日記:2004年1月
1月31日(土) キャッシュフローゲーム
夕方まで、「ほっかいどう政策研究」の原稿について筋立てを考えながら過ごす。「地域の経済をどのように分析するのか?」というテーマは、いつも考えていることなのでネタには不自由しないが、どのように整理して表現するのかが問題である。
午後5時半から、かでる2.7で開催されたキャッシュ・フローゲームに参加する。職場の電子掲示板に時々案内が掲載されるので、興味深く思っていたのだ。参加者は、私を含めて4名で、20台から30台半ばといったところ。サイコロを振って駒を進め、出た目によって株や不動産に投資しながらチャンスを掴んで金持ちを目指すゲームをしながらいろいろと話していると、一気に気持ちが通じてなかなか楽しい。このゲームにはまる人がいることは、すぐに理解できた。
午後9時に終了し、アランで飲み会があった。好奇心タップリの人たちが集まっており、なかなか楽しそうだったが、明日は朝から連続シンポジウムの打合せなので、参加せずに帰宅した。
1月30日(金) 交通シンポジウム
午前中に、「美幌地区における農業の経済効果に係る報告書」の原稿を仕上げ、農業企画室の担当者などに意見を求めることになった。
しかしながら、ここで息を抜くわけにはいかない。昼過ぎからは、北海道自治政策研修センターから依頼を受けた論文の作成に取りかかる。自治体職員が政策形成を進める上で参考になるような内容が期待されているので、今取り組んでいる地域経済の分析手法を紹介することとし、タイトルは、「地域の経済をどのように分析するか?」とした。
午後6時から、かでる2.7の520研修室で「交通シンポジウム」が開催された。昨日、このシンポジウムを企画した成田真利子さんにお願いして、2月15日(日)の連続シンポジウム(第1回)のチラシを参加者に配布してもらうことにした。少しは反応があるのではないかと期待している。
昨年3月6日に開業した大丸札幌店の売り上げが好調で、当初の予定年間350億円を大幅に上回る年間390億円に達する見込みとなったそうだ。私の所にも毎月の利用状況の通知がきているが、昨年12月末現在で年間利用実績は90万円を超えている。大丸札幌店の売り上げに、私も多少の貢献はしているわけだ。
1月29日(木) 平成13年度道民経済計算推計結果公表
今日は、平成13年度道民経済計算の推計結果が公表された。その結果は、経済成長率が名目でマイナス1.1%、実質でマイナス0.3%といずれもマイナスであり、特に実質では平成9年度以来4年ぶりのマイナス成長である。平成13年度の経済状況がどうだったのか、今となってはピンとこないが、製造業と建設業の落ち込みが影響したようである。
道民経済計算からもらった資料を見ると、本道の経済構造を全国と比べると、第二次産業において建設業の構成比が高い一方で、製造業の構成比が低く、さらに第三次産業において政府サービスの構成比が高いという特徴が見られる。「足腰の弱い経済」、「官依存経済」という、理想とは全く裏腹な現実が明白に現れているのだ。
「美幌地区における農業の経済効果に係る報告書」については、完成が近づくにつれてさらに書き加えたい部分が出てくる。午後11時まで残業して、ようやく明日の午前中には関係者に意見を求めるための原稿を仕上げる段階まで到達することができた。
1月28日(水) 「美幌地区における農業の現状」ほぼ完成
昨年6月から取り組んでいた、「美幌地区における農業の現状」がようやくほぼ完成にこぎ着けた。5月下旬から8月下旬にかけて体調が悪かったこと、農業という分野は奥が深く自分自身納得できるまで時間がかかったこと、Mさんのフォローにエネルギーを費やしたことなどにより、半年がかりでようやくまとめることができた。まだまだ不十分だが、明日にでも原稿を仕上げて、農業企画室の職員にも見てもらい、内容を整理することにしようと思う。
夕方、江別市役所の福迫参事が訪ねてくる。江別市でも、来年度に「行政基本条例」を制定する方向で検討しているので、全道の状況を教えてほしいとのことだ。「ニセコ町まちづくり基本条例」の制定以来、道内各地で「行政基本条例」を制定する動きが広がっている。2月15日(日)のシンポジウムにも出席していただけるようだ。
北海道自治政策研修センターから依頼された原稿の締め切りが今月末に迫っているので、その作成に取りかかる必要もあるのだが、睡眠不足で疲れが抜けないので今日は残業せず帰宅する。
1月27日(火) 布屋太兵衛(ぬのやたへえ)
