日記:2004年6月
6月30日(水) 札幌ドーム
毎日、午前8時半から午後5時半までは休憩時間を除いてほとんどパソコンに向かっているし、自宅でも毎日1時間程度はパソコンを操作しているので、毎日9〜10時間はパソコンに向かっているのではないだろうか。そのためか眼精疲労や肩凝り、手の痺れなどを感じているので、意識して休憩することにする。昨夜は、畳の上に仰向けに寝て背筋を伸ばすストレッチをしてみたので、その効果があったのか今朝は左手の痺れを感じない。人生を楽しく過ごすには健康が大前提になるので、あまり無理な生活をしないようにしたい。
終業後、DO!21の6月例会に参加する。例会と言っても、今日はプロ野球の観戦が中身で、高田屋北4条店(北4西6毎日会館ビル1F)で軽く一杯やってから札幌ドームへ足を運び、日ハム−ロッテ戦を観戦する。この春、北檜山町に派遣になった職員を囲んでの飲み会とも重なっていたのでどちらを選ぶか悩んだが、DO!21の集まりの方を優先させていただいた。
試合の方は、5対4で日ハムの惜敗だった。午後10時過ぎに札幌ドーム発のシャトルバスでJR白石駅へ向い、午後11時過ぎに帰宅する。
6月29日(火) 男女平等参画セミナー
昨夜は、午後11時から午前5時まで水道工事のため断水だったので、その時間帯をしっかり寝て過ごすことができるよう睡眠改善薬「ドリエル」を使ってみた。効果はてきめんで、午前6時過ぎまで熟睡することができた。
職場のサーバーが交換されることとなたため、1時間くらいかけてパソコンの設定を変更する。いつものことながら、パソコンの設定を変更するのは面倒くさいことだが、今回はマニュアル通り作業をしてすんなり設定を変更することができた。
午後6時から、男女平等参画セミナーに出席する。講師は、札幌国際大学人文社会学部の林美枝子助教授。たまにラジオでお話ししているのを聴くと、なかなかさわやかな話し方をされるので、一度話しをうかがってみたいと思っていたのだ。「ジェンダー・イクウォーリティが拓くもの」という演題で、ジェンダーという大きなテーマを1時間でお話されたが、私には咀嚼しきれない部分が多かった。結論部分は、「男女共同参画社会とは家事労働などシャドウワークの評価を家族など他人に依存せず、自分自身の評価を自分でできる社会、すなわち各々が自分で生きる社会である。」ということだったと思う。ジェンダーはなかなか興味深いテーマなので、これからも機会があれば勉強してみたい。
6月28日(月)
昨夜はぐっすり寝たためか、疲労感は心配していたほど強くない。
逢坂町長のホームページには、昨日のシンポジウムのことが紹介されている。
昨日、札幌市内でエネルギーをテーマにした
シンポジウムがあり、札幌の上田市長さんらと
意見交換をしております。
終了後、ニセコへ戻る予定でしたが、
関係者で懇談をすることになり、
急遽、市内泊です。
これを読むと昨夜の懇親会出席は、予定外の行動だったようだ。
朝一番で、北海道開発事業費削減の影響に関する分析結果を提供したり、夜間航空貨物便の経済効果についてそれとなく督促を受けたりして、週明け早々慌ただしく過ごす。明日以降は、本業がいよいよ待ったなしになる。今日は、定刻で退庁し休養に務める。
6月27日(日) 第2回連続シンポジウム
今日は、連続シンポジウムの第2回「徹底討論!環境・エネルギー」の当日である。
午前10時に自宅を出て、札幌へ向かう。午前11時ころ、大丸札幌店7階のイノダ珈琲店で早めの昼食をいただく。11時40分過ぎにエルプラザに到着し、シンポジウムの準備を始める。会場に着いてからは、お手伝いをお願いしている北海道自体学会のメンバー(13名)に作業を指示しているうちに時間がどんどん過ぎてしまう。午後4時半にシンポジウムが終わるまで、息つく暇もなくアッと言う間だった。とにかく、無事に終わってホッとしたというのが偽らざる感想だ。
午後5時半から、エルプラザ地下1階の「高田屋北8条店」で懇親会を開催する。懇親会には、上田市長、逢坂町長を含め4名の講師全員が参加し、全体では24名の参加があって賑やかな懇親会になった。せっかくの機会なので、参加者全員が自己紹介と感想を述べる時間を設けた。私は、幹事を務めていたのでゆっくり話しを聴く時間もなかったのだが、それぞれ真剣に自分の考え方を述べていた。上田市長が「公の場で語るということは退路を断つことである。」と述べていたことは、特に印象に残った。
