日記:2005年3月
3月31日(木) 「ででんがでん」で飲み会
昨夜は、午前0時を回って帰宅し、入浴してからメールチェックなどをして就寝が午前3時近くになった。28日(月)からずっと睡眠不足の状態が続いているので、流石に今日は頭が回らない。それでも何とか気力を振り絞って残務整理をするつもりでいたのだが、同僚の仕事をフォローするため一日中忙殺される結果となった。寝不足で疲れが溜まっているせいもあり、いつも以上の難行苦行となった。
午後6時から、「ででんがでん」(北2条西3第25桂和ビル3F)で開催された飲み会に出席。いろいろと示唆に富んだ情報を得たような気がするが、どこまで本当のことかという疑念も一方ではある。午後9時に散会し、帰路に着く。
3月30日(水) 職場の送別会
朝一番で、異動先に足を運び新年度からの仕事について打合せを行う。新しい事務分掌は、「福祉のまちづくりに関する総合調整に関すること」である。そもそも「福祉のまちづくり」とはどのようなものなのか、理想論を並べたフレーズは思い浮かぶのだが、必ずしも理想通りにはいかない現実に立脚しながら、理想と現実をつなぐ具体的な施策はどのようなものなのか、今のところ見当がつかない。おそらく最初の頃は、基礎知識が不足しているため頭が働かないような気がする。これまで様々な分析事例のレポートを作成するに当たっても、基礎知識が蓄積されるまではどこから手を付けて良いか見当がつかず、報告書執筆の筆もなかなか進まなかったものだ。週末から、勉強をスタートしようと思う。
午後6時から、京王プラザホテル3階「笛の間」で開催された職場の送別会に出席する。この送別会は、職場の親睦会事業であり、私自身が親睦会の幹事長であるため、送られる側であるにも関わらず進行を担当することとなり慌ただしかった。午後8時過ぎから、京王プラザホテル1階のメインバー「クロス・ヴォールト」で2次会を行う。2次会は午後10時に散会となり、さらにJR札幌駅西口の「丸海屋」で一杯やってから11時25分JR札幌駅発の電車で帰路に着く。
3月29日(火) 北海道NPOサポートセンター
霙(みぞれ)が降る中、傘を差して出勤する。
昼休みに、北海道自治体学会の郵便口座について北海道NPOサポートセンターに住所変更し、さらに新事務所(北5西6札通ビル8階)で中村恵子さんに荷物の状況を説明するなど北海道自治体学会関係の用務に忙殺され、昼食抜きで午後の仕事に取りかかる結果となった。
北海道自治体学会も今後の事務作業をどのように進めて行くのか不安を抱えているが、地方自治土曜講座の方はもっと危機的な状況に陥っている。スタッフの辞任が続いて、残されたスタッフだけで運営できるのかという切実な問題に直面しているのだ。このような事態になった直接的な原因は、M実行委員長の強引で無理な要求にH事務局長が堪えきれなくなったことなのだが、さらに根深い問題は、既にマンネリ化した講座を無理を重ねて続けてきたことにある。これはボランティア活動全般に言えることだと思うが、自分たちの活動の使命を常に問い直さなければならない。そのことを怠り、一定の使命を終えた活動を無理に維持しようとすれば破綻することもあり得るということだ。
3月28日(月)
良く晴れてはいるがその分寒い朝で、冷たい風が吹いて真冬のような寒さである。積雪は減っているのだが、気温が上がらないためなかなか冬が去ったことを実感できない。
先週は中標津町での研修があったため、なかなか現在の仕事を片づける方向に切り替えることができなかったが、流石に今日からは引き継ぎを意識しながら仕事の整理に取りかかっている。普段の整理が良くないせいか、なかなか片づかないので内心焦りを感じる。
職場には、自費で購入した経済関係の書籍を置いているのだが、先週から自宅に引き上げている。帰宅時に、毎回10冊以上持ち帰っているのだが、今週一杯かけても全部は片づきそうにない。この3年間は経済学関係の本をタップリ読んで、ようやく「経済学的に考える」(伊藤元重氏に同名の著書あり)ことができるようになった気がする。
平成16年度は今日を含めて残すところ4日となり、今抱えている仕事に一定の区切りを付ける必要があるためやむなく残業となる。午後11時までかかって、「道内支庁別産業連関表作成に係る報告書」のアウトラインをほぼ固めることができた。
3月27日(日) 地方自治土曜講座は大丈夫か?