今朝は、早朝2時間ストが予定され、例年であれば29分ストライキが予想されていたが、今回は実施されず、時間通りに入庁し仕事を始める。
昼前に、Uさんから電話があり、「北の麩庵」に電話したところ2月15日(日)は既に先約が入っていたとのこと。エルプラザ付近は土地勘がないので、代わりの店を探してほしいと頼まれる。そこで、昼休みにJR札幌駅付近を回って懇親会場を探したが、そもそも個室がある店が少ない。ホテルの新年会プランも値段が5,000円程度とやや高い上に、こってりした料理が中心である。そこで、大丸8階にある蕎麦屋「布屋太兵衛(ぬのやたへえ)」に足を運んで、小上りを2時間借り切れないか交渉したところ、あっさりと了解が出て会場を確保することができた。ここは、コース料理はないが、一品料理(厚焼き卵、鮹の柔らか煮、合鴨スモーク、天ぷら、梅サラダなど)を取り合わせればなかなか彩りの良い取り合わせになる。
取りあえず、昨日と今日で2月15日(日)の昼食会場と懇親会場を確保したのだが、北海道自治体学会メンバーの飲み会と違って、@静かなこと、A個室であること、B和食であることなどの条件があり、店選びが難しくて苦労したが、その分いろいろと勉強になった。
帰宅後、札幌チャレンジド・ホームページの活動記録を更新し、加藤達矢さんにアップロードを依頼する。
1月26日(月) 高田屋北8条店
今朝は、とても冷え込んだ朝だった。JR野幌駅へ行くバスが、いつもより5分間遅れたため、寒空の下に凍えながら待ち続け、いつもよりJR野幌駅を8分遅く出発する電車で出勤する。ここのところ、江別方面の人口はそれほど増えていないのだが、通勤電車の混雑がひどくなっているように感じるのは気のせいだろうか?
お昼に、「北の麩庵」で「名物湯葉どんぶり」をいただく。なかなか雰囲気が良い店で、2月15日(日)の懇親会が楽しみになってきた。
2月15日(日)は、午後1時半からのシンポジウムの前に、昼食懇談会を開くことになっている。そのため札幌エルプラザの近くで昼食懇談会を開けるような場所をいろいろ探したが、個室でゆっくり懇談できるような場所はなかなか見つからない。JRタワーホテル日航札幌35階にあるスカイレストラン「丹頂」が良いのではないかと考えて詳しい内容を確認したところ、「幕の内弁当」は2,800円(税別)、コーヒーが650円(税別)で一人当たり消費税を入れると3,622円にもなる。また、札幌アスペンホテル(北8西4)のプライベートルームプランを確認したところ、4人では使えないとのこと。さらにホテルクレスト札幌(北6西4)の個室プランを(幕の内弁当が2,100円(税込み)でコーヒー付き)確認したところ、日曜日はやっていないとのことで、結局エルプラザの地下1階にある「高田屋北8条店」に個室を予約した。
1月25日(日)
今月に入ってから、平日は残業続きで、午前2時に寝て6時半には起床するという状態が続いている。平日は精神力で保っているのだが、休日になると眼精疲労が酷く、持ち帰った資料に目を通す気にもなれない。
午後11時半から、「世界遺産」でニューラナークの工場群を紹介していた。マルクス主義者からは空想的社会主義者と呼ばれたロバートオーウェンによる労働時間の短縮(10時間労働)や労働者住宅の改良(1部屋から2部屋へ)、教育環境の整備といった労働福祉の取組は、実に先見性があったものだと感心してしまった。
年末年始の休み以来、生活のリズムが夜型に変わってしまい、日曜日の夜は寝付けなくて困っていたのだが、今夜は「世界遺産」を見終わってすぐに寝てしまった。ようやく正月気分も抜けて、平常の生活パターンに戻ったのではないかと思う。
1月24日(土) 札幌地方自治法研究会
午後3時少し前に北海道大学法学部の304番教室に足を運び、2月15日(日)に開催する第1回連続シンポジウムのチラシを配布する。第1回目のテーマが「徹底討論!まちづくり基本条例」なのだが、実はニセコ町のまちづくり基本条例を起草したのは、札幌地方自治法研究会のメンバーなので、関心を持ってもらえるのではないかと期待したからである。朝から眼精疲労が酷かったので、研究会そのものには参加せず休養に努めることにする。
大学に足を運んで気が付いたことだが、今日は法科大学院の入試試験日で、大学の建物内に面接会場が設けられており、受験生らしい学生たちが見受けられた。もし、自分が学生時代に法科大学院という選択肢があったら、どんな選択をしただろう。当時の自分なら、100%間違いなく法科大学院を受験していたはずである。
