日記:2005年1月
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1月31日(月)

 今日は朝から天気が良かったが、昨夜の中空知は猛吹雪だったらしく、特急が奈井江町付近で朝まで立ち往生したとのニュースが流れている。通勤電車も、若干遅れて運行していた。明日以降も、3日(木)くらいまで寒い日が続くようだ。
 今日も、同僚のM氏をフォローする必要から日中は自分の仕事にほとんど手が付けられず、当然のように残業となった。2月3日(木)・4日(金)は、早朝から出張で不在となるため、何とか明後日までには原稿を仕上げたいと思っている。



1月30日(日)

 昨夜は寒気が緩んで雨が降っていたが、今日もこの時期にしては比較的暖かく、日中は日差しがまぶしいほどだった。冬至のころは午後3時半になると、日没が近いことを感じさせられたものだが、それから1ヶ月以上経つて日没の時間も30分くらい遅くなっている感じで、日が長くなってきたことが実感される。ただし天気予報によれば、これから日本列島の上空にこの冬一番の寒気団が入ってくる見込みであり、明日以降は一転して厳しい寒さが続くようだ。
 昨日開催された北海道自治体学会運営委員会の内容を整理して、運営委員会のメーリングリストに流す。年が改まって既に一ヶ月近くが過ぎ、新年度の計画を立てる時期になってきた。さて、新年度はどのような1年になることだろうか?



1月29日(土)  土曜講座実行委員会〜北海道自治体学会運営委員会

 午前10時から、地方自治土曜講座の実行委員会に出席する。来年度の内容についてアイデアを出し合うもので、私の方では、「ローカルマニフェスト」をテーマとする講座を行ってはどうかと提案した。山口二郎氏からも、ローカルマニフェストの仕掛け人なので、このテーマであれば有名な首長などを講師として呼べるとの意見が出され、来年度の土曜講座では「ローカルマニフェスト」がテーマとして取り上げられることになりそうだ。
 午後2時からは、札幌市市民活動サポートセンター・会議コーナーで開催された北海道自治体学会運営委員会に出席する。こちらの方は、6月12日(日)に開催する政策シンポジウムの内容検討が中心となった。時間配分などを決め、分科会のテーマを今後さらにすることになった。午後5時に終了後、女満別町の平田さんなど5名でJR札幌駅の地下街にある「リオンドール」で夕食。
 今日は寒気が緩み、夕方から雨が降っていた。その雨の中、ファトレード雑貨&レストラン「みんたる」へ足を運ぶ。店主と、ボラナビ3月号への情報掲載について確認してから帰路に着く。



1月28日(金)

 今日は一日中、同僚のM氏のフォローに忙殺され、せめて昼過ぎからは「深夜航空定期便の経済効果」に関する報告書の作成に集中したいという希望は叶えられなかった。昨年から交通経済学の学術書や物流の実務書などを読み込んで来たので、それなりに面白い報告書になると思うのだが、なかなか最終的な成果をまとめる段階に入れないことが残念だ。
 本日公表された西武グループ再建策の中で、全国に167か所あるグループのレジャー施設のうち、約40か所の売却検討が盛り込まれ、具体的な売却対象施設は表明しないものの、コクドの事業では北海道、東北、新潟で大きな赤字を出しており、これらの地域で施設の売却が進められる可能性が高いようだ。道内の26施設は、トータルで毎年20億円以上の赤字を出し続けているとのことで、本道の観光や経済に大きな打撃となることが懸念される。
 夜は職場で飲み会があったのだが、体調が優れないため欠席し体調の回復に努める。


1月27日(木)

 今年は暖冬ではないようで、今朝も厳しく冷え込み通勤時には手袋の中で手がかじかむほどだった。
 風邪で体調が優れないのだが、「深夜航空定期便の経済効果」については、今週からようやく筆が進みはじめ、今月中に概要がまとまる可能性が出てきたように思う。これが完成すれば、「支庁別産業連関表」の作成や「移出入額の推計」などにエネルギーを集中することができるので、何とか早く仕上げたいと思う。
 一向に仕事をしないM氏を叱責したりしながら、とにかく年度内に成果を出したいという一念で、今日も遅くまで残業となった。



1月26日(水)