午前中メールチェックすると、地方自治土曜講座スタッフのFさんから「スタッフを辞任します。」とのメールが流れている。これで、H事務局長をはじめとして5名のスタッフが辞めてしまい、残されたスタッフで講座4回+サマーセミナーを実施できるのか怪しくなってきた。
このような混迷を招いた直接の原因は、M実行委員長の言動にあるのだが、さらに根底にあるのは、かってのように「分権」、「政策評価」、「政策法務」といった最先端の理論を学びたいテーマが見当たらなくなっていることがあると思う。今さら、「合併」に関して観念的な話を聴かされても地域の実情に合わないということだろう。こう考えると、地方自治土曜講座の役割は終わっているのではないだろうか。
さらに、北海道自治体学会についても、漠然と勉強好きな自治体職員の交流の場というだけでは積極的な意義が見出せなくなっているかも知れない。落ち着いて、客観的に考えてみたい。
3月26日(土) 地方自治土曜講座実行委員会
午後4時ころ札通ビル(札幌市中央区北5西6)8階の北海道NPOサポートセンターに顔を出し、北海道自治政策研修センターから送ってもらった資料を確認する。入会案内パンフレット、封筒、ニュースレターのバックナンバーなど段ボールで11箱もあり、どうやって片付ければ良いのか心配になる。しかも、住所や電話・FAX番号を訂正したシールを印刷し貼り付ける作業などを考えると、膨大な作業に何もしないうちから疲れを感じてしまう。
午後5時から、同じフロアーで開かれた地方自治土曜講座のスタッフ会議に参加する。参加者が毎年3割ずつ減っており、もし講座5回+サマーセミナーをやれば赤字になること。何よりもスタッフの疲労感が強く、負担に耐え切れないことなどが話し合われた。その結果を各自胸にして、午後7時から開催された地方自治土曜講座実行委員会に出席する。厳しい現実を突きつけられれば、あまり無理な内容・スケジュールにはならないと思っていたのだが、結果的には講座4回+サマーセミナーという内容で、4月9日(土)までに募集案内の原稿を作成するという強行スケジュールとなった。このように無理な内容、無理なスケジュールを強行すれば、スタッフが疲労感に耐え切れなくなるのではないかと憂鬱な気持ちになった。
3月25日(金) 中標津町から帰札
朝7時30分に起床し、メールチェックなど済ませて9時40分ころチェックアウトする。釧路開発建設部中標津道路事務所の秋元さんのところに顔を出し、町内を少し歩いてから11時26分にバスターミナル発の空港連絡バスで中標津空港へ。12時5分のフライトを待つが、猛吹雪のため天候調査というアナウンスが入って焦りを覚える。欠航の場合の対処を考えながら待っていると、午後1時5分ころようやく機内への案内がアナウンスされる。機内で着席してからも、滑走路の除雪のため40分くらい待たされ、中標津空港を飛び立ったのは、定刻よりも2時間以上遅れて午後2時過ぎだった。新千歳空港には午後3時10分ころ到着し、快速エアポートに乗って3時55分にJR札幌駅に着いた。
そのまま職場に出て、溜まった仕事を処理しているうちに午後6時を過ぎた。帰宅途中、JR札幌駅構内の「ごまそば一番」で晩酌セットC(何と690円!)をいただき、さらに焼酎のボトルを空けて午後9時近くに散会する。その後、「みんたる」で酔い覚ましに凍頂烏龍茶をいただいた。
午後10時過ぎに帰宅後、ネットニュースを見ると江別市内の郷土建工業が、52億円の負債で破産手続き開始決定を受けたとのこと。公共事業削減の影響で、ピーク時には100億円を上回っていた年間売上高が40億円を切るまでに落ち込んでいたようだ。公共事業は今後も削減される方向なので、これからも建設業者の厳しい状況は続くだろう。地域経済の厳しい現状を認識していながら、どうすれば良いのか真に有効な対策が思い浮かばない・・・。そのことを考えて憂鬱な気分になってしまった。
3月24日(木) 中標津町で研修
