日記:2005年4月
4月30日(土) できる社員は「やり過ごす」
今日は、この春一番の好天となった。気温も適度な暖かさで風も無く、屋外を散策するには最高の天候だった。
JR札幌駅から狸小路まで歩き、サウナで汗を流したりしてリフレッシュに努める。帰宅途中、三省堂で『できる社員は「やり過ごす」』(高橋伸夫著)を購入する。著者は、東京大学大学院経済研究科の教授で、ここ10年間「やり過ごし」、「尻ぬぐい」というキーワードをとおして日本企業の特質を研究しているという。読んでみると、とても実感があり思わず夜中まで読みふけってしまった。なるほど、わが国の組織において、「できる」と評価される社員は「やり過ごし」が上手だし、管理職と平社員の板ばさみとなる係長クラスにとって「尻ぬぐい」は否応無く押し付けられる役割である。
さて、JR福知山線の電車脱線事故は、死者が107名となった。今日のテレビ番組は、一斉にこの事故について特集していたが、死亡が確認された23歳の運転士に対する批判はほとんどなく、むしろこの運転士を脱線の引き金となるほどの高速運転に走らせた過密ダイヤや、そのダイヤを守れなかった場合、運転士に科される過酷な処分といったJR西日本の企業体質に対する批判が大半だった。乗客の遺族でさえ、インタビューに対して「遅れを取り戻そうとパニックになっていたであろう運転士が気の毒だ」と言っていたほどである。何とも考えさせられる事故である。
4月29日(金) みどりの日
今日からいよいよゴールデンウイークである。昨年、一昨年は春先に体調を崩していたので、ゴールデンウイークも体調に不安を感じながら過ごしていたが、当時に比べて今年は体調に不安を感じていないのでそれだけでも随分リラックスした気分で過ごすことができる。心安らかに過ごすためには、健康に不安を抱えていないことが不可欠だ。
年度替りの時期を慌しく過ごして疲れが溜まっているように思うので、今日は徹底的に休養に努めることにする。夕方、ログハウスの喫茶店「岳」でコーヒーをいただいたくらいで、特に何をすることもなく過ごした。
一年前からかかとが痛い状態が続いている。昨年の7月25日(土)に札幌駅前整形外科で診察を受けた際には、X線写真で異常が見られないのでそのうちに治るとのことだったが、一年近く経っても症状は一進一退である。一体いつになったら、痛みが取れるのだろう。
4月28日(木) ミア・アンジェラで昼食会
お昼休みに、米一さん、加藤さんと大丸レストラン街のイタリアン・レストラン「ミア・アンジェラ」で昼食をいただきながら近況を語り合う。
帰宅途中、同じ職場のFさんと一杯ということで、大丸レストラン街の「藩(はん)」で晩酌セットをいただく。さつま揚げ、焼き鳥、チンジャにビールが付いて1,280円だからお買い得な値段である。
午後8時に店を出て、紀州南高梅の梅干(ハチミツ漬け)を手土産に『みんたる』へ。今夜は、常連の今田さんと、JAICAの仕事で函館から来札中の池田さんの他にはお客さんがいなかったので、店主を加えて4人であれこれ雑談しているうちに閉店時間(午後10時)になってしまった。雨が降っていたので、ビニール傘を借りて帰路に着いた。
4月27日(水) すし善で昼食
朝から天気が良く暖かかったので、今年になって初めてコートを着ることなく出勤した。ゴールデンウイークを直前にして、ようやく本格的な春が到来したことを実感する。しかしながら、広葉樹の葉はまだ芽吹いておらず、木々が緑に包まれるのはゴールデンウイークが明けてからになるのではないだろうか。
お昼休みは、職場の若手と一緒に「すし善」(大丸8階レストラン街)へ。ここは、札幌を代表する高級店というイメージがあるせいか、お昼でもそれ程混んではいない。実際にはランチメニューがあり、高級店の味とサービスを堪能できるのでお買い得な店だと思う。デザートの「ゆずシャーベット」は、絶品である。
4月26日(火)
JR福知山線の列車事故による死者はさらに増え、70名を超えた。行方不明者もいるので、最終的に死者がもっと増えることは間違いない。