午後7時半に散会となり、逢坂町長などは第2ワシントンホテルの10階にあるバーに出かけたが、私の方は濱田英作氏(国士舘大学21世紀アジア学部教授)との約束があるのでススキノの「琉吉」に向かうつもりでエルプラザ前で別れた。ところが、シンポジウムから懇親会までずっと張りつめていたためか、甚だ疲れを感じたので無理をせず休養に務めることにする。
大丸百貨店8階のカフェで、酔い覚ましにラズベリージュースを飲んでから帰路に着き、午後10時ころ帰宅してから、テレビや電灯を点けたまま朝まで寝込んでしまった。
6月26日(土) 休養&床屋
今日は地方自治土曜講座の開催日だが、明日は第2回連続シンポジウムを控えているので、地方自治土曜講座の方は欠席し休養に努めることにする。昨夜は、午前2時過ぎに目覚めてから何となく寝苦しく、「朝まで生テレビ」を観ていたのでスッキリ目覚めることができず、結局夕方までぼんやりとして過ごした。
午後5時過ぎから、国道12号線沿いの床屋で散髪をする。あまり行ったことのない店だったが、大勢の理容師がテキパキと仕事をしており、待ち時間もなく30分程度で手際よく終わったのでとても気に入った。
その後、ログハウスの喫茶店「岳」でコーヒーをいただき、AERAや北海道ウオーカーなどを読んで過ごす。
6月25日(金) 佐藤さんの壮行会
昨夜は深夜に帰宅し、就寝時間は午前1時をまわっていたため寝不足である。ただ、今月はほとんど残業していないためか、今日もそれ程疲労の蓄積は感じない。朝から、他県やシンクタンクなどから情報収集したり、公共事業の減少が本道経済に及ぼす影響を試算するなどしているうちに時間が過ぎてしまう。
終業後、研修受講のため上京する佐藤昌彦さんの壮行会を開催する。明後日の懇親会について打合せを行う必要があったため、壮行会の会場をエルプラザ地下1階の高田屋北8条店この店にしてもらったので壮行会の途中、高田屋の社員と打合せを行うことができた。高田屋は飲み放題付きの宴会コースが4千円からなので、一人3千円程度で収めるために知恵を絞る。なかなか思うようにはいかないのだが、いろいろと工夫して見るのは楽しい作業である。
壮行会は午後9時過ぎに散会し、快速電車で帰路に着く。
6月24日(木) 連続シンポジウムの報告書印刷
ここ数日蒸し暑い日が続いていたが、今日は比較的涼しい一日だった。
仕事の方は、朝から来客が絶えず、慌ただしい一日となった。某セクションが担当する政策研究のテーマとして「自治体における経済政策のあり方」について提案していたのだが、前向きにとらえてくれているようなので、さらに精査して提案することにする。
午後6時半から、札幌エルプラザ2階の印刷室で、今年2月15日(日)に開催した第1回連続シンポジウム「徹底討論!自治基本条例」の報告書を印刷する。午後10時近くまでかかって、A4版45ページの報告書300部を印刷することができた。その後、米一さん、田中さんと3人でJR札幌駅北口の居酒屋「海ぼうず」へ。難しい議論とは違って、体を動かしての作業後の飲み会は、気分が晴れ晴れする。午後11時に閉店時間となったので、1時間余り軽く飲んで散会する。
6月23日(水)
全国自治体学会の運営委員については、女満別町役場の平田さんに就任をお願いし了解を得ることができた。女満別空港からは羽田空港への直行便があり、日帰りも可能なので最適な人選だと思う。
10月2日(土)に開催される地方自治土曜講座の講師として、慶應義塾大学経済学部の金子勝教授をお招きしている。金子先生は、前日1日(金)の夜は白老町内に宿泊するとのことなので、私も飲み会に参加させていただくことにした。「北海道経済」をテーマとする連続シンポジウムの講師としての依頼については、そのときに趣旨をお話しして金子先生の意向を確認しようと思う。金子先生の本は私も幾つか読んでおり、地域経済の活性化についての提言については特に興味深く思っているので、ご本人とお話しする機会があるのは有り難いことだ。
