日記:2005年10月
10月31日(月) 振替休日(半日)
午前中は、23日(日)に試験監督のため休日出勤したことによる振替休日で、明日以降のスターダッシュを期してリフレッシュに努めて過ごす。
いつもより遅く8時25分ころJR札幌駅に着き、いつもとは違ったコースで札幌の街を歩く。時計台ビル(北1西2)地下1階の「茶房 雷山(らいざん)」でモーニングコーヒー(300円)をいただく。この店のウリは、道内で唯一ミカド珈琲が飲めることで、ジョン・レノンが愛したというその味は、濃厚でコクがあり根強いフアンがいることも納得できる。
10時半から「天然岩盤浴ノア」(北3西2)で岩盤浴(60分コース、1,300円)を体験する。その内容は、温めた岩盤の上にタオルを敷いて腹這いで5分、仰向けで10分寝そべって汗をかいたところで水分を補給しながら休憩し、そのサイクルを2、3回繰り返すというものだ。自分で時間を計りながら腹這いになったり仰向けになったりしなければならないので意外と面倒臭く、途中でいやになってしまった。
お昼は、「丸誠珈琲(まるせいコーヒー)」(北6西1)でポテトサラダセット(500円)をいただく。ここも気になっていた店だが、値段が手頃で味もまあまあな良店だった。
昼過ぎから出勤すると仕事が溜まっており、片っ端から片付けているうちに時間がどんどん過ぎてしまう。結局、職場を出たのは午後7時過ぎとなり、「みんたる」に顔を出す。
現在「みんたる」を手伝っているネパール人のマキ君は、12月下旬に一次帰国し、来年2月までは、王政に反対する街頭活動などをして過ごすそうだ。
10月30日(日)
今日も天気が悪く、ほとんど閉じこもって過ごした一日で、近所のイトーヨーカ堂に足を運んだくらいである。イトーヨーカ堂では、現在不採算店舗を全国で30店閉店する予定でリストアップを進めており。道内では、江別店が北42条、新川、北見の各店舗とともに一次閉鎖の候補となっているようだ。そう考えると、確かに江別店は店の規模に比べて客が少ないように思う。
西武、ダイエーなど全国的に事業の縮小を進めざるを得ない企業グループだけでなく、イトーヨーカ堂のように一見順調に事業展開している企業グループでさえ、真っ先に道内の事業を縮小するところに、本道経済の将来展望がいよいよ暗くなっていることを感じて寂しい思いがした。
10月29日(土)
今日は朝から天気が悪く肌寒い一日となり、札幌に出ることもなく過ごした。
本当は今日・明日の日程で高松と小豆島を旅行するつもりだったのだが、飛行機の予約が取れず来週末に持ち越すことにしたので、休みを利用して旅程の確認を行う。一日目は、昼過ぎに高松に着いて市内を見学し、讃岐うどんの名店を2〜3店まわる。二日目は、小豆島に渡って小説「二十四の瞳」ゆかりの地に足を運ぶ予定だ。こうしたシュミレーションは意外と手間がかかるが、事前に行き先や交通機関を確認しておくと時間を効果的に使うことができるため、時間に制約のある旅行では大切な作業だと思っている。
いずれ事前のシュミレーションなど必要なくなるときが迎えられれば、そのときはこれまでにもう一度訪ねたいと思ったところを巡ってみたい。
10月28日(金) 振替休日
今日は休日出勤の振替で、丸一日休みである。平日の休みは、普段できないことをやりたいと大いに意気込む。実際にはそれ程いろいろなことができる訳でもないのだが、それだけ自分自身が普段は仕事が優先になってできないことが多いと感じているということなのだろう。