帰宅途中、『みんたる』に足を運んだが、宴会が入っているらしく店内がお客さんでいっぱいだったので、玄関先で引き返した。お客さんが沢山なのは喜ばしいが、隠れ家として使いたい向きにはお客さんが少ない方が望ましい。両方の要望を満足させることはできない相談なのだが、『みんたる』に人気が出るにつれて自分からは縁遠くなるようで少し寂しい気がする。
4月25日(月) 『トマソンの弟』入手
今朝9時18分頃、JR福知山線の尼崎駅付近で、電車がカーブで脱線してマンションに突っ込むという事故が発生した。死者は40名を超え、まだまだ増える見込みとのことだ。JR電車で通勤している身には、他人事とは思われない事故だ。
昼休みに北海道NPOサポートセンターへ出かけ、今後、郵便振替で会費納入の通知があった場合は、センターの方で処理してもらうことにした。
先週21日(木)の夜、『トマソンの弟』出版記念講演会に出席したが、印刷した冊数が500部と僅少だったため店頭では品切れ気味とのことである。私も一冊買って読もうと思っていたのだが、なかなか手に入らないので著者にメールを出したところ、夕方になって本人から電話があり、一冊贈呈を受けた。早速、帰宅途中の電車の中で読みはじめたが、抽象的な理論ではなく身近な具体例が沢山紹介されている本なので、とても興味深く読み進めることができた。
4月24日(日) 丸井今井再建
今朝の道新に、丸井今井百貨店の再建策として、札幌、函館、旭川に経営資源を集中し、赤字店の釧路、小樽、苫小牧、室蘭の4店は閉店も視野に検討を進めることになったとの記事が掲載された。一昨年3月に大丸札幌店がオープンしてから、大丸を除く各百貨店は大幅に売り上げを落としており、以前から経営不振が続いていた丸井今井が耐えられなくなったということだろう。
もっとも、百貨店業界全体のの売り上げが落ち込む中で、地方百貨店が単独では生き残れなくなっているのは全国的な傾向である。丸井今井は、伊勢丹の傘下で再建に取りかかるという観測が有力だが、伊勢丹らしさを打ち出した売り場づくりに成功すれば、丸井今井も何とか再建を果たせるかも知れない。
4月23日(土) ミニ土曜講座第3回
雨混じりの冷たい風が吹き、肌寒い一日だった。
午後1時から、北海道NPOサポートセンターの研修室で開催されたミニ土曜講座に参加する。4月9日(土)にはじまって今日が最終の第3回目となる講座で、講師は札幌市役所の長谷部さん。「機能的な参加型評価のあり方」というテーマで、政策評価のあり方についてお話をうかがった。一昨年、放送大学大学院文化科学研究科の修士論文をベースにしているとのことで、急ごしらえのプレゼンテーションとは違った含蓄を感じさせられた。平成9年度以降、予算削減のためのセレモニー的に行われてきた事業評価などと違って、参加型評価をきちんとやることによって事務事業の最適化を図ることができると思うが、その道筋は簡単ではなさそうだ。
4月22日(金) 昼食会〜「えべつ組」発足記念会
お昼休みに、札幌グランドホテル1階の「ライラック」で、長谷部さん、今川さん、米一さん、渡辺さんと5名で昼食会を開催する。長谷部さん、今川さんは札幌市役所の職員だが、都心のホテルに気軽に集まって昼食会を開くことができるというのは楽しい。
午後5時50分、JR札幌駅発の快速電車で野幌へ。JR野幌駅から歩いて3分程度の所にある居酒屋「味の里 いろは」で、同じ職場の江別市在住者5名で飲み会を行う。地元で飲むことが少ないので、それほどお客さんがいるとは思っていなかったが、大きな宴会が3組入っているとのことで120名入る店内は意外と混雑していた。地元らしいものとしては唯一、「江別産小麦のつけ麺」がメニューにあったのでそれをいただく。午後8時半過ぎに散会し、店の外に出ると霙(みぞれ)混じりの風が吹いて底冷えのする寒さである。店の近くに停まっていたタクシーに乗り、帰路に着く。
4月21日(木) これって本当にバリアフリーですか
仕事の方は、一年の流れが大体イメージできてきたので、落ち着いて取り組んでいる。
午後6時半から、エルプラザ4階の大研修室で開催された講演会「これって本当にバリアフリーですか」に参加する。講師の大石茂晴さんは、最近『トマソンの弟』と題した本を出版したので、今夜の講演会はその出版記念を兼ねている。大石さんによれば、トマソンは昔巨人軍にいた打てなかった外国人選手で、バリアフリーをうたい文句にしながら機能していない施設・設備はトマソンの弟みたいなものだという。そうした視点で街を歩くと、トマソンの弟が数多く目に付くという。実際に、様々な実例を写真で紹介されると、思いがけないほど深刻な状況に考え込んでしまう。『トマソンの弟』は、そうした重たい現実を冗談めかしたタイトルで包んで読者の元に届けようという努力に満ちた本である。