午前10時50分、新千歳空港発のANA4921便で中標津空港へ。途中、眼下に氷結した屈斜路湖や摩周湖が見えた。定刻より5分早く11時30分に中標津空港に到着した。中標津町役場の矢島課長と小倉主査の出迎えを受ける。中標津空港から、「開陽台」と「道立ゆめの森公園」を回って市街地へ。「開陽台」は、地平線が見える場所として知られている。まだ雪の残る斜面を上って、小高い場所にある展望台から眼下を見渡すと、幸いに良く晴れていたのでやや丸味を帯びた地平線が遥か彼方に見えた。さらにその先には、白雪を頂く国後島の島影がくっきりと浮かんでいた。
一旦トーヨーグランドホテルにチェックインし、少し休んでから中標津町役場に向かう。午後4時から3階の会議室で「地域経済の分析と産業連関表」というテーマでお話する。パワーポイントを使っての説明はちょうど1時間で終わり、その後の質疑応答では、地元の旅館組合や観光協会の役員の方々から、分析結果を観光振興施策にどう生かすかという観点から質問や意見があった。
午後5時半に研修が終了してから、中標津町役場の方々5名と居酒屋「れもん」で懇親会を行う。まちづくりや観光振興施策について意見交換し、午後9時ころ散会した。
3月23日(水) しゃべり原稿の推敲
明日、中標津町役場で「地域経済の分析と産業連関表」というテーマで研修を行うことになっている。これまで仕事の合間を縫って準備してきたのだが、いざとなると話すべき内容で迷うことが多く、ほぼ一日がかりでしゃべり原稿を推敲する。午後5時近くになって何とかしゃべり原稿が完成したので、後は本番まで時間を見て修正を加えることにする。
午後7時過ぎに職場を出て、JRタワーホテル日航札幌1階のレストランで、小松菜とベーコンのスパゲティとワインをいただく。デザートのアイスクリームも期待通りで、なかなか良い店だと思う。午後9時過ぎの電車で帰路に着く。
3月22日(火) プレゼンテーション資料の作成
今日はどんよりと曇った肌寒い天気だったが、それでも真冬とは違って気温はそれほど低くないので、マフラーなしのコットンコートだけでも首筋が寒いという感じはしない雪解けの水でぬかるんでいた歩道も、乾いた部分が増えて歩きやすくなってきた。
明後日は中標津町役場で産業連関分析に関する研修を行うのだが、プレゼンテーション資料を3連休中に完成にこぎ着けるつもりが手つかずになってしまった。そこで、今日は朝からパワーポイントを使ってプレゼンテーション資料の作成に取り組み、午後3時過ぎに仕上げて中標津町役場に送信した。後は、当日までしゃべり原稿の推敲に取り組むことになる。
帰宅途中「みんたる」に足を運び、しゃべり原稿を推敲する。「みんたる」は意外とお客さんが大勢出入りして決して静かな店ではないのだが、お客さんが少なくて静かな店が落ち着くとは限らない。少し騒然とした店の片隅で原稿を推敲すると、思いの外集中できて、全体の9割近くを書き上げることができた。
3月21日(月)
今日は朝から天気が良く、雪解けが進んでいる。
午後2時50分から、「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観ようと思って蠍座に足を運んだ。これは、伝説の革命家ゲバラの若き日を描いた作品とのことで、一度観ておきたいと思っていたのだが上映最終日の今日まで機会がなかったのだ。ところが、蠍座に行ってみると廊下に客が溢れるほど満員の状態で、かなり窮屈そうな感じだったので諦めて蠍座を後にした。日中を映画館の暗闇で過ごすのはもったいない・・・。そんな風に思えるほど天気が良かったせいもある。
北大周辺の道を歩くと、道路に積もった雪が溶けて深い水溜りができている。水溜りで靴を濡らしながら散策してから帰路に着く。途中、ログハウスの喫茶店「岳」で一息つくと、日中はショートコートを着ていると暑く感じられるほどだったので、真夏の炎天下を歩き回った後のように水分が体に美味しいと感じた。
3月20日(日) 道副さん、的野さんと「炙り屋」
午後2時から、北海道NPOセンター(南2西10)の会議スペースで開催された福岡市職員の道副さん、的野さんとの意見交換会に出席する。札幌市職員研修センターの前田係長など10名が参加し、午後5時まで活発な意見交換となった。