とはいえ、時代によって進路の選択肢には違いがある。結局、今いる場所でベストを尽くすしかないのだ。そういう意味では、すべての市民の生活に結び付いている「自治」の問題に、公私共に関わっている現在の立場は、考え方次第でなかなか面白いのではないかと思う。
1月23日(金) 「北の麩庵」
今週は同僚のMさんの仕事をフォローする必要があって慌ただしく過ごしたが、今日でようやく一区切りとなるはずだった。ところが、Mさんが今日を期限とする仕事を仕上げなかったため、結局朝からそちらの方に振り回されて、予定が大幅に狂ってしまった。
朝から晩まで職場にいるのだから、面白い話題はほとんどない。ただ、昼休みに大丸8階の「北の麩庵」に足を運び、2月15日(日)夜の会食メニューを確認する。これまで入ったことはないが、「湯葉・生麩会席」はなかなか良さそうなメニューである。掘り炬燵式の個室は、20名まで入れるということなので今後いろいろと使う機会があるかも知れない。
1月22日(木)
今朝は5時半に目覚めたのだが、もう一度寝込んでしまい、起床はいつもより30分遅く午前7時になった。そのため、いつもはJR野幌駅を7時36分に出る電車か、41分に出る電車に乗っているのだが、今日は午前8時ちょうどの電車に乗った。いつもより20分遅い電車に乗ると、乗客の顔ぶれもいつもとは全然違っている。
昼休みに、後閑さんが訪ねてきたので昨夜の地方自治土曜講座実行委員会について様子を聞くことができた。講師謝金を安くして経費の圧縮を図り、北海道町村会の支援が見込めなくなりそうなブックレットの発行を検討すること。田中栄治さん、嶋田浩彦さんが実行委員会から実質的に抜けるので、その代わりに後閑さんが実行委員に加わることになったそうだ。
昼過ぎに、Uさんから2月15日(日)の連続シンポジウム(第1回)終了後、懇親会の会場をどこにすれば良いか相談があったので、JRタワーホテル日航札幌35階のスカイレストラン「丹頂」、大丸8階レストラン街の「北の麩庵」、札幌アスペンホテルの3箇所を候補として挙げた。
1月21日(水)
昼過ぎにUさんから電話があり、2月15日(日)の昼過ぎから、上田市長と逢坂町長の打合せを行うためエルプラザ・ホールの控え室を取れないか確認したところ断わられたとのこと。仕方がないので、近くの店で昼食を取りながら打合せを行うようアドバイスをする。
今日は丸一日、同僚の仕事をフォローすることに追われ、バタバタと一日が終わってしまった。同僚と言っても相手は15歳も年上なので、フォローというのもおかしなことなのだが、私の他に彼の仕事の穴を埋めようもないので、泣く泣く引き受けている役回りで、全く割りに合わない。午後6時半から札幌エルプラザで2004年度の「地方自治土曜講座第1回実行委員会」が開催された。当初は出席しようと思っていたのだが、同僚のフォローで消耗したためあえて出席せず気分転換を図ることにした。
ここのところ残業が続いているため、自由な時間を過ごすことができるのはありがたい。昨年の5月末から8月末まで3ヶ月間、体調が悪かったころ、人生を楽しく過ごすためには何と言っても健康が第一だと痛感させられたので、あまり無理はしたくないと思っている。
1月20日(火)
昨日は午後11時半ころ帰宅し、午前1時ころ就寝したが、さほど寝不足は感じない。いつもどおり午前6時半過ぎに起床し、午前7時25分ころ自宅を出る。今朝はこの時期としては穏やかな天候で、「正しい真冬の朝」とはこのようなものかと考える。
夕方、同じ職場のY氏が「ケインズ乗数の計算をしてみたので目を通してほしい。」とのことで、ワークシートとグラフを見せてくれる。ケインズ乗数は、投資がGDOPの増加に及ぼす経済波及倍率のことで、極めて単純には限界貯蓄性向の逆数を取るのだが、今回の計算は、マクロ経済計算上の名目GDPを有効需要項目で割ったものだ。理論上は、確かに妥当な計算方法だ。経済理論については、直感的に立場さえ決めてしまえばいろいろなことが言える。このままでは、饒舌な評論家になってしまいそうな気がするので、そろそろ経済分析の仕事は卒業した方が良いかな?という気がしてきた。
実は、今月に入ってから、同僚のM氏が余りにも仕事をしないのできちんとするように指示をしている。1つのことに目鼻をつけるだけでも1日一杯かかるので、根比べのようなものだ。午後11時まで粘っても結局成果は上がらず、私の方は通勤に時間がかかるので先に職場を出るのだが、翌朝顔を合わせると、結局何一つ仕事が先に進んでいないのだ。今日も結局午後11時まで一緒に残業していたが、M氏の仕事は全くはかどらなかった。お互いにいい歳をして、こんな形で残業していることにふと虚しさを感じてしまう。