連続シンポジウム終了後の懇親会については、最大で30人程度の参加が見込まれるので高田屋北8条店(札幌エルプラザ地下1階)に電話連絡し場所を確保する。
6月22日(火)
連続シンポジウムの準備に加えて、北海道自治体学会の政策シンポジウムに関する報告書作成や改選期を迎えた全国運営委員の人選など、次々と入ってくる相談事への対策に追われる。こうなると余り細かなことを気にしてはいられないので、突き放して考えることも必要になってくる。
昼過ぎから、同僚のMさんをフォローするためパソコンの操作を首っ引きで教えるハメになる。一生懸命フォローしても、Mさんの方は一向に自分で仕事を片づけることができないのだから困ったものだ。本年度中はずっとこのような状態が続くかと思うと流石にうんざりするが、考えても仕方がないので淡々とやり過ごすことにする。
6月21日(月) 連続シンポジウム打合せ
朝一番で、秋田県北海道事務所に電話をして、一昨日、秋田市内で読んだ新聞に掲載されていた発電用市民風車に関する記事をFAXしてくれるようお願いする。これは、NPO法人北海道グリーンファンドが秋田県民から出資を募り、昨年3月に秋田県内の天王町で運転を開始した発電用風車に関する記事で、協働事業による地域連携の好例であると思ったからである。ところが、秋田県北海道事務所ではその記事が見つからないということで、「市民風車の会 あきた」に電話をしたところ、ちょうど新聞に掲載されていた本人(原田美菜子さん)が電話に出て、朝日新聞の秋田県内版の記事を送信してくれた。
午後6時半から、北海道自治会館5階の会議室で開催された連続シンポジウムに関する打合せに出席する。6月27日(日)に「環境・エネルギー」をテーマとする第2回目のシンポジウムを控えているので、今日は当日に向けての最終の打合せだ。午後9時近くまでかかって、当日までのPR方法と当日の手順を確認した。
この打合せにはSさんも参加していたので、「市民風車の会 あきた」から送信してもらった新聞記事を提供した。Sさんのお話しでは、「市民風車の会 あきた」代表の原田美菜子さんは、来月10日(土)に来札するとのことだ。
6月20日(日) 炎の戦場エル・アラメイン
日帰りの秋田旅行は、思ったより疲労も少なくなかなか楽しかった。そのため心にわだかまっていたものも解放されたと見えて、印象的な夢を見た。要するに、組織のトップに立ってマネージメントして行くことは、思いの外難しいということだ。自分でも気付かないうちに精神的な疲労が蓄積されて行くので、自分に合った形でストレスを発散することが大切だと改めて痛感させられた。
午後2時55分から、蠍座で「炎の戦場エル・アラメイン」を観る。舞台は1942年10月、エル・アラメインにおけるイタリア軍の最前線。エル・アラメインは、第二次世界大戦における北アフリカ戦線の決戦場で、枢軸国側の敗北を決定づけた戦いだった。戦争の悲惨さを描いた作品は数多いが、イタリア軍の最前線を舞台とした作品は珍しい。補給の途絶えた戦場の中で、壊滅して行く中隊の様子は悲劇そのものだが、所々に散りばめられた兵士たちの心意気が印象に残る作品である。
6月19日(土) 秋田日帰り旅行
今日は、日帰りで秋田を旅行した。
午前6時に自宅を出て、午前8時新千歳空港発のJAL2823便で秋田空港へ。9時過ぎに秋田空港に到着し、そこから空港連絡バスに乗って秋田市内への到着は10時過ぎとなった。
秋田市内はあいにく雨が降っていたので、傘をさして雨の中を歩き回った。最初に足を運んだのは千秋公園で、佐竹藩20万石の居城(久保田城)があったところである。公園内の佐竹資料館、久保田城御隅櫓を見てからJR秋田駅に直結するステーションデパートTOPICO(トピコ)で昼食。3階レストランゾーンの「あじさい」で、秋田名物の稲庭うどんをいただいた。その後、西武百貨店の斜向かいにある「茜屋珈琲店」に入った。ブレンドコーヒーが1杯600円(税込み)と高いが、味はコクがあって美味しく値段だけの価値は十分にある店だ。札幌で言えば、「可否茶舘」の味に良く似ている。