終了後、道副さんと6歳の息子さん、的野さんと一緒にタクシーに乗ってエルプラザへ。札幌市市民活動サポートセンターをはじめ施設を一通り案内しているうちに午後6時となた。一緒に夕食でもということで、一昨日行ったばかりの「ヤマダモンゴル」に足を運んだがあいにく満席で、結局アスティ45の16階にある「炙り屋」で夕食となった。「炙り屋」には初めて足を運んだが、一寸値段が高いだけあってなかなか上品な店だ。
午後8時に散会し、アスティ45前の交差点で別れて帰路に着く。
3月19日(土) 市民活動と税制・財政フォーラム
午後3時から、クリスチャンセンターで開催された「市民活動と税制・財政フォーラム」に出席する。第1部は、千葉県市川市役所の寺沢さん、福岡市役所職員の自主研究グループ「ナウ・フォー・フューチャー」の道副さん、笹沢記念平和財団の茶野さんの3名による事例報告。第2部は、さわやか福祉財団の堀田理事長による講演。そして第3部は、パネルディスカッションとなった。
このフォーラムはNPO法人エーピーアイ・ジャパンの主催で、事前の宣伝はかなり熱心に行っていたのだが、思いのほか出席者は少なく40名足らずではなかっただろうか。それでも、市川市のNPO活動に対する「1%支援条例」や福岡市のNPO活動支援寄付制度、さらにナウ・フォー・フューチャーによる「博多灯明」というイベントの取り組みは、とても面白いと思った。
このフォーラムは、終了時間が午後7時半という長丁場で、終了後は10月1日(土)に開催する「北海道自治体学会フォーラムin札幌」の会場としてクリスチャンセンターのホール等を予約してから帰路に着いた。
3月18日(金) ヤマダモンゴル
朝から雨が降っている。晩秋の雨のように冷たい雨だが、これで雪解けが一層進むことだろう。
朝一番で、資料の整理に取りかかる。これまで3年間の間に溜まった資料がタップリあるので、1時間半余り大急ぎで整理したがまだ十分ではない。今月中には、再び大量の資料を古紙回収にまわすことになりそうだ。
昼過ぎから、中標津町役場における研修のプレゼンテーション資料作成に取り組んだが、考えれば考えるほど話したいことが増えてくる。当日の資料はメール送信することにして、連休中にしゃべり原稿などをじっくり考えることにする。
帰宅途中、「ヤマダモンゴル」(北8西4)でジンギスカンをいただく。七輪にスリットの入った昔ながらの鍋で、値段は高いがその分の価値はあった。特に、最後に残ったタレを番茶で割っていただく「あげラーメン」は絶品だった。
3月17日(木) 「すし膳」でランチ
昨日から急に暖かくなったため雪解けが進み、道路のあちらこちらに水溜まりができている。今年は路肩に残っている雪が多いので、すっかり溶けてしまうまでにはもう少しかかりそうだが、それでも街の様子がずいぶん春めいてきた。
地方自治土曜講座は、ここ数年北海学園大学を会場として開催してきたのだが、今年は法科大学院の授業で押さえられていることが判明し、急遽他の会場を探さなければならなくなった。今の時期に、6月から10月までの土曜日で300人くらい入る会場を5回に渡って押さえるのは至難の業だ。会場代も今までは無料だっただけに、新たな出費を考えると地方自治土曜講座をマネージメントできるのかどうか心配になってくる。
お昼休みに、米一さんと大丸8階レストラン街の「すし膳」でランチコースをいただく。2月28日(月)のお昼に注文した「スズラン」は1,575円だったが、今日注文した「ハマナス」は1,050円である。円山の本店は、5,000円はかかる高級店なので、かなりお買い得感がある。
帰宅途中、「みんたる」に立ち寄る。一昨日の夜は、場合によれば店主にしばしの別れを告げる心境で出かけたが、今日はそうした悲壮感はない。ケーキセットをいただいて一息つき、これからも時々は顔を出すことを報告して帰路に着く。
3月16日(水)
来週24日(木)に中標津町役場で産業連関表に関する研修を行うことになっているので、当日の配布資料とプレゼンテーション資料を作成する。しゃべり原稿は、週末に作成することにする。
今月中に北海道自治体学会の事務局を移転しなければならなくなったので、今日大急ぎでその手続きを行う。午後5時45分から、札幌通運ビル8階の北海道NPOサポートセンターで小林さん、松本さんと打合せを行う。その結果、地方自治土曜講座実行委員会が借りている机を費用折半の上で使用することになった。来月からは北海道NPOサポートセンターが北海道自治体学会の事務局所在地になる。
