日記:2003年3月
3月31日(月) 冬季休暇
今日は職場の冬季休暇が取得できる最終日なので、マイ休日である。
午前中は、北海道自治体学会の2002年度会計を処理したりして過ごした。大丸8階のレストラン街にある讃岐うどんの店「讃兵衛」で昼食。30分順番待ちして食べたウドンは、たしかに美味しいことは美味しいが期待したほどの味ではない。札幌駅地下街の立ち食いウドンの方が、コストパフォーマンスが高いと思う。
昼過ぎに、二十四軒のパールモンドールでティータイム。シュークリーム(1個140円)がとても美味しかったので、10個買って地方自治土曜講座の事務を担当していただいている山本さんにプレゼントする。
その後、狸小路の「リフレ」で汗を流し、2時間余り休憩する。睡眠不足が続いていたので、多少サッパリする。
途中、デジカメで喫茶店の写真を撮る。琴似の「北都館」、大通の「東亜珈琲」、「可否茶館」、札幌駅前の「カフェ・ラ・トゥール」。このホームページも余り更新していないので、近々これらの喫茶店を紹介したいと思う。
3月30日(日)
昼前に、JASの通販で発注していたオーバーナイトケースが届く。これは、財布や腕時計、鍵などの身の回りの小物を入れておく箱で、これに身の回りの品物を入れておけば所在不明になる心配がない。おかげで机の上がこれまでになくスッキリした。ついでに、インクが乾燥した筆記具や痛んだベルトなどを片付ける。一寸机の引き出しを整理しても、どうしてこんなものを溜め込んでおいたのだろうと不思議に思うくらいガラクタが沢山でてくる。
午後6時過ぎに近所の床屋で散髪。長い時間椅子に座らされるのは煩わしいのだが、ここはあまり時間がかからない。今日は特に早く、10分余りで散髪と顔剃りが終了した。
午後7時過ぎに帰宅し、身辺のガラクタを片付ける。これ私にもしものことがあったら、何か意味があるのではないかと疑われるかも知れない(笑)。
3月29日(土) 『わたしのまちの憲法』出版記念の集い
午前5時過ぎまでイラク戦争をテーマとする「朝まで生討論」を見ていた。開戦当初は米英軍の快進撃が報道されたが、最近では長期化が懸念されるようになり、マスコミ論調も米英の見通しの誤りを指摘するようになってきた。
午前9時半から「経済ナビゲーション北海道」を見る。昨年4月に始まった番組で、道内経済の動きが見えるし、ボラナビ倶楽部の森田さんがキャスターを務めていることもあって、ほぼ毎回見ていたのだが今回の放送で最終回とのことだ。
その後、札幌チャレンジドのホームページを更新する。今回は、更新箇所が多く昼過ぎまでかかってようやく更新を終えた。
昼過ぎに札幌へ向い、国際ビル地下1階の喫茶店「ジョイナス」でコーヒーをいただく。国際ビルの地下2階には、「コージーコーナー」と「デリカップ」の老舗2店が向かい合っており客席がビッシリ並んでいるのだが、ここは配席がゆったりしており、新聞・雑誌も揃っており軽食もなかなかいけるのでたまに利用する。マスターの雰囲気があまりよくないので、それが難点だが、おかげで地下2階の2店に比べてゆっくりできる。
午後3時から、北大クラーク会館で開催された『わたしのまちの憲法』出版記念の集いに出席する。これは、ニセコ町の「まちづくり基本条例」制定の経過をまとめた本で、条例のたたき台となる案を作成した札幌地方自治法研究会のメンバーやニセコ町の担当者などが思い出話に花を咲かせた。午後5時少し前から、北大中央食堂で記念パーティー。道新の山下記者や恵庭市議選に出馬予定の中島興世さんと話をしているうちに午後7時半過ぎ散会となる。札幌市の渡辺さん、長谷部さんとJR札幌駅へ向い、そこで別れる。午後8時半ころ帰宅し、その後は何をする気力も無くいつの間にか寝てしまった。
3月28日(金)
朝から小雨が降っている。例年なら、傘を持ち歩くべきか迷う時期だが、先日大丸でコンパクトな傘を購入したため、持ち歩いているので不意の雨にも慌てないで済んでいる。
高校の8期先輩が、昨夜執務室の窓から飛び降りたそうだ。古いビルの5階なので、あるいは怪我で済んだかと思ったが、今朝訃報がまわっていたところをみれば、5階からコンクリート舗装の地面にたたきつけれればかなりの衝撃なのだろう。以前、仕事の関係で付き合いもあったのだが、たしかに気の弱いところがありそうな人だった。組織の中では、人を上手く利用したり押しのけたりできるような人の方が、出世する傾向がある。その方は、以前のセクションにいたときも無断欠勤したことがあるそうで、その後はずっと同じような仕事を担当させられるなど不遇をかこっていた。そうした、飼い殺しのような状態に堪えられなかったのではないかと思う。