 今朝は特に冷え込みが厳しく、刺すような寒さの中を出勤する。職場では、早朝1時間ストライキが予定されていたのだが、8時45分にはピケが解除されて平常とほとんど変わらない時間で仕事を始める。
 今年に入ってから新調したばかりのスーツを着て出勤した。昨年は、ダークグレーのスーツばかり作って多少飽きたので、今回は濃紺にした。濃紺のスーツは、風格のある人が着れば見栄えがするのだが、私が着るとリクルートスーツみたいで、高価な生地を選んだ割にはそれに見合った高級感は出てこないのが残念だ。
 仕事の方は、年度内に仕上げなければならない課題が目白押しなのだが、風邪気味で体調が優れないため定時退庁する。途中、「みんたる」で一息ついてから帰路に着く。



1月25日(火)

 昨夜の無理がたたって、どうも風邪気味である。しかし、仕事の方は待ったなしなので、朝から息つく暇もなく仕事を進める。
 「深夜航空貨物便の経済効果」に関する報告書の方がしばらく手つかずだったが、ようやく物流に関する概論の方がまとまった。後は、分析編を書き上げることに全力投球したい。また、平成12年北海道産業連関表の移出入額推計と平成10年支庁別産業連関表の作成も同時並行で進めているので、何とか気力を保って完成にこぎ着けたい。
 帰宅途中、大丸札幌店7階の催事コーナーで「竹久夢二展」を観てから、6階の紳士服コーナーでスーツを受け取る。午後8時前に帰宅して、休養に努める。


1月24日(月)  北海道ローカルマニフェスト推進ネットワーク結成大開

 午前中、中標津町役場の阿部さんから電話があり、産業連関表の研修にきてほしいとのこと。来月中旬に中標津町役場にうかがうことになった。内容は未定だが、昨年11月に函館市役所からの依頼で「産業連関表職場研修」の講師として行っているので、それを参考に2〜3時間の研修を組み立てようと思う。
 夕方から年休を取り、午後5時半から北大学術交流会館で開催された「北海道ローカルマニフェスト推進ネットワーク結成大会」に出席する。1月14日(金)の北海道新聞朝刊で一面トップ記事として掲載されただけに、多くのマスコミが取材にきており、また、平日の夕方早い時間帯にもかかわらず参加者も200人くらいいた。北川正恭氏が「理論無き実践は暴挙だが、実践無き理論は空虚だ」と言っていたことが、一番心に残った。
 午後7時半ころ結成大会が終了し、会場で一緒になった北海道自治体学会のメンバーと最初は「龍の椀」、次いで「丸海屋」とはしご酒をして、午後11時過ぎに散会する。


1月23日(日)  ザボンの味

 風邪気味なので、夕方「岳」にコーヒーを飲みに行ったくらいで、後はひたすら体を休めて過ごす。午後2時過ぎにテレビ北海道で映画「ナビイの恋」を放映していたので、舞台となった沖縄の様子を思い出しながら観ていた。この映画には、人情、文化、風景など沖縄の風土が散りばめられており、郷愁のような感情を呼び起こされる。
 夜、ザボンをいただく。ザボンは皮がぶ厚いので、巨大な外見の割には食べる部分は少ないが、それでもハッサクや甘夏柑などに比べて1.5倍くらいの大きさはある。さて、味の方はと言えば・・・。私は、ザボンを食べる度に永井隆氏の随筆集『長崎の花』に掲載された「ざぼん」という随筆を思い出す。

 「ざぼん」
 ざぼんの味は口に入れてみる以前のものでありましょう。・・・子供の頭より大きいざぼんを抱いて、にこにこしている有様は千万長者みたいです。さていよいよ食べることにきめて厚い厚い皮をむいてゆくと、玉手箱の煙のように、何ともいえぬ芳しい香りが立ち上ります。口に入れてみると、うまいにはうまいですが、あんなにあこがれたほどの味ではありません。国務大臣になった人みたいなものです。


