日記:2005年12月
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12月31日(土)  大晦日

 今日も良く晴れて、寒い一日となった。
 大晦日と言っても、特別なこともなく、インターネットを使ってデータ通信の契約更改をしたり、ウイルスバスターのバージョンアップを行ったりしているうちにどんどん時間が経ち、気が付くと年が明けていたという感じだ。
 ここ数年、大晦日には年が明けてから「朝まで生テレビ」を見て過ごすのだが、今年は特にじっくりと見た。今年は、小泉改革の評価を中心に格差社会、東アジア外交などについて話し合われたが、最近わが国では所得格差が広がっており、OECD諸国の中ではメキシコ、米国、アイルランドなどに続いて5番目に所得格差が大きくなっているそうだ。有効な解決策が見出せないままに突きつけられる深刻な問題に、暗澹たる気持ちで議論を聞いているうちに、番組が終わる午前6時近くまで「朝まで生テレビ」を見ながら過ごしてしまった。


12月30日(金)  大掃除

 今日も天気は良かったが、冷え込みは昨日ほど厳しくなく、穏やかな一日となった。
 午後3時ころ「みんたる」に足を運び、大掃除を手伝う。私のほかにも3名が手伝いにきており、店主を含めて5人で大掃除を行った。私は、店の内外のガラスを拭き、ついでに店の前の除雪を行った。今月の初めは「年内は雪が積もらないのではないか。」と思われる程だったのに、いつの間にか厳冬となり、店の前に積み上げた雪山もこのままではその上に雪を積み上げるのは難しい状態になりそうだ。
 午後5時半くらいから小休止して、コーヒーをいただいてから帰路に着いた。店主は、明日和歌山に帰省し、年明けの開店は1月10日(火)を予定しているそうだ。年末年始も休まずに商売を続ける店がどんどん増えている中で、このようにゆっくり休む店があっても良いとは思うのだが、月の売り上げを考えると果たして大丈夫なのだろうか?


12月29日(木)  皇帝ペンギン

 朝から良く晴れて、厳しく冷え込んだ一日だった。
今日から年末年始の休みなので、昼過ぎに札幌に出て12時20分から蠍座で「皇帝ペンギン」を見る。皇帝ペンギンの一年間を、子育てを中心に描いたドキュメンタリー作品である。年間の平均気温がマイナス40度の南極で、厳しい寒さに耐えながら子育てをする皇帝ペンギンの姿は、神秘的な感じがする。
 その後、三省堂で生活保護に関する本を読む。ホームレスの自立支援を行うNPOの関係者が書いた本が具体的で分かりやすかったので一通り目を通したが、生活保護というものは簡単には受けにくい制度になっているようだ。簡単に利用できる制度なら、それを悪用して不正に受給しようとする人が出てくるだろうし、その一方で本当に生活保護の必要な人を除外することになりかねない。生活保護については、制度の運用が極めて難しいことを痛感させられた。


12月28日(水)  仕事納め〜飲み会

 朝から雪が降り、昼前にはかなり激しい降りとなった。風がほとんどないのが幸いだったが、もし風が強ければ猛吹雪となっていただろう。
 今日は仕事納めで、明日から年明けの3日(火)まで年末年始の休みに入る。間に土日をはさんでいるため6日間と比較的短い休みだが、途中で年が改まるので普通の休日よりは重要な意味があるように感じる。
 午後2時から部屋の掃除があり、その後は挨拶などがあってアッと言う間に終業時間となった。午後6時から、「文福茶屋(ぶんぶくちゃや)」(北5西6道通ビル地下1階)で開催された職場の飲み会に出席する。会費は4千円とまあまあだったが、牡蠣がタップリ出たので満足だった。特に、焼き牡蠣はこれまで食べた中で最高に美味しかった。


12月27日(火)  日本総人口1億2776万人 人口減少局面に

 明後日から年末年始の休みに入るため、今抱えている仕事に一区切り付けるためエネルギーを集中した。その甲斐あって仕事の整理が進み、これまで机の周りに積み上げていた資料の山を大幅に減らすことができた。
 今日は、2005年国勢調査(速報値)の公表があった。それによれば、わが国の人口は従来の予測よりも2年早く、すでに日本全体の人口が減少に転じていることが改めてハッキリした。旧産炭地の人口減少も深刻で、歌志内市(5,221人)が5年間で12.11%減少し、全国一の減少率となったほか全国2位が夕張市、3位が三笠市と上位を独占し、人口減少の激しさを示す結果となった。

