日記:2004年5月
5月31日(月) Yさん激励会
昨夜はUさん宅でワインを飲んでしたたか酔ったため、記憶も曖昧なままに寝込んでしまった。午前6時に目覚めてメールチェックすると、国士舘大学のH氏が6月17日(木)に来札するとのこと。H氏は、昨年6月19日(木)にも「シルクロードの会」の講師として来札しており、高田屋北4条店で懇親会もあったのだが、そのときは体調が絶不調だったため欠席させていただいた。当時は、体調が回復しているため、久しぶりに会ってお話しできることが楽しみである。
昼休みに渡辺克生さんから電話があり、「腰を痛めて政策シンポジウムの準備ができないので、代わりに準備を進めてほしい。」とのこと。連続シンポジウムや日仏地方分権セミナーの準備もあるので気ぜわしいが、政策シンポジウムは6月6日(日)に迫っているので、早く片づけて少し身軽になりたいと思う。
午後6時から、居酒屋「だんまや水産」(北3西3)で開催された「Yさん激励会」に出席する。明日から5ヶ月間、Yさんが以前いたセクションと併任となり、主にそちらの仕事に専念することになったため激励の意味での飲み会だ。Yさんは、マクロ経済に詳しいので格好の相談相手がいなくなるのは痛手なのだが、道警報償費問題というアクシデントが発生したためやむを得ない事情があるのだ。急な飲み会にもかかわらず、課員のほとんどが出席ししばしの別れを惜しんだ。午後8時過ぎに散会し、帰路に着く。
5月30日(日) 連続シンポジウム打合せ
毎日慌しく過ごしているうちに、だんだん疲れが溜まってきて今日は昼過ぎまで体を休めて過ごす。
午後6時から、Uさんのお宅で連続シンポジウムに関する打合せがあるため、午後4時過ぎに自宅を出て札幌へ向う。午後5時ころ、大丸百貨店地下1階のワインコーナーでボルドーワインとサーモンスティックを購入する。
午後6時から、Uさんのお宅で連続シンポジウムに関する打合せを行う。ホームパーティー形式で、ワインをどんどん空けながら打合せを行ったため、途中ですっかり酔ってしまった。JR札幌駅までYさんの車に乗せていただき、午後10時37分JR札幌駅発の電車で帰路に着く。
5月29日(土) I歯科医院
今日は、雨交じりの風が吹き、膚寒い朝だった。
午前10時40分過ぎに自宅を出て、札幌市東区のI歯科医院へ向う。この歯科医院では4年前から定期検診を受けており、今日は3ヶ月ぶりの通院である。いつもは、歯茎の状態をチェックしてから歯石を取るだけで、時間も正味30分程度で終わるのだが、今日は前歯の詰め物を取り替えたので45分ほどかかった。詰め物の取替えはかなり前から勧められていたので、無事に終了してホッとした。
その後、エルプラザのライブラリで新聞各紙に目を通すと、昨日の経済財政諮問会議に知事が道州制プランについて説明したものの各委員から厳しい意見があり、一ヵ月後に再提出することになった旨の記事が掲載されていた。現在の道州制を巡る動きは、道民議論の盛り上がりを欠いたまま、政治主導で強引に進められている感じがする。どうして、もっと着実な進め方ができないのだろうか?