知事選については、無党派候補がどうしても資金面では苦労すると見えて、知人からカンパの依頼文をいただいた。その方は、わざわざ自宅から普通の封筒で送ってきたので、その心意気に感じてカンパを振り込んだ。最近、マスコミ関係者や研究者から知事選の状況を聞く機会が何度もあり、全員から大きな組織をバックに持たない候補者は善戦しても当選は無理だろうとの意見を聞いているので、かえってサバサバした気持ちでカンパができる。
3月27日(木)
朝から曇天で、小雨混じりの冷たい風が吹き、寒い一日だった。報告書の方は、ほぼ完成に近づき、部長へのレクチャーや記者発表の方法をどうするかを打ち合わせる状況になっている。もっとも、某市から相談を受けている都市再生事業の経済効果の分析が控えているので、あまりゆっくりしてもいられない。
知事選は、今日が告示日であり、各陣営とも札幌市内で第一声をあげたようだが、あまり伝わってはこないので実感がわかない。渦中にいる人々は大変なのだろうが、直接その場にいるわけではないので、臨場感がわかないのだ。半月後には投票日であること自体、どうもピンとこないくらいだ。
午後3時過ぎに、南幌町の嶋田さんから、本日午後6時半から、札幌駅北口の居酒屋「魚魚丸(ぎょぎょまる)」で西科さんの送別会を開催する旨のメールがあった。西科さんには、北海道自治体学会の運営などで随分お世話になったので、気持ちよく出席したいのだが、残業続きで疲れが溜まり、体調が悪いことに加えて、私が幹事を務めた昨年の送別会について、最近になって森啓氏から理不尽な罵倒を受けたことがトラウマになって、当面は勘弁してほしいという気持ちである。迷っているうちに時間が経過し、出席のタイミングを逃したため欠席となった。
その間、大丸4階の中国茶の店「茶語」で西湖龍井茶をいただいた。お茶だけで800円(税別)は、いかにも高いと思うが、あまり混んでいないためゆっくり考え事をしていられるのは有り難い。都心の隠れ家的な店としてキープしておきたい。
3月26日(水)
1月下旬から2ヶ月余り社会福祉の経済分析に集中してきたので、これまで疑問に思ってきたことの多くについて、自分なりに納得のいく答えを見出した。本道における人口構成の高齢化は、全国を上回るスピードで進んでおり、平成12年の国勢調査では、全人口の18.2%が65歳以上の高齢者になっている。現在は、人口の5人に1人が65歳以上という状態になっているはずである。道民が100人集まれば、そのうち20人は高齢者という時代なのだ。なるほど、最近いろいろな集まりに顔を出すと、高齢者が多いはずである。
知事選の方は、告示日を明日に控え、各陣営からの働きかけが目立つようになってきた。しかしながら、誰に投票するかは、義理人情ではなく候補者が何をしようとしているのか、また、本当にそれができる人物かどうかを基準として決めるつもりなので、選挙公報や政見放送を参考にしたいと思っている。
夕方、Sさんから電話があり、大丸7階のイノダ珈琲店で打合せを行う。今回は、コロンビア(500円税別)をいただいたが、珍しく酸味が効いた味で、とても気に入った。午後7時半に店を出て、ステラプレイス5階の旭屋書店でトルストイの『復活』を探す。新潮文庫版が見つかったので上巻の一部を読む。この作品は、「カチューシャかはいや、別れのつらさ・・・」のフレーズではじまる「カチューシャの唄」(作詞:島村抱月、作曲:中山晉平、唄:松井須磨子)で知られているので、ヒロインの名前だけは知られているが、実際の主人公はネフリュードフという30代前半のロシア貴族だろう。清貧な生活に憧れながら、一時の気まぐれで運命を狂わせたカチューシャへのしょく罪のために流刑地のシベリアまで後を追って行くネフリュードフの姿は、広大な領地を持つ侯爵家の当主でありながら、農奴の生活向上に後半生を捧げたトルストイの心情を現しているものと思う。
3月25日(火)
最近、仕事の話題ばかりになってしまっている。実際、報告書の仕上げにかかっているため連日残業続きで、余裕を失っているかも知れない。
先日、トルストイの『戦争と平和』のストーリーが知りたくなり、ネット検索しているうちに、以前読んだことのある『復活』という作品が目に留まった。トルストイは1910年に82歳で亡くなったのだが、この作品は1909年に発表されている。81歳で長編の悲恋小説を書き上げるとは、何とタフな作家だったのだろうと感心する。久々にロシア文学に親しんでみたくなり、昼休みに札幌駅の書店に足を運んだのだがこの作品は見当たらなかった。いずれ、旭屋書店ででも探してみようと思う。