 北海道新聞夕刊の記事は次のとおり

日本総人口1億2776万人 人口減少局面に
 竹中平蔵総務相は27日午前の閣議で、2005年国勢調査の速報値を報告した。10月1日現在の総人口は1億2776万人で、00年の前回調査に比べ83万人増えたが、増加率は0・7%と前回の1・1%を下回り、戦後最低を更新。速報値を基に補正した推計人口では、04年10月から2万人の減少となった。22日の厚生労働省発表の人口動態統計に続き、外国人も含む総人口を調べた国勢調査でも減少傾向が判明し、人口減少社会の到来をあらためて裏付けた。

 午後4時45分ころ、知事が各課をまわって挨拶ということでやってきた。入口のところで、一言二言型通りの挨拶をしただけでまた次の課に行くといった程度のものだが、これを今日と明日に分けて行うという。他にやることがないのだろうか?


12月26日(月)

 年内の仕事は今日を含めて3日間で終わる。今日も朝から舞い込んで来る仕事を片っ端から片付けているうちに一日が終わった感じだ。
 お昼休みに、北海道自治体学会のスペース使用料を支払うため北海道NPOサポートセンターに顔を出す。ついでに、現在担当している仕事の関係で情報提供を頼まれた。仕事の上でつながりが強すぎると、関連団体との付き合い方も微妙にならざるを得ないが、全くつながりがないと仕事を通じての付き合いも生まれない。適度な情報提供のネタがあるとちょうど良いのだが、なかなかそう上手くは行かない。
 帰宅途中、大丸6階の紳士用品コーナーで手袋を購入する。明日からは、さっそくこの手袋を愛用しようと思う。



12月25日(日)  「ヒトラー最後の12日間」

 午後1時から、蠍座で「ヒトラー最後の12日間」を見る。舞台は、敗戦間近なヒトラー陣営。絶望と狂気が支配する中で、惨劇が繰り広げられる。おごり高ぶった独裁者とその取り巻きの末路を2時間半余りの長編で描いており、さすがに見応えがあった。
 帰宅途中、「ケンタッキー・フライドチキン野幌店」でクリスマス・チキンセットを購入した。ずっと昔、初めてケンタッキーフライドチキンを食べたときには、本当に美味しいと思ったものだが、最近は口が肥えたのかそれほど美味しいと思えない。クリスマス・チキンも期待したほどではなく、少しがっかりしてしまった。
 本日開催された競馬の有馬記念では、無敗の三冠馬となり大本命だった「ディープインパクト」が2着となり優勝を逃すという波乱があった。注目されていた全日本フィギュア選手権の女子では、優勝が村主、以下浅田、荒川、恩田、中野、安藤という順となった。その後発表されたトリノ五輪派遣選手は、村主、荒川、安藤の3人に決まった。


12月24日(土)  クリススマス・パーティー

 三連休の真ん中ということで気が緩むのか、眠くて仕方がない。昼過ぎまでボーッとした感じで過ごしたが、「みんたる」のクリスマス・パーティーに顔を出すため、午後4時過ぎに自宅を出て札幌に向かった。
 土産として、昨日受け取った「五穀鶏桜燻」とイタリアワイン「キアリ・ランブルスコ」の白を用意し、午後6時ころ「みんたる」に着くと、パーティーは午後7時スタートだった。元々パーティーには少しだけ顔を出す予定だったので、三々五々集まってきた参加者と言葉を交わし、7時には「みんたる」を出て帰路に着いた。
 ボーッとしていたためか、JR野幌駅で電車を降りるときに手袋を片方落としてしまった。とても気に入っていた手袋だが、片方だけ残っていても仕方がないので残りをゴミ箱に捨てて、明日にも新しい手袋を購入することにした。