1月22日(土)  北海道自治体学会政策シンポジウムに係る打合せ

 午後2時から、札幌市環境プラザのミーティングルームで北海道自治体学会の政策シンポジウムに関する打合せがあったため、昼過ぎから札幌へ出かけた。会場へ向かう途中、後志支庁のKさんとバッタリ出会ったので、政策シンポジウムに関する打ち合わせが始まるまでの30分程度、エルプラザ2階のロビーで近況をうかがう。
 午後2時から、政策シンポジウムに関する打ち合わせを行う。分科会については、@市町村合併の現状と評価、A小さなマチの自立シュミレーション、B防災イメージトレーニングという案が出され、なかなか面白いものになりそうだ。
 午後5時に打ち合わせが終わってから、内田さん、渡辺さんと札幌駅構内の「ごまそば一番」で晩酌セットをいただく。午後7時過ぎに散会して、大雪の中を「みんたる」へ。「みんたる」では、19日(水)に開催したDO!21新春放談会の際、KJ法で作成した資料をワープロ入力用に書き出す作業をする。
 店を出るとき、店主から「ボラナビをみて来店したお客さんが何人かいた。」と聞いたので、
もう一度ボラナビに「みんたる」の広告を掲載してもらうよう手配することにした。


1月21日(金)  旭川市の内田さん来札

 朝一番で、米の増産が本道経済に及ぼす影響の試算を依頼され、その処理を行っているうちに午前中の時間が過ぎてしまう。
 お昼に、旭川市役所の内田和博さんとステラプレイス6階の黒豚料理「いちにいさん」で黒豚小どんぶり(945円)をいただく。大丸レストラン街もそろそろ飽きてたので、ステラダイニングの店を開拓することにしたのだが、ネット検索するとコストパフォーマンスの悪さを指摘されている店が多い。その中では珍しく高い評価を得ていたので使ってみたのだが、確かに悪い店ではない。内田さんは、札幌市内に宿泊するとのことだったので、仕事が終わってから一杯やることになった。
 午後6時から、パセオの中にある「荒波魚之介」で8時近くまで一杯やってから、「みんたる」に足を運ぶ。店内は私たち以外にも二組、6名のお客さんがいてけっこう忙しいようだった。午後9時ころ散会し、帰路に着く。



1月20日(木)  チーズフォンデュ

 深夜から明け方にかけて雪が降ったらしく、積雪に足を取られながら出勤した。一昨日の夜は、北海道自治体学会フォーラムin札幌の打合せ、昨夜はDO!21の新春放談会と、少なからず精神的な負担がある集まりをこなしたので、夜の時間が拘束されないというだけでかなり気が楽である。
 今週は毎日帰宅が遅くなっているので、仕事の方は早めに切り上げようと思っていたが、Sさんに案内していただき大同生命ビル地下1階の飲食店街でチーズフォンデュをいただく。先月13日(月)の夜には「フォンデュの会」式の由緒正しきフォンデュをいただいたばかりであり、その味に比べるとグッと日本人向けにアレンジされているようだが、かえってこちらの方が美味しいと感じてしまった。


1月19日(水)  DO!新春放談会

 今朝は寒気が一段と緩んで、冬の終わりを感じさせるような暖かさだった。通勤電車の車窓から沿線の風景を眺めると、雪に包まれた冬景色ではあるが、日差しの明るさが強まってきているようであり、春の訪れが遠くないことを感じさせられる。
 午後6時半から、かでる2.7の1020会議室で開催されたDO!21の新春放談会に出席する。従来は飲み会を兼ねて次年度にやりたいことを話し合っていたが、今夜は、ワークショップ形式で各自が付箋紙にアイデアを書いて模造紙に貼り出し、それをグループにまとめる形で行った。
 午後9ころから、「はねもん屋 北4条店」で新年会を開催する。10名の参加があり、盛況だった。午後11時過ぎに散会し、帰路に着く。



1月18日(火)  北海道自治体学会フォーラムin札幌実行委員会

 ここしばらく真冬日が続いていたが、今日は久しぶりに日中の最高気温がプラス1度となった。プラスの幅はわずかであるが、真冬日は心底「寒い!」と感じるのに対して、真冬日にならない日は「寒さがゆるんだ」と感じるものだ。この冬も、寒い日が続くのはあと一ヶ月くらいのもので、日が長くなったと感じ始める頃には春の気配が近づいてくる。
 午後6時半から、北海道自治会館5階の会議室で開催された「北海道自治体学会フォーラムin札幌実行委員会」に出席する。昨年暮れからの打合せで、NPOとの連携を視野に入れて進めることになっているフォーラムだが、今夜の出席者を見ると民間人のメンバー会員が増えてきて心強く感じる。午後9時近くに散会し、帰路に着く。