午後4時ころ、伊達市の中村恵子さんが訪ねてくる。リサイクル問題に関する意見交換会に出席した帰りだそうだ。いろいろな人が訪ねてくれることは、情報が集まってくることでもあり、歓迎すべきことである。
夕方になって、原課から報告書の手直しが入り、訂正しているうちに午後9時過ぎまで残業となる。それでも、27日(木)には、報告書の印刷に入る予定だから、これが片付けば少し息を抜けると思う。
3月24日(月)
1月下旬から本格的に取りかかっていた「社会福祉施設整備の経済効果の分析に係る報告書」については、いよいよ最終整理の段階に入った。連休中に発見したミスや原課の意見などによって原稿を直しているうちに、一日がアッと言う間に過ぎてしまう。今回は、70ページ余りの報告書である。、出来上がってしまえば何と言うこともないのに、隅々まで整理した報告書を作成するには、かなりのエネルギーを要するものだ。
原課から面倒な宿題をたくさんもらえば、責任上エンドレスの残業をしてでもたたき台を作らなければならないと覚悟していたのだが、それ程手に負えない宿題はなく、明日中には原稿を完成できる見通しが立ったので少し安心する。
さて、今日は、北海道町村会経由で北海道大学の大学院に派遣されていた西科さんが、無事卒業して芽室町に復帰することになったので、送別会が開催される。当初、私に幹事をやらないのかという打診があったのだが、報告書の仕上げに追われていることに加えて、昨年の送別会で挨拶をする機会を設ける配慮を欠いていたという理由で、森啓氏から罵倒されたこともあり、気軽に幹事を引き受けることができないという事情もあるのだ。実際、午後9過ぎまで残業を余儀なくされる状態だったので、やむを得ず欠席させていただいた。
イラク情勢については、南部から進攻していた米英軍が首都バクダッドに到達し、首都攻防戦が始まろうとしている。米英軍の当初の目論どおり、短期終結となるかどうか、ここ数日が山場となるかも知れない。
3月23日(日)
昨夜は、イラク攻撃のテレビ番組を見ているうちに、いつの間にか寝てしまった。
寝不足で疲れが溜まっていたためか、目を覚ますと午前8時近くになっていた。午前11時過ぎに自宅を出て、2週間ぶりに二十四軒のパールモンドールでケーキセットをいただく。今日のケーキは、「ガトレーヌ」。1月から毎回注文して、いつも品切れだった一品だ。チョコレートケーキと苺ショートをミックスしたようなケーキで、なかなかゴージャスな味だった。これで、一つの目標を達したので、パールモンドール通いはやめようと思う。
帰宅途中、大丸の1階で傘を購入する。とても軽くて小さくなる折り畳み傘で、デザインも良く、持ち歩きに便利なので買ってしまった。傘のようなありふれた商品一つ取ってみても、工夫次第で魅力ある商品に変えていけることを実感させられるような逸品である。
3月22日(土) 北海道自治体学会運営委員会
午前11時に、JR札幌駅地下街のイタリア料理店「リオンドゥ-ル」へ。北海道自治体学会の渡辺事務局長、今川さん、内田さん、石田さんと5人で、6月1日(日)に北海学園大学で開催する2003年度北海道自治体学会政策シンポジウムについての打合せを行い、午後2時からの運営委員会に諮るための素案を作成する。12時半に店を出て、運営委員会の会場でもあるクリスチャンセンターに向う。
1階の喫茶店で昼食後、午後2時から2階の207会議室で運営委員会がスタートする。午前11時からの打合せでは、午前中の鼎談では、ニセコ町の逢坂町長などの意見が出ていたのだが、案の定、森啓氏が怒り出し、その後は運営委員会を仕切って結局原案はメチャクチャになってしまった。運営委員会には2〜3回に一回しか出てこないのだが、出てくると他の出席者はお構いなしで自分だけで話を進めてしまうのだから困ったものだ。「老害」とは、このようなことを言うのだろう。
午後5時半ころから、居酒屋「魚魚丸」で懇親会。やはり、知事選や札幌市長選の話題になるが、案外意中の候補者を決めている人は少ないようだ。
3月21日(金)
昨夜は、NHKでイラク攻撃のニュースを見ているうちに眠くなり、気が付いたら午前3時過ぎだった。丁度、米英軍の攻勢が始まったところで、テレビ放映を見ているうちに夜明けを迎えた。朝食後、仮眠をとってから外出し、明日の北海道自治体学会運営委員会で遠方から札幌へ来る運営委員用の旅費を準備するため、1万円札で細々とした買い物をして千円札と小銭を用意する。会計を担当していると、いろいろと雑用が出てくる。