12月23日(金)  天皇誕生日

 地球温暖化の影響なのか近年は暖冬が続いているが、この冬は珍しく厳しい冬となり、今朝のニュースによると昨日は鹿児島市で明治25年以来、113年ぶりに11センチメートルの積雪となったそうだ。以前福岡市に住んでいた2年間のうち、一度も降雪を目にすることはなかったが、福岡の人でさえ「熊本以南は暖かさが違う。」と言うくらいだから、鹿児島市で積雪があるなどというのは余程珍しいことなのだろう。それにしても、113年ぶりというのはすごい記録だ。
 三連休の初日、昼過ぎに札幌へ出て、大丸札幌店地下1階の食品売り場で、先月注文しておいた「五穀鶏桜燻」を受け取る。要するに鶏の薫製なのだが、見本が余りにも美味しそうだったので思わず注文したものだ。ついでに、洋菓子店「プティ・メルヴィーユ」でクリスマス・ケーキを購入する。ここのケーキは、上品な甘味と香りがあり、二十四軒の「パール・モンドール」に匹敵するくらい美味しい。


12月22日(木)

 今年の4月からずっと忙殺されていた仕事が、ようやく一区切り付いたので、もう一つ年度内に一定の形を作らなければならない仕事に取りかかる。
 前の職場でやっていたように、取りあえず関連の本を読んだり情報収集を行い、頭の中で情報が自然に組み合わされてストーリー展開できるようにしたい。もっとも、今回はあまり時間がないので、悠長にしてはいられない。年末年始の休みは、この仕事を抱えて過ごすことになるかも知れない。
 明日から3連休である、来週は29日(木)から年末年始の休暇となるため、年内に出勤する日は残るところ3日だと思うと、解放感がある。


12月21日(水)

 昨夜は、いつ布団に潜り込んだのか記憶も曖昧なままに寝込んでしまった。夜中に目覚めると喉がいがらく風邪気味のように感じたので、ひょっとするとインフルエンザではないかと心配したが、朝起きると喉の調子は普段通りで、いつもの通り午前7時20分過ぎに家を出た。
 職場では、ある問題を徹底的に法令解釈することによって解決した。「法による行政」又は「法に基づく行政」といわれるが、そのことを実感するようになったのはつい最近のことだ。あらゆる問題について、疑義があればきめ細かく法令解釈するのは面倒なので、曖昧に終わらせていることが多いが、今年の4月からこれまで経験のないセクションに配属されたことがきっかけとなって、随分と根拠を考えるようになった。


12月20日(火)  Yさんと昼食

 厳しい冷え込みが一段落し、気温が上がった街角では、昨日まで降り積もった雪が溶け始めて湿りを帯びた状態になっている。これで再び冷え込めば、凍ってガチガチになるだろう。
 お昼休みに、Yさんと北農健保会館1階の喫茶コーナーで昼食をいただく。最近ここにはほとんど足を運ばなくなったが、昨年まではほぼ常連になっていて、注文のときは「いつものですか?」と聞かれたものだが、久々に足を運ぶと店の人も変わってしまっていて、ちょっと寂しい気持ちになる。
 帰宅途中、同僚のKさん、Fさんと「天壇」で一杯やってから帰路に着いた。


12月19日(月)

 今日も、朝から晩まで外部から照会を受け、その対応に追われて過ごした。一歩間違えば、面倒な要件を抱え込んで身動きが取れなくなりそうだ。それでも、何とか順番に処理することができて、定時退庁することができた。
 精神的な疲労が蓄積してきたのか、どうも体調が良くない。平成15年の5月から半年間くらい、動悸がしたり手足がしびれる感じに悩まされたものだが当時と同じ状態だ。ハッキリ自覚症状があったのは、12月14日(水)午後8時半ころ、「暖中」で北方型福祉研究会の打ち上げがスタートする直前に、何とも形容しがたい胸の痛みを感じたときであり、それ以来どうも本調子でないことを感じている。これが精神的なものであるとすれば、リフレッシュすることが何よりなので、その方策を考えてみようと思う。


12月18日(日)