1月17日(月)

 連続シンポジウムの赤字解消策について、不興を買うことを覚悟で会員制の導入を提案したがあっさり退けられ、これで最終回までに累積赤字を解消できる見込みがほとんど無くなった。午前2時過ぎまでかけて縷々説明したことが、すべて無駄になってしまった。
 週明けから、重い気持ちを引きずりながら出勤する。危機感を持って解決策を提起しているのだが、具体的な解決策の検討がまったく進まないからだ。いずれ避けてとおれない問題を、今から真剣に議論して解決を図らないようでは、そのうち必ずXデーが来て大いに紛糾することになる。そのことが分かっていながら、有効な打開策を立てられないことがもどかしい。
 大きなテーマで報告書を作成するときは、いろいろな資料が頭の中で整理されないと筆が進まない。「深夜航空貨物便の経済効果」が正にその状況なのだが、今日になって複雑な分類になっている運送業の業態をある程度整理することができて、ようやく総論部分が形になってきた。


1月16日(日)  「Tibet Tibet」上映会

 今朝の北海道新聞に、山口二郎氏が次のコメントを載せていた。

 「世襲政治に未来なし」

 自民党が戦後政治において、ある種の「平等」を実現した功績は認めなければならない。政権与党として貧困の克服、都市と農村の格差縮小を目指した結果といえる。
 だが、平等の陰では政官業の癒着による利益政治が横行、政治腐敗を招いた。過剰な公共事業、巨額の財政赤字を生みもした。豊かになるにつれて社会に閉塞感が漂っている。閉塞感を破ろうと人々は刺激を求め、それに乗じた党内の中堅若手が刺激的な発言を繰り返している。
 彼らの多くは苦労知らずの二世、三世だ。憲法や教育基本法を改正せよと叫ぶが、空理空論を振りかざすだけで現実が伴っていない。人気取りには一生懸命だが早晩、国を運営する能力のなさを露呈するだろう。良識派が覚醒しない限り崩壊の道をたどることになる。

 午後3時から、フェアトレード雑貨&レストラン「みんたる」で開催された「Tibet Tibet」上映会に出席する。30名近い参加者があり、さして広くない店内は満員の盛況となった。私は、スクリーン前の床に座って見上げるような形になったので午後4時半過ぎに上映が終わったころには疲れ果ててしまった。内容的には、わが国ではほとんど知られていないチベット問題に関するもので、中華人民共和国政府によるチベット人の暮らしや文化の破壊を知らしめるものであった。


1月15日(土)  札幌市環境プラザ・ミーティングルーム予約

 1月22日(土)午後2時から、北海道自治体学会政策シンポジウムの打ち合わせを行うことになったので、JR札幌駅付近で打ち合わせ会場を探す。最初に、エルプラザ(北8西3)2階の札幌市市民活動サポートセンターを訪ねたが、打ち合わせコーナーは既に予約で一杯だった。続いて、同じフロアーにある札幌市環境プラザを訪ねると、ミーティングールームが空いていたので早速予約した。8人以内の少人数で打ち合わせを行うには、最適の会場のようだ。
 帰宅途中、ログハウスの喫茶店「岳」でAERA(05.1.17号)を読むと、次の記事が興味深かったので思わずメモを取った。10年続く店が2、3%とは、何という厳しい数字だろう。

 カフェおこし 女一人のシビア

 ・・・100軒あったら3年もつのは30%、10年続く店は2、3%。カフェ開きは「アート」ではない。夢と現実のせめぎ合いで成立するものなのです。
                        安田理氏(飲食店経営コンサルタント)



