日記:2005年11月
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11月30日(水)

 昨日の朝は発達した低気圧のため道内各地で大荒れの天候だったが、今朝は一転して日差しの明るい穏やかな朝となった。
 この春から重点的に取り組んできた仕事がようやく総仕上げの時期に入ったのだが、ついに全体を一定の型にはめ込むことができて、後はできるだけきめ細かくフォローすれば良い状態になったので、気持ちがかなり楽になった。考え得る限りベストの展開であり、これまで担当してきた仕事の中でも出色の出来映えとなりそうだ。
 午後4時から、課内打合せを行う。重点的に取り組んできた仕事に目処が付いたところなので、気楽に参加することができた。
 今日はノー残業デーなので定時退庁し、Kさんと二人で「天壇」一杯やる。午後7時過ぎに散会し、酔い覚ましに「みんたる」でチモールコーヒーをいただいてから帰路に着いた。


11月29日(火)

 台風並みの低気圧が接近しており、今日・明日は天候が大荒れの予報である。出勤途中、傘が曲がるような強い風が吹き、JR野幌駅のホームにも横なぐりの雨が吹き込んで、屋根付きのホームにもかかわらず足下が雨に濡れるような状態だった。それでも、昼過ぎには雨が上がって青空が広がった。
 朝から、NPO法がらみの面倒な質問に取り組む。NPO法については、以前勉強したことがあるので問題を整理する上で大いに役立ち、昼前には関係者の見解を取りまとめて問題を解決することができた。
 一日中、問題解決のために調整を続けたので精神的な疲労が甚だしく。定時退庁して休養に努めた。



11月28日(月)  フェアトレードトーク@みんたる

 週末は、土日ともに仕事がらみで時間が潰れたので、ここのところずっと休み無く仕事をしているような気がする。会議の出席や何やらで時間を拘束され、マイペースでやれなくなるのは辛いことだ。特に、あまり出たくもない会議に立場上出席し、興味の湧かない話を聞きながら眠気をこらえるのは苦痛以外の何者でもない。分刻みのスケジュールで行動するような立場の人は、そうした生活を心から楽しんでいるのだろうか?
 午後7時から、「みんたる」で開催されたフェアトレードトークに出席する。講師の越田清和さん(自由学校「遊」理事)は、2002年に独立した東ティモールの農民を支援するために“公正な価格”でコーヒー豆を買うフェアトレードに関わってきた方だ。20名くらい集まって、フェアトレードや東ティモールのお話をうかがった。長野県ほどの広さの山勝ちな国土に70万人の人口、コーヒー豆の生産が基幹産業という状態では、経済的な離陸は極めて厳しいと言わざるを得ない。午後9時ころ店を出たが、中国やインドが目覚ましい発展を始める一方で、資源に恵まれない小国は必然的に取り残されざるを得ないことを思って、暗澹たる気持ちになった。


11月27日(日)  「自立ホーム24」施設見学会

 昨日の公開セミナーが無事に終わり、今日はせいぜい休んで疲労回復に努めようと思う。
 午後1時半過ぎに札幌へ向かい、二十四軒4条6丁目に本日オープンした身体障害者福祉ホーム「自立ホーム24」のの新施設見学会に顔を出す。職場に案内が来て、顔つなぎの意味もあっての出席だから半ば仕事なのだが、個人的にもどのような施設なのか興味があった。住宅街の一角にあるので場所が分かりずらいが、3階建ての建物には居室が10室もあり、24時間ケアが受けられる体制になっている。居室利用料金は、月額3〜4万円でケア付きにしては安いと思うが、月額8万円余りの障害者基礎年金だけではここでの生活はタイトだろうと思う。
 午後3時20分ころ「自立ホーム24」を出て、地下鉄二十四軒駅の近くにある洋菓子店「パールモンドール」の喫茶室でケーキセット(650円)をいただく。ケーキは一見ありふれた苺ショートケーキを選んだが、絶妙の香りとふんわりとした舌触りで、この上なく美味しいケーキだった。店を出たのは午後4時だが、そのころにはすっかり夕闇が迫っていた。次第に暗くなる中をJR札幌駅まで歩き、午後5時40分JR札幌駅発の電車で帰路に着いた。