 今日も寒い一日だった。北陸地方は大雪とのニュースが流れていたが、札幌近郊は気温は低いものの良く晴れて、閉じこもって過ごすのはもったいない天気だったので昼から札幌へ出た。
 午後4時から、「みんたる」で開催されたコンサートに顔を出そうかという気持ちもあったのだが、レベル的に期待できないように思ったのであえて足を運ばなかった。演劇にせよ音楽にせよ、ある適度鑑賞に堪える芸術性がなければ、繰り返し鑑賞する気にはなれないものだ。もっとも、鑑賞に堪える芸術性の有無については各人の好みもあるので一概には言えないが・・・。


12月17日(土)

 今年は暖冬と思われていたが、週末は北極付近から日本上空に強い寒気が流れ込み、北陸では記録的な大雪になっているほか、高知市では22年ぶりに9センチの積雪があるなど、記録的な寒波に見舞われている。わが国全体が記録的な寒波に覆われているのだから、ただでさえ寒い本道など、とんでもない状態になりそうなものだが、積雪寒冷は当然のことなので、普段と比べて特に寒いようには感じられない。
 週末は欠かさず、近所の喫茶店「岳」に足を運んでいる。10年来ずっと同じ値段だったのだが、年明けから値上げするそうだ。デフレ脱却の浪が、地方の喫茶店にも押し寄せているのだろうか。


12月16日(金)

 今日も慌ただしい一日だった。特に、昨夜の旭川市における運営協議会の結果をワープロ打ちして関係各方面と連絡調整しているうちに意外と時間を取られ、夕方までずるずると連絡調整に関わっていた。
 帰宅途中「みんたる」に立ち寄り、チモール・コーヒーをいただいてから帰路に着いた。
来年はオリンピックイヤーで、各競技においてわが国からの代表選手の選考がはじまっている。今日は、フィギュアスケート競技の代表選手選考のポイントになると言われるグランプリファイナルのショートプログラム演技があった。人間の身体能力に限界がある以上、ジャンプやスピンの技など特別な進歩は望まれないように思っていたが、女子フリーでトップに立った浅田真央選手(15歳)のほとんどミスのないずば抜けた演技に驚いてしまった。きっと、しばらくはマスコミを賑わすことだろう。


12月15日(木)  旭川出張

 ここのところ毎日、市町村やNPO等からの質問を受けて片っ端から処理しているのだが、片付けたのと同じくらい新しい質問が出てくる。今日も午前中は、3件の問題を処理した。
 昼過ぎから旭川市に出張し、午後6時から第3庁舎で開催された福祉輸送に係る運営協議会に出席する。ここのところ寒い日が続いているが、旭川市の寒さは札幌近郊に比べて一段と厳しく、街角に積もっている雪の量も多い。会議の開催に先立ち、旭川市役所のUさんの所に足を運び、障害者福祉センター「おぴった」などを案内してもらった。
 午後6時からスタートした協議会については、タクシー業界の代表者から「今回すべてを決められては困る。」という意見が出て、来月もう一度開催することになった。午後8時30分にJR旭川駅発の特急スーパー宗谷4号で帰路に着く。途中、JR岩見沢駅で普通列車に乗り換えて、10時ころJR野幌駅に着いた。



12月14日(水)  北方型福祉研究会

 今朝は、この冬一番と思える強い冷え込みだった。気温が低い日が続くと、電車も調子が悪くなると見えて、今朝は一つ前の電車が着雪のためドアの開閉に支障が出たとのことで、定刻より10分遅れの運行となった。「積雪寒冷」という気象条件は、本道の経済活動を様々な形で阻害していることは間違いない。
 午後6時から、北方型福祉研究会の例会に出席する。テーマは、「地域力」に関するもので、これを検討するプロジェクトチームに入っているKさんから、これまでの検討状況についてお話をうかがった。
 午後8時過ぎから、「暖中 北3条店」で北方型福祉研究会の忘年会を開催する。120分飲み放題付き3,500円が、クーポンで一人当たり500円の値引きがあり、会費の割にはお買い得感のある飲み会となった。10時10分過ぎに散会し、10時37分にJR札幌駅発の電車で帰路に着いた。