5月28日(金) 地方自治土曜講座の準備作業
朝一番で「財政立て直しプランの経済効果」について打合せをしていたところに、室長から呼び出しがあり、今度は「道州制北海道モデル事業の経済効果」について試算することになった。その結果、朝から晩まで計算や打合せに追われ、アッと言う間に一日が過ぎてしまった。
午後6時半から、札幌通運ビル8階のNPOサポートセンターで、地方自治土曜講座の準備作業を行う。名簿をチェックし、領収書を兼ねた受講票を作成する。6人で作業に取りかり、200人余りの受講票が完成したのは午後9時過ぎだった。
その後、JR札幌駅北口の居酒屋「海ぼうず」で懇親会を行う。午後11時ころまで軽く飲んで、11時25分JR札幌駅発の電車で帰路に着いたが、電車の中ですっかり寝込んでしまい、帰宅後の記憶も曖昧である。
5月27日(木)
今日で「財政立て直しプランの経済効果」についても目処が立ったので、遅れに遅れている北海道産業連関表の生産額推計に取りかかる。Mさんが仕上げようとしないシンクタンクの生産額推計を、私の方で今日明日中に仕上げることにして昼過ぎから集中的に取りかかる。ところが、元々の資料整理が悪いので予想以上に手間がかかる。
そのままエンドレスの残業に突入したが、それでも午後8時ころになってようやく計算が完成した。数字が意外と大きいため、検証が必要になりそうだ。
5月26日(水) DO!21 5月例会
朝から良く晴れた一日だった。「中山間地域等直接払制度の経済効果」に係る分析に目処が経ったので、今日からは「財政立て直しプランの経済効果」の方を集中的に片づけることにする。
午後6時から、「DO!21」の5月例会に出席する。話題提供者は渡辺さんで、今年の3月末まで砂川市に派遣されていた経験をとおして、砂川市のまちづくりについてお話しされた。立場が変われば、ものの見方も変わるものだ。老若男女、都会と田舎、先進国と発展途上国・・・様々な違いを総て経験することはできないけれども、様々な立場の人の考え方に想像力を働かせることができるということは、教養のなせる技だろう。
午後8時過ぎから、「はねもん屋北4条店」で飲み会を開催する。例会に出席した9名全員がそのまま飲み会にも参加し、午後10時半過ぎまで盛り上がった。
5月25日(火) 日本経済と北海道の明日
朝から、「中山間地域等直接払制度の経済効果」のレポート作成に取り組む。『食料・農業・農村白書』(農林統計協会)、『農業経済学への招待』(大田原、三島、出村編)、『財政学』(神野直彦著)などから制度の趣旨や財政学上の位置づけを見ると、農業生産条件の不利性を補正するという面と農業の多面的機能による公益的機能の両面を打ち出しており、位置づけが十分に整理されていない感じがする。一応、計算結果とレポートを相談元の担当者に渡し、意見交換を行った。
午後6時から、共済ホールで開催された「日本経済と北海道のあした」に出席する。朝日新聞北海道支社の主催で、コーディネーター田原総一朗、パネリスト武井正直、月尾嘉男、成毛眞という顔ぶれと、「北海道のあした」というテーマに期待したのだが、日本経済の現状について各人が意見を述べているうちは面白かったのだが、北海道の明日に向けての提言になると、「観光に力を入れるべき」、「自立の精神を持たなければならない」などこれまで言われ尽くしている議論に終始し、北海道の将来にはあまり希望を持てないのではないかと絶望的な気持ちになってしまった。
5月24日(月)
出勤するとすぐに、20日(木)に「財政立て直しプラン」に係るパブリックコメントの関係で、大急ぎで計算してほしという事項がありその対応に追われる。2日間出張した分の仕事が溜っているので、今週は慌ただしく過ごさざるを得ないだろう。