午前11時25分から、蠍座で映画「海を飛ぶ夢」を見る。主人公のラモンは28年前に岩場から海に飛び込んで首の骨を折り、四肢麻痺の状態でスペインの田舎町に暮らしている。兄夫婦の世話になっているが、ずっと誰かの世話にならなければならない状態に絶望し、安楽死を望んで訴訟を起こしている。その彼を巡る人間模様を通して、人生の意味や価値について深く考えさせられる。例えば、テレビのレポーターから、「なぜ貴方はいつも微笑んでいるのですか。」と尋ねられて、「いつも誰かの世話になっていなければいけない状態に置かれると、人は自然に他人が自分に望むことを覚えるのです。」と答える。ハッとさせられる言葉だ。彼の世話をしている家族の一人に、ハビエルという甥がいる。そのハビエルが、ラモンに祖父(ラモンの父)に対して、「お爺ちゃんは年寄りだから、いつも座ってばかりで役に立たない。」と言う。それを聞いたラモンは、一度微笑んだ後「お前はいつの日かきっと、自分の言葉を死ぬほど後悔するだろう。」と言う。
実話をベースとした作品だけに、考えさせられる点が多くいずれもう一度見たいと思える作品だった。
10月27日(木)
昨夜は前後不覚の眠りに入り、午前6時半に目覚ましの音で起こされるまでは夢を見ていた記憶もないほどだった。ホテル2階の大浴場も温泉旅館のような風情があり、朝風呂を浴び朝食をいただいてから気分転換する時間もあって、やはり通勤時間が短い方が楽だろうなと痛感させられた。午前8時ころチェックアウトし、緑苑ビル(北3西7)地下1階の喫茶店「Hot」でモーニングコーヒー(200円)をいただいてから出勤した。
昨日は朝からルーティーンワークをこなすのも辛いくらいだったが、今日はリフレッシュが効いて午前中には予算の見込みを片付け、午後からは北海道運輸局と打合せを行って今後の方向性を固めるための準備に取りかかることができた。
今月中旬から仕事で日曜日が潰れていたが、明日と月曜日はその振替で3連休プラス半日の休みとなる。せいぜいしっかり休んで鋭気を養おうと思う。
10月26日(水) ドーミーイン札幌泊
飲み会が続いて疲れがたまっているため、ルーティーンワークをこなすにも苦労するくらい能率が落ちている。そこに予算の見込みを立てる作業が入ったため、完全にグロッキー状態となる。こうしたときは気分転換が必要であり、午後2時半から参加した消防訓練は、かえって気分転換になったくらいである。
午後6時から、銀座ライオン・ロビンソン店(南4西5)で開催された職場の飲み会に出席する。これは、今月中旬に開催された「きたのくに いきいき福祉健康2005」に始まって、昨日のコンクール表彰式までの一連の普及啓発事業が終わった慰労会である。この店はロビンソンの8階にあるので、窓から見えるススキノのネオンも心楽しく思われる。午後8時に終了後、ほとんどの人は二次会に流れたようだが、私は同僚のKさんと2人でラーメンの山岡家・狸小路店(南2西1)でネギ味噌ラーメンをいただいてそこで別れた。
最近は、通勤時間が面倒に感じられるようになってきた。午後9時過ぎにJR札幌駅から電車に乗っても家に着くのは10時。それから食事・入浴・メールチェックなどを行えば寝床に入るのは午前0時半ころとなり、翌朝は6時半に起床しても寝不足感が残る。そこで今夜は、ドーミーイン札幌(狸小路6丁目)に宿泊することにした。ここは、学生会館をチェーン展開している共立メンテナンスが経営するホテルで、基本的にはビジネスホテルだが、いつでもワンルームマンションに転用できそうな造りで、自分の部屋にいるようなくつろぎ感を与える様々な工夫がなされている。空調や調光も申し分なく、快適な眠りにつくことができた。
10月25日(火) コンクール表彰式
朝から、職場の事業である某コンクールの表彰式の準備に追われる。会場設営に午前中一杯かかり、昼食をとる間もなく受付に張り付いて出席者の受付や資料の配布を行っているうちに午後2時15分となり、表彰式がスタートする。受賞33団体の代表に表彰状を交付し、記念撮影をしたりという一連のセレモニーが終わったころには、2時半近くになっていた。
帰宅途中、同僚のKさん、Oさんと3人で「天壇」(北5西6)へ。ここはいつもコストパフォーマンスが高いのだが、今日もサービス満点で大満足だった。午後8時前に散会後、「みんたる」に足を運ぶ。酔い覚ましのつもりだったのだが、もうすぐ帰ろうと思っていた頃知り合いのYさんが店にきたので、付き合いで一緒に飲むことになり、店を出たときには閉店時間の午後10時を過ぎていた。