12月13日(火)  DO!21例会inみんたる

 今日も厳しい寒さが続いている。通勤途中、街頭の寒暖計を見ると、マイナス5度と表示されていた。日中も気温が上がらず、間違いなく真冬日だっただろう。
 今日も、夕方まで息つく間もなく仕事を片付けた一日だった。市町村やNPOを相手に、期限の迫った仕事を処理しているため、連絡調整や問い合わせへの対応に追われているのだ。それでも、午後5時過ぎには一段落着けて、終業後間もなく職場を後にした。
 午後6時半から、「みんたる」で開催されたグループ「DO!21」の例会に出席する。会場に向かう途中、大丸百貨店の地下1階にある酒類コーナーで、お気に入りのイタリアワイン「キアリ」を赤・白それぞれ1本購入し、飲み会の食前酒として差し入れする。6時半過ぎに会場に到着すると、参加者はほとんど全員着席しており、結局16名が参加して店内は一杯になった。
 今夜は「ネパール」がテーマで、昨年から「みんたる」を手伝っているマキ君を講師として、ネパールの話しや音楽を聞いたり、手づかみで料理をいただくという体験をしているうちに、気が付くと午後9時半を回っていた。その後、Nさん、Sさん、Yさん(2人)と私の5人で、近所の居酒屋で二次会をやり、11時半ころ散会して帰路に着いた。


12月12日(月)

 今年はなかなか雪が降らず、このままずっと本格的な雪の季節とならないままに春を迎えるかと思われたほどだが、12月中旬ともなると流石に本格的な冬の寒さが訪れ、ここのところずっと厳しい冷え込みが続いている。職場の方は、暖房温度の設定を下げているため、足下の空気が冷たく、思わず「寒い!」という声が漏れる。
 週末はじっくり休んだおかげで、リフレッシュした気分で仕事に取りかかることができる。勢いで、溜まっている仕事を一気に片付ける。
 午前中は、道内の訪問介護事業所にリーフレットを配布するための作業を行い、午後からは構造改革特区の認定申請について市町村の意向確認を行った。その間にも、市町村からの問い合わせが相次ぎ、ようやく処理したところに某放送局から取材を受ける。午後3時から始まった取材は1時間に及び、終わったころは窓の外は真っ暗になっていた。
 帰宅途中、近所のドラッグストアーや作業用品の店で防寒対策の商品を物色したが、「使い捨てカイロ」以外に有効と思われる商品は見あたらない。結局、下着を含めた着衣の工夫をするくらいしか対策はなさそうだ。


12月11日(日)

 夜中に強い風が吹き、朝起きるころには外は猛吹雪だろうと思っていたが、日が昇るころには強い風は止んで、気温は低いものの日差しはまぶしく思ったよりも外出日和となった。
 例年この時期になると、翌年の経済社会を展望する本が書店の店頭に並ぶ。各種経済指標が景気回復を示すようになって来ているためか、比較的明るい展望のタイトルが多いようだ。もっとも、アメリカの住宅バブル崩壊やわが国の財政悪化が原因で、破滅的な経済状況になる懸念があると書いている本もあって、どれが一番正確に描かれたシナリオなのかサッパリ見当がつかない。
 もう一つ面白いと思った本は、『パラサイト・ミドルの衝撃〜サラリーマン45歳の憂鬱〜』(三神万里子著)である。わが国のサラリーマン社会において、45歳以上の年代は労働生産性が低く、部下からも信頼されなくなっているのだという。第一線で働く若手職員から見ると、現在の45歳以上の仕事ぶりはあまり役に立たないように見えるという指摘は、新鮮でありとても考えさせられるものだった。
 この本の中で、もう一つ面白かったのは「情報信頼性」という視点である。「あの人はこの情報に精通している。」あるいは「「あの人の言うことなら信頼できる。」という評価は、どのように形成されるのか、とても興味深い視点だと思う。


12月10日(土)

 週末になると、疲労がドッと出てちょっとしたことも処理する気が起きない。以前は、Eメールだけはこまめに返事を書いたりしていたのだが、最近では面倒でほったらかしにすることも少なくない。それだけ、気力が落ちているということかと思う。
 今日は、久々に「ボラナビの集い」に出席しようかと思ったが、目がショボショボして疲労感が抜けないので、徹底的に休養を図ることにする。気温が低かったせいもあり、結局ほとんど外出することもなく、夕方になって「岳」でコーヒーをいただいた以外は、特に何をすることもなく過ごした。