4月20日(水) 経済調査課歓送迎会
午前中、職場のホームページの容量確保に取り組み、何とか更新のために必要な容量を確保することができた。修正を要する箇所はかなりあるのだが、すぐには手が回らないのでこれから時間の合間をみて修正していこうと思う。自分のホームページならともかく、職場のホームページを修正するのはかなりエネルギーのいる作業である。昨日から今日にかけてホームページと格闘し、疲れ果ててしまった。
午後6時から、居酒屋「月夜のたぬき」(南1西6第27桂和ビルB1F)で開催された経済調査課の歓送迎会に出席する。以前所属していた課の歓送迎会だが、異動の時期に忙しい人が多かったため、落ち着いてから開催ということになったのだ。初めて入った店だが、3,400円(税込み)で3時間飲み放題であり、しかも個室という内容はお買い得だと思う。午後9時少し前に散会した後、酔い覚ましに狸小路を歩いてから帰路に着く。
4月19日(火) フォーラムin札幌実行委員会
職場のホームページが容量オーバーとのことで、急遽私がホームページを修正することになり、ほぼ一日中ホームページと格闘することとなった。よく見ると、更新されていないページやリンク切れが目立つ。情報発信の道具としてホームページの役割がどんどん高まっているにも係わらず、誰の仕事なの責任体制が曖昧なまま公開しているのでほとんどのセクションで同じ問題が発生していると思う。
午後6時半から、北海道自治会館で北海道自治体学会フォーラムin札幌実行委員会に出席する。午後8時半までかけて、メインテーマやワークショップのテーマなどを決めることができた。
終了後、渡辺さん、米一さんとJR札幌駅構内の「ごまそば一番」へ。ここで午後10時まで飲んで散会した。
4月18日(月)
今日は朝から良く晴れて、そのせいか冷え込んだ一日だった。
昨夜は久々に睡眠改善薬「ドリエル」を飲んで寝たのだが、効き目が持続しているのか午前中は何となくボーッとした感じが抜けなかった。
それでも、今後の役に立つ作業だけはやっておこうと考え、連休明けに実施する市町村アンケートの調査票を作成した。
昼休みに、「たじま屋西店」(北6西6)に足を運び、来月予定している宴会のための下見をする。高架下なので、列車通過時に振動や騒音があるかも知れないが、値段が安く場所的にも適当だと思う。
帰宅途中、「みんたる」に立ち寄る。明日以降は、打合せや飲み会が続くので気ぜわしい状態が続く。気軽に「みんたる」に立ち寄ることができる状態というのは、何ともありがたい。
4月17日(日)
小雨混じりの冷たい風が吹いて、肌寒い一日だった。
昨日の北海道自治体学会運営委員会が終わって、ようやく一つ心に引っかかっていた重荷が外れたので、少し気持ちが楽になった。それでも、昨日の運営委員会の会議録を作成したり、会計処理をしたりしなければならないので気を抜くことができない。
夕方、ログハウスの喫茶店「岳」に出かけ、ヨーカドーで目薬を購入したくらいで、後は特に何をすることもなく休養に務めた。
4月16日(土) 北海道自治体学会運営委員会
午後1時半ころ北海道NPOサポートセンター(北5西6)に足を運び、2階の会議室に机と椅子を並べ北海道自治体学会の運営委員会を準備する。飲み物の買出し、資料の準備、会場の設営、旅費の支給などを一人でこなさなければならないので大忙しである。
午後2時過ぎから運営委員会がスタートし、事務局体制、総会&政策シンポジウム、フォーラムin札幌、役員改選などの盛りだくさんの議題を検討したが、M先生が欠席したためいつもよりスムーズに進み午後4時ころ終了した。
その後、今川さん、中谷さん、内田和博さんと4人で北海道自治体学会の封筒に印刷された住所をフェルトペンで消す作業を行う。4人がかりで作業したので、午後5時半には2千枚の封筒を処理することができた。
その後、センチュリーロイヤルホテルの地下1階にある