11月26日(土)  第6回北海道福祉のまちづくり公開セミナー

 午後1時から5時まで、エルプラザ4階の大研修室で開催された「第6回北海道福祉のまちづくり公開セミナー」に出席する。セミナーの冒頭、「北海道福祉のまちづくりの現状と道民との協働」というテーマで基調講演を行った。私の持ち時間は午後2時で終わり、その後は、午後5時まで札幌の町内会やFM放送、老人クラブの活動などについて報告を聞いていた。
 終了後、午後5時半過ぎから「うずらや 札幌駅北口店」(北7西4地産トーカンビル地下1階)で開催された打ち上げに参加する。午後8時半過ぎに店を出て、8時46分にJR札幌駅発の電車で帰路に着いた。



11月25日(金)  公開セミナーのしゃべり原稿作成

 午前中から昼過ぎにかけて、市町村からの問い合わせに答えたり、来週の打合せ資料を作ったりしていた。
 夕方から、明日の公開セミナーのしゃべり原稿の仕上げに取りかかった。基調講演とは言え、45分間という短い時間で起承転結を上手くまとめることはなかなか難しい。神原先生流に言えば、最低70分間は必要なところである。それでも、一心不乱に原稿を書いて、ようやくプリントアウトしたころには、午後8時を過ぎていた。


11月24日(木)  Ario(アリオ)札幌

 今日も、各方面からの照会をこなす合間を縫って、26日(土)の公開セミナーのしゃべり原稿を作成する。大まかな流れは、昨日シンポジウムの最中に考えたのだが、実際にしゃべり原稿を作成するとなると、言葉を選ばなければならない部分もあり、原稿を書き上げて事務局にメール送信したのは午後3時過ぎだった。さらに推敲し、一部を訂正して再度メール送信したときには午後6時半を回っていた。
 午後7時過ぎに職場を出て帰路に着いたが、昨日、JR苗穂駅近くにオープンした大型ショッピングセンターArio(アリオ)札幌が見たくなり、JR苗穂駅で途中下車した。新聞記事ではJR苗穂駅から徒歩10分となっていたのだが、JR苗穂駅の北側は道が複雑なため方向が分からなくなり、結局、JR札幌駅に引き返してそこからシャトルバスに乗ってようやくたどり着くことができた。最近では大型ショッピングセンター見慣れたためか、それ程驚きはなく、むしろイオンのショッピングセンターの方が馴染みやすいと感じた。場所も中途半端なので、これから頻繁に足を運ぶこともないだろう。


11月23日(水)  シンポジウム出席

 午後3時から6時まで、JR大麻駅前の「えぽあホール」で開催された「安心で住みやすい元気なまちづくりシンポジウム」に出席する。出席者は80名程度だったが、「えぽあホール」は収容人数が453人なので会場はガラガラだった。たまたまホールが開いていたからそこに決めたのかも知れないが、会場を選ぶ際は、参加見込み人数に合わせるべきだろう。テーマが細かく決まっているので、自由な意見交換の場というよりは事例発表会といった感じで、途中ずいぶん居眠りしてしまった。
 それでも、退屈紛れに26日(土)の基調講演のしゃべり原稿を考えているうちに、話しの流れを一通り書き上げることができたので、会場を出るときは気持ちが軽くなっていた。


11月22日(火)  公開セミナーの配布資料作成

今日は、26日の公開セミナーにおける配布資料の作成を行った。当日の参加者に、聴覚障害の方がいて、要約筆記で対応するため、できるだけ早く配布資料がほしいのだという。そこで、今日はそれを最優先にして資料の原稿を整理した。他の用事がどんどん入ってくるので、それをこなしているうちに午後3時過ぎになってしまった。
 その後ようやく資料の原稿作成に取りかかり、午後5時過ぎになってようやく仕上げて公開セミナーの事務局にメール送信することができた。