昼過ぎに道新論説員のYさんが訪ねてくる。日仏地方分権セミナーの通帳ができたので持ってきてくれたのだが、日ごろ距離を置いて接することが多いジャーナリストも、一緒にセミナーをやるという目的で事務仕事を共有していると身近な感じがする。どんな立場の人とも、何かを一緒にやることが大切だ。もっとも、些細なことを気にすると気持ちよく付き合えないので、頭のねじが少しはずれている方が良いようだが・・・。
5月23日(日) 北海道農民管弦楽団
午後1時から、テレビで「北海道農民管弦楽団」が紹介されていた。農村に文化をという宮澤賢治の理想をそのまま現実のものにしたユニークな取組みだが、それぞれのメンバーは農業農村を取り巻く厳しい現実に向き合いながら管弦楽の演奏活動を続けている姿には、心打たれるものがあった。
理想に憧れる・・・というか、理想を抱いている自分に憧る人は多いが、実際に理想の実現に向けて進み出す人は少ないものだ。観念上の理想を抱くことは楽しいが、実際に何かをやろうとすれば理想と相反することも多いので、一歩踏み出すだめには相当なエネルギーが必要なのである。
今日はやや風が強かったものの天気は良く、家に閉じこもっているのは惜しいと考えて外出した。大丸6階の紳士用品コーナーで、アキュアスキュータムのベルトを購入する。それ程有名なブランドではないが、皮が柔らかくてとても上品な製品が多く密かに気に入っている。さらに、ヨドバシカメラで久しぶりにカセットテープと電池を購入し、午後6時過ぎに帰路に着く。
5月22日(土) 再見また逢う日まで
今日は、朝から晴れていたものの風が強く、朝夕は膚寒く感じられる一日だった。
午前9時半過ぎに自宅を出て、午前10時半から蠍座で中国映画「再見また逢う日まで」を観る。舞台は、1980年代の中国東北地方と現代の北京。両親を亡くした4人兄弟がバラバラになり、20年の歳月を経て再開するまでを描いた物語である。共産主義華やかなりし時代のイデオロキッシュで停滞した中国と、現代の中国を対比しながら、家族愛を描いた作品で、中国映画の水準が上がっていることを痛感させられる。
今日は、小泉首相が平壌を訪問し、拉致被害者家族の子ども5人が日本に帰国した。生死不明の拉致被害者の安否に関する情報が全くもたらされなかったため、何となく盛り上がりに欠けるが、一部の家族が再会できただけでも一歩前進とは言えるだろう。
5月21日(金) 仙台出張(2日目)
午前8時半にホテルをチェックアウトし、雨が強く降っていたため地下鉄で勾当台公園駅まで行く。
9時から、研修会2日目のプログラムがスタートする。私も、講師の一人として「産業連関表と分析事例」というタイトルで講義を行った。
11時半過ぎに研修会が終了し、JR仙台駅で昼食をいただいてからJR常磐線の電車で館腰駅まで行き、そこからタクシーに乗って午後1時20分に仙台空港に到着する。仙台空港でお土産を買い、午後2時20分、仙台空港発のANA725便で札幌へ向う。気流が悪くて揺れたが、新千歳空港には定刻より10分早く3時20分に到着した。
仙台を出発するころには既に雨は止んでいたのだが、札幌は雨が降っており、タクシーで帰宅した。
5月20日(木) 仙台出張(1日目)
北海道・東北ブロック産業連関表初任者研修会に出席するため、2日間の日程で仙台市に出張する。
午前10時、新千歳空港発のANA722便で仙台に向って出発し、11時10分に仙台空港に到着。空港連絡バスに乗って、正午に仙台逓信病院前に到着する。一緒に出張したOさんと、地下鉄勾当台公園駅付近まで歩き、「仙台ねぎし」で仙台名物の牛タン定食をいただく。
午後1時半から5時まで、勾当台会館3階「孔雀の間」で研修会の1日目が開催され、経済産業省の担当者から講義を受ける。