1月19日(月)
1月17日(土)に開催した北海道自治体学会運営委員会の結果報告をまとめているうちに、午前3時ころまでかかってしまった。当然寝不足だが、いつもより早めに出勤した。
地下鉄南北線の中島公園駅で人身事故があったとのことで、真駒内方面に住んでる人たちが遅れて出勤してくる。天候不良には強い地下鉄だが、人身事故だけはお手上げ状態のようだ。
胃ガンのため16日(金)から札幌厚生病院に入院していた高橋知事は、今日胃ガン摘出手術受け、胃の下側3分の2を切除したとのこと。何だかすごい手術のように思うが、早期胃ガンの標準的な手術であり、5年生存率も9割を超えているので、それほど予後は悪くないと思う。まずは、一日も早く快癒されることを祈りたい。
1月18日(日)
昨夜は疲れが溜まっていたため、午後9時過ぎに帰宅して入浴後、いつどうやって寝たのか記憶も曖昧なままに寝込んでしまった。午前5時半ころ一旦目覚めたが、こう一度寝込んで午前9時に起床した。
閉じこもっているには惜しいほど良く晴れていたので、午前11時過ぎに外出し、ログハウスの喫茶店「岳」でAERAを読みながらモーニングコーヒーをいただく。その後、札幌へ出て気分転換をしながら、昨日の運営委員会の記録を整理した。
午後8時半ころ、Mさんから電話がある。今しがた久しぶりにコーヒーを飲んだら急に脈が速くなって気分が悪くなり、心配なので相談に乗ってほしいとのこと。最近風邪気味で風邪薬を飲んでいるとのことだったので、もしかしたらカフェインの作用が強く出たのかも知れないということから話がはじまり、結局午後10時ころまで長話になってしまった。体調が不安なとき、人と話をするのは気晴らしになる。せいぜい話を聞いてあげようと思う。
1月17日(土) 北海道自治体学会運営委員会
午後1時過ぎから、札幌エルプラザ2階の札幌市市民活動サポートセンター・会議コーナーで、北海道自治体学会プロジェクトチームの打合せに同席する。今年6月に開催予定の2004年度総会&政策シンポジウムに関する企画会議なので、事務局長という立場上、内容を把握しておく必要があると考えたためである。
午後2時から、同じ場所で北海道自治学会運営委員会を開催する。議題としては、@昨年12月7日(日)に開催した北海道自治体学会フォーラムin北広島に係るお詫び、A長期未納会員の取扱、B政策シンポジウムの内容、C日仏地方分権セミナーの支援についてで、23名が参加して盛況だった。いつもはしつこく発言して進行を無茶苦茶にするM先生も、今日は珍しく大人しかったので、思いがけずスムーズに打合せが進んだ。
午後5時ころ打合せが終了してから、エルプラザ地下1階にある高田屋北八条店で新年会を開催する。こちらにも、12名が参加して楽しい新年会となった。午後7時に散会してから、荒さん、中島興世さん、桑原さんと4名で居酒屋「ひでちゃん」に足を運ぶ。「ひでちゃん」は、札幌駅北口再開発に伴い来月中旬に店を閉め、現在の場所からすぐ北側に建っているビルに入居して3月中旬に再開する予定だという。荒さんが入れていた焼酎のボトルを空け、新しいボトルを入れた。
1月16日(金)
今朝は良く晴れた朝だったが、列車ダイヤは完全には復旧しておらず、通勤電車は若干遅れ気味で札幌駅に到着した。
今朝の各紙は、高橋知事の胃ガンによる入院ついて報道している。入院先は、札幌厚生病院とのことだ。札幌厚生病院には、昨年体調が悪かった時期にネット上でいろいろと相談させていただいた神田孝一医師(循環器科主任部長)がおり、なかなか信頼のおける病院だと思う。ガンと言えば、以前はなかなか治らない恐ろしい病気のように思われていたが、最近では検査や治療の技術も進んで、治る病気になっているようだ。胃ガン手術後の5年生存率は、第1期(早期ガン)の場合92%とのことなので、万全な治療が受けられる高橋知事の場合は生命に別状はないだろう。
出勤途中、Tさんと一緒になり、高橋知事の胃ガン手術のことが話題になる。やはり手術を受けた場合、様々な後遺症は避けられないようだ。仮に、高橋知事が任期途中でリタイアしたり、次期知事選に出馬しないことになった場合はどうだろう。地盤、看板、カバンがなければ当選は覚束ない状況が変わらない限り、昨年の春に繰り広げられたようなドタバタが再現されることになるだろうし、それでは自民党派の候補者が勝つか、それとも民主党派の候補者が勝つかという違いしかなく、現状と大差ないことになる。次期知事選までには、市民の支援のみに基盤を置き、既存政党の党利党略にしばられない本当の無党派候補者がまともに戦って勝ち目が十分にあるという状況が生まれてほしいものだ。