なかなか暖かくならないが、それでも真冬の厳しい寒さはなくなり、雪も随分少なくなって春めいてきたので、カジュアル用の靴を購入する。ヨーカドーの靴売り場で、スエードの洒落た靴が見つかったので満足する。
午後6時から、全国各地で選挙候補者の討論会を開催しているリンカーンフォーラム主催の知事選候補者の討論会があるので足を運ぼうと思っていたのだが、各候補者の主張は大体分かったので、今回は行かないことにする。
イラクに進撃した米英軍は、南部から150キロメートルも内陸に進攻したそうだ。北部、西部も合わせて3方面から同時に首都バクダッドを目指すようだ。早ければ、3、4日後にもバクダッドに達する見込みだという。しばらくは、イラク情勢から目が離せない。
97年まで、静修大学(現・札幌国際大学)にいた濱田英作氏からメールをいただいた。埼玉短大を経て、現在は国士舘大学21世紀アジア学部教授とのこと。何と、ネット検索していてこのホームページにたどり着いたとのことだ。「メセナを考える小さな会」という集まりで知り合ったのだが、実に博識で、どのようなことについて尋ねてもよどみなく答えが出てくるので、感心させられたものだ。ときどき札幌に来ているようなので、一度お話ししたいものだ。それにしても、一体どんなキーワードで検索してたどり着いたのだろう?
3月20日(木) イラク攻撃開始
低反発枕は最初は違和感もあったが、気がついたら明け方になっていたので、きちんと安眠できたようだ。
午前11時40分(現地時間で午前5時40分)ころ、米英軍によるイラク攻撃がはじまった。本格的な戦闘ではなく、前哨戦のようなもので短時間で終わったようだが、国際世論が必ずしも賛成論ばかりでなくても、米国はやることはやるのだということを見せつけられる思いがした。
仕事の方は、明日からの三連休前に「社会福祉施設整備の経済効果の分析に係る報告書」の原稿を仕上げておく必要があったため、昼食抜きで原稿を整理し、午後3時半近くになってようやく一応の完成にこぎ着けた。早速コピーを作成して関係者に配付した。これから意見をもらって、来週中に印刷・配付する予定である。
ここ数日残業続きで疲労が溜まっているため、今日は定時退庁し、大丸のカフェを取材する。今日は、6階メンズフロア-にある「パパス カフェ」。この店は、フロア-の一角を低い衝立で区切った形になっており、開放的な反面、通路を行き交う人々の姿が丸見えで、周囲の音もかなり聞こえるので、閑静な雰囲気を求める所ではない。コーヒーの値段は1杯600円(税別)と高いが、味はブルーマウンテンタイプで飲みやすくなっている。ただし、コーヒー1杯にこれだけのお金をかけるだけの価値がある店かどうかは疑問である。
3月19日(水)
午前0時過ぎに帰宅し、遅い夕食の後入浴し、ホームページを更新したりしているうちに午前2時になってしまった。
uhbテレビで、昨日5時半から開催された知事候補者の公開討論会が放映されたので、横になりながら聴いているつもりが、途中寝ていたようだ。ボイスレコーダーに音を記録していたので、イヤホンで聴きながら出勤する。
知事という職責に就こうとする人について、選挙民は理想や利害得失を交えていろいろと言うが、実際の人間というのは五十歩百歩のところがある。それは、知事候補者だって同じだ。だから精神的に弱い人間ほど何か別の力に頼りたいし、選挙戦の当事者という未知の世界で限界状況にある場合、なおのこと評論家的な判断はできなくなってしまうのだろう。今回の公開討論会は、生で聴くことはできなかったが、テレビの映像をとおしてさえ、候補者の緊張が伝わってきた。そして、かなり力量が明らかになったと思う。
少なくとも、私は、投票する候補者を絞り込むことができた。
寝不足のため、仕事にならないのではないかと危惧していたが、途切れなく急ぎの仕事が入り、一念発起して夕方までに仕上げることができた。疲れが溜まっているので、残業は午後8時に切り上げ、帰宅途中、家具の長谷川で低反発枕テンピュール・ミレニアムを購入する。一寸値段が高いけれども、これで快眠できれば安いものだ。
3月18日(火)
先週金曜日の夜からどうも体調が優れない。夜はゆっくり休もうと思うのだが、横になって目をつぶると寝苦しく、深い眠りが得られない。夜中の3時くらいに一度目覚め、うとうとしているうちに目覚まし時計の音で起こされた感じだ。仕事の方が、一つ終われば後が控えているという状態で、締め切りに追われていることがストレスになっているものと思う。もっとも、民間のシンクタンクだと、今の時期ならクライアントへの納品に追われ、それが終わるまでは夜も日も明けない状態のはずである。