勾当台会館を出て、JR仙台駅前にあるホテルグリーンマークにチェックインし、午後6時からOさんと夕食に出かけ、インターネットで調べておいた「味工房」(一番町)に入る。ここで、牛タン、岩牡蠣、テール雑炊などをいただき泡盛(久米仙)を5杯くらい飲んだ。夕方から雨が降っていたので味工房には傘をさして出かけたのだが、午後9時過ぎに店を出ようとすると傘がない。私たちの先に帰った4人の誰かがさして帰ったはずだが、どうにもならないので近くのコンビニで傘を買って帰った。
5月19日(水) 研修のしゃべり原稿作成
朝一番で北海道経済産業局に足を運び、平成12年北海道産業連関表(全国表)に関する資料を受け取る。段ボール箱半分くらいの分量と聞いていたので、タクシーで帰ることも考えていたが、手提げ袋半分くらいの分量だったためそのまま歩いて帰る。途中、北海道大学法学部に立ち寄り、ブックレット『地方から日本を変える』を受け取る。
10時半から「中山間地域等直接払制度」や「交通経済学」について調べ、グループ内での打合せに参加したりしているうちに時間がどんどん過ぎてしまう。明日と明後日は仙台市に出張で、産業連関分析に関するプレゼンテーションを行わなければならないのだが、慌ただしさに紛れて話す内容の原稿ができていない。午後5時ころからようやく原稿の作成に取りかかるが、推敲を重ねているうちにアッと言う間に時間が過ぎてしまう。結局、午後10時までかかって一応完成したが、まだまだ不十分な感じがして落ち着かないまま帰路に着く。
5月18日(火) Edy(エディ)を使ってみる
昼休みに、札幌地下街の喫茶店「プロント」でスパゲティランチをいただく。ここは、ANAカードに組み込まれた電子マネー「Edy(エディ)」を使うことができるので、早速試してみる。カードリーダーにANAカードを置くだけで精算ができ、便利なものだ。今のところEdyを使える店は少ないが、今後使える店が増加すれば、一気に普及するかも知れない。
昨夜は午後10時まで残業し、午前1時ころ就寝となった。普段残業をしていないときに急に残業をすると、2時間程度の残業でもどっと疲れを感じるものだが、しばらく残業が続くと次第に体が慣れてそれ程疲れを感じなくるものである。いわば、「残業ハイ」の状態になるのだ。先週はゴールデンウイーク明けだったので、休み癖がついてとても残業などする気になれなかったものだが、流石に仕事が溜まってきたので、昨日に引き続き今日も午後10時まで残業となった。
5月17日(月) 北川正恭(きたがわ まさやす)氏の講演会
午前中、「夜間航空貨物便の経済効果」をどのように分析するかについて、打合せを行う。来週あたりから、現地調査をスタートさせようと思う。
午後3時半から、ホテルポールスター札幌で開催された北川正恭氏の講演会に出席する。「地域自立とIT」と題した講演で、熱気溢れる話しぶりに1時間半が短く感じられた。 講演の流れは、次のとおりである。
・これまでの民主主義はお任せ民主主義であり、もろいものだった。
・説明責任を国に対してではなく地域に対して果たすことが大切であり、そのためにマニ
フェストの策定を提唱した。
・地方発のマニフェストを国が真似をするようになったように、地方が国を変えている。
・日本の分岐点は、プラザ合意により円高が進行した1985年だった。このころモノ不足
からモノの充足した成熟社会となり、顧客満足を重視する経営学に変わった。
・小手先のびほう策では再生できない。何よりもコミットメントが必要である。
・役人の寄ってらっしゃい、してやるぞという態度が北海道をダメにした。
・三重県立病院は4年目で黒字になった。クイックレスポンスが重要であり、そのために
は情報が共有化されることが不可欠である。
・情報公開から情報共有、さらに情報共鳴と進めば「やらされ感」がなくなり、北海道の
再生が成り立つと考える。
仕事が立て込んでいるため午後10時まで残業となり、小雨降る中を帰宅する。
5月16日(日) 田中一村(たなか いっそん)展