11月21日(月)  Hさんと飲む

 朝一番で、某団体からの要望事項に対する回答を片付け、順調に一日のスタートを切った。週明け早々、午前中はその処理で忙殺されることを心配していたので、予想外に簡単に片づいたので時間を得したような気持ちになった。
 帰宅途中、同じ職場のHさんに飲みに誘われたので、一緒に「つぼ八」(北4西4)で一杯やる。ビール2杯と、焼酎のボトルを半分空けてけっこう飲んだのだが、つまみをほとんど取らなかったので二人で2,050円で収まった。散会したのは、午後7時過ぎだっただろうか?何時ころの電車に乗ったのか、記憶も曖昧なまま帰路に着いた。


11月20日(日)  マンションギャラリー

 昨日一日降り続いた雪が今日はすっかりやんで、朝から青空が広がった。閉じこもって過ごすには惜しい一日だったので、昼過ぎに電車で札幌に出かけた。
 大丸札幌店の地下1階で、札幌グランドホテルの「お節」を注文する。今年も、後1ヶ月余りで終わりなのだ。
 午後5時過ぎに、大和ハウスのマンションギャラリー(北5西1)に足を運び、JR札幌駅北口の8.3スクエア(北8条西3丁目)に建設中のマンション「Dグラフォート・札幌ステーションフロント」に関する説明を受ける。このマンションはJR札幌駅直結という最高のロケーションであり、平成14年に建設計画を聞いてからずっと分譲開始を持っていた物件だ。現在は第二期の分譲中で、年明けに第三期の分譲があってそれが最終の分譲になるそうだ。40階建ての高層ビルで、4階以上がマンションになるのだが4階から10階までは地権者の保留分になっている。私は、5階から地上を見ても気分が悪くなるくらいの高所恐怖症なので、できるだけ低層階に住みたいと思っている。5階については全く分譲されないそうなので、年明けの第三期分譲の際には4階か6階の部屋を検討しようかと思う。


11月19日(土)

 朝から雪が降って、寒い一日だった。外を快適に歩ける天候ではなく、日が暮れてから近所の喫茶店「岳(がく)」に出かけた以外は、閉じこもって過ごした一日だった。
 11月26日(土)午後1時から、エルプラザ4階の大研修室で開催される「第6回北海道福祉のまちづくり公開セミナー」において、「北海道福祉のまちづくりの現状と道民との協働」というテーマで基調講演を行うことになった。22日(火)までに当日の資料を送ってほしいとのことなので、今日と明日の二日間で話しの流れを考えることにする。基調講演といっても、持ち時間は45分間という短いものだが、経済ネタと違ってあまり精通していない分野なので、どのような話しをすれば聞く人にとって少しでも役に立つ可能性があるのか、今ひとつピンとこない。そのため、話しの流れを紙に書いて整理しようと思ってもなかなか筆が進まない。結局、今日は一日中、考えがまとまらずもやもやした気持ちで過ごした。


11月18日(金)

 11月26日(土)午後1時から、エルプラザ4階の大研修室で開催される「第6回北海道福祉のまちづくり公開セミナー」において、「北海道福祉のまちづくりの現状と道民との協働」というテーマで基調講演を行うことになった。22日(火)までに当日の資料を送ってほしいとのことなので、21日(月)中にはどのような内容で話しをするか固めなければならない。基調講演といっても、持ち時間は45分間という短いものだが、経済ネタと違ってあまり精通していない分野なので、どのような話しをすれば聞く人にとって少しでも役に立つ可能性があるのか、今ひとつピンとこないのでシナリオを考えてもなかなか筆が進まない。
 帰宅途中「みんたる」に立ち寄ると、有機農業研究グループのメンバーが6名でイベントの打ち上げをやっていた。中心になっていたのは、追分町在住のSさんだ。今から10年前、Sさんが追分町で有機農業を始めて間もないころ、追分町向陽の廃校を利用した研修施設に泊まって植樹をした。そのとき、Sさんの農園を訪ね狭いケージに閉じ込めず平飼いの鶏小屋や、不起耕の水田での米作りなど有機農業の実践を目の当たりにした。そのSさんも、今では町議会議員にも選ばれすっかり地域にも溶け込んでいるようだ。こうした、ユニークな人材が各地から集まって来ることによって、「みんたる」は人材のプラットホームとしての役割を果たすことになるのではないだろうか。


