円ショップで売られていても不思議ではないくらい、簡単な商品なのだが・・・。
 先週、議会対応などでバタバタして過ごしたため、残務整理しているうちに時間が経過してしまう。昼過ぎからようやく「社会福祉施設整備の経済効果」の報告書の原稿に取りかかったが、社会福祉施策について理解が不足しているためか、なかなか書き進めることができない。
 3月6日(木)にオープンする大丸札幌店のホームページを、今日初めて見た。各階に喫茶コーナーが入るようなので、早速取材したい。10〜20人程度で打ち合わせができるような喫茶コーナーがあれば、北海道自治体学会などいろいろな集まりで活用できると思う。


2月16日(日)

 昨日に続いて、今日もとことん骨休めをする日とする。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読む。童話にしては長編なので、しっかり読んだのは今回が初めてのような気がする。とても幻想的な作品で、若し宮沢賢治が現代に生きていたら、天才的なファンタジー作家として受け入れられるのではなかろうか。宮沢賢治が生きた明治から大正、昭和一桁の時代はまだ宮沢賢治の世界を受け入れるゆとりがなかったのではないだろうか。
 夕方、パイン館でコーヒーをいただく。比較的空いていたので、初めてカウンター以外の席に座ったが、照明が暗すぎて本を読んだりするのには適していないようだ。


2月15日(土)

 今日は、できれば午前10時から「NPOと行政の協働シンポジウム」、午後3時から「札幌地方自治法研究会」に参加するつもりだったのだが、昨夜遅くに帰宅して疲れが残っていたため一転して休養を取ることにする。2月13日(木)に花巻空港ターミナルビルで買った木炭入りの「眼の枕」(1,050円)が、期待していた以上に好調である。ゴムひものないアイマスクのような、とても単純な構造で、100円ショップに置いてあっても不思議ではない商品だが、適度な厚みがあって光が遮断されるので、熟睡できるようである。
 元々風邪気味で気分がスッキリしないこともあり、結局、シンポジウムも研究会も出席せずに休養に務めた。


2月14日(金)  若者が働く場としてのNPO法人の可能性

 出勤するなり、議会対応に追われる。午前11時ころ、ようやく議会対応から解放され、昼からの座談会「若者が働く場としてのNPO法人の可能性」の原稿を準備する。12時20分ころ、札幌全日空ホテル22階の「藤の間」へ行き、座談会スタート。NEOS(ねおす)代表の高木晴光さん、地域生活支援ネットワークサロン事務局代表の日置真世さん、留萌体育教会専務理事の伊端隆康さんなどからNPO法人の実態について、興味深いお話をうかがった。座談会終了後、日置さんから釧路市で展開している社会福祉の様々な取組についてお話をうかがう。NPO法人を設立してから3年目で、年間事業費6千5百万円。従業員数22名の組織に成長したそうだ。3月14日(金)の午前9時半から、第2回目の会議が開催され、私も参加することになった。
 午後6時過ぎに職場を出て、五番館西武の地下でビールとつまみを買ってから、Yさんのマンションを訪ね、Yさんのお子さん2人とSさんの5人で夕食会を催す。Yさんのお子さんはまだ3歳と2歳なので、落ち着いてゆっくり話すことができない。子育てというのは、なかなか大変なことだと改めて感じさせられた。9時半ころYさんの部屋を出て、Sさんの部屋で少しゆっくり話してから10時25分発の電車で帰宅した。



2月13日(木)  盛岡出張(2日目) 羅須地人協会

 朝6時に起床し、7時半から朝食といつものペース。9時1分JR盛岡駅発の快速電車「はまゆり」で花巻へ向かう。花巻は以前、出張のついでに宮沢賢治記念館に行ったことがあるので、今回は違ったものを見ておこうと思い、JR花巻駅近くの「林風舎」に行くが、あいにく木曜日は定休日である。賢治の弟である清六さんの孫がやっている店で、教会風の外観が良かったので、中に入ってみたかった。
 市内はあまり見るところがないので、バスで空港へ向かい、ターミナルビルの前でタクシーに乗って、空港近くにある「 羅須地人協会(らすちじんきょうかい)」に足を運んだ。建物の中には入らなかったが、外観はガイドブックなどで見るとおりだ。花巻農業高校の敷地内にあるため、堆肥の臭いがしており、宮沢賢治の世界にその分近づけたような気がする。空港ターミナルビルに戻り、土産品を買ったりしているうちに午後1時20分のフライト時刻になる。午後2時15分に新千歳空港に到着し、快速エアポートに乗り、午後3時10分に札幌に到着する。 
  ボラナビ倶楽部に土産品を置いて、職場に顔を出すと、「逢坂誠二さんがニセコ町長を辞めることになった。」とのニュースを聞かされる。2月2日の不出馬表明までは、知事選の有力候補だった人が、10日後には町長を辞任することになるとは、人の運命は分からないものだ。私の方は、そんな感慨に浸っている暇もなく、議会に足を運ぶこととなり、午後8時過ぎまで残業となる。こうやって、訳の分からないうちに日々は過ぎ去って行く。