今日は朝から雨が降り、膚寒かった。今はちょうどライラック(リラ)の花が咲くころなので、「リラ冷え」とはこのような気候を指すのだろう。
昼過ぎに、『戦略的思考とは何か』(ディキシット、ネイルバフ著)を読み終える。ゲーム理論は発展途上の理論だが、企業の経営戦略や公共政策の策定など幅広い応用分野があることが分かり、なかなか面白かった。この本は、札幌中央図書館から借りたため、JR札幌駅から最寄の返却場所である中央区民センター(南3西11)2階の図書室に返却し、そのついでに狸小路7丁目の名曲喫茶「ウィーン」に足を運ぶ。
午後6時過ぎから、大丸7階のホールで「田中一村展」を観る。日本画の繊細な技法で奄美の自然を描いた作品は、異国情緒に溢れている。50歳のときに独り奄美渡り、19年間奄美の自然を描き続けたという画家の生き様に心打たれるものがある。
5月15日(土) マグダレンの祈り
昨夜は、午前2時ころ就寝したため、寝覚めがスッキリしない。午前4時半ころ一旦目覚めたものの、午前中は寝たり起きたりして過ごす。
午後3時半に、JR野幌駅前の理容店で散髪してから札幌へ向い、蠍座で「マグダレンの祈り」を観る。舞台は1964年のアイルランド。淫行を理由として修道院に収容された3人の女性を中心に、ストーリーが展開する。当時、修道院は更正施設の役割を果たしていたようだ。しかしながら、そのような施設では、収容者に対して理不尽な取扱いになることは当然の成り行きである。真の更正とは何か、また、極限状況の中で何が人間の精神を救うのかなど、とても考えさせられる作品だった。
5月14日(金) 職場の観桜会
今日も、五月晴れの好天だった。桜の花は既に満開の時期を過ぎたが、木々の梢に新緑が芽吹きはじめ、薄緑に色づいた木立を明るい日差しが照らしている様子は、筆舌に尽くし難い。
午後6時から「宮の森ガーデン」で職場の観桜会が開催された。毎年、ゴールデンウイーク明けにビヤホールでジンギスカンをいただくと、「今年も花見の時期になったんだな。」と感慨深いものがある。特に昨年の今ごろは体調を崩していたため、何とか一年を過ごして観桜会の時期を迎えたことは有り難い。
観桜会終了後、JR札幌駅北口にある居酒屋「笑笑(わらわら)」に足を運び、北海道自治体学会地域会員交流会の飲み会に顔を出す。こちらは気のおけない仲間どおし、午後11時過ぎまで楽しい飲み会となった。
2件の飲み会をハシゴしたため飲み疲れて、帰宅途中の電車の中ですっかり寝込んでしまった。
5月13日(木) 定期健康診断
今年も、健康診断を受ける時期がやってきた。昨年は、午前8時前に会場に着いたが、それでも受付は26番で昼近くまでかかったため、今年は午前7時20分過ぎに会場へ足を運んだ。それでも、既に10人近くが待っていた。健康診断そのものは、7時50分から始まったが受付順が4番と早かったため、検尿、血圧測定、採血、聴力検査、心電図と流れるように進み、レントゲン撮影も8時36分に始まり41分に終わったので、8時50分には平常通り仕事を始めることができた。
今日も新たに、「中山間地への直接払い制度」の経済効果について分析してほしいとの相談を受け、早速作業に取りかかる。来週末は出張なので、19日(水)までに仕上げなければならない。夜間航空貨物便の経済効果についても並行して進める必要があり、何となく気ぜわしいのだが、今日は朝早くから出勤したため残業はせず定時退庁する。
5月12日(水)
今日は、朝から「五月晴れ」という表現が相応しい好天だった。
最近は、北海道自治体学会、連続シンポジウム、日仏地方分権セミナーなど次から次へと準備が入ってくるためその処理に追われている。昨年の今ごろは体調を崩していたため、何をするにも気力が入らなかったのだが、今年は大丈夫だ。体調が悪く気力が入らないときは、何をやっても楽しくない。それを考えると、健康で気力が充実した状態で過ごせることは、何よりも幸せだと言えるだろう。