11月17日(木)  公開セミナー

 今朝はこの冬一番の冷え込みで、底冷えのする寒さとなった。札幌のスキー場がオープンしたとの記事が朝刊に載っていることからも、日増しに雪の季節が近づいていることを実感させられる。
 午後6時半から、エルプラザ4階の研修室で開催された公開セミナー「福祉住環境コーディネーター」に出席する。最近になって気が付いたことだが、生活環境の向上を図るための手段として住宅を改修の役割は大きく、それに関連した知識を広めるため様々なセミナーが開かれている。今夜のセミナーは、「北海道福祉住環境を研究する会」の主催で、10月17日(月)に札幌市内にオープンしたばかりの「住まいのプラットフォーム」について盛んに宣伝していた。行政と市民の協働を目指す試みだが、類似のものは既にあるので、これが上手く行くかどうかはリーダーのセンスによるところが大きいだろうと思う。


11月16日(水)  北海道型福祉研究会

 今日は、朝から雪が降っていた。今年に入って初めての本格的な降雪だったが、冷え込みが厳しくなかったので半分雨交じりで、なかなか本格的な冬の訪れを実感することができない。
 今月に入ってからメインで取り組んできた仕事の方が、今日で一段落着いたので、少し肩の荷を降ろした気分である。先週の半ばくらいから風邪気味で昨日まではマスクが手放せなかったのだが、今日はそれも必要なくなった。
 午後6時から、北海道型福祉研究会の例会に出席する。今回の内容は、次のとおり。
 @テーマ:「べてるの家」の一考察  報告 菊地潤子氏
 Aテーマ:「住まいとバリアフリー」 講演 新海直美氏
                     (福祉住環境コーディネーター)
 新海さんは、建築士、福祉住環境コーディネーター、福祉用具専門相談員、ホームヘルパーの資格を持っており、これから総合的に障害者や高齢者の生活支援を語り得る人材として大いに期待が持てる。午後8時に研究会が終わってから、「高田屋 北4条店」で開催された懇親会に参加する。午後10時過ぎに散会し、少し酔いを醒ましてから帰路に着いた。


11月15日(火)

 今日は朝の気温がマイナスとなり、窓の外を眺めると地面はうっすらと雪で覆われていた。それでも底冷えする寒さではなく、出勤時には日が昇り地面の雪も溶けていた。
 今日は、昼食抜きで仕事をした。上司が昼から休むことになったため、急遽決裁文書を仕上げる必要が生じたのである。昼休みが終わって間もなく書類が仕上がり、その後は特に問題もなく決裁が降りたので、それを14カ所の出先機関にメールで送信して今後の対応を依頼した。
 先週の9日(水)から風邪気味だったのだが、今日になってようやく体調が回復してきたので久しぶりに一杯やりたくなった。そこで帰宅途中、同僚のKさんと「蝦天(えびてん)」で一杯やった。ここは、店名から分かるように天ぷらがメニューの中心だが、それ以外のもののなかなか美味しい。特に、イカを焼いて甘辛いタレをかけたものは絶品だった。居酒屋チェーンが全盛の時代だが、昔ながらの店にも生き残ってほしいものだ。


11月14日(月)

 昨日、一昨日とフル稼働で過ごしたため風邪はかえって悪化し頭が痛む。しかし、金曜日に休んだため仕事が溜まっていることが気になったので、気力を奮い起こして出勤した。
 案の定、机の上は処理を要する書類で埋まっていたので、午前中は片っ端からそれらのの書類を片付ける。
 昼過ぎからは、市町村に対して行うアンケート調査の原稿を作成し、明日には関係市町村に配布する準備をする。
 仕事は溜まる一方だが、体力が続かないので午後5時半過ぎには職場を出て帰路に着く。途中「みんたる」に立ち寄る。政治や行政の世界にどっぷり漬かっていると、何となく気持ちの余裕を失う傾向があるように思う。フェアトレード雑貨&レストラン「みんたる」は、それとは違った価値観を持った客が多いので、私にとっては精神のバランスを取る上で重要な場所となっている。仕事が終わった後、「みんたる」に足が向く日が増えているのは、それだけ仕事一辺倒の価値観に内心では嫌気がさしているからに違いない。