1月15日(木) 昨日に引き続き大荒れの天候
今朝も、昨日に引き続いて大荒れの天候で、通勤電車のダイヤが大幅に乱れている。いつもはJR野幌駅を7時41分に出る電車も7分遅れの運行となったが、車内の混雑がひどかったため、実感はもっと遅れた感じである。この悪天候は明日の朝まで続くとのことなので、もしかするとJRのダイヤが平常に戻るのは明日の昼以降になるかも知れないと思うと憂鬱である。
午後3時ころ、旭川大学の川村教授が訪ねてくる。相談内容は、8月31日(火)に開催する日仏地方分権セミナー・札幌セミナーに関することで、北海道自治体学会にも経費の負担と実行委員会への参加をお願いしたいとのことだった。この件については、1月17日(土)に開催する運営委員会に諮ることにした。
午後5時から高橋知事の緊急記者会見があり、胃ガンを手術するため入院することになったとのこと。公務復帰の時期は今のところハッキリしないが、新聞記事には公務復帰まで1〜2ヶ月かかるとの見通しが書かれている。幸い発見された胃ガンは早期のもので、5年生存率が9割を大きく上回るもののようなので、多少手術後の後遺症が出るのはやむを得ないとしても、公務復帰は問題ないのではないだろうか。少なくとも一期目の任期を全うし、道財政の立て直しに道筋を付けていただきたいものだ。
1月14日(水) 連続シンポジウム会場下見
今朝は大荒れの天候となり、吹雪の中を出勤する。通勤電車も4分程度遅れての運行となる。電車が遅れると、何故か電車が満員となるので客の乗り降りに時間がかかり、一層遅れに拍車がかかることとなる。いつもよりかなり遅れてJR札幌駅に到着したため、モーニングコーヒーはやめて職場に直行する。
昼過ぎに北海道新聞社の山下記者(北海道自治体学会会員)が訪ねてきたので、連続シンポジウムについて紹介してもらえるよう依頼するとともに、道州制や雇用問題などの課題について意見交換する。
午後6時から、連続シンポジウムの会場となる札幌エルプラザ・ホールを下見する。Uさん、Kさん、Sさんの他に北海道自治体学会のメンバーも渡辺三省さん、荒さん、佐藤精久さんがきてホールや控え室の設備を確認した。2月1日(日)午前10時から次回の打合せを行うことを確認して、午後8時ころ散会となる。
JR札幌駅へ行くと、悪天候のため列車のダイヤが大幅に乱れている。札幌駅地下街の本屋で『北海道の宿題』(和野内崇弘著)を読むと、なかなか面白いのでそれを買ってもう一度JR札幌駅に戻ると、たまたま特急スパー宗谷3号が3時間以上遅れて発車し、石見沢までは各駅停車とのことだったのでそれに乗り、午後9時過ぎにJR野幌駅に着くことができた。
1月13日(火)
逢坂さんのホームページに、連続シンポジウムのことが次のとおり掲載されていた。
12)シンポジウム
札幌市内を中心とする有志の皆さんが、
北海道を考える連続シンポジウムを企画しています。
詳しくは、以下をご覧下さい。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~natu-love/
連続シンポジウムについては、その内容や運営をとおして、これまで個別にまちづくりや自治の問題に取り組んできたグループや個人が結びつき、北海道の未来を明るくするような具体的な活動の輪が広がって行くことが大切だと思う。
これまで培ってきた北海道自治体学会のネットワークを活かし、市民自治の活発化に向けてできる限り働きかけて行きたいと考えている。
1月12日(月) 成人の日
今日は、「成人の日」で、各地で成人式が行われた。数年前から「荒れる成人式」が問題になっているが、今年も各地で様々なトラブルが発生したようだ。そもそも、自治体が主催する「成人式記念行事」は、大学の講義さえまともに聴いていないという今日の成人には退屈きわまりないものになっているのだろう。
精神科医の町沢静夫氏が書いた『ひきこもる若者たち』が興味深かったので購入する。現在「ひきこもり」の数は80万人から100万人になるそうだ。著者は、心理学者であり精神科医であるが、治療体験の様々なケースでマニュアル通りにはいかず、こうした治療で治ったというよりも、むしろなんとなく治っていく人が一番多いという。それにしても、わが国の社会は、いろいろな点でほころびが酷くなっているように思う。「ひきこもり」も、そうした現象の一つなのだろう。
1月11日(日) 朝日新聞