結局、今日も、午後11時過ぎまで残業となった。
アメリカ合衆国のイラク攻撃が近いようだ。戦闘が長引けば、世界経済の低迷に拍車をかけることになりそうだ。景気の良い時期なら、特需景気が起こるかも知れないと思うくらいだが、同じ事が景気の悪い時期には景気の低迷に拍車をかけることになるのだから経済の問題は分からない点が多い。
3月17日(月)
今日も、最高気温はプラス3度までしか上がらず、例年よりは寒いらしいがそれでも随分しのぎやすくなった。
気候がだんだん春めいてきたのでそろそろ春物の装いを準備しようと考え、とりあえず、ベルトを購入することとした。現在メインに使っているのは、ソメスサドル社製のべーカーベルト(定価9,800円)である。ソメスサドル社は、歌志内市に本社があり道内メーカーなので、財布やカバン、マウスパッドなど様々な製品を利用しているのだが、ベルトについてはデザインが不骨だし、金具の作りが雑な感じがしてで今ひとつ気に入らない。とりあえず職場の売店で、普及品を一本購入し、これで当面間に合わせることにする。
それに加えて、13年ぶりに時計を購入した。オメガのコンステレーションという製品で、上品でシックな色合いとフォルムが魅力的である。
Kさんから、間もなく芽室町に帰る北海道町村会の西科さんのために送別会を開催してはどうかという提案をいただく。確かに、これからは歓送迎会が重なる時期である。昨年のこともあるので、今年は別の方に幹事をお願いすることとする。
3月16日(日)
一昨日の昼過ぎから頭が重く、体調が悪いため、今日は徹底的に休養することとする。
毎冬、一度は風邪で寝込むことがあるのだが、今冬は一度も寝込まなかった。風邪をひいて寝込んだりするのは、体力の低下を回復するための生理的な作用であると考えられるが、風邪で寝込むというハッキリした形ではなくても、今は体が休養を要求しているのだと感じる。そもそも、頭が重くて考えがまとまらず、メールに返事を書く気力もおこらないのだ。
週明けには、「社会福祉施設整備の経済効果の分析に係る報告書」について、担当セクションからリクエストを受けた部分を書き直すため、全力を挙げなければならないので、今日はとにかくできるだけ静養することとする。
3月15日(土) シンポジウム「自然エネルギー王国・北海道をめざして」
午後1時過ぎに、ザ・ルーテルホール(南大通西6丁目)へ。正面玄関で渡辺克生さんと出会ったので、一緒にホールに入る。ザ・ルーテルホールには、初めて足を運んだが、200人くらい入れるこじんまりとしたホールで、案外穴場かも知れない。1時半から、「ヨーロッパにおけるエネルギー政策」や「持続可能な北海道のエネルギー政策」について講演があり、3時10分からパネルディスカッション「知事候補に問う!北の大地のエネルギー政策」が開催された。
知事候補者は、高橋さん、都築さんを除く6名が出席し、5時過ぎまで2時間、環境・エネルギー政策についてそれぞれの意見を聞くことができた。環境・エネルギー政策が重要課題であるという基本認識は全員同じだが、泊3号機の問題についてはかなり意見が異なっていた。
シンポジウム終了後、NPOサポートセンターへ行き、杉山さん、加藤さんと札幌チャレンジドのホームページについて打合せを行う。現在のホームページ完全にリニューアルすることになり、今年5月オープンを目処に作業を進めることとした。
3月14日(金) 座談会出席
出勤後、9時過ぎに職場を出て全日空ホテルへ。22階の「藤の間」で、社団法人雇用経済研究機構主催の座談会「若年層が働く場としてのNPO法人の可能性」に出席する。NPOと雇用の関係を中心に、意見交換する。正午近くまで意見交換してから会食を行い、12時半過ぎに散会となる。
その後、座長の横山純一先生に誘われて、ホテルのラウンジで小一時間ばかり、地域の経済情勢について意見交換する。横山先生自身、今回の知事選では立候補を要請された経緯もあったようだが、誰が当選するかについては思いがけない候補者の名前を挙げられたのでとても驚いた。
午後2時ころ職場に戻ると、保健福祉部総務課から「社会福祉施設整備の経済効果の分析に係る報告書」についてリクエストを受けた。結局のところ、報告書の配付は3月末になりそうだ。
午後6時半から、北海道自治体学会の議会研究会に出席するつもりだったが、睡眠不足気味のためか気分が悪く頭痛がしたため早目に帰宅して休養することにする。