12月9日(金)  ダイニング「宙(そら)」

 朝起きて外を見ると、外は一面の銀世界になっていた。昨夜は雪がなかったので、夜中に相当降ったものと思われる。気温そのものは昨日と変わらないのだが、雪景色だと冬の寒さという実感が強くする。
 お昼休みに、同僚のSさんとステラプレイス6階のダイニング「宙(そら)」へ。この店を絶賛している人がいたので大いに期待していたのだが、ランチのシーザース・サラダとミートスパゲティーは特に美味しいと思える程のものではなく、ちょっと期待はずれだった。ただし、この店は窓からの眺望が素晴らしく、真っ直ぐ大通方面に伸びる道路を眼下に望むことができる。
 これまでは、黙っていても急ぎの仕事が舞い込み、それを片っ端から片付けている感じだったが、今日手がけた訪問介護事業所に対するリーフレット配布については、所管のセクションが実際の配布作業を引き受けてくれることになったので、ようやく落ち着いて仕事に取り組める状況になりそうだ。そんなわけで、今日は気持ちも軽く帰路に着いた。


12月8日(木)  道人口5万5,640人減、過去最大の減少率

 今朝は、この冬一番の冷え込みだった。しかし、札幌圏は相変わらず積雪ゼロの状態が続いており、今朝はよく晴れてもいたため、寒々とした感じはしなかった。
 今日は、今年10月に実施された国政調査の速報値として人口が公表された。それによると。
本道の人口は、5年前の調査から5万5,640人と過去最大の減少率となり、562万7,442人とのことだ。景気低迷による道外への流出や少子化などが要因とみられるという。私の推計では、今年10月1日現在における本道の人口は563万4千人だたったから、それを大きく上回る勢いで人口が減少している。少し前までは「570万道民」と言っていたものだが、今や「560万道民」と言うのが精一杯であり、この先急激に人口が減少して行くことは避けられない状況である。


12月7日(水)

 夜中に目がさえて、朝まであまり熟睡できずに過ごした。そのため、朝から寝覚めが悪く調子が良くない状態だった。
 
今日の道新朝刊のトップニュースは、相変わらず浅井学園に関するもので、研究施設を目的外使用しているというものだ。具体的には、平成14年7月に完成した「北方圏学術情報センター」(通称ポルト)に、平成15年4月から現在まで、傘下の「北海道ドレスメーカー学院」の教室などとして、5と7階のセミナー室(計三百平方メートル)を目的外使用しているというものだ。二カ所のセミナー室には服飾道具やコンピューターを置いているほか、月曜から金曜日までの夜間は道ドレメの授業に使っており、ポルト敷地内にある立て看板には、浅井学園大やポルトの名称などとともに「北海道ドレスメーカー学院」の名が記載され、道ドレメの別館のような使用形態となっているとのことだ。ちなみに、道ドレメの代表者は浅井幹夫氏の妹とのことだ。学校法人をとことん私物化した結果が、今になって表面化してきているのだろう。


12月6日(火)

 今日も朝からよく晴れて、冷え込んだ一日だった。経費節減のため暖房も節約されているのか足下が寒く、昼からずっと寒さを感じながら過ごした。この冬は、ずっとこのような状態が続くのだろうか。
 仕事の方は、メインの業務が予想以上の好展開となっているので、かなり気が楽になった。もし、この業務が上手く行っていなかったら、年末を控えて憂鬱な気分で過ごすことになったことだろう。今の時期にやっかいな質問に煩わされないで済んでいることも、ここ数年なかったことで、明るい話題が少ない中では比較的ましな状況だと思える。
 
帰宅途中、同僚のKさん、Fさんと3人で、「蝦天」に足を運び一杯やる。午後7時半ころ散会し、「みんたる」で酔い覚ましにコーヒーをいただいてから帰路に着いた。


12月5日(月)