1月14日(金)  北海道ローカルマニフェスト推進ネットワーク

 今朝の北海道新聞に、1月24日(月)の午後5時半から北海道大学学術交流会館で開催される「北海道ローカルマニフェスト推進ネットワーク結成大会」が紹介されていた。その記事の中で、発起人の山口二郎氏(北大大学院教授)は、「北海道には、地方自治土曜講座や自治体学会など自治を研究する先駆的な取り組みの下地がありました。今回の発起人もそのメンバーですが、そろそろ研究を卒業して行動する段階ではないかと思う。」というコメントを述べていた。
 たしかに、このネットワークの発起人は、全員北海道自治体学会のメンバーであり、これまでの研究から一歩進んで政治の場でこれまで積み重ねてきた理論の実践を図るという方向になりそうだ。北海道自治体学会の存在が中核的なメンバーを放出して抜け殻のようになるか、それとも理論を研究する場としてシンクタンク機能を担うようになるのか、大きな帰路にさしかかっているのかも知れない。



1月13日(木)

 正月20日までは「松の内」ということで「お屠蘇気分」も抜けないうちに、一昨日から残業が続いたため、ずっと仕事漬けの毎日を過ごしているような気がする。実際には一昨日、午前2時半までかかったホームページの更新作業が疲労の蓄積にとどめを刺しているのだが、その割にはホームページの情報量が充実したわけではないので徒労感も強い。睡眠不足はもちろんのことだが、
神経をすり減らしたことによる精神的ダメージの方が大きい。
 昼過ぎに、「北海道特例の新たな根拠」についてT室長にレクチャーし、特に宿題もなくOKとなったのでホッとする。昨年来ずっと抱えていた懸案事項の一つが、解決に向けて前進したので気持ちの上での負担が軽くなった。逆に難しい宿題をもらっていたら、今ごろはもっと憂鬱な気分になっていたに違いない。



1月12日(水)  「みんたる」

 昨夜は、夜遅くに帰宅してからホームページの日記編に手を加え、直近の分のみを公開するようにしたりしているうちに午前2時半近くになってしまった。そのためか、目覚ましの音を夢見心地で消してしまい、慌ただしく出勤する。午前7時55分にJR野幌駅発の電車に乗り、JR札幌駅に着いたのは8時25分だったからいつもより20分近く遅く、これでは喫茶店に立ち寄ってモーニングコーヒーを飲んでいる時間が取れない。朝の時間帯で20分間は、ゆとりを持って行動できるか否かの大きな違いをもたらすものである。
 始業開始10分前の8時35分ころ職場に到着してからは、仕事の方が立て込んでいるので迷う間もなく仕事に取りかかる。急ぐ仕事が途切れたときは、時間が経つのが長く感じられるが、急ぎの仕事に追われていると時間はアッと言う間に過ぎてしまう。今日も、気がついた時には午後5時を過ぎていたという感じだ。
 明日は、「北海道特例の経済効果」について室長、部長レクチャーに臨むため、事前の準備に念を入れれば切りがないのだが、昨夜は残業とホームぺージの更新作業で寝不足のため、あえて残業はせず帰路に着く。
帰宅途中「みんたる」に顔を出すと、他のお客さんがいなかったので店主とゆっくり話しをする。店主(和田美加代さん)とは10年来の知り合いだが、いつも無邪気な雰囲気を絶やさない人だ。自分自身、年々そうした気持ちを失っている感じがするので、彼女のような人は貴重な存在だと思う。


1月11日(火)  冷え込んだ一日・・・気温も景気も?

 日本上空に、この冬最も厳しい寒気が入って全国的に冷え込んでおり、
本道もこの冬一番の厳しい冷え込みとなっている。昼休みに外出したとき、経済センター前の寒暖計を見ると、マイナス3度となっていた。天気予報によれば、週末まで寒い日が続くようだ。
 気温とは関係ないだろうが、午後2時に内閣府が公表した昨年11月の景気動向指数(速報)によると、景気の現状を示す一致指数は44.4%で、景気が上向きか下向きかを判断するうえでの分かれ目となる50%を4カ月連続で下回った。さらに、本日公表された日銀の生活意識調査でも、個人の景況感が1年9か月ぶり悪化しており、
景気が減速に向かっていることを示す指標が次々と公表されている。
 仕事の方は、連休中に流れを整理した「深夜航空貨物便の経済効果」のレポート作成に取り組み、概論の部分はかなりまとまってきた。後は、地域経済に及ぼす影響を計算することになるが、そちらの方に目処がつけば完成に近づくことになる。