11月13日(日)  中島興世さんが恵庭市長に当選

 午後1時から、札幌エルプラザ3階のホールで開催された連続シンポジウムに出席する。今回のテーマは「北海道社会への改めての期待−都市と農村それぞれの協働の創造−」で、早稲田大学教育学部の宮口としみち教授がゲスト講師だった。
 午後5時半から海鮮料理「海(かい)」(北7西3)で開催された飲み会に出席し、午後7時半過ぎまで歓談する。
 その後一旦帰宅し、一風呂浴びてサッパリしてから午後9時40分ころ自宅を出て、恵庭市に向かって車を走らせる。今日は、恵庭市長選挙の投票日であり、10年来の知己である中島興世さんが出馬して現職と争った。JR恵み野駅前の「つぼ八」の隣にある中島興世さんの選挙事務所には、午後10時20分ころ到着する。既に開票が始まっており、事務所に集まったスタッフや応援者たちも固唾を飲んで情勢を見守る中、10時40分過ぎにテレビの開票速報で当選確実のニュースが流れ、事務所の中は歓声の渦に包まれた。マイクを向けられた中島さんが、「政策を訴えて、訴えて勝ったんだ!」と拳を突き上げながら話したときは、本当に中島さんらしい勝利宣言だと思って胸が熱くなった。首長が変わったことでどれだけ恵庭市が先進自治体に変わって行くのか、今後の展開に大いに期待したい。


11月12日(土)  北海道自治体学会運営委員会

 午後1時から、北海学園大学6号棟の6階にある図書資料室で開催された北海道自治体学会の運営委員会に出席する。これまでの運営委員会は、大先生たちの意見を拝聴する場という感じで、特にM先生は途中で顔を出してそれまでの議論を無視して一方的にしゃべりまくり、話しを途中でさえぎると激怒するといった具合で、自由闊達な意見交換など望むべくもなかったのだが、今回は大先生たちの臨席もなく、伸び伸びと意見交換をすることができた。
 午後3時半ころ運営委員会が終了し、Iさん、Oさん、Hさん、Tさん、Wさん、Yさん、もう一人のYさんと私の8人で「つぼ八 北2条店」で飲み会を行う。ここでも、それぞれの立場から違った観点での意見を聞くことができてなかなか面白かった。話しはいつまでも尽きない感じだったが、私の方は明日もフル活動なので午後8時20分ころ一足先に店を出て帰路に着いた。


11月11日(金)

 朝から雨が降って、寒い一日だった。
 ここのところ日増しに寒さが募っていることに加えて、いささか無茶な生活をしているためか今日は風邪でダウンしてしまった。寒気がして頭が重苦しい感じなので、朝から職場を休み体を休めて過ごした。
 それでも夕方になって少し気分が良くなったので、近所の床屋に足を運び散髪した。ここしばらく床屋に行っていなかったので、散髪を受けると少し頭が軽くなった感じがあり、気分がサッパリした。


11月10日(木)  DO!21例会

 今日は、「中村屋旅館」(北3西7)で北海道型福祉研究会の昼食会に参加し、「北海道型福祉を考えるセミナー」の企画を固める。来年2月4日(土)午後1時から3時まで、かでる2.7の1030研修室で開催し、有識者による鼎談と分科会という形で開催することになった。浅井学園大学のY教授に出演をお願いすることになったので、早速連絡を取ることにする。
 午後1時から、アスティ45の4階にあるアスティ・ホールで開催された福祉輸送に関する説明会に出席し、その後夕方まで北見市にある日本赤十字北海道看護大学の中原教授の講演を聞いた。工学の博士号を持ち情報科学の講座を担当しているというプロフィールからは想像できないのだが、福祉輸送に関する詳細な分析はなかなか面白かった。
 午後6時半から、かでる2.7で開催された「DO!21」の例会に出席する。今日の講師は、高知県北海道観光事務所の川竹さんで、安芸市の助役に就任するため間もなく地元に帰るということで、今夜は送別を兼ねての飲み会だった。35歳と比較的若い方だが、東京で大学生活(文化人類学専攻)→朝日新聞高松支局で記者生活(上司と衝突して退職)→三重県津市の商工会議所勤務→津市議に当選(25歳)→高知県橋本知事の特別秘書(YOSAKOIソーラン祭りがきっかけ)→高知県北海道観光事務所(公募で今年4月1日から)→高知県安芸市助役とめまぐるしく立場が変わっている。
 8時半から、いつものとおり「はねもん屋 北4条店」で飲み会となった。川竹さんは、35歳という年齢から想像されるよりもずっと懐が深い感じの方で、今夜初めて会ったのだが、間もなく高知に帰ってしまわれることが惜しい気持ちにさせられた。