5月20日(木)・21日(金)の両日、仙台市で開催される北海道・東北ブロック産業連関表研修会において、分析事例をプレゼンテーションすることになったため、その資料を作成する。各県の初任者を対象としているため、身近に感じられる事例の方が良いと考え、渡島支庁における漁業生産の経済効果を取り上げることにする。
昼過ぎに、北海道未来総合研究所の吉本研究員が訪ねてくる。「JRタワーの経済効果」などを分析した方で、日ごろ同じようなことに取り組んでいるせいか、話してみると気脈が通じるものを感じる。
5月11日(火) 連続シンポジウムに係る打合せ
昨夜、札幌学院大学図書館で借りた「交通経済」に関する本を通読する。中には「航空貨物輸送のフロー効果」を分析した論文も含まれており、なかなか興味深い。運輸業については、なかなかきちんと勉強する機会がないので、今回は良い機会だと思う。
午後6時半から、北海道自治会館5階の第2会議室で連続シンポジウムに関する打合せを行う。6月27日(日)に開催予定の「環境・エネルギー」に関する第2回シンポジウムの準備や、第3回目以降の計画など議題が数多くアッと言う間に午後9時近くになってしまう。
その後、ポールスター1階のラウンジで、Uさん、Wさんと小一時間話してから帰路につく。北大の宮脇先生からは、5月21日(金)のお昼に研究室に来てほしいとのメールがあったそうだが、あいにく仙台に出張中で足を運べない。宮脇先生には、今後お願いすることもありそうなので挨拶をしておきたいのだが、こういうときに限って如何ともし難い事情が邪魔をするものだ。
帰宅後、北海道自治体学会の総会&政策シンポジウムについて、メーリングリストや個別のメールで連絡調整を行う。
5月10日(月) 札幌学院大学図書館
朝、タクシーでJR野幌駅へ向かうと、運転手さんが、最近タクシーに乗った若い女性から「新札幌駅まで4分で行って」と言われて面食らったという話をしてくれる。それ以外にも、赤信号でも無視して走るように言われたり、新千歳空港まで40分で着くように要求されたりすることもあるそうだ。それぞれの世界で、いろいろな形の苦労があるものだ。
お昼休みに、北海道NPOサポートセンターへ行き、昨日印刷した北海道自治体学会政策シンポジウムの案内チラシを北海道町村会に持ち込む。地方自治土曜講座の開催案内と一緒に、全道の市町村に配付してもらうことになる。
本日、今年3月末現在の住民基本台帳人口が公表され、対前年同期比で1万1千人減の565万1千人となった。3月末の住民基本台帳人口は、ここ数年対前年同期比で4千人程度の減少が続いていたが、今回は人口の減少に加速がついている。わが国全体では景気が持ち直しつつある中で、本道経済の低迷が続いていることを物語るものだろう。
夜、札幌学院大学図書館で「交通経済学」に関する本を調べるが、陸運(道路、鉄道)、海運、空運、旅客輸送、貨物輸送などの様々な観点からの分析を集めたものが多く、航空貨物輸送について切り込んだものはほとんど見当たらない。本道における航空貨物輸送の経済分析はフロンティア分野であり、考えようによっては面白いかも知れない。
5月9日(日) 政策シンポジウム案内チラシ印刷作業
午前10時から、札幌エルプラザ2階の印刷室で、北海道自治体学会政策シンポジウムの案内チラシを印刷する。今川さん、渡辺克生さんと3人で11時半までかけて2千5百枚を印刷する。その後、打合せコーナーで川上さんを交えて政策シンポジウムの準備について話し合う。正午過ぎに、北海道NPOサポートセンター内の地方自治土曜講座事務局にチラシを持ち込む。