2月12日(水)  盛岡出張(1日目)

 早朝5時半に起床し、6時過ぎにJR野幌駅へ向かう。6時21分野幌駅発の電車に乗り、7時14分に新千歳空港に到着。空港ターミナルビル3階の「あびよん」で朝食を摂ってから8時15分発のJAS71便で花巻空港へ。9時15分に花巻空港に到着し、9時半ターミナルビル発の連絡バスで盛岡市へ。目的地の盛岡市には、10時15分に到着した。
 その後、「啄木新婚の家」を見てから、県庁方面に行き、じゃじゃ麺の老舗である「白龍(ぱいろん)」で昼食。正午近くに行ったせいもあり、30分くらい待たされることになった。うどんのような麺に肉みそを載せ、おろしニンニク、ラー油、サラダ油をかけて混ぜ合わせると、シルクロードの麺料理といった風情である。少し食べ残したものに生卵を入れて混ぜると熱いスープを注いでくれる。これをチータンと呼んで50円増しである。なかなか面白い趣向だ。
 腹ごなしに岩手公園を散策する。南部藩の居城跡で、今は石垣のみが残る。石川啄木は、「不来方(こずかた)の お城の跡に寝ころびて 空に吸われし 15のこころ」と詠んでいる。啄木は、この公園のどこに寝ころんだのだろうと思う。
 午後1時半から5時まで、県庁舎隣の「県公会堂」で会議に出席。ここは、石造りの風格のある建物だ。会議が終了してから、光源社(こうげんしゃ)に向かう。光源社という名前は、宮沢賢治が名付けたものだそうだ。中庭に可否館という喫茶ルームがある。ここに着いたのは午後5時20分ころだったが、冬季間の営業時間は5時半までとのことで、わずか10分足らずの間に慌ただしくコーヒーを飲んだ。とても雰囲気のある店で、時間があれば、ゆっくり過ごしてみたいものだ。
 今夜の宿はJR盛岡駅から徒歩5分くらいの所にある「パールシティ盛岡」。一旦チャックインしてから、「ぴょんぴょん舎駅前店」で盛岡冷麺をいただく。かみ切れないほどコシの強い麺とキムチ味のサッパリしたスープの取り合わせが絶妙である。ホテルに帰る途中、喫茶店「カプチーノ詩季(しき)」でティラミスとエスプレッソコーヒーのセットをいただく。
 底冷えがしてけっこう寒かったので、それ以上出歩く元気がなかったので、午後8時前にはホテルに戻り、入浴して午後10時過ぎに眠りに就く。


2月11日(火)  ブリジット・ジョーンズの日記

 今日は、建国記念日で休みである。昨夜は、帰宅が遅かったので、早朝に入浴する。夜遅くに帰宅して入浴すると、就寝時間が1時間くらい遅くなるが、朝風呂だと寝覚めが良く、気分がサッパリする。
 昼過ぎから、蠍座で「ブリジット・ジョーンズの日記」を観る。ロンドンに暮らす独身OLブリジット・ジョーンズが32歳の誕生日を迎えてから、人生を変えるため日記を付け、真剣に恋を求めるというストーリー。この作品は、同じような立場にある女性から、より多くの関心を集めることだろう。
 午後6時に帰宅して、メールを読むと道東のS町の職員がこの春の町長選に出馬するとのニュースが入っていた。もちろん、北海道自治体学会のメンバーである。地味な学習活動を細々と続けているだけのような気がしないでもないが、そのような中でもだんだん人が育って来ていることが実感される。


2月10日(月)