3月15日(火) 日中の最高気温は摂氏8度の暖かさ
今日は寒さが緩み、日中の最高気温は8度と4月上旬並の暖かさだった。日中の最高気温が8度といえば東京では真冬の気温らしいのだが、厳寒の時期を過ごすと寒さに耐性ができるのか久々に日中の最高気温が8度まで上がるとポカポカと暖かく感じられる。
そこで、今日は厚いオーバーコートをやめて、おろし立てのステンカラーコート(バーバーリー製の濃紺)を着て出勤した。先月中旬に購入したのだが、寒い日が続いて着る機会がなかったのだ。軽いコットンコートに着替えると、スタッドレスタイヤから夏タイヤに履き替えたときのような軽快感がある。
昨日総務省から平成16年10月1日現在の人口動向が公表されたので、国立社会保障・人口問題研究所の長期推計値(5年ごと)をベンチマークとし、その間の変化率を一定として人口の推移を計算してみた。この方法だと、平成16年10月における北海道の推計人口は564万4千人となり、総務省の公表結果とピッタリ一致する。現状においては、北海道の人口は国立社会保障・人口問題研究所による長期推計のトレンドラインに沿って減少しているようだ。
午後1時半から、センチュリーロイヤルホテル20階の「真珠の間」で開催された、平成16年度産業連関セミナーに出席する。今回は、経済産業省から公表されたばかりの「地域産業連関表」に関する説明がメインで、本省からも専門職の方が講師としてきていた。
午後10時近くになって4月1日付け異動の内協議があった。地域福祉を担当するセクションに庁内異動することになった。
3月14日(月)
今日も全国的に冷え込み、東京でも日中の最高気温が真冬並みの8度までしか上がらない見込みとのことだ。それでも明日以降は暖かい日が続くようなので、ようやく春らしくなってきそうだ。そう考えると、今日の寒さも名残惜しいような気がしてくる。
今日は、朝から支庁別産業連関表の整理に取り組む。63部門での推計作業は先週末に終わっているので、今日は32部門に統合し、投入係数表と逆行列係数表を作って自給率や波及効果の試算をしてみた。前回の表と比べて問題なさそうだが、一点だけ気になる点があるので明日補正を試み、それで問題なければ完成に漕ぎ着けることができそうだ。
3月13日(日)
今日も相変わらず寒く、真冬日である。気温が低い日が続いているため雪解けも進まず、街の様子も相変わらず道路わきに雪山ができて、3月中旬とは思えない景色だ。まさかこのまま4月に入ることはないだろうが、あと半月でこれほど大量の雪が完全に溶けてしまうとも思えない。
来週以降は、公私共に年度内に仕上げなければならない用件が目白押しなので、今日は何もかも忘れてゆっくり休むことにする。夕方6時過ぎに、自宅近くの喫茶店「岳」でココアをいただいたが、驚いたことに店は半分雪に埋もれていた。雪に埋もれたログハウスの喫茶店でココアをいただくと、富良野かニセコのリゾート地で過ごしているような感じで何となく伸びやかな気持ちになった。
3月12日(土) 北海道自治体学会の運営委員会に出席
今朝7時の日本経済新聞のネットニュースで、「ダイエー、北海道撤退へ」という記事が流された。ダイエー直営店(11店)だけでなく、子会社の北海道スーパーマーケットダイエー(函館市、19店)を含め完全撤退するという内容で、ダイエー再建の支援企業となった丸紅の方針とのことだ。従業員の雇用を中心として地域経済への打撃が大きいことを考え、暗澹たる気持ちになる。
午後2時から、北海道自治会館で開催された北海道自治体学会の運営委員会に出席し、進行役を務める。6月12日(日)の総会&政策シンポジウムについては準備が待ったなしなので、テーマやアポイントを取る講師候補を決定することを目的に議論を行ったが、例によってM先生が本題を離れた方向の話を止めないので「時間がないので・・・。」と制したところ、「人の話をさえぎるとは失礼だ!」と怒り出し、いつものことながら精神的に消耗させられた。それでも、政策シンポジウムの内容がほぼ固まり、さらに、今月中に事務局を北海道NPOサポートセンター内(北4西6)に移すことも決まったので、ホッと一息つくことができた。