その後、高田屋北4条店で昼食をいただきながら、北海道自治体学会や地方自治土曜講座、DO!高夢ing、未来セミナー、YOSAKOIソーラン祭り道庁会場のことなどについて話し合う。今川さん、渡辺克生さんとは、平成7年の秋ころか随分一緒にいろいろな活動をやってきたものだ。それがどれだけ実を結んでいるか心もとないが、一緒に話す話題には事欠かない。
今日は、薄曇りながら暖かく、札幌市内では桜が満開となった。午後2時ころ二人と別れてから、春爛漫の札幌市内を歩き回った。
5月8日(土)
今日は朝から良く晴れて、春らしいさわやかな一日だった。これほど気持ちの良い日は、一年のうちでも滅多にないだろう。
昨日に引き続き『戦略的思考とは何か』(ディキシット、ネイルバフ共著)を読み、第6章「実行の確約」まで読み進める。様々なかけ引きや約束を守らせるための仕組など、これまで漠然としていた事柄が、ゲーム理論で説明可能なことが分かり、とても興味深い。
5月7日(金) 会計監査を受ける
今日は年休を取得し、ゴールデンウイークに引き続いての3連休となる。
今日一日は、仕事中はできないことを処理するために使うことにする。まず、6月6日(日)に迫った北海道自治体学会総会&政策シンポジウムの準備として、2003年度の会計監査を受けることにする。そこで、朝一番で、札幌市役所に顔を出し、監査委員会事務局の高橋さんから会計監査を受け、昼過ぎには北海道町村会の青田さんから監査を受ける。さらに、午後4時ころ北海道自治政策研修センターに顔を出し、本年度から北海道自治体学会の事務を担当しているMさんと顔合わせをし、今後の事務の進め方について軽く打合せを行う。
この間、札幌中央図書館に足を運び、『戦略的思考とは何か』(ディキシット、ネイルバフ共著)を借りる。この本は、伊藤元重先生が最近の著書で読者に勧めている本だ。300ページ余りの本だが、移動の最中に117ページまで読んでしまう。
5月6日(木) 日仏地方分権セミナー実行委員会
ゴールデンウイークも昨日で終わり、4月30日(金)以来6日ぶりに出勤する。朝の通勤電車は混雑していたが、職場の方は3分の1くらいが年休を取っており、連休モードから通常モードに切り替わるのは週明けの10日(月)からになりそうだ。
午後6時過ぎに、札幌市内で語学教室を開いているIAY(アイエーワイ)の事務所(南1西4)を訪ね、「日仏地方分権セミナー」における同時通訳システムについて見積もりを依頼し、午後6時半から、道新北1条館2階B会議室で開催された「日仏地方分権セミナー実行委員会」に出席する。午後8時過ぎに打合せが終了してから、レンガ亭(北2西3)で実行委員会の旗揚げ式を行う。
午後10時過ぎの電車で帰路に着く。
5月5日(水) カフェ・モーツァルト
今日はゴールデンウイークの最終日であるが、朝から良く晴れて日中の気温も17度まで上がり、屋外でベンチに腰掛けても寒くないほどだった。札幌の桜も今日が開花日で、週末の円山公園は花見客で賑わうことだろう。
今日は、午前中『SNA統計入門』(中村洋一著)を読み終え、さらに、昼過ぎからは『ビジネス・エコノミクス』(伊藤元重著)も読み終えることができた。
お気に入りの喫茶店だった「ブラジル71」が先月末で閉店してしまったため、今日は新しい店を探すことにして、札幌駅地下街に先月オープンした「カフェ・モーツァルト」に行ってみた。ケーキセットが651円(税込み)と手ごろな値段だったので、ザッハトルテとコーヒーを注文する。ザッハトルテは、甘味が強くどっしりした感じで炭火焼き風のコーヒーとは良く合っている。開店時間も午後9時半までと長いので、たまに足を運んでも良いと思う。
5月4日(火)
昨日は台風並の強風が吹き荒れた一日だったが、夜中にも強い風が吹き続けていた。それでも昼過ぎには雨が止んだので、気分転換しながら本を読むために外出する。『SNA統計入門』(中村洋一著)を第8章まで読み進め、さらに『ビジネス・エコノミクス』(伊藤元重著)を半分近くまで読む。