3月13日(木)
3月半ばだというのに、相変わらず寒い朝だった。夜中に雪が降ったらしく、朝日にまばゆい白雪は、真冬の雰囲気である。
3月8日(土)の「北海道自治のかたちを考える」拡大研究会について、ボイスレコーダーで記録した音声データを、CD−ROMにコピーして配付する。初めての試みなので、受け取った側がどれだけ活用できるか分からないが、カセットテープをダビングして配付するのに比べてずっと手軽なので、上手くいけば今後活用できるのではないだろうか。
昼過ぎから、国勢調査の世帯数を分析する。家族形態の変化が家庭の自助能力を失わせ、その結果社会福祉施設整備の必要性が高まっていると仮定し、それを裏付けようとしているのだが、なかなか思うような数字が導き出せない。仮定が誤っているとも思えないだけに、どうなっているのか考えあぐねる。明日も、引き続き試行錯誤を重ねることになりそうだ。
3月12日(水) 江別市民国際交流協会役員会
昨日までの寒さは少し緩んだが、相変わらず寒さが続いている。
昨日の講演会の内容を整理したり、「社会福祉施設整備の経済効果に係る報告書」に参考資料・文献一覧を加えたりしているうちに時間が過ぎてしまう。それでも、一応の形は完成しているので、今までよりは焦りが少なくなった。
午後7時ころ、江別国際センターへ。江別市民国際交流協会で、新年度に規約を改正するので、原案を作成してほしいとの相談を受け顔を出したのだが、規約改正以前に新年度予算をどうするかで時間がかかり、午後9時20分ころまで打ち合わせが続いた。江別市民国際交流協会は、今年10月で設立10周年を迎えるのだが、活動期間が長くなるとスタート当初とは違った問題がいろいろと出てくる。年を経るに従って、どんどん活動が活発になってくる団体はほとんどないと思う。江別市民国際交流協会も、今までの活動を見直す時期にきていることを実感させられる。
3月11日(火) 旭川市へ出張
今日も、本当に寒い朝だった。ツルツル路面に足を取られながら出勤する。
朝一番で、「社会福祉施設整備の経済効果の分析に係る報告書」の原稿をコピーし、関係者のチェック用に配付する。
午前11時札幌駅発の特急で旭川市に向かい、昼過ぎに到着後、ガイドブックで調べておいた天ぷらの店「白梅」で昼食。食後は、喫茶店「ちろる」でケーキセットをいただく。昭和14年開業の老舗で、小説「氷点」にも登場しているという。ここのコーヒーは、やや深煎りのフレンチローストで、昔ながらの懐かしい味がする。
午後2時から、旭川パレスホテルで「人口減少から考える地域経済」をテーマとする講演を聴く。講演者の額賀信(ぬかが まこと)氏は、日銀のOBで、ちばぎん総合研究所の社長である。わが国の経済成長率は97年以降、一層鈍化しているが、これはバブルの反動ではなく、人口減少による需要不足が原因であり、定住人口の増加が見込めないことから観光を通して交流人口の増加を図るより他なく、まちづくりの視点から地域全体でリピーターを増やすような観光地づくりが求められるという。
午後4時に終了後、旭川市役所から三セクの旭川市産業高度化センターに出向している内田和博さんの車で旭川リサーチパークへ向う。施設の職員と意見交換し、施設を見学してから、内田さんお勧めの喫茶店へ。ウッディな外観、落ち着いた内装、こだわりのメニューと三拍子揃った店で、とても気に入った。内田さんの車で旭川駅まで送ってもらい、午後8時発の特急で札幌へ。午後9時20分過ぎに札幌に着いてから、岩見沢行きの快速に乗り換え、午後10時過ぎに帰宅。
疲れが溜まったのでそろそそろ寝ようと思っていると、午後10時半過ぎに水木さんから電話がある。北朝鮮やイラク情勢などについて話しているうちに、午後11時半近くになってしまう。最後まで慌しい一日だった。
3月10日(月)
今日も、天気は良いものの冷たい風が吹いて、本当に寒い一日だった。
昼休みに大丸札幌店に行き、地下1階の「きのとやカフェ」で苺ショートケーキとコーヒーをいただく。「きのとや」のケーキは、美味しいという人が多いのでとても期待していたのだが、普通のまあまあ美味しいケーキである。ただ、とても混んでいるので席に案内されるまでに時間がかかりすぎるのが難点だ。行列してまで入る必要はないだろう。苺ショートケーキは280円、コーヒーは350円で値段は手ごろである。
昼過ぎから、「社会福祉施設整備の経済効果の分析に係る報告書」の原稿を仕上げにかかり、ようやく60ページ余りの報告書が関係者の意見を求めるためのタタキ台レベルで出来あがった。
3月9日(日)