11月9日(水)  セダン型特区申請に係るテレビ会議

 朝目を覚ますと、かなり冷え込んでいたが晴天であり雪は降っていなかった。通勤途中、JR札幌駅前を通るとき雪が降り始めた。初雪だったが、冷え込みがそれ程厳しくないため雨交じりの雪で、地面に降り積もることもない程度のものだった。
 午前中はセダン型特区申請に関するしゃべり原稿の作成に追われる。テレビ会議は話しだけだと単調になるので、テロップを作ったりしているうちに午前中は瞬く間に過ぎてしまった。
 午後1時過ぎにテレビ会議の準備を始め、1時半から本番がスタートする。不慣れな方法での会議で緊張したが、始めてみると案外何とかなるもので、テレビカメラに向かってしゃべっているうちに1時間がアッと言う間に経過し、特に混乱することもなく会議を終えることができた。
 今日は飲み会があったのだが、今朝方から風邪気味で喉がいがらいような状態なので、飲み会は避けて早々に帰路に着いた。


11月8日(火)

 いつもの年だと10月下旬から冷え込みがきつくなって身を切るような寒い日が訪れ、11月になればその寒さが定着して底冷えする日が続き、厳しい冬の始まりを予感させるものだが、今年はまだ晩秋にもならない感じの暖かい日が続いている。身を切るような寒さも、底冷えも体験していないからこれから冬に向かって行くことが実感できない。
 ところが天気予報によれば、道内では今日の深夜から明日の早朝にかけて大陸から寒気が入り込み、札幌など日本海側を中心に平地でも雪が降る見込みとのことである。これから来年の3月までは、足下に気をつけながら歩く季節がやって来るのだ。
 今日も朝から晩まで、明日の午後開催するテレビ会議の準備に追われた一日だった。今回の会議は、出先機関にお願いして作業する部分が多いのだが、直接自分で作業しない分きめ細かく指示することが必要になる。決して任せっぱなしにできるわけではないので、かえって忙しくなるのだ。それでも、夕方までには一通りの作業を終えて、明日の会議に向けてしゃべり原稿を書くため早めに職場を出て帰路に着いた。


11月7日(月)

 昨日は風雨の中を歩いて疲れが溜まっていたため、ぐっすり眠ることができた。おかげで、朝はスッキリと目が覚めた。
 7時20分ころ外に出ると風雨が強く、昨日の朝もこのような風雨の中を歩いていたことを思い出しながら通勤も途に立つ。JR札幌駅に着いたころには雨は上がっていたが、昼過ぎまで強い風が吹いていた。
 お昼休みにJR札幌駅近辺で宴会コースをやっている店を調べると、最近開店した海鮮料理の「海(かい)」という店が今月末まで2時間飲み放題コースを2,800円(税込み)でやっていることが分かったので、早速予約した。比較的便利な場所にある店なので、今後も利用する機会があるかも知れない。
 帰宅途中「みんたる」に立ち寄り、1周年のお祝いを述べる。喫茶店を始めることはできても、経営的に軌道に乗せるのは簡単なことではないので、「みんたる」が何とか1年間続いてきたことにエールを送りたい気持ちになる。


11月6日(日)  高松・小豆島の旅(2日目)