午後1時から、秋田市民俗芸能伝承館(ねぶりながし館)で、竿灯(かんとう)の実演を見る。竿灯は建物の3階にまで達する高さがあり、実際の祭りは迫力があるだろう。さらに、そこから歩いて5分くらいの所にある赤れんが郷土館(旧秋田銀行本店本館)で、近代の秋田市の風情を偲んだ。
午後3時にJR秋田駅前バスターミナル発の空港連絡バスで秋田空港に向かい、空港ターミナルビルで土産を買い、4時30分発のJAL2826便で新千歳空港へ。定刻より10分早い5時15分に新千歳空港に到着し、札幌市内で少し用事を足してから帰宅した。
6月18日(金) トロージャンのスーツを注文
昨日、一昨日と飲み会が続き昨日の朝は二日酔いで胃の辺りがムカムカする状態だった。昨夜も、午前1時過ぎに就寝したので時間的には寝不足だが、深酒をしなかったためか昨日の朝より爽快な気分である。
特に、昨夜は濱田氏とゆっくり話すことができて精神的にリラックスしたためか、午前6時に目覚めたときはとても落ち着いた気分で、これまで心に引っかかっていた問題の一つを解決することができた。これまで目先の損得計算だけに囚われていた問題を、良く考えて見れば大したことではないと割り切ることができたのだ。
夕方、大丸百貨店6階の紳士服オーダーサロンでスーツを注文する。やや濃いめのグレーの無地で、7月4日(日)が受け取りの日である。
6月17日(木) 札幌シルクロードの会
朝一番で、昨日の夕方相談を受けた政策研究のテーマについて提案書を作成し、メールで提出する。私が考えたテーマは、「自治体における経済政策のあり方〜総合的な経済政策の策定・推進体制の確立に向けて〜」。経済政策における縦割り状況を廃して、総合的・効果的な経済政策の策定・推進体制の確立を図ることが目的だ。こうした提案は、採用されるとは限らないが、日ごろ温めているテーマがあれば折を見て提案すれば良いと思う。例えば、開国を迫られた江戸幕府が幕臣に提案を求めたところ、堂々たる開国論を提案したのが勝海舟だった。折りに触れて優れた提案ができるかどうかは、日ごろの意識の持ち方や勉強の仕方によるものだと思う。
夜は、かでる2.7の510会議室で開催された「札幌シルクロードの会」の第203回例会に参加する。講師の濱田英作氏(国士舘大学21世紀アジア学部教授)に会うことが目的だ。講演の方は最後の方しか聴けなかったが、中国の人々が異民族の支配を受けたことで、それまで自分たちが世界の中心であると考えていた意識が相対化されたという指摘は面白かった。わが国にも、戦前は神国思想というものがあったから、異民族の支配を受けて手痛い思いをしなければ「自分たちは特別に優れた民族なのだ」という民族意識が生まれるものなのだろう。
午後8時40分過ぎに例会が終わってから、打ち上げの飲み会に参加する。会場は、大同生命ビル地下1階の「海へ」。参加者は私を含めて9名だったが、シルクロードをテーマとしていろいろと勉強しているメンバーなので、職場の飲み会などとは違って気宇壮大な話しができるのは良いことだ。
午後10時半ころ飲み会が終わってから、濱田氏と2人でススキノの「Bar琉吉(りゅうきち)」(南3西1セザールセンタービル3階)へ。ここは沖縄風居酒屋で、沖縄民謡が流れる中で「島ラッキョウ」と「豆腐よう」をつまみに古酒をロックでいただく。「島ラッキョウ」は、軽く塩もみしたネギの白い部分をかじるような感じで野趣満点の味である。新宿には、濱田氏が毎週行く沖縄風居酒屋があるそうだ。今年は8月26日(木)・27日(金)に千葉市で全国自治体学会があり、私も参加するつもりなので、そのころ都合が良ければ新宿の店を案内していただくことにする。
午後11時半に店を出て、タクシーでJR札幌駅へ向かう。全日空ホテルで濱田氏と別れ、終電に乗って帰宅する。
6月16日(水) 職場の飲み会
昨日、F生命から保険の見直しをしないかということで見積書を持ってきた。毎月の保険料が今までより若干下がって、しかも医療保障が手厚くなるのだという。そんなに美味い話があるものだろうかと思って見積書をじっくり読むと、要するに終身保険の部分を削って、その分医療保障にまわすということだ。これなら医療保険を買い増すのと同じことだ。これを機会に、保険について勉強しておこうと思う。