 昼休みに、かでる2.7にある北海道社会福祉協議会の図書室で社会福祉施に関する資料を調べる。その際1階のホールで和光技研の荒さんに出会い、午後1時半から市町村合併に関するシンポジウムがあるので顔を出さないかとのこと。急に年休を取るわけにもいかないので、その場を後にする。
 午後5時間半過ぎに議会関係の打ち合わせに巻き込まれ、資料を作ったりしているうちに午後7時半近くになってしまった。その間、Wさん、Nさんから電話があり、Tさんと3人で札幌駅北口の「魚魚丸」で飲んでいるので参加しないかとのこと。仕事を終えて、合流できることになったときには既に8時近くなっていた。
 KKR札幌の前で待ち合わせ、さらにMさんを加えて5人でNさんの事務所へ行き、そこで2次会となる。Mさんとは久々に会ったが、相変わらずの毒舌で、色々な人の名前を挙げて「へらへらしている」とか「オレに挨拶もしない」などと批判するので「参ったなー」と思っていたら、攻撃の矛先が向いてきて、散々に言われて参ってしまった。しかし、この程度のことでめげていては、個性の強い人たちが集まるグループの中で切り盛りして行くことはできない。



2月9日(日)

 先週ひいた風邪が抜け切らず、体調が良くないので徹底的に休養を図ることにする。週明けには、盛岡への出張を控えているのでそれまでに体調を整えておきたいのだ。
 夕方、道立図書館に本を返しに行くと閉館後だったため返却ポストに本を入れる。返却口には、「手を挟まないように」と表示されていたのだが、本当に指を挟んでしまった。かなり痛かった。
 最近は、メーリングリストも自治体学会のものを中心に投稿しているが、他のメーリングリストでもけっこう役に立つ情報が入ってくる。例えば、今日はDoNetに最近読んだビジネス書の内容紹介が投稿されたが、時間の使い方についてはかなり参考になった。事前にその日やるべきことを確認しておいて、効率よく仕事を片付けることについては、確かにそのとおりだと思う。



2月8日(土)  地方自治土曜講座事務局会議

 午後5時から、札通ビル3階の地方自治土曜講座事務室で開催された「事務局会議」に出席する。平成15年度の地方自治土曜講座の運営をどのようにするのか、どのような講師のどのような話を聞きたいのかについて、午後8時近くまで打ち合わせる。今日は比較的暖かいからましだったが、暖房のない事務室は底冷えがしており、会議が終わってビルの外に出ると、寒さがひとしお身にしみた。
 その後、残ったメンバー10名でセンチュリーロイヤルホテル地下の「陣羽織」で午後10時近くまで懇親会を開催する。その後、さらに残ったメンバーでJR札幌駅北口の「ひでちゃん」へ。地方自治土曜講座にとや統一地方選のことなどを話し合い、午後11時過ぎに散会となる。


2月7日(金)

 2月2日(日)に逢坂ニセコ町長が知事選への不出馬表明をしてから、慌ただしく一週間が過ぎてしまった。この間、5日(水)の夜は、渦中にあった南幌町の嶋田さんを交えて一杯やったり、Nさんが新たな活動を始めたりしているうちに、何となく今後の方向性が見えてきたように思う。
 洋菓子の西村食品工業が自己破産したそうだ。西村食品工業の創始者である西村久蔵氏は、熱心なクリスチャンで、三浦綾子さんの自伝などにも病床の三浦さんをケーキを持って見舞ったことなどが紹介されている。以前は、北海道土産の定番だった「まりもようかん」も西村食品工業の製品のようだ。それにしても民事再生法や会社更生法ではなく、いきなり自己破産とは、それほど経営状況が深刻だったということだろう。
 昨日は遅くまで残業したため、今日は残業だけは避けたいと思っていたのだが、思いがけず残業を余儀なくされた。いつもは残業をしようと思っても、ノー残業デーとぶつかって残業ができなかったりするのだから皮肉なものだ。


2月6日(木)

 今朝は全道的に冷え込んで、占冠村などではマイナス30度を下回る寒さを記録したそうだ。ただ、同じ寒さでも冬の初めの時期と違って、それほど寒くは感じない。例えば、12月に日中の最高気温がマイナス1度くらいの日は、とても底冷えした寒い一日と感じられるものだが、今の時期は同じく日中の最高気温がマイナス1度くらいの日でも、それほどやり切れない寒さとは感じられないものだ。やはり、寒い日が何ヶ月も続くと、体の方が寒さに慣れるのだろう。