1月10日(月)  成人の日

 ここ数日降り続いた雪はようやく峠を越えたらしく、今日は粉雪がちらつく程度である。
 昼過ぎからドーミーイン札幌(狸小路6丁目)に足を運び、1階のビッグママ札幌でココアをいただく。このホテルを経営している共立メンテナンスという会社は、全国各地で学生寮や社員寮を運営しているが、最近ではホテル業や人材派遣業に進出して業績を上げている。これからの時代、各年代の人々に居心地の良い空間を提供できる企業が世の中に求められており、そのニーズに即応したビジネスモデルを展開している点でこの会社は興味深い。
 狸小路に足を運んだついでに、3丁目のマツモトキヨシで小林製薬の「コエンザイムQ10」を購入する。このサプリメントは、心臓の働きを強化する効果があるらしいのでしばらく試してみようと思っているのだが、テレビ番組「あるある大事典」で紹介されてから大人気となり、現在は品切れ続出の状態だそうだ。今日はたまたま、30日分を2袋購入できたのでラッキーだった。


1月9日(日)  大雪

 夜中に目が覚めて、午前4時近くまで深夜劇場で「ハンニバル」を観ていた。この映画を観るのは3度目なので、最初は分からなかったいろいろな背景が見えてきて興味深く感じる点があった。それは、登場人物の貧富の差、特に主人公の一人というべきクラリス捜査官がトレーラーハウスに暮らすような貧しい家庭の出身であるということが、考え方や行動に大きな影響を及ぼしているということだ。もちろん、映画の感想など当てにならないかも知れないが、現在わが国でも急速に拡大しつつあると指摘されている国民間の経済格差は、深刻な社会問題を生むことになるのではないかと懸念される。
 一昨日くらいから雪が降り続けている。視界をさえぎるほどの大雪で、屋外をちょっと歩いただけでも雪まみれになってしまうほどだ。3日間も大雪が続くといろいろな面で不便なのだが、地球温暖化の影響が懸念されている昨今では冬は寒い方がかえって安心でもあり、ちょっと複雑な気分だ。



1月8日(土)

 暖冬続きの昨今だが、ここ数日冬型の気圧配置が優勢で、今日も朝から大雪の一日だった。
 夕方5時ころ、「みんたる」に顔を出す。けっこうお客さんがきており、テーブルがほとんど埋まっている状態だった。客層も街中のカフェなどとは違って、フェアトレード雑貨&レストランというコンセプトに共感して来店する客が多いようで、「類は友を呼ぶ」という格言を思い出す。
 店の最奥の席で、先週手付かずに終わった「深夜航空貨物便の経済効果」に関するレポートの構成を考える。意外と集中することができて、これまで集めた資料が全体の流れの中にかなりまとまった。足りない資料があることにも気がついたので、週明けに作業を進めたい。


1月7日(金)

 年明け第一週目の仕事は、今日で終わりである。この4日間は慌ただしく過ごしたので、アッと言う間に過ぎてしまった感じがする。
 自給率の変化が地域経済に及ぼす影響について、檜山支庁と胆振支庁分の分析用ワークシートを作成して相談先に提供したり、行政投資額をバブル前、バブル期、バブル後の3期に別けて分析したりしているうちに時間が過ぎてしまう。行政投資額については、バブル期に大都市圏で行政投資額が増えたことが確認できた。これは、バブル期に大都市圏において大きな行政投資を伴う大型プロジェクトが実施されたことを示しているのだろう。
 今日は早めに帰宅し、特に何をすることもなく過ごす。年末年始で一番何もせずに過ごした時間かも知れない。


1月6日(木)

 午前中、「北海道特例の新たな根拠」について打合せを行う。難しいテーマでずいぶん手こずったが、必ずしも満足は行かないながらも一定の結論に達することができて、ようやくあと一息といったところである。
 仕事を先に進めたい気持ちは強いのだが、昨日、一昨日と飲み会や打合せで帰宅が遅くなり、寝不足のため集中力が欠けている感じがするので、あえて残業はせず早めに帰路につく。