午前中は議会の答弁が当たっていたのだが、今回は過去答弁の繰り返しなので特に対応に追われることもなく、淡々と過ごすことができた。
夕方、メールでの相談や来客への対応に追われているうちに、職場有志での飲み会に誘われたので、午後5時40分ころ職場を出て京王プラザホテル1階の「樹林」に向う。ここは、居酒屋チェーンよりも安く、2時間飲み放題付き3,000円(税込)のコースをやっている。8人で、午後9時近くまで過ごした。
午後9時20分、札幌駅発の電車で帰宅したのだが、それ以降の記憶は少し曖昧である。入浴中に寝込んで、長湯のためかのぼせてしまった。
6月15日(火) 奥山さんと昼食
朝一番で、産消協働度(フェアトレー度)を評価する手法について意見交換する。こういった相談については、職務外としてシャットアウトすることもできると思うのだが、相談を受けた以上誠実に対応する責務があると考え、知恵をしぼってみる。
お昼休みに屋外に出ると、たまたま奥山さんと行き会った。最近、毎日大通り公園でお昼を食べているとのことで、今日はご一緒して大通り公園のベンチで昼食をいただいた。少し風は強かったが、ライラックの木陰の下のベンチでの昼食はとても爽やかな気分である。年配者や若いサラリーマンたちなど様々な人々が芝生に寝転んだり、小さなボールを蹴り合ったり思い思いにお昼の時間を過ごしているのも平和な光景だ。
帰宅途中、自治体学会から依頼のあったニューレターの原稿を作成する。900字程度の原稿を一気に書き上げ、後は政策シンポジウムプロジェクト担当者の加筆訂正をお願いすることにする。
6月14日(月) 議会対応
日曜日の夜は何故か夜更かししがちだが、昨夜は午後10時に就寝し、午前6時に目覚めたため、時間的には久々に8時間タップリ睡眠を取っている。いつもは月曜日から何となく寝不足気味なのだが、今週は少なくとも寝不足を感じない状態でスタートを切ることができた。
朝9時から、議会答弁のため部長勉強会に入る。部長勉強会そのものは、20分くらいで終わったが、それ以外の点でいろいろと宿題が残った。さらに、今月25日(金)に議会が終了してから相談したいという事項についてもメールを受け、仕事の方がどんどん溜まって行く感じだ。
北海道自治体学会についても、全国のニュースレターに開催結果の報告をしてほしいという連絡を受ける。北海道自治体学会の活動をPRする上で良い機会なので、快く引き受けることにしたが。字数は1,200字程度と短いのだが、原稿の締切りまで1週間しかないので、これも慌ただしい。
6月13日(日) YOSAKOIソーラン祭り
9日(水)から始まった第13回YOSAKOIソーラン祭りも、今日が最終日である。一昨年まで、道庁赤レンガ会場の運営を手伝っていたため、YOSAKOIソーラン祭りの最後の土日は、早朝から道庁赤レンガ会場に出かけていたのだが、昨年から手を引いているため、気楽に見物することができる。平成4年に初めて見たときの感動はないが、祭りというのはいつでも何かしら心が浮き立つような楽しさがあるものだ。今日は、天気も良く、テレビの特番でもYOSAKOIソーラン祭りの様子を中継していた。大賞は、新琴似のチームが初受賞したようだ。
それ以外は、特に何をすることもなく過ごして休養に務めた。週明け早々に議会答弁の部長勉強会が控えており、慌しくなることがハッキリしているため、嵐の前の静けさといった感じだ。
6月12日(土) 地方自治土曜講座事務局会議
午前10時45分から、札幌市東区のI歯科医院で先月末に硬質レジン詰替えの治療を受けた前歯の仕上げを受ける。
昼過ぎから、札幌通運ビル8階で地方自治土曜講座事務局会議に出席する。これは、本年度の地方自治土曜講座参加者が230名であり、昨年度に比べて100名も減少したため収入の大幅な減少により予算全体の見直しが必要になったため、緊急の打合せが必要になったためである。結局、昨年度からの繰越金90万円余りを食いつぶす形でやり繰りすることになった。
午後2時ころ散会し、引き続き渡辺三省さんと大丸6階のパパスカフェで連続シンポジウムに関する打合せなどを行う。連続シンポジウムについても、これから本腰を入れて取りかからなければならない。
6月11日(金) アメリカ型資本主義の正体とは?