JR札幌駅まで歩いたが、気温がグッと下がってコート無しでは凍えるほどだった。これからどんどん寒くなり、雪も降るので「みんたる」に足を運ぶ機会も減ることだろう。
10月24日(月) DO!21例会
先週末にFAX送信しておいた事項について、14カ所に電話で確認しているうちに午前中の時間が過ぎてしまった。これまで虱潰しに電話をかけることはなかったのだが、関連する仕事の方が最後の詰めの段階に入ってきたので、処理をお願いする担当者と電話で直接話しておく必要性を感じ、今回はあえて時間を取った。直接話してみると、担当者の気持ちが伝わってきて、手間暇をかけた成果はあったと思う。
午後4時から、生活産業コラボ連絡会議のワーキンググループに出席する。「○○産業」という定義自体あやふやな経済活動について論じるためには、しっかりした経済的知識の裏付けが必要だと思うが、出席者の多くはそうした要請に応えられるほど基礎的な知識を持っていないため断片的な事象の報告にしかならないのがもどかしい。もっとも、立派な議論が必ずしも現実の経済振興に結び付つくわけでもないので、関係者が一堂に会して話し合ったということに何らかの意味を求めるしかないのかも知れない。
午後6時半から、かでる2.7で開催された「DO!21」の10月例会に出席する。今日の話題提供者であるOさんは、今年4月に『トマソンの弟』という本を出版した方である。4月21日(木)の夜、エルプラザで開催された出版記念講演会で一度話しを聞いているので、基本的な中身は同じだったが、懇親会で話してみるとグループ「DO!21」に集まるメンバーと気脈の通じるところがあり、なかなか面白かった。
10月23日(日) 介護支援専門員実務研修試験の監督
午前7時40分ころ自宅を出て、JR野幌駅8時ちょうど発の電車でJR大麻駅へ。そこから歩いて、8時20分ころ浅井学園大学に到着した。浅井学園大学は幾つもの建物が渡り廊下でつながれ迷路のようになっており、建物の中で迷って8時半の集合時間ぎりぎりに介護支援専門員実務研修試験の試験本部に滑り込んだ。
ミーティングの後試験会場に入り、午前9時半から試験の説明。10時から11時半までが試験の本番で、120名(うち3名欠席)という大人数を担当して試験問題や解答用紙の配布、受験票のチェック、回答用紙の回収などを行っているうちにアッという間に試験が終わってしまった感じだ。試験本部に引き返して、解答用紙などを提出してさあ帰ろうと思ったとき、試験会場のトイレに爆破予告の張り紙があったということで警察の捜査が入り、不審物がないかどうかの確認の手伝いを依頼され試験監督員全員で手分けして確認作業を行った。結局不審物は発見されず、午後1時半過ぎに浅井学園大学を出て帰路に着いた。
本日、丸井今井デパートの小樽店、苫小牧店の両店が閉店となった。地方経済の衰退を象徴する出来事で、実に痛ましい気がする。
10月22日(土)
先週の週末は仕事としてイベントの手伝いをしており、土曜日もそのPRのため別の集まりに顔を出したりしていたので、今日は久しぶりの休日である。骨休めのため、できるだけ何もせずに過ごす。せいぜい、ログハウスの喫茶店「岳」に足を運んだくらいである。
一つ面白かったのは、夜のNHKテレビで「ニート・フリーター問題」を取り上げていたことだ。なかなか理想どおりには生きられない現実があるので、理想と現実のはざ間で立ちすくんでいたり、ただ何となく成り行きに流されている若者たちの姿が垣間見えるのだが、さりとて特効薬的な打開策があるわけでもなく、2時間余りの番組がアッという間に終わってしまい、後には割り切れない気持ちばかりが残った。
10月21日(金)
朝一番で昨夜完成させた資料を基に打ち合わせを行うつもりだったが、途中パネル展の会場で入場客を数えたりする役割分担をこなしたり、来週火曜日に迫った表彰式のPRのためマスコミ関係者と接触したりしていたので、打ち合わせは昼過ぎにずれ込んでしまった。