1月5日(水)  連続シンポジウム打合せ

 今日でようやく「北海道特例の新たな根拠」について、打合せ用の資料を仕上げることができた。自分としては調べられることは調べ尽くした感じなので、後は聞く側がどのように判断するかである。根拠薄弱な屁理屈と受け止められれば、それまでのことだ。
 打合せは明日行うことにして、昼過ぎから、「深夜航空貨物便の経済効果」のまとめに入ろうと思っていたら、急遽別件が入ってそちらの準備にエネルギーを取られる。何とか早めに仕上げて、次の作業に取りかかりたいのだが・・・。
 午後6時半から、Uさん宅で開催された連続シンポジウムの打ち合わせに出席する。新年会を兼ねているので、お土産としてシャンペンを奮発する。来年2月に開催予定の第8回の講師については、思いがけない人物が第一候補となったが、実現すればとても面白いと思う。


1月4日(火)  仕事始め

 今日から新年の仕事始めである。いつもより早めに出勤し、年末年始の休みの間に準備うを進めていた仕事の処理に取りかかる。「北海道特例の根拠」に関するレポートがA4版の用紙で11枚になったので、要約した1枚ものの資料を作り、さらに英国のエコノミストに掲載された北海道経済に関する記事を翻訳したものを添付して、自分としては調べられる限り調べ尽くしたつもりである。明日、打合せを行うことにする。
 朝一番で札幌市市民活動サポートセンターへ電話をかけて、1月29日(土)午後の時間帯で会議コーナーを予約する。北海道自治体学会運営委員会の会場としてだが、他にどこも空いておらず「背水の陣」だったので、何とか会場を確保できてホッとした。


1月3日(月)

 年末年始の休みも今日で終わりである。明日からは、再び一年の仕事が始まるので今日は丸一日、ゆっくり体を休めることにする。昨年は正月に体調を崩し、1月5日(月)に出勤した日に診療所で検査を受けたので、今年は十分注意したい。今のところ昨年のように生活のリズムがガタガタになってはいないので、大丈夫だとは思うが・・・。
 昨年末には、10年来の知人である和田さんが「みんたる」を始めたことでもあり、今年はこのホームページも本来の目的である喫茶店の応援、札幌を中心とする北海道の喫茶店文化向上に役立つものにして行きたいと思う。



1月2日(日)  『希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く』

 「一年の計は元旦にあり」と言うが、昨日そして今日と一年の計を漠然と考えながら過ごしている。
 旭日屋書店で見つけた『希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く』(山田昌弘著)という本が興味深く、一通り目を通す。(本当は買おうと思ったのだが、一冊しかないその本はカバーが大きく破れていたので躊躇したのだ。)「勝ち組」「負け組」という言葉に象徴されるように、わが国においては人々の間で格差が拡大している。これは、1998年以降顕著になった構造的な変化なので、しばしば誤解されているように「景気が回復すれば解決に向かう」というような問題ではないという。実に的を得た指摘であり、おそらくそのとおりだろう。
 道州制や市町村合併など「自治のかたち」をどうしたところで、「希望格差社会」における問題解決に結びつくとは思えない。それではどう考え、どう行動すべきなのか?これこそ、今年一年の課題だと思う。


1月1日(土)  エイリアン VS プレデター

 プロバイダのメールオプションを見直したりしているうちに新年を迎えた。
 ここ数年、元旦の朝は「朝まで生テレビ」を観て、一年間のことを考えながら過ごしている。今年も午前1時半から6時半まで、半分うつらうつらしながら討論を聴いていた。今年の話題は、「北朝鮮問題」に集中していた。北朝鮮という極めて異常な国のことを中心に話が進んだせいか、相対的に日本はずっとマシな国だということになり、討論の最後の方では、「日本は財政難を除けば、まあまあ良い国だ。」という方向で大方の意見がまとまってしまった。激論バトルもほとんどなく、緊張感に欠けた議論に終始したのは、わが国全体の風潮を反映しているのだろうか?
 午後6時25分から、ワーナーマイカル江別で「エイリアン VS プレデター」を観る。恐怖、冒険、暴力といった娯楽性の要素に満ち満ちた映画で、「エイリアン」と「プレデター」という悪役同士の戦いに人間が巻き込まれる所にストーリー展開の妙味がある。何ら得るところのない娯楽作品だが、最後まで飽きずに観ることができたので時間つぶしにはちょうど良いだろう。