朝一番で、北海道産業連関表の投入パターン推計についてその手法を打合せる。これまでの推計手法にほとんど工夫が見られないので、いろいろと工夫の余地がありそうだ。
午後1時30分から、北海道雇用経済研究機構主催のフォーラムに出席する。テーマは、「市場経済万能主義への警鐘、アメリカ型資本主義の正体とは?」。基調講演の講師は、ビル・トッテン氏(株式会社アシスト代表取締役社長)。アメリカでは、人口の1%に富の4割が集中しており、4千万人は医療保険に入ることさえできない貧困層であるという。トッテン氏は、そのような富の偏在と不平等をもたらすアメリカ中心の市場経済万能主義に、強い警鐘を鳴らしていた。
続いて、北海道新聞社の経済部長である岡田実氏のコーディネートで、ビル・トッテン氏、北海道大学の山口二郎教授、北海学園大学の横山純一教授の3人がパネルディスカッションが行われた。これからの日本が進むべき道としては、ヨーロッパ型の社会民主主義が注目されることや、マスメディアが正確で分かりやすく客観的な情報を提供する必要があることなどが議論された。
午後5時ころ帰庁すると、議会の一般質問が当たったとのことで、息つく暇もなく答弁書の作成に追われる。14日(月)午前9時から部長勉強会と決まり、週明け早々から慌しくなりそうだ。
6月10日(木) 忍耐して時を待つこと
出勤途中、某町の某氏に手紙を出す。内容は相談を受けた事項に対する回答で、本人の意に反する異動に関する法的救済手段に関するものである。地方公務員法第49条以下には、不利益処分に関する不服申立ての規定があり、法的な救済措置はこれに基づくものであるが、実際に町長に説明書の交付を求めたり、公平委員会に不服申立てをするのは勇気がいることだろう。しばらくは忍耐して時を待つべきであると付け加えたが、当の本人にしてみれば一刻も耐え難いことだろうが・・・。
それにしても、経済分析に関する相談が途絶えないのは不思議なほどで、今日も午前中は、「本道におけるNPOの経済規模」に関する問い合わせへの対応に追われる。以前だと落ち着いて答えられなかった問題も、ここ数年経験を積んだ結果、ずいぶん落ち着いて答えることができるようになった。NPOの経済規模については個人的にも関心がある分野なので、良い勉強だと思って対応している。
今週は月曜日からずっと帰宅が午後10時を過ぎているので、今日は早めに帰宅し休養を図る。
6月9日(水) 9000マイルの約束
出勤途中、ふと気づくとポプラかニレか分からないが、木の綿毛が微風に舞っている。例年のことながら、つい先月まではようやく新芽が出たばかりだった木々が、初夏を迎えて盛んに生命を次の世代につなぐ活動を始めていることに気づかされる。
昨日、一昨日と残業が続いて、寝覚めがスッキリしない状態だが、木々に負けてはいられないと気を取り直して、今日は一日精力的に仕事を片づけた。まず、「自給率の変化が本道経済に及ぼす影響」の分析結果を相談先に提供する。次に、「本道におけるNPOの経済規模」について情報提供し、さらに北海道経済白書のテーマについて、意見をまとめて提供する。
午後6時40分から、蠍座で「9000マイルの約束」を観る。1945年、シベリアの捕虜収容所に送られたクレメンス中尉が、1949年の2月に脱走し1952年のクリスマスの夜、ドイツに暮らす妻と娘のもとに帰還するまでの壮大なドラマである。随所に盛り込まれるシーンから、最後になって気付かされるのは、この映画のテーマが「贖罪」であるということだ。3年間にわたる苦難の旅は、ソ連に侵攻しユダヤ人を虐殺した罪を償うために必要な期間であったと言える。
6月8日(火)
昨日で、北海道自治体学会総会&政策シンポジウムの事後処理も大体終わり、ようやくスッキリした気分である。日ごろ、ある程度の重荷を負っていないと解放の喜びも味わうことができないだろう。重過ぎない重荷を負うことは、幸福感を味わうために必要なことかも知れない。