その後も、A市役所の担当者が打ち合わせに来たり、構造改革特別区域計画に関する説明会や生活産業振興に関する相談を受けたりしていたので、出先機関に指示文書を出す時間がなく、結局午後6時近くまでかけてFAX送信を行った。データの量が多いので、FAX送信もスムーズに行かず苦労したが、何とか週明け早々には作業してもらえる状況に持ち込むことができた。
帰宅途中、「みんたる」に足を運ぶ。店主は12日からネパールにフェアトレードの商品を仕入れに行っていたのだが、昨日無事帰国して今日はいつもと変わらない様子で店に出ていた。私の方は、明後日早朝からケアマネージャー試験の監督をしなければならないので、そのマニュアルを読んで頭に入れる作業に没頭した。店に着いたのは午後8時前だったと思うが、店を出るころには9時近くになっていた。
10月20日(木) パネル展
今日は朝一番でパネル展の会場設営を手伝い、その後、昨日仕上げたアンケート調査の結果をもとに今後の対策を検討する。出先機関に指示を出して、所管の市町村に照会をかけてもらうという仕事の流れが考えられるが、その指示を出すためには混乱を招かないよう情報を整理する必要がある。他人に仕事をしてもらうためには、その何倍も頭を働かせて作業しなければならない。ここで気を抜いてはこれまでの努力が台無しなので、必死の覚悟で仕事をしているうちに残業に突入する。
午後8時ころになってようやく自分でも納得の行く資料を仕上げることができたので、明日には完成の見込みが立った。
10月19日(水) 北海道型福祉研究会
今日になって、ようやく市町村アンケート調査結果を一覧表に仕上げることができた。これによって道内市町村の状況をかなり正確に把握することができるようになったが、問題解決まであと一息の所まで近づいていることが実感できた。今月中には、かなり見通しが付きそうなのでもう一がんばりといったところである。
午後6時半から、「北海道型福祉研究会」10月例会に出席する。雇用と福祉の問題に関するレポートはなかなか優れており、いろいろと考えさせられるものがあった。午後8時に終了後、ダイニングいま家(北6西7)で懇親会を行う。この店は、最近タウン誌に掲載されていた記事を読んで気になってメモ帳に書いていたものである。まあまあ落ち着いた店だが、コストパフォーマンスは今ひとつである。午後10時過ぎにJR札幌駅発の電車で帰路に着いた。
10月18日(火) テレビ会議システム
昼過ぎになってようやく、先月末を期限として市町村から提出してもらったアンケート調査結果の入力作業が完成した。合併が進んだとはいえ、道内市町村の数はまだ198もある。この先、虱潰しに市町村への対応を進めていかなければならないが、今回のアンケート調査結果によって、ようやくその鳥瞰図が出来上がった感じである。
ちょうど時を同じくして、テレビ会議システムを使って市町村の担当者に対する説明会を開催してはどうかという提案があったので、早速テレビ会議システムを予約した。本番は11月9日(水)午後1時半から3時までだが、それまでにテレビ会議システムを使いこなせるよう勉強しなければならない。こうしたことを自分でやるのは面倒くさいと思うようになると、フットワークが悪くなるので、ちょうど良い勉強の機会だと考えることにする。
日中は、こうした仕事が重なったため今日も残業となり、職場を出た時は午後8時を過ぎていた。
10月17日(月)
昨日、一昨日と寝酒が効いて比較的良く眠ることができたので、今日は週初めにしてはスッキリとした寝覚めで、休日出勤の疲れが多少緩和された感じだった。
私と同じく休日出勤した同僚の多くは、体調不良を口にしていたが、イベントの出展に関わると一段落着いた時点で精神的・肉体的疲労がドッと吹き出すものだ。私も、以前観光キャンペーンを担当していたとき、担当しているイベントが終わった途端脱力状態になって一週間は仕事にならなかったものだ。それでも、仕事の方が溜まってきたのでそんなことは言っておられず、連絡調整に取り組んだ。