2月15日(日)からスタートする連続シンポジウムについて紹介する記事が、今朝の朝日新聞に掲載された。見出しは、「北海道の将来住民が考える 行財政・環境・・・連続シンポ」というもので、内容的にも1月9日(金)の道新朝刊が「ニセコ町長毎回出席 次期知事選擁立へ仕掛け?」と憶測を交えた記事であったのに比べるとはるかにまともなもので、とりあえずホッとした。後は、読売新聞、毎日新聞がどのような取り上げ方をしてくれるかが問題だ。
昨日読んだ『「B」で生きる経済学』(森永卓郎著)が面白かったので、同じ著者の『シンプル人生の経済設計』を購入し、一気に読んでしまった。基本的な観点は『「B」で生きる経済学』と同じだが、シンプル人生に視点を置いて「シンプル人生の究極の形は「たとえ所得は少なくとも、自分の好きな仕事をして生きていく」ことである。」という主張が述べられていた。
森永卓郎氏は、早ければ5年先、遅くとも10年先に沖縄へ移住し、「ミニカー博物館」を建てたいという。もし、北海道へ移住していただけるなら、私にとってはこの上なくありがたいのだが・・・。
1月10日(土) 「B」で生きる経済学
議会基本条例の要綱試案に目を通し、内容をチェックする。議会=団体自治、市民自治推進のためのシステムと考えると、いろいろなアイデアが湧いてくる。
午後6時から、北海道NPO法人連絡会に参加し、NPO法施行から5年が経過した現在において、NPOの現状や取り巻く環境についてお話しをうかがう。
午後7時半に帰路につき、途中『「B」で生きる経済学』(森永卓郎著)を読み終える。森永氏によれば、わが国はこれから階層分化が急激に進み、
年収3億円以上の新「A」・・・・・・約1%
年収300万円クラスの新「B」・・・約6割
年収100万円クラスの新「C」・・・約4割
になるという。そして、今後の日本のサラリーマンは「B」として心豊かな生活を目指すべきだというのである。そして、「専業主婦」、「子供」、「マイホーム」という人生の三大不良債権をできるだけ処理すべきであるという。今後の真面目な経済学とは思われないが、そこに提案されている生き方はなかなか示唆に富んでおり、一気に読んでしまった。
1月9日(金) NHK札幌放送局から取材
今朝は、江別市内は晴れており朝日の光を浴びながら出勤したが、札幌に着くと雪が降っており、職場に着いた後はさらに大降りになった。江別市内と札幌市内とでは、雪の降り方が逆になっているようだ。
昨日記者発表した連続シンポジウムについては、早速今朝の北海道新聞に掲載されていた。予想したとおり、「ニセコ町長毎回出席 次期知事選擁立へ仕掛け?」という見出しが付けられていた。
夕方、NHK札幌放送局の栗山記者が訪ねてきたので、取材に応えるとともに、連続シンポジウムについて、紹介してもらえるようお願いする。
今日も残業で、午後11時25分にJR札幌駅発の電車で帰路に着く。電車の中で、たまたま北海道演劇財団の平田事務局長と出会ったので、最近の演劇事情をいろいろとうかがうことができた。
今日は午前1時ころ、江別市内の文京台で、大学生が5人組の若い男性たちに監禁されお金を奪われるという事件が発生したそうだ。野幌からそれほど離れていない場所で発生した凶悪事件なので、夜間に出歩くのが不安になる。午前0時近くにJR野幌駅に着いたので、流石に歩いて帰る気になれずタクシーで帰宅しようと思ったが、タクシー乗り場は先客で一杯だったため歩いて帰る。特に物騒なこともなく、無事帰宅できて良かった。
1月8日(木) 連続シンポジウム記者発表〜新年会
今朝はこの冬一番の大雪だった。昨日はこの冬一番に冷え込んだ朝だったから、流石にこの時期は冬の厳しさを感じさせられる。
午後2時から道政記者クラブで、連続シンポジウムの記者発表があった。某グループのUさんとKさんを出迎えて、道政記者クラブに案内した。午後2時になって記者が集まるかどうか心配したが、結局5名の記者が集まった。後は、シンポジウムの集客に役立つ記事にしてもらえるよう様子を見て、場合によっては個別に依頼することになる。
午後7時に、Uさんのお宅へ足を運び新年会に出席する。お土産に、大丸札幌店B1のワイン・コーナーで購入したピノ・ノワールを持参する。これは、ブルゴーニュー産の赤ワインなので、今夜のメインディッシュである牛肉料理に合うと思ったのだ。
午後10時過ぎにUさんのお宅を出て、電車、地下鉄を乗り継いで11時15分にJR札幌駅に到着する。帰宅したのは午前0時過ぎとなった。
1月7日(水)
今朝はこの冬一番に冷え込んだ朝だった。カシミアのロングコートを着込み、暖かくして出勤する。