「自給率の変化が本道経済に及ぼす影響」の分析については、ようやく理論的な整理がついたものの、実際に数字が出てくるとどのように説明できるか見当がつかない部分もあり、完成まではもう少し時間が必要である。
昨日は、思いがけず午後9時まで残業となり、疲れが溜っているため残業は避けたかったが、本日から議会が始まり、場合によっては日常の仕事がストップしてしまうことも考えられるため、投入額推計の方法を整理しているうちに午後9時になってしまった。Oさんと一緒に、帰路に着く。
6月7日(月)
朝5時半ころ目覚めて、ここ数日溜っていたメールに返事を書いたり、ホームページを更新したりする。
ここしばらく、昨日の北海道自治体学会総会&政策シンポジウムのことが頭を離れない状態だったので、その重荷から解放されたことは本当にありがたい。しかしながら、まだ後始末が残っているので、心底解放された気分を味わうのはまだ先のことである。
それにしても、1995年(平成7年)に北海道自治体学会が設立されてから、自治体職員の間に政策研究活動がある程度根付いたと感じる。しかしながら、その広がりは未だに限定的で、全道各地で地域版の土曜講座が開催されていた平成10年ころに比べると、むしろ勢いが弱っているように感じる。小さなマチを取り巻く環境は誠に厳しく、少し勉強したくらいでは世の中の流れに抗えないという無力感が広がってきているようにも思う。こうした無力感を、どうやって克服していくかが、北海道自治体学会に課された課題だろう。
6月6日(日) 北海道自治体学会総会&政策シンポジウム
今日は、北海道自治体学会総会&政策シンポジウムの当日である。
午前7時8分、JR野幌駅発の電車で札幌へ向い、午前8時に北海学園大学に到着する。既に旭川市役所の内田さんが着いていたので、一緒に準備をしているうちにスタッフが集まってくる。机や椅子を運んだり、横断幕を貼ったり、配付資料を並べたりしているうちにアッと言う間に時間が過ぎてしまう。
まずは午前10時からの総会だが、こちらは20分余りで終了する。10時半からの実践報告「地域を変える私の挑戦」では、議会ウオッチャーの斯波憲子さん、芽室町でまちづくりの提言を行っている家内裕典さん、乙部町職員でユニークな選挙の啓発活動を編み出した西田卓見さんのお話しをうかがった。
午後1時半からは、「今なぜ?道州制なのか(道州制の論点)」、「小さな自治体−住民自治の可能性」の2つの分科会が開催された。シンポジウムの運営を担当していると、ゆくり話しを聴いているわけにもいかない。結局ロビーで参加費や会費のチェックや連絡調整に追われ、午後5時にシンポジウムが終了するまで緊張の連続だった。
会場を撤収してから、地下鉄でJR札幌駅まで向かい、コージー・コーナーでT町のIさんたちから町役場の職場環境についてお話しをうかがう。その後、M町のHさんと毎日会館ビル1階の居酒屋「月虎」へ向かい、有志での打ち上げに合流する。打ち上げも、シンポジウムの延長なので気を抜くことができない。午後9時に散会してようやくホッと一息つくことができた。
6月5日(土) 北海学園大学の佐々木事務長と打合せ
午前10時から、北海学園大学の佐々木事務長と明日6日(日)に北海学園大学キャンパスで開催する北海道自治体学会の2004年度総会&政策シンポジウムについての打合せを行う。その後40番教室に足を運び、11時ころまで光源やカーテン、AV機器などの操作方法を教えていただく。
今日は、北海学園大学キャンパスで地方自治土曜講座が開かれていたのだが、北海道自治体学会の総会&政策シンポジウムを明日に控え、今日は休養が必要であると判断し、地方自治土曜講座には顔を出さずにJR札幌駅まで引き返す。