お昼休みに北海道NPOサポートセンターに顔を出し、大丸地下1階に出店している洋菓子店「プティ・メルヴィーユ」製のケーキ「フレジェ」を届ける。遅ればせながら、北海道自治体学会フォーラムin札幌の準備状況が遅れて、いろいろとフォローしてもらったお詫びと感謝の気持ちを込めてのプレゼントだった。
今日は、ほとんどの人が早めに帰宅したが、私の方は否応なく残業となり一区切りついて帰路に着くころには午後9時近くになっていた。
10月16日(日) きたのくに いきいき福祉健康フェア(最終日)
朝7時47分に道立消防学校前のバス停から新札幌行きのバスに乗り、8時10分過ぎに到着する。さらに地下鉄で大谷地駅へ行き、そこからシャトルバスに乗って8時50分ころアクセスサッポロに到着した。
今日は、一昨日始まった「きたのくに いきいき福祉健康フェア」の最終日で、夕方までずっと出展ブースの手伝いをして過ごした。午後4時にイベントが終わり、簡単に後かたづけして4時半には会場を後にした。イベントは、やっている最中は夢中だが、終わってから考えるとイベントの最中の高揚した気分は何だったのだろうと不思議に思うものだ。今回も、帰宅途中「岳」でコーヒーを飲んでいると、ホッとした気持ちと同時に寂寥感にとらわれた。
今夜もイタリアワイン「キアリ ランブルスコ ロッソ」を寝酒として、早めに就寝し明日への鋭気を養った。
10月15日(土) ボラナビの集い
今日はどうも風邪気味で、頭が重い。それでも午前10時から、ボラナビ倶楽部の事務所内で開催された「ボラナビの集い」に出席した。今回の集いは札幌建築鑑賞会の活動を紹介するもので、11時過ぎからは道庁赤れんが庁舎を見学したりして、12時過ぎに散会となった。
風邪を追い払うには睡眠が大切と考え、寝酒として「キアリ ランブルスコ ロッソ」を購入し、帰宅後半分くらい飲むと狙い通りいつもより早めに寝付くことができた。夜中に目覚めたので、寝酒にもう一杯やってこれも成功。赤ワインは、ポリフェノールが大量に含まれているので、健康にも悪くないのではないかと思うが、これは都合良く考え過ぎか・・・。
10月14日(金) きたのくに いきいき福祉健康フェア(1日目)
いつものとおり午前7時20分過ぎに自宅を出て、JR野幌駅7時43分発の電車でJR厚別駅へ向かう。8時少し前にJR厚別駅に到着し、そこから歩いてアクセスサッポロへ(白石区流通センター4丁目)へ。道を間違って遠回りしたが、8時35分ころ到着し「きたのくに いきいき健康福祉フェア」の開始を待つ。
この手のイベントは、これまで直接の責任者として何度も経験しているが、お手伝いの立場で参加できる今回は本当に気楽なものだ。事務局サイドも当然のように細かな点まではカバーできていないので、気が付く限りフォローしているうちに午前10時となり、今日から3日間のイベントがスタートする。観光イベントとは違って、福祉関連企業の展示会の性格が強い比較的地味なイベントなので、集客力に不安があったが、蓋を空けて見ればまあまあの来客があって、その対応をしているうちにアッと言う間に昼過ぎとなった。私の出番はここまでで、一旦職場に引き返す。
その後、印刷物の校正を行ったり、表彰状の用紙を準備したりしたが、これも昔取った杵柄で手早くこなすことができた。ただ、担当者が今ひとつ事業の全体をつかんでいないように思うので、どれくらい手をかけるべきか悩ましいところだ。
10月13日(木) アンケート調査の集計
市町村からの問い合わせや、グループの職員が担当している普及啓発事業のフォローなどをしているうちにどんどん時間が経ってしまう。
その一方、今日になってようやく市町村からのアンケート調査票が出そろったので、集計のためワークシートにデータを入力する。午後5時ころ取りかかって、2時間余りで入力作業が終わったので早速データの個数を数える関数を使って集計する。その結果は、大体予想したとおりだったが、一旦数字が出るとそれを精査したり、その数字が意味するものを解析したりするので、さらに精力を使う作業となる。私は計算が苦手で、数学の成績も芳しくなかったが、パソコンという道具の発達で計算が苦手でも数字を扱うことが飛躍的に簡単になったので、解析に力を注ぐことができる。計算と違って、この作業はイメージを膨らますことができるのでなかなか楽しく思えることがある。
明日から3日間は、イベントに時間を取られるので、イメージを膨らます作業はその間に頭の中ですることにして、今日は、午後8時までかかって、一気に今後の作業に目処を付けた。
10月12日(水) 経済自由人
新年度の予算編成が当面の日程に入る時期となり、給与勧告の情報も聞こえるようになってきたが、給与支給額の大幅な減少は避けられないようだ。昇給を見込んで住宅ローンを組んだ人や子どもの教育などでお金がかかる人などにとっては、かなり深刻な問題かも知れない。私にとっても、給料が減るという話しは愉快なものではないが、特にお金がかかることがあるわけでもないので、それ程深刻には考えていない。
私は、できるだけ早く経済的な自由を獲得したいと思っている。自分の自然なライフスタイルに鑑みて、それを支える経済的な基盤を獲得することができれば、経済的な自由を獲得したということができるだろう。経済評論家の森永卓郎氏は、サラリーマンの経済的自由を阻害する三大要因として、@住宅コスト、A専業主婦、B子どもを挙げているが、私の場合、さし当たり住宅コストさえクリアーできれば、経済自由人への道も開かれていると思うのだが、どうもそう簡単には計算し尽くせない。
10月11日(火) ドイツの総選挙
ここのところ、一日置きに雨天と晴天が交代している。昨日は雨天だったが、今日は抜けるような晴天に恵まれた。
仕事の方は、議会が終わったので一段落しているが、週末に仕事でイベントが控えているので周囲があわただしく、私の方も役割分担があるので時間的にはけっこうタイトである。
現在、ドイツに留学中の倉田聡氏(北大大学院法学研究科教授)に依頼事があってメールを送信したところすぐに返信があり、依頼の件については快諾してもらった。その中で今回の衆議院議員選挙について詳細なコメントが付いており、「政局がらみの争点がそのまま大変な結果を産み出したようで、これがわが国の将来にもたらす悪影響をドイツから非常に懸念しております。」とのことだった。ドイツでもつい最近総選挙が行われたのだが、「その様相は、日本で伝えられるものとはかなり異なっていますし、私にとってはこの国の民主主義の成熟度を強く感じさせられた選挙でした。」とのことだった。ドイツの総選挙については、まったく実感がわかず、わが国の総選挙とどのような違いがあるのかピンとこないが、今後わが国の政治がどのようになっていくか厳しい目で見なければならないだろう。
10月10日(月) 札幌プレクトラム・アンサンブル
晩秋の天気は本当に不安定で、今日は昼ころから雨が降ったりやんだりの空模様だった。10月10日は圧倒的に晴れる日が多い特異日だそうだが、今年は例外だったようだ。
午後1時半から、中島公園内の音楽ホール「kitara(キタラ)」で開催された、札幌プレクトラム・アンサンブルの第66回定期演奏会に足を運ぶ。このアンサンブルは、昭和10年に設立されたマンドリン楽団であり、今年で創立71周年になる。昭和13年に第1回演奏会を開催し、戦時中を除いて毎年1回この時期に定期演奏会を開催している。今回のプログラムは3部構成で、それぞれマンドリン用に作曲されたイタリアや日本の曲を中心がバランス良く入っていて、トレモロの効いた美しい調べを聴いているうちに2時間余りがアッという間に過ぎてしまった。
10月9日(日) パイン館
今日は、昨日とは打って変わって好天に恵まれた一日だった。
最近、日曜日は何をする気力もなく過ごしているが、今日は精神科医の和田秀樹氏の本を読んで過ごした。その本のポイントは、好奇心を失うと人は一気に老け込むので、精神を刺激するようにして過ごす必要があるというものだった。それは全くそのとおりだと思うので、せめて自然に湧き出る好奇心を抑えることだけは避けるようにしたいと思った。
午後5時過ぎに、地下鉄環状通東駅近くの理髪店で散髪し、伏古の喫茶店「パイン館」でコーヒーをいただく。ここは地下鉄駅から離れているし概観も地味な古臭い店だが、ひっきりなしに常連客が出入りして賑やかである。こうした店は、本当に数少ない貴重なものだ。
10月8日(土) 助成活動シンポジウムin札幌
今日は、助成活動シンポジウムin札幌に出席するため、昼前に車で家を出た。そのときは薄曇りだったのだが、間もなく厚い雲が空を覆って、地面に叩き付けるような雨が降り、強い風が吹いてきた。道を歩いている人は、傘を風にあおられて足元はずぶ濡れになっていただろう。
12時半ころシンポジウムの会場であるクリスチャンセンターに到着し、2階のホールに入ると、北海道NPOサポートセンターの小林事務長が一人で会場設営をしていたので、そのまま机と椅子を並べたり、横断幕を貼ったりする手伝いをしているうちに午後1時半になってシンポジウムがスタートした。
基調講演では、北海学園大学法学部の樽見教授が本道におけるNPOの現状と課題を報告し、その後2時半から4時半までパネルディスカッションでは、トヨタ財団、三菱財団などNPO等への助成活動を行う財団の職員が助成する側からNPO等に対する希望を聞くことができた。
午後5時10分から、交流会に顔を出す。ちょうど一週間前にも同じ会場で北海道自治体学会フォーラムin札幌の交流会に参加したばかりだが、実行委員会のメンバーとして参加するのとは違って、気楽な反面もの足りなくもあり、早々に退席して帰路に着いた。
10月7日(金)
今日は朝から薄曇りで、この時期にしては比較的穏やかな天候の一日だった。
お昼休みに、Yさん、Wさんと北農健保会館のレストランで北海道自治体学会フォーラムin札幌の報告書について打合せを行った。
今日は、構造改革特区のプレス発表があり、8月下旬くらいから対応に忙殺されていた「セダン型特区申請」が全道25件のうち20件を占め、全国的にも絶対数で最多となったのでこれまでの苦労が少し報われた気がした。
明日から3連休である。大丸地下の酒類コーナーで、週末の息抜き用にお気に入りのワイン「キアリ ランブルスコ(白)」を購入して帰路に着いた。
10月6日(木) 寒い朝
今朝は気温が10度を下回り、「寒い」と感じる朝だった。屋内でも、ストーブを点けないと辛い時期になってきた。
今朝の北海道新聞のトップ記事は、私の職場の給与について10%削減の方針が示されたというものだった。数年前から、道内の自治体では10%を超える給与削減を実施するところが出てきているので、やむを得ない動きだと思うが、景気回復が本格的になってきたという観測がある中で、厳しい動きだと思う。この分では、本道においては一層景気回復の動きから取り残されることが懸念される。
帰宅途中、自宅近くの喫茶店「岳」で秋の夜長を過ごす。暗く長い夜に、明るい店内に入るとホッとするし、温かいコーヒーも美味しい。秋は、喫茶店が恋しくなる時期でもあるのだ。
10月5日(水)
秋の天気は本当に変わりやすい。一昨日は、八木重吉の詩を思い出すような美しい秋晴れの一日だったが、昨夕は雨の心配をするような空模様だった。それが一転して、今日は一昨日にも増して抜けるような青空が広がり、屋内で過ごすのが惜しいような一日となった。仕事の方も、8月下旬からずっと抱えていた構造改革特区の認定申請が本日締切となり、大きな混乱もなく無事終了したのでホッと一息ついたとところである。
昨日は帰宅が遅くなったこともあり、飲み会も入らなかったため、今日は久々に早めに帰路に着いて休養に努めた。
10月4日(火) 桑園・JRふれあいコンサート
今日は朝一番で北海道警察本部の交通企画課に足を運び、公安委員会規則に定めのある運転免許取得者教育に関する打合せを行った。北海道警察本部が新しい建物になってから、庁舎の中に入ったのは今回が初めてだったのだが、旧庁舎の老朽化が甚だしかったため、天井が高く広々としていることに驚いた。
午後6時半から、JR北海道本社(北11西5)のロビーで開催された「桑園・JRふれあいコンサート」に出席する。プログラムは、前半が堀ひろこ(歌)・大和秀嗣(ピアノ)によるシャンソン、後半がコーラスグループSPIRITS(スピリッツ)によるジャズを中心としたアメリカンメドレーで、それぞれが一時間近い長さであり、コンサートが終わったときは午後8時半になっていた。その後、一緒に行った8名とJR桑園駅高架下の飲食店街にある居酒屋「名児耶(なごや)」で一杯やり、午後10時半ころ散会してSさんと二人、JR桑園駅から電車に乗って帰路に着いた。
10月3日(月) 秋晴れの一日
秋になると、一時期天気が不安定になるが、夏の余韻がすっかり消えて秋が深まったっころ、一年に何度もない素晴らしく良く晴れた日があるものである。今日はその秋晴れの一日となり、空気もはるか上空の青いところまで澄み切って、空一面が透明感のある水色に染められた感じだった。私は、このころになるといつも八木重吉の「素朴な琴」という詩を思い出す。
この明るさの中へ
ひとつの素朴な琴を置けば
秋の美しさに耐えかねて
琴は静かに鳴りだすだろう
これから、空気がどんどん澄み切ってくる時期を迎える。琴を鳴らすような秋の明るさは、このような時期のことだ。しかしながら、それはほんのわずかな期間で、その先は暗く長い冬が待ちかまえている。
帰宅途中「みんたる」に立ち寄って、一昨日のフォーラムに関する事務処理をする。店を出る間際に「煎り大豆」(300円)を購入すると、たまたまカウンターに座っていた方(モシリトイファーム代表・国田温司さん)が作った有機栽培の大豆を使った製品とのことだった。国田さんは、3年前に黒町内町に入植して有機農業を行っているそうで、本道の農業・農村のあり方について話しが盛り上がった。
10月2日(日)
ここのところずっと心に重くのしかかっていたフォーラムが昨日で終わり、夜中までかかって会計処理にも目処がついたので、今日は緊張の糸がほぐれてドッと疲れが出ている。そのため何をする気力も湧かず、ボーッとして過ごした一日だった。
家でごろごろしていても精神的な疲れはなかなか抜けないし、天気も良かったので気晴らしのため、午後2時ころ札幌に出かけた。今日は全国的に気温が上がり、東京では10月としては7年ぶりの真夏日を記録したとのことだが、札幌はそれほど気温が上がらず秋風が心地よかった。ただ、疲れの方はあまり抜けないままに一日が過ぎてしまった。
10月1日(土) 北海道自治体学会フォーラムin札幌
朝7時半ころ車で家を出て札幌へ。8時過ぎに北海道クリスチャンセンター(北7西6)に到着し、駐車場に車を止めてからアピアの「プロント」でモーニングセットをいただく。
9時にクリスチャンセンターに引き返し、北海道自治体学会フォーラムin札幌の準備を始める。私は会計担当なので、いろいろと支払いをしたりしているうちに午前10時半となり、北海道自治体学会フォーラムin札幌がスタートした。
一般的なフォーラムの流れは、有識者の基調講演で問題を共有し、次に分科会で問題を掘り下げるというものだが、今回はそれとは違った方法を試してみた。まず、問題提起は10分間程度の寸劇によって強烈なインパクトを参加者に与え、それから直ちにワークショップに入るというものだ。従来のフォーラムとは違って、より積極的な参加が求められるスタイルだ。
午後5時過ぎから、2階のホール内で懇親会を開催した。35名程度の参加で、午後8時ころ散会した。その後、荒さん、斎藤さん、渡辺さんと4人でJR札幌駅構内の「ごまそば一番」で軽く二次会を行って、8時45分ころ散会となった。
帰宅後、収支が気になったので早速確認したところ、7万円程度の黒字が見込まれることが分かったのでホッと一安心した。