空は快晴だったが、日中も最高気温がマイナスであり、冷たい風が強く吹いて底冷えする一日だった。天気予報によれば、厳しい寒さがしばらく続くようだ。
午後2時ころ、ステラプレイスへ。2階のサザビーと5階の旭屋書店を見るのが目的だった。サザビーのバッグは、品揃えが悪くがっかりだったが、5階の旭屋書店はフロア-が広くて驚いた。しかし、余りにも広くて気疲れしそうなので、大丸8階の三省堂書店の方を利用することが増えそうだ。その後、大丸札幌店に行ったが、時間帯の関係もあるのかとても混雑していたので早々に退散した。3月6日(木)の開業後、初めての週末であるから今日が混雑のピークだとは思うが、しばらくは混雑が続くかも知れない。個人的には、早く混雑が解消して、各フロアのカフェを取材したいと思っている。
3月8日(土) 「北海道自治のかたちを考える」シンポジウム
午前11時ころ、札幌大丸店へ。7階のイノダコーヒーでケーキセットをいただく。開店記念価格で800円(税別)だったが、通常なら幾らだろう?コーヒーの味はまあまあだが、セットのチョコレートケーキはチョコレートの塊をかじるようで、かなりくどい感じがする。カウンター席は窓に面しており、眼下に札幌駅前の広場を見ることができる。店が混まなくなったころに、また足を運びたい。ところで、大丸札幌店がオープンしたら、購入を考えたいと思っていたものが幾つかあった。腕時計、ベルト、クツ、カバン、スーツなどである。しかし、現実に大丸がオープンしてみると、大丸の店頭に並んでいる商品だからといって特別に素晴らしいということもない。気に入った商品を、じっくり選んで行こうと思う。
正午に北海道クリスチャンセンターへ行き、「北海道自治のかたちを考える」シンポジウムの準備をする。参加者が60名程度に達したため、机と椅子を並べると会場がビッシリになった。広い会場を確保しておいて本当に良かった。 シンポジウムは午後1時から5時までの4時間、滞りなく進行した。
シンポジウム終了後、会場近くの居酒屋「まるかわ」で飲み会を開催する。統一地方選挙のことなどが話題となり、午後5時半から始めた飲み会が散会となったのは9時過ぎだから4時間半も飲み会が続いたわけだ。
3月7日(金)
昨夜は、5日(水)夜の寝不足がたたってか疲れがたまっており、午後9時ころ帰宅して、ちょっと横になったつもりがそのまま寝込んでしまった。途中、午後10時半と午前0時ころに目覚めて時間を確認したことは覚えているが、結局朝まで寝てしまった。
今朝の道新を読むと、今回の北海道知事選では、これまでと違って無党派候補が随分名乗りを挙げているが、組織的な支援が望めないため、選挙戦の進め方に苦労しているとのことだ。組織をバックにするTさんの事務所は都心のビルのワンフロアーを借り切っているのに対して、組織をバックとしないIさんの事務所は都心を離れた不便な場所にあるプレハブの建物である。候補者の誰もが、一応は変革を口にするのだが、本当に変革を指向しているかどうかは候補者によって大きな違いがあるように思う。有権者は、どのように判断するだろう?
夜、大丸札幌店8階の三省堂書店に足を運び、「EXCELで学ぶ計量経済学入門」を購入し、隣接する「ブックス&カフェ」で読む。ブレンドコーヒーは一杯380円(税別)とそれ程高くはなく、けっこう落ち着いて本が読める。なかなか良い場所ができたものだ。
3月6日(木) 米一さんと飲み会
昨夜は、午前0時近くに帰宅し、入浴したりボイスレコーダーの使い方を確認したりしているうちに、就寝時間が午前2時近くになってしまった。朝の寝覚めはそれ程悪くなかったが、日中はやはり寝不足で頭がスッキリしなかった。
室蘭在住のYさんが来たので、午後6時から「はねもん屋」で飲み会。昨夜は遅かったので、今夜は軽く午後8時前に切り上げ、今日オープンした大丸百貨店に入り1階と地下の食品売り場を歩く。とても混んでいたが、特に今までのデパートと違う印象はなかった。そのうちに混まなくなるだろうから、その頃に各階のカフェなどを調べてこのホームページでも紹介したい。
3月5日(水) JRタワー・プレオープン
今朝も厳しく冷え込んでいる。夜中に大雪が降ったため、歩道もところどころ深い雪が残っている。
今日は、JRタワーのプレオープンで、カード会員だけを招待したそうだ。といっても、カード会員は11万人とのことで、昼休みに様子を見に行くと、入店待ちの客が長い列を作っていた。明日がオープン初日だが、ほとぼりが冷めるまで入店は待った方が良いかも知れない。