午後5時前に運営委員会が終了してから、ポールスター1階のラウンジで政策シンポジウムや新年度の役員改選などを話し合い、午後6時過ぎから渡辺さん、今川さん、内田さんと4名でJR札幌駅地下街の「鳥の介」に入り、午後9時ころまで今後の北海道自治体学会のあり方などについて話し合う。
その後、「みんたる」(北14西3)に足を運ぶと、帯広からデザイナーの「ねこまたや」こと野図尚さんが来店していた。オレンジ色のツナギ服にネズミ色のベレー帽という独自のいでたちに圧倒されるが、話してみると見事に肩の力を抜いて生きている感じの人で、とても面白かった。
3月11日(金)
3月中旬になったが、相変わらず寒い日が続いている。昨年の今ごろは、湯島天神を訪ね境内で白梅が咲いている様子を眺めたりしたものだが、今年は毎日降り続ける白雪を眺めるばかりである。
今日は、午前中に「財政立て直しプランの前倒し実施による経済的影響」の分析を仕上げた。昼からは、「支庁別産業連関表の作成」に取り組みようやく63部門の表をバランス調整することができた。残る作業はこの表を32部門に組み替えて自給率や波及効果の検証を行うことであり、それで問題がなければ完成である。あとは、どのような形でレポートを作成し公表するかであるが、年度内に仕上げる必要があるので時間との勝負になりそうだ。
3月10日(木)
今朝は、綿雪がフワリフワリと舞っている。まるで、晩秋の正に初雪を迎えようかという時期に雪虫が舞っているのを見かけたときのように幻想的な景色で、毎日うんざりするほど見ている雪というものが、結晶として天から舞い降りてくるときは、何とも言えない美しさを持っていることに気づかされた。
今日は、朝から「支庁別産業連関表」の移出入額推計に取り組む。全体が複雑に入り組んでいるので、一カ所を合わせれば別の箇所に影響が出てなかなか数字を固めることができない。それでも基本的な推計の流れが整理できたので、午後6時過ぎには仕事を切り上げて帰路に着いた。
本日、拓殖大学北海道短期大学の相馬暁教授が亡くなった。元道立中央農業試験場の場長で、退職後は北海道農業の振興のために八面六臂の活動をされていたが、一昨年すい臓ガンが発見され、余命いくばくもないことを宣言されてから最後まで精力的な活動を続けておられた。退職後は外郭団体に天下って、組織にぶら下がって余生を過ごす元幹部を多く目にするだけに、相馬先生は希有な存在だった。平成11年の秋に、新十津川町の農村環境改善センターで相馬先生に講師をお願いして「北海道農業の将来」についてお話ししていただいたことがあるが、実に素晴らしいプレゼンテーターで、話しを聞いているうちに勇気が沸いてくるような方だった。つくづく、惜しい方が亡くなったという気がする。
3月9日(水) フォーラムin札幌実行委員会
昨夜は、終電で帰路に着いたが、途中悪酔いして気分が悪くなったため、JR厚別駅で下車しタクシーで帰った。午前2時ころ就寝したがある事情で午前3時前に起こされ、その後午前6時ころまでうとうとしたものの睡眠不足で寝覚めがスッキリしない状態で出勤する。
平成7年ころまでは、しばしば終電で帰宅しそれが普通だと思っていたが、今思い返して見ると精神状態にかなり影響が出ていたと思う。寝不足のため集中力を欠き、仕事がはかどらなかったり、イライラしたりしたものだ。十分な休養は、精神の安定を保つためにも必要なものだ。
一昨日はポカポカ陽気だったが今日は再び冷え込み、昨夜吹雪いたせいもあって出勤時に見る街の様子は、至る所雪に埋もれて正に真冬の景色である。
午後6時半から、自治会館5階の会議室で開催された「北海道自治体学会フォーラムin札幌」の実行委員会に出席する。会場としてクリスチャンセンターを押さえるとともに、エルプラザにも抽選の申し込みをすることになったので、午後9時に散会後エルプラザに足を運び、抽選参加申込書を提出する。10月1日からの予約については、明日一杯が抽選申し込みの期限ということでギリギリ間に合った。
3月8日(火) DO!21送別会