昼過ぎに職場の診療所で、5日(月)の朝受けた血液と尿の検査結果をもとに診断を受ける。年末年始に不摂生な生活を過ごしたせいで、見事に中性脂肪の数値が跳ね上がっている。当然、体調が悪かったわけだ。当面お酒を控え、規則正しい生活に心がけることにする。
ところが明日の夜、Uさん宅で開催される新年会に出席することになっており、牛肉がメインディッシュとのことなので、どうやってしのごうかと思う(^o^;
帰宅途中、札幌エルプラザの市民活動サポートセンターで、連続シンポジウムの領収書を作成する。300枚作成し、カッターで切断したのだが、特に業務用のカッターは切れ味が鋭く、非常に能率が上がった。仮に、1枚ずつカッターナイフで切っていたら、1時間近くかかったのではないだろうか。
1月6日(火)
今日も、冷え込んだ寒い朝だった。そのせいか電車の運行も遅れ気味で、JR札幌駅への到着時間が遅くなったので、通勤経路の途上にある「ブルーネン」でモーニングコーヒーをいただく。
昼過ぎに、NHK札幌放送局の栗山さん(北海道自治体学会会員)から電話があり、道の財政難について意見を聞きたいので9日(金)に訪ねて来たいとのこと。私の方も、8日(木)に連続シンポジウムの記者発表をした後、報道してもらえるようマスコミ関係者に接触するつもりでいたので好都合である。
年末年始の9連休で、すっかり生活のリズムが狂ってしまい体調に不安があるので、今週中は残業をしたくないと思っていたのだが、仕事の方はいよいよ尻に火がつく状態なので、やむなく残業となり、一段落着いたときには午後10時近くになっていた。
帰宅後メールチェックすると、Uさんからメールが届いており、8日(木)の記者会見については準備が整った感じである。これから3年間にわたっての長丁場の取組みになるが、この取組みをとおして本道の将来に明るい展望を指し示すことができればこの上ない幸せである。
それともう一つは、自分が汗水流してやれることには限度があるので、他人がやることで何か世の中に役立つ事業を支援しようと思う。以前は、ボラナビ倶楽部の活動を支援していたのだが、既に活動も軌道に乗って私の支援など必要なくなっている。NPO関連の事業については、北海道NPOファンドの融資制度がスタートしているので、今度はもう少しアントレプレナーに近い事業を支援してみたいと思う。
1月5日(月) 仕事始め
今日から、仕事始めである。JR札幌駅西口のドトールコーヒーでモーニングコーヒーをいただき、道通ビルのローソンで水分補給用のミネラルウオーターを買って出勤する。職場に着くとすぐに年始の挨拶をして、いつも通り仕事を始める。
年末年始の不規則な生活で、健康のバランスを崩しているような気がするので、職場内の診療所で健康チェックを受ける。血液と尿の検査によるもので、結果は明後日の午前中に判明するそうだ。
昼休みに、大丸札幌店B1のプティ・メルヴィーユで「函館メルチーズ」を購入し、適当に配る。このお菓子は、とても評判が良いので一つ食べてみようと思ったのだが、一人で味見するのも妙な感じなので、おすそ分けしたわけである。
年末年始の休みの間に、年明けのスケジュールを考えていたので、今日は夕方まで一心不乱に仕事をする。しかしながら、残業は避けて定時退庁し、明日以降の英気を養う。
1月4日(日)
昨夜は、生活リズムを元に戻すため早目に床についた。少し寝苦しかったが、何とか昼夜逆転の生活は元に戻せそうだ。
昼過ぎに札幌へ出かけ、ソメスサドル札幌店の初売りをのぞく。ソメスサドルは歌志内市に本社を置く馬具メーカーなのだが、鞄やベルト、財布などの皮小物を製造販売している。値段はけっこう高いのだが、道産品を愛用しようという考えで、鞄や財布、名刺入れなどについてはソメスサドルの製品を使っている。しかしながら、必要なものは買い揃えてしまったため、今回は特にほしいものはなかった。
書店でみつけた『販売員の接客術』(木暮衣里著)がとても面白かったので、思わず購入する。販売員の接客術については、@清潔感のある外見と明るい笑顔、A自然でテキパキとした動作、B正確な敬語など社会人としてのマナーに通じるところがあり参考になると思ったのだ。
帰宅後メールチェックすると、Sさん、Kさんから新年会の日程について8日(木)という提案が出ている。8日(木)は午後2時から道政記者クラブで連続シンポジウムについての記者会見があるので、その夜は報告会を兼ねての新年会になりそうだ。
1月3日(土) 新年会の案内