『ビジネス・エコノミクス』は、メーカーや流通業の戦略を経済学の観点から分析しておりとても興味深い。例えば、伊勢丹百貨店のアイカードは、前の年に100万円以上購入した客には10%割引をするという。百貨店のマージンは2〜3割なので10%割引は原価で提供するようなものなのだが、アイカードは2年目から年会費が2,000円で、100万人が会費を払うので、それだけで20億円の収入になるのだという。
帰宅後メールチェックすると、DO!21、地方自治土曜講座、日仏地方分権セミナー、連続シンポジウムからそれぞれメールが来ている。片っ端から返事を書き、スケジュール帳に記入する。連休明けは、忙しくなりそうだ。
5月3日(月) 57回目の憲法記念日
今日は、57回目の憲法記念日である。改憲論が盛んになる中、憲法記念日にちなんだ集会が各地で開かれている。
昨日、一昨日は天気が好かったのだが、今日は一転して大荒れの天気となり、屋外での行楽を予定していた人々は計算違いだっただろう。私も昼過ぎに外出したのだが、雨交じりの強い風が吹き、台風の中を外出したような感じだった。峠では雪が降っているそうだ。
例年のことだが、ゴールデンウイーク中は気が緩むせいか疲れが出て、特に何をすることもなく過ごしてしまう。それでも、今日は、『はじめての経済学(下)』(伊藤元重著)を読み終えることができた。
5月2日(日)
私は、2000年(平成12年)1月からPHSを使っている。最近では通話が途中で途切れることが多くなってきたため、年内に端末を買い換えようと思っている。
この間4年余りで、携帯・PHSの状況はすっかり変化した。音声通信だけでなくデータ通信やデジカメの機能が重要性を増し、端末のバリエーションが乏しいPHSはすっかり少数派になってしまった。今日、家電量販店やドコモショップなどで見てきた中では、FOMA(フォーマ)の端末で200万画素のデジカメが付いたN900iが最も気に入ったのだが、PHSの契約をどうするか調べておきたいと考え、出直すことにした。PHSについては、DDIポケットのコールセンターに電話して解約申込書を入手し、それをDDIポケットに提出する必要があるようだ。
連休中は、経済の本を読もうと思っていたのだが、いざ連休に入ると気が緩んでなかなか専門書を読む気になれず、やや諦め気味だ。今までは、休みの時間を無駄にしたくないと考え無理に読書していたのだが、こうした無理はストレスにつながることを自覚するようになったので控えようと思う。結局、今年のゴールデンウイークは特に何もせず過ごすことになりそうだ。
5月1日(土) 「ブラジル71」閉店
今日は天気が良く、さわやかな一日だった。
このホームページでも紹介している老舗の喫茶店「ブラジル71」が近々閉店との噂を聞いたので真偽を確かめるために足を運ぶと、シャッターに張り紙がしてあり「札幌市の道路拡幅工事のため、4月30日をもって閉店します。」と書かれていた。一日違いで、「ブラジル71」の閉店に間に合わなかったわけだ。
「ブラジル71」は、30年以上も喫茶店をやっていたわけで、店主もサラリーマンなら定年を迎える年齢であり、移転して再開というわけでもなさそうだ。これで、北大の周辺に昔からある喫茶店はほとんどなくなってしまった。今では、地下鉄北12条駅のそばに「ユー・アンド・アイ」、「キャロット」、「珈琲野朗」、キャンパスの南側に「アンデン」、「リオンヌ」など数店が残るのみである。本当に寂しい限りだが、個人営業の喫茶店は基本的に店主一代のものであり、店主がリタイアする時期に入ってきたということだろう。
その代わりに現在30代、40代の店主が経営する洒落た雰囲気の店も少しずつ出来てきている。自然界における倒木更新のように、喫茶店も世代交代が進んで行くのだろう。