昨日は久々に暖かい一日だったが、今日は再び気温が下がっている。それでも、刺すような寒さではなく、出勤時には湿った雪が降っていた。
今日は、朝から「支庁別産業連関表」のバランス調整に取り組む。細かな行列表の一部を訂正しても、思いがけない部分の数字に影響が出るため補正に悪戦苦闘する。今週中には基本表(63部門)の完成に漕ぎ着けたいのだが、もうしばらくエネルギーを集中する必要がある。
午後6時半から、かでる2.7の540会議室で開催されたグループDO!21の例会に出席する。本日の講師は、本年度一杯で派遣元に戻る鈴木浩勝さん(黒松内町から派遣)と徳留ひとみさん(指宿市から派遣)で、お二人から黒松内町と指宿市の「観光と食」についてお話しをうかがう。
午後9時から、「はねもん屋北4条店」で送別会を開催する。午後11時半近くに散会し、帰路に着く。夕方から降り始めた雪が、帰宅時には猛吹雪になっていた。
3月7日(月) ボラナビ広告料支払い
暖冬続きの昨今には珍しく厳しい冬となり、3月に入ってからも真冬日が続いていたが、今日は一転して日中の最高気温がプラス10度の予報となった。昼休みにコートを着ずに屋外に出たが、日差しが強いので少しひんやりした風が心地よく感じられた。明日から3日間は再び真冬日に戻るようだが、それが過ぎれば今日のような暖かい日が増えるに違いない。
昼休みにボラナビ倶楽部に立ち寄り、3月号に掲載された「みんたる」の広告料を支払う。今日は久しぶりにスタッフが4名とも揃って打合せの最中だったが、森田代表も久々に上機嫌の様子だったので、事業が順調に行っているのだろうか。
昼過ぎから、『深夜貨物定期便の経済効果に係る報告書』に、先日公表されたばかりの佐川急便による新千歳−羽田間の航空貨物便への参入に関する情報を加筆したり、庁内から相談を受けた商圏調査の数値を補正する手法などについて調べたりしているうちに時間が過ぎてしまう。
帰宅途中「みんたる」に立ち寄り、広告が掲載されたボラナビ3月号を届ける。私以外にお客さんがいなかったので、店主と少しばかり思い出話に花を咲かせた。
3月6日(日) 北海道経済の先行きに暗雲
昨日購入した『景気とは何だろうか』(山家悠紀夫著)を読み終える。いろいろと示唆に富む記述が多かったが、道民の一人として何よりも気になったのは小泉構造改革が地域間格差を拡大させ、特に経済力の弱い北海道に厳しい状況が発生しかねないという指摘である。公共事業の削減=建設業者の倒産、UFJ銀行の不良債権処理=ダイエー債権=道内不採算店舗の閉鎖という連鎖を考えると、山家氏の指摘はまったくその通りだと思う。西武グループの再建=道内リゾート施設の切捨てといった事態を加味すれば、この先どうなるのだろうと慄然とせざるを得ない。
3月5日(土) 『景気とは何だろうか』
今日も日中の気温が上がらず、真冬日だった。風がなく良く晴れているのだが、気温が上がらないため屋外を歩いていると耳が冷たく凍傷になりそうだ。この寒さは、明日まで続くらしい。
それでも、日差しの強さは先月までとは明らかに違っており、札幌の中心街を歩くと排雪が追いつくようになったためか積雪が目立たなくなり、街を歩く人々の装いも厳重な寒さ対策からは少し解放されて、春がすぐそこまで近づいていることを実感する。
以前は、週末に欠かさず経済学関係の本を読んでいたが、最近はタイトルを見て読みたいと思う本はほぼ読み尽くしたのであまり読まなくなっていた。ところが、札幌大通のリーブルなにわ書店で、先月新刊の岩波新書『景気とは何だろうか』(山家悠紀夫著)を見つけ、早速購入する。
景気変動論は、経済概論レベルではサラリとしか触れないテーマだし、あまり深みもないように感じて興味を持たなかった分野なのだが、この本は景気変動論の歴史や景気変動の経済メカニズムを詳しく紹介している上に、景気の現状や今後の動向についても示唆に富む記述があり、興味をそそられる。久々に、夢中になれる本に出会った感じだ。
3月4日(金)
今日は全国的に冷え込み、首都圏でも雪が降ったようである。当然、出勤時には厳しい寒さがほほを刺すといった状態だった。天気予報でも、この寒さはまだしばらく続くようだ。