生活リズムがすっかり昼夜逆転してしまい、なかなか寝つけない。結局、朝4時過ぎにようやく寝ついたが、寝苦しくて熟睡できない。何とも言えない嫌な夢を見た。
昨日は、結局家に閉じこもって過ぎすことになったので、運動不足解消の意味もあって昼過ぎに外出し、ロフトの紀伊国屋書店で健康法の本を読む。枕を使わないで寝ると背筋が伸びるとか、一日2リットル以上の水を飲むことで血液がサラサラになるなど、医師が勧める健康法に目がとまったので、早速試してみることにする。
帰宅後、メールチェックすると、Sさんから「新年会をやりましょう。」というメールが来ている。それに応じて、Uさんが「牛肉があるのですき焼きでもしゃぶしゃぶでもOK」との返事が・・・。この分だと新年早々、牛肉をタップリ食べることになりそうだが、こんな調子では一寸くらい健康法に取り組んでもほとんど意味を為さないのではないかと思う。
1月2日(金) 『竜馬がゆく』
午後2時からTVhの新春特別番組で『竜馬がゆく』を観る。司馬遼太郎の原作で、一度読みたいと思っていたのだが、文庫本で8冊にもなる大作なので手が付けられずにいたのだ。原作が大作なだけにテレビドラマとしても10時間という長編の番組であり、午後11時40分ころようやく終了した。坂本竜馬の生涯は、ざっと書くと次のようになる。
坂本竜馬は、19歳で江戸の千葉道場に入門。剣の腕を磨き、北辰一刀流の免許皆伝となる。ペリー来航などで士族が開国派と攘夷派に分かれる中、1861年(文久元年)に武市半平太が率いる土佐勤王党に参画する。翌年、武市の吉田東洋暗殺計画に疑問を持った竜馬は、土佐藩を脱藩して江戸に向かい、幕府の軍艦奉行並の要職にあった勝海舟に弟子入り。軍艦の操練を学ぶとともに、神戸に海軍操練所を創設するべく奔走する。勝の私設海軍塾の塾頭を務めたが、1864年(元治元年)に海軍塾が閉鎖されると薩摩藩の庇護のもと、翌年には長崎で亀山社中を発足。船による貿易を行うほか、対立していた薩摩藩と長州藩を結ぶ活動を展開し、1866年(慶応2年)2月に薩長同盟締結を成功させる。1867年(慶応3年)には「船中八策」を作成して土佐藩を説き、大政奉還へのきっかけを作るが、11月に京都で中岡慎太郎とともに斬殺された。ときに33歳。
坂本竜馬の生涯をとおして感じることは、とにかく明るい「陽性」の人だったということである。このような人柄は、竜馬自身の個性と、家族を始め竜馬を取り巻く環境にあったと思うが、生涯の中でこのように考え方や行動のスケールが大きく、しかもとことん明るい人物に出会うことができれば、またとない幸せではないだろうか。
1月1日(木) 元旦
2004年になった。知人らに年賀を兼ねて連続シンポジウムの手伝いを依頼するメールを送信し、恒例の新年番組「朝まで生テレビ」のスタートを待つ。その間、NHKで「年越しトーク」という番組を観ていた。これは養老猛司氏と犬飼道子氏の対談を内容とするもので、養老猛司氏のお話しは面白かった。特に印象に残ったのは、次の発言である。
@共同体が崩壊し、人々が身近な人の死と向かい合うことが少なくなったことにより、
人々が「生きる」とはどういうことなのかが分からなくなっている。
A民主主義の面白い点は、意見が分かれることであるが、違った意見を持った人々が
6対4とか7対3というように分かれているということではなく、一人の人間の中で意
見が6対4とか7対3というふうに分かれており、それが多数決を通じて一定の比率
で現れるということである。
Bリーダーとして大切なことは、下の者の心が分かるということである。
午前1時半から、「朝まで生テレビ」が始まった。イラクの復興支援がメインテーマだったが、いろいろな情報が聞けて面白かったものの、日本がどうすべきかということについて自分なりに納得の行く結論は得られなかった。しかしながら、21世紀に入り東西対立がなくなっても国際紛争は減少するどころか拡大しており、わが国もなし崩し的に軍事力を行使する国家に変っていくのではないかという予感がする。
一夜明けて、今朝の新聞によれば、2003年におけるわが国の人口の自然増加数は、前年より7万5000人少ない9万6000人にとどまる見通しであることが、厚生労働省が31日に公表した人口動態統計の年間推計で分かったそうだ。この分だと、日本の人口は今年をピークとして2005年からは減少に転じるのではないだろうか。
午後7時過ぎに、M氏から電話がある。今年4月から法政大学経済学部の通信制に入学し、会計学を勉強するとのこと。彼は、会社経営の2代目なので、これから仕事をして行く上でも役立つだろうと考え激励する。