 今日もまた寒い一日だった。例年は年内に根雪になるのだから、12月の声を聞くと同時に気温がぐっと下がって底冷えのする日が続くるのも当たり前なのだが、比較的暖かい日が最近まで続いていたので、よけい寒く感じるようだ。
 朝から溜まっている仕事を片付け、室蘭出張の後処理をしているうちに一日中片っ端から仕事を片付ける結果となった一日だった。それでも、明日以降順番に仕事を片付けることにして、午後6時ころには職場を出て帰路に着いた。
 浅井学園大学については、耐震工事の際に受けた補助金5千7百万円に利息を付けた8千万円を国に返還することになったとのことだ。そのツケはいったいどこに回るのか。ただでさえ高いと言われる浅井学園大学の学費がさらに値上げされるようだと、学生の募集にも支障が出るのではないだろうか。


12月4日(日)

 今日も引き続き寒い一日だった。昨日と同様札幌に出ることもなく、近所の喫茶店「岳」に足を運んだ以外は閉じこもって過ごした。
 ここのところ睡眠不足気味だったので、寝だめをするくらいしっかり寝ておこうと思って、近所のセブンイレブンで寝酒用にチリワイン「コンチャイ・トロ」(1,500円)を購入したのだが、渋味が強くて口に合わず、一本片付けるまでにしばらく時間がかかりそうだ。
 マンションやホテルの耐震構造設計書偽造問題が連日報道されているが、
江別市内の浅井学園大学でも文部科学技術省から補助金を受けて実施した耐震工事が実際にはほとんど施工されていなかったことが、本日の調査で判明した。これを受けて、理事長兼学長の浅井幹夫氏が両職を辞職することになったとのことだ。工事の手抜きで浮かせたお金は、浅井氏の自宅改修に5千万円余りが使われたという報道もあり、今後はお金の流れや責任の所在の解明がどのように進むかが注目される。


12月3日(土)  「暖中 北3条店」を予約

 今日も寒い一日で、日中の最高気温も0度を若干上回るくらいまでしか上がらなかった。
 先週は、土日も仕事で潰れるような状態だったので、特に用事もなく自由に過ごせる週末は本当にありがたい。
 唯一義務的に行ったこととしては、12月14日(水)午後8時から、北方型福祉研究会の忘年会の会場として、「暖中 北3条店」(札幌市中央区北3西2)を予約したことだ。120分飲み放題付きで3,500円のコースを注文したが、忘年会シーズンにも関わらず、すんなりと会場を確保することができたのでホッと一安心した。


12月2日(金)  室蘭出張

 今年はまだ根雪にならず、冬になった感じがしないが、今日は冷え込んで寒い一日だった。
 午後1時17分にJR札幌駅発の北斗14号で室蘭に向かい、2時34分に東室蘭駅に到着する。駅舎から一歩外に出ると、強い風が吹いており、風に向かって歩くと押し戻されるほどだった。ポスフール内のファミリーレストランでコーヒーをいただいてから、中小企業センターまで歩き、そこで午後4時から開催された室蘭市・登別市共同の運営協議会に出席する。
 午後5時に終了し、6時36分に東室蘭駅発の北斗15号で札幌に引き返した。強風のためか汽車は定刻よりも若干遅れて7時過ぎにJR札幌駅に到着したが、そこからの乗り換えがギリギリ間に合って、JR札幌駅を7時3分発の電車で帰路に着いた。



12月1日(木)  札幌市公開講座〜冬道を安心して歩くために〜

 午前中は、関係団体からの要望事項に対する回答の作成に取り組む。
 午後1時半から、札幌市教育文化会館で開催された「札幌市公開講座〜冬道を安心して歩くために〜」に参加する。冬道の厳しさは並大抵のものではなく、建物だけが幾らバリアフリーになっても冬道の問題をクリアーしなければ、バリアフリーどころではないというのが現実である。本日参加した講座でも、提案された対策は個々人の自発的な努力に頼るレベルに止まっており根本的な問題はクリアーできていないと感じた。
 午後3時半ころ職場に戻って、再び要望事項への回答を作成したりしているうちに気が付けば午後7時近くになっていた。疲労の固まり状態となって帰路に着いた。