それでも、間もなく送別会シーズンが訪れる。朝一番で、職場の送別会について打合せを行った。その間にも、北海道開発関係予算削減の影響や七飯町における観光の経済効果の分析について相談を受ける。観光の方は、たまたま一昨年11月に函館市役所で行った研修の分析事例がピッタリ当てはまったのですぐに情報提供できたが、北海道開発関係予算削減の影響については、従来のパターンとは違った要素が入っているため簡単には行かないかも知れない。
現在のセクションに配属後丸3年目が終わろうとしており、仕事を通しての人間関係がずいぶん広がりを持ってきた。そこで少し落ち着いて周囲を見渡すと、良い意味で満遍なくバランスの取れた人間というのは滅多にいないものだ。漫然と生きていても何となく終わってしまうのが人生だという感じもしているが、自分自身を磨く必要性は随分先までありそうだ。
3月3日(木)
今年の冬は、本当に厳しく長い。今朝も厳しく冷え込んだ上に、通勤電車も15分遅れの運行になり、ホームで待っている間厳しい寒さにさらされることとなった。
夕方になって、深夜航空貨物便の経済効果について計画室長へのレクチャーを終え、後は部長へのレクチャーを残すのみとなった。懸案となっていた仕事に区切りを付けることができたので気持ちの上で少し重荷を下ろした感じがする。
それでも、「支庁別産業連関表の作成」という難物を抱えているので、一息つく間もなくワークシートの点検に取りかかる。大体の形はできているので、数字さえ固まれば後は時間さえあれば処理できるのだが、年度末を控え時間が足りないので焦りを感じている。
3月2日(水)
今日も寒い朝だった。いつもと違うオーバーコートに着替えて、ポケットの中に入っていた手袋をはく(北海道弁?)と、少し薄めだったせいか手袋の中で手が凍えた。
朝一番で「深夜貨物定期便の経済効果」の分析について概要版を作成し、これで公表に向けての準備がかなり進んだ。あとは、「道内支庁別産業連関表」の作成に専念したいのだが、同僚のM氏がまったく仕事を片づけないので午後からはそのフォローのために振り回される結果となった。推計の基礎データもチェックがずさんで、結局最初から最後まで再チェックしたがいつもこんなことの繰り返しで少しも仕事が片づかないので困ってしまう。
うかうかしていると、人生はアッと言う間に過ぎてしまうようだ。いつもボンヤリと考えていることだが、「充実した人生とはどのようなものか?」という問いが今日は特に意識に上った。仕事に対する考え方も、以前とは違ってアリバイ作りのような仕事に時間を使いたくないという想いが強くなっている。ただ単に数字合わせの資料を作るだけなら自分自身の創意工夫が生かされる余地が限られてくるし、それが何かの役に立つかどうかということも見えにくい。そういう意味では、現在取り組んでいる仕事は方々から相談や依頼を受けてやっていることが多いので、それなりに充実感がないわけではない。ただ、この先不本意な役割を命じられないとは限らないので、「経済的自立」だけは確保しておきたいものだと痛感する。
3月1日(火)
いよいよ3月になったというのに、今朝も厳しく冷え込んでいる。昨夜降った雪が路肩に積み上げられて、方々で除雪車も作業しており、なかなか春の訪れを実感できない。それでも、これ程寒い日々は間もなく終わり次第に雪も減って行くだろう。そう考えると、目の前にある雪も名残惜しいような気がしてくる。
「深夜貨物便の経済効果」の分析に目処がついたので、今日からは「支庁別産業連関表の作成」に取り組んでいる。産業連関表を最初から最後までトータルに作成するのは、今回が初めてなので悪戦苦闘である。理論上の整合性を確保しつつ、細かな表の縦横の数字をピッタリ合わせるのは至難の業だ。それでも、今月中に報告書の形で仕上げなければならないのでプレッシャーがかかる。責任感を感じなければ、気楽なものかも知れないが・・・。日本列島の上空に、数年に一度の強い寒気が入っており全国的に厳しい寒さが続くようだ。道内のあちらこちらで暴風雪となっているようで、通勤電車のダイヤも昨日から乱れている。札幌では気温は下がっているものの天気は良いので、あまり実感がわかないが・・・。