今日は珍しく午後9時ころには就寝し、明日の早起きに備える。
6月4日(金) 資料搬送
朝一番で北海道経済団体連合会に足を運び、「北海道新幹線開業による経済効果」の報告書をもらう。昨年11月に、野村総合研究所から公表されたもので、サービス業を中心として道内に毎年120億円の経済効果があると試算されている。
午後3時ころになって昨年度から取りかかっていた平成12年北海道産業連関表の生産額推計の決裁が終わり、早速北海道開発局に届けに行く。3月上旬に提出する予定が、大幅に遅れて申し訳ない限りである。
午後6時ころ北海道NPOサポートセンター8階の地方自治土曜講座事務局に足を運び、6日(日)の北海道自治体学会総会&政策シンポジウムの資料を運ぶ。
6月3日(木) カニ食べ放題
朝一番で、道州制北海道モデル事業の雇用誘発効果を計算するよう指示を受け、昼過ぎまでその作業に忙殺される。それでも、夕方になって昨年度から取りかかっていた平成12年北海道産業連関表の生産額推計がようやくまとまり、北海道開発局に提出する手はずが整ったことはありがたい。
午後6時から職場のメンバーで、カニ食べ放題に挑戦する。会場は京王プラザホテル1階のレストラン「樹林」で、2千円(税込み)で2時間ズワイガニ食べ放題+飲み放題というとてもお買い得なプランである。食べ放題のカニは、足が数本取れていたりするハネ品だが味に遜色はなく、結局5匹を平らげた。さらに、追加で注文したスパゲティーやおにぎりもサービスしてもらい、コストパフォーマンスの高い飲み会だった。
午後9時5分JR札幌駅発の電車にギリギリ間に合ったので、午後9時半過ぎには帰宅していたはずだが、記憶も曖昧なままに寝込んでしまった。
6月2日(水) 真珠の耳飾の少女
朝一番で函館市の観光課から電話があり、観光消費の経済波及効果について説明する資料のチェックに追われる。函館市が策定中の観光基本計画に盛り込まれた観光の経済効果について議員さんたちに説明するための資料なのだが、全く初めての人に一言で経済波及効果の概念を説明するのは難しいものだ。それでも、研究者の論文や各種分析事例を調べることにより様々な切り口での説明があることが分かって新鮮な発見があった。
中京大学経済学部の山田教授に送った経済波及効果の分析手法に関するメールに対しては、夕方になって懇切な返信があった。理論を一般化して数式で解き明かしているため、少し時間をかけて内容を検証する必要があるけれども、返事の素早さにはいつもながら関心させられる。
午後7時からJRタワー内の札幌シネマフロンティアで「真珠の耳飾りの少女」を観る。ここは、毎週水曜日は「男性の日」で、映画を一本1,000円で観ることができる。仕事帰りに一本観て帰るのにちょうど良い。ドラマの舞台は1665年のオランダで、主人公はデルフトに暮らす画家のフェルメールと召使の少女グリート。彼女こそが、「真珠の耳飾りの少女」と名付けられた作品のモデルである。青いターバンを巻き真珠の耳飾りを着けた少女が振り向きざまに絵のこちら側を凝視している様子は、心に強く刻みつけられる。午後8時45分に映画が終了し、午後9時5分JR札幌駅発の電車で帰路に着く。
6月1日(火)
昨日依頼を受けた分析事例が、理論的に難しい問題を含んでいるため、中京大学経済学部の山田光男教授にメールで照会することにする。この方には、2年前に分析用のマクロの使い方をメールで教えていただき、とても助かった覚えがある。今回はきちんと回答がいただけるかどうか、もし前回のように答えていただけるのなら感謝感激なのだが・・・。
今日は、毎月1日の「映画の日」である。何か一本だけでも観ようと思っていたのだが、昨夜は政策シンポジウムの準備をしているうちに午前2時近くまでかかってしまい、寝不足で頭がボーっとするため早めに帰宅して休むことにする。。