 昨日は良く晴れて、本道ならば初秋のような天気だったが、今日は朝から雨が降っていた。7時半にホテルを出て、タクシーでフェリーターミナルへ。そこから7時50分発の高速艇で小豆島の草壁港へ向かう。海が荒れていたため高速艇は大揺れで、定刻より15分遅れで8時45分ころ草壁港に到着したころには、船酔いの一歩手間になっていた。
 小豆島では、小説「二十四の瞳」ゆかりの地を訪ねることが目的だった。作者の壺井栄は、小豆島出身で「二十四の瞳」の舞台も島の東南端にある岬の分教場である。あいにくの雨だったが、入院した大石先生に無性に合いたくなった12人の子どもたちが、湾の向こうに見える一本松のそばにあるという先生の家まで歩いて行こうとして途中で歩けなくなったその道を、実際に歩いて見た。9時45分に「岬の分教場、映画村まで5km」の看板が立っている古江の集落をスタートし、湾に沿って続く細い道をひたすら歩いて、「岬の分教場跡」に着いたのは10時40分過ぎ。そこからさらに5分余り歩いて、「二十四の瞳映画村」に到着したのは12時過ぎだった。大石先生が岬の分教場に赴任したのは、昭和3年の春。映画村の中にはその頃を再現した店舗が並び、土産物も売っている。私はそこで、オリーブの実の新漬けを購入し食堂に入って島名物の「オリーブそうめん」をいただいた。
 12時5分に映画村発のバスで草壁港に引き返し、12時50分草壁港発の高速艇で高松港へ向かう。その後の足取りは次のとおりである。
 午後1時45分 高松港到着
   2時13分 JR高松駅前発の空港連絡バスで高松空港へ
   2時55分 高松空港に到着
   3時30分 高松空港発のJAL1408便で羽田空港へ
   4時40分 羽田空港に到着
   5時30分 羽田空港発のJAL1033便で千歳空港へ
   7時20分 千歳空港に到着
   7時34分 快速エアポートで札幌へ
   8時10分 JR札幌駅に到着

 JR札幌駅に着いたその足で「みんたる」へ向かい8時半ころ到着すると、店内は開店1周年記念の宴会で盛り上がっていた。小豆島で仕入れた酒のつまみを差し入れて、9時5分にJR札幌駅発の電車で帰路に着いた。


11月5日(土)  高松・小豆島の旅(1日目)

 時々は気が向いたときにブラリと旅行したいと思っている。今回はそうしたブラリ旅で、週末の休みを利用して高松・小豆島を見て歩くことにした。
 朝7時43分にJR野幌駅を出発する電車で新千歳空港に向かい、9時30分千歳空港発のANA54便に乗って11時5分に羽田空港到着。12時40分羽田空港発のANA635便に乗り換えて午後2時に高松空港到着。そこから空港連絡バスに乗って、目的地である高松市内には2時半過ぎに到着した。
 まず足を運んだのは、「栗林(りつりん)公園」である。ここは、高松藩の藩主が造った庭園で、今は県立公園になっている。庭園内には茶店や伝統工芸の展示施設もあり、時間があればゆっくり過ごしたい場所だ。そこからJR高松駅方面に向かい、3時半ころ玉藻公園に入園する。ここは、高松城の城跡で、堀の水はすべて海水であるという。小高いところにある旧天守閣からは、市内や瀬戸内海の眺望が素晴らしい。
 4時ころ、琴電に乗って屋島に向かう。屋島では、ケーブルカーに乗るつもりだったが、今年8月一杯で廃止になったとのことで、山上にはタクシーを使うか1時間ほど歩いて上がるしかないらしい。そこで、ガイドブックに載っていた「わら家」で名物の讃岐うどんをいただいた。広い店内は観光客で一杯だったが、注文した「生じょうゆうどん」はすぐに出てきた。味の方は、確かに美味しいことは美味しいが期待したほどのものではない。ここ数年の讃岐うどんブームで、そこそこの味の讃岐うどんが札幌でも食べることができるようになったせいもあるだろう。
 5時ころ市内に引き返し、繁華街らしい瓦町(かわらまち)近くの飲食店街の一角にある「讃岐家」で、これもガイドブックでお薦めと書いてあった「なめこおろしうどん」をいただく。こちらは、少し塩辛いように感じたが、余韻の残る味で、しばらく経つともう一度食べたいと記憶に上るだろうと思える味である。
 讃岐家を出たころには、夕闇が迫っていたので、アーケード街を歩いてホテルに向かう。途中、自家焙煎の店「ながい珈琲店」のたたずまいが、いかにも美味しい珈琲と落ち着いた雰囲気を醸し出していたので、店に入ってブレンドコーヒー(400円)をいただく。間もなく運ばれてきたコーヒーの味は期待に違わず美味しく、店の中も落ち着いた空間になっていた。もし私が高松の住人だったら、きっと常連客になるだろう。
 オークラホテル高松には午後6時過ぎにチェックインしたが、その頃には日がすっかり暮れていた。