2月5日(水)

 「社会福祉施設整備の経済効果」について、レポートを書いている。社会福祉に関する本は少なくないのだが、体系だって書かれたものは少なく、専門家のレベルも余り高くない感じがする。そのため、大量の資料があっても、読んでいると様々なことをまとまりなく書き散らしているだけという感じがする。難しいことを平易に解説できる専門家がいれば、社会福祉を取り巻く問題がもっと人々にとって身近な問題であると考えられるようになるだろう。ただし、今回のレポートをまとまり良く書くことは、今の私の理解度から考えれば、至難の業だろう。
 午後5時過ぎに、砂川市に派遣になっている渡辺さんが訪ねてきたので、田中さん、佐藤さんと4人で、「はねもん屋」へ。YOSAKOIソーラン祭り道庁会場を、今年も運営するかどうかが話題となる。その後、札幌駅北口の「ひでちゃん」に場所を移し、嶋田さんも合流する。午後10時過ぎに散会となる。


2月4日(火)

 昨夜は、午後10時過ぎに帰って、歯も磨かないうちに眠り込んでしまった。風邪気味で体調が悪いところに、寝冷えをしたので余計に体調が悪化した。あと1カ月もすれば、日差しもかなり暖かくなり、春の訪れを感じられる時期だが、今は冬の最中で道路の脇に積もっている雪も、見通しが利かないほど高く積み上げられている。
 インフルエンザが流行っているようだが、何とか寝込まないで済むうちに、春がきてほしいと思う。あと1カ月余りの辛抱だ。


2月3日(月)

 昨日の逢坂さんの知事選不出馬表明が唐突だったものだから、自治体関係者の間にショックが広がっている。期待が大きかった反動で、がっくりきている人がけっこういるようだし、メーリングリストに納得行かないという投稿をした人もあった。その一方で、高橋はるみ氏、磯田憲一氏は新聞情報どおり出馬するようだし、道議会議長の酒井氏も出馬するようだ。今回の知事選は候補選びのゴタゴタがひどく、嫌気がさした道民は投票を見合わせるだろうから、投票率はかなり低下するものと思われる。このままでは、組織票に支えられた高橋はるみ氏が、断然有利ではないだろうか。


2月2日(日)  市民活動全道フォーラム(2日目)

 午前10時から、市民活動全道フォーラムの2日目の分科会、「市民活動とNPO」に参加する。札幌市役所の今川さんが司会進行役で、小樽商科大学の相内教授が提言者を務めるという構成で、内容もなかなか面白く、正午過ぎまで2時間余りが一気に過ぎてしまった。
 分科会終了後、レストラン「ヌーベル・ドー」で、今川・相内両氏に、渡辺、西科、星氏を加えた6名で昼食会となる。今朝の北海道新聞で、逢坂誠二氏が知事選に出馬表明とあったので、そのことが話題の中心になる。もう少し、ニセコ町で「自治のかたち」をつくる実践をしてほしいとの意見もあったが、本人が出馬表明したのなら特に異論はない。議論が盛り上がり、午後2時過ぎにようやく散会となった。
 帰宅後、メールチェックすると、中頓別町の小林さんから逢坂氏が不出馬を表明したとの記事があり、本人のホームページをチェックすると、確かに知事選不出馬の決意が掲載されていた。結局、今朝の新聞報道は記者の憶測に基づく記事であり、逢坂氏本人は、自分が意図しない方向に流されることにストップをかけたわけだ。自治体が減量経営を余儀なくされるこれからの時代には、逢坂氏が最適のリーダーだと思っていただけに、ひどく残念な気持ちがする。



2月1日(土)  市民活動全道フォーラム(1日目)

 昼過ぎに、パールモンドールでケーキセットをいただく。今日のケーキは、チョコレートケーキ「つくし」。チョコレートの中にチョコレートクリームが入っており、その上に小さな「つくし」型の飾りが載っている。風邪をひいているので、紅茶にマーマレードを入れて飲むと甘酸っぱくて美味しい。
 今日・明日と、かでる2.7で市民活動全道フォーラムが開催されているので、午後1時過ぎに会場へ向う。オープニングシンポジウムをのぞくと、200人余り収容の大会議室が満員で、立ち見の状態になっていた。昨年以上の人出かも知れない。ただ、体調が悪いので、立ち見では辛いため早々に会場を出た。