午後6時にヨドバシカメラでボイスレコーダーを購入する。パナソニック製のコンパクトな製品で、2万円のものを買おうと思ったのだが在庫がなく、結局3万円の最上位機種を買うことになった。録音時間は最長28時間30分とのことで、大抵の会議などはこれで間に合いそうだ。
午後7時過ぎにTさんと一緒に、焼肉店に行き、Sさん、Yさんなどと一緒に午後9時近くまで歓談する。一時会が終わってから、残ったメンバー5人で近くの中華料理店へ。紹興酒を飲みながら、いろいろな話をする。
午後12時近くに帰宅し、ボイスレコーダーの使い方を確認し、何となく飲み込める。録音した会話等は、イヤホンで聞くと鮮明になる。
3月4日(火)
今日は、昨日とは一転して真冬日に逆戻りである。日中の最高気温は、マイナス4度までしか上がらない。
ただし、冬も終わり頃になると、体が寒さに慣れるのか冬の始めの頃ほどは寒さを強く感じないようになる。ただ、かかとがガサガサになったり、爪がもろくなって割れたりするのは毎年のことだ。ただし、最近は、加齢に伴ってだんだん症状がひどくなっているような気がする。もう一つ、昨年の6月頃から悩まされているのは、左手の痺れである。キーボードを叩き過ぎているからだろうかと思っていたが、そのうちに治るだろうと思っているうちに、いつしか慢性的な症状になっている。これからだんだん、体のあちらこちらに不都合を抱えることになるのだろう。
知事選では、民主党の衆議院議員である鉢呂さんが立候補を表明した。任期は1期で全力投球。知事給与6割カット。スリ合わせを廃止。週末に道民と対話集会など斬新な発言があり、しかも道民の意見を求めて公約を作るという。立候補表明の遅れや、経緯がハンディキャップだが、実は他の候補者に比べて最も北海道に求められている対応を打ち出し方をしているような気がする。久しぶりに目の覚めるような気がした。
3月3日(月)
今朝は、雪解け時期特有のザクザク雪に足を取られながら出勤する。まだ暖かいというわけではないが、真冬の刺すような寒さは峠を越えたので、久しぶりに帽子を置いて家を出た。比較的暖かい日でも、真冬だとJR野幌駅に着くころは耳の冷たさが我慢できない程になるのだが、今日は大丈夫だった。こんなところからも、春の訪れを感じさせられる。札幌に着くと、細かいみぞれ雪が降ってきたので、思わず傘をさす。
午前中は、軽印刷室で資料の印刷作業に追われ、午後からようやく報告書の作成に取りかかる。先日、パールモンドールで原稿を読んだときには、もう一歩で完成しそうな気がしたのだが、今日は考えがまとまらず、最後のつめができないでいる。しかし、今月中に報告書を公表するためには、そろそろ原稿を完成させなければならないので内心かなり焦りがある。
3月2日(日)
久々に用事が入っておらず自由に使える一日なので、休息に専念することにする。
先日「男のおしゃれ」という本を買った。その中に、紳士のたしなみとして、休日のうちに靴や身の回りの小物を整えるという記述があった。そこで、午前中は眼鏡や時計を磨いて過ごしたのだが、金具の部分などはけっこう汚れているものだ。
もっとも、この本には細々したことが沢山書いてあるのですべてを実行して完璧な紳士を目指すことは、私にはとても無理である。しかし、若い頃はかかとの磨り減った靴を履いていても平気だったが、最近では恥ずかしいと思うようになったり、少なくとも「薄汚い格好をするのはイヤだな。」と感じている。
昼過ぎに二十四軒のパールモンドールでケーキセットをいただく。ここのコーヒーは、今まで酸味のあるタイプで気に入っていたのだが、深煎りのフレンチタイプになったのは少しがっかりだった。
3月1日(土) ロード・オブ・ザ・リング
2月中は、「寒い」とばかり書いていたが、3月に入ると流石に春めいてきて、雪解けが進んでいる。
いつもと同じく6時半に起きて、昨夜に引き続き札幌チャレンジドのホームページを更新する。
今日は、毎月1日の「映画の日」なので、先月22日(土)にオープンしたばかりの札幌シネマフロンティアでロード・オブ・ザ・リングを観る。3月6日(木)の全面オープンに先駆けて、1週間前にオープンしたのだが、先週は混雑しそうだったので避けて今日にした。大きな画面で臨場感も抜群の映画館であり、場所も便利なのでこれから興味のある作品はここで観ることになりそうだ。
ロード・オブ・ザ・リングは、三部作の作品で、今回の「二つの塔」は二作目に当たる。第一作目がある程度印象に残る作品だったので期待していたのだが、3時間10分と長いし、次から次へと大掛かりなスペクタクルシーンが続くため、やや疲れてしまった。