11月4日(金)  比較地方自治研究会

 午前中は11月9日(水)のテレビ会議の資料を作成し、午後からはN町の担当者が訪ねてきて打合せをしたりしているうちに一日が過ぎてしまった。テレビ会議が終われば一息つけそうなので、それまでは全力投球である。
 午後8時から、ホテルポールスター(北4西6)4階のライラックの間で開催された、比較地方自治研究会に途中参加する。今回の講師は、小樽商科大学の相内教授で、スコットランドの分権について報告していただき、それに対して参加者と質疑応答するという内容だった。研究会とはいっても最初からお酒を飲みながらの集まりで、たまにはこうした気軽な集まりも良いなと思った。


11月3日(木)  文化の日

 せっかくの祝日だがあいにく天気が悪く、雨が降ったり止んだりの一日だった。ただし、この時期としては暖かく、底冷えする感じは一切ない。
 午後2時40分から、蠍座で「オープン・ウオーター」、4時20分から「大いなる休暇」を見る。いつもは二本続けて見ることは避けているのだが、今回は二本とも7日(月)までの上映であり、土日は高松・小豆島旅行で蠍座に足を運ぶ時間がないため、今回はあえて二本続けて見た。
 「オープン・ウオーター」は、スキューバダイビング中の事故で鮫が泳ぐ海に取り残された恋人二人の運命を描いた作品である。実話をベースにしているとのことで、確かに怖いことは怖いが一過性のホラー作品という気がする。
 一方、「大いなる休暇」は、漁業の衰退により島民のほとんどが生活保護で暮らすカナダの小島を舞台とした物語で、企業誘致のためには島に医者がいることが条件なのだが、その島は15年間も医者がいない。そこで一週間の約束で島にきた若い医者を島に引き留めるため、島民総出で一芝居打つ。深刻な状況をコミカルなタッチで描いた素晴らしい作品で、この作品は見ておいて本当に良かったと思う。


11月2日(水)

 今日も仕事に追われた一日で、午前中は各市町村の取組状況を取りまとめて今後のフォローについて方策を考えた。それを基に午後から打合せを行い、4月からずっと取り組んできた仕事がようやく一定の成果として形になる日が近いことを確信することができた。
 とはいえ、出先機関の職員を通して仕事をするためにはきめ細かく指示をする必要があるので任せ放しにするわけにはいかない。結局一日中、必死になって仕事を片付けた感じである。
 それでも、仕事の方が大体目処が付いたので、明日の休みを利用して資料を整理したりすることにして、午後6時には職場を出て帰路に着いた。


11月1日(火)  テレビ会議の準備

 午前中は、各市町村の取組状況を確認する。進捗状況としては、全体の3分の2程度であるがやはりあともう一歩の部分が残っている。
 昼過ぎになってようやく、11月9日(水)に開催するテレビ会議の準備に取りかかることができた。テレビ会議システムは、かなりコンピュータ制御されており、ある程度電子機器の操作に慣れた人ならマニュアルを見ながら一通りシュミレーションできる状態になっている。ビジネス用の技術は、確実に進歩している。
 夕方になって、某自治体から地方自治法に関連する質問があり、調べたところ結構鋭い点を突いていたので感心してしまった。もっとも感心してばかりはいられないので、苦労して回答を考え、午後5時半過ぎになってようやく納得の行く回答を作り上げることができた。
 一日中集中して仕事をしたので甚だ疲れたが、少しだけ残業となり午後7時ころ職場を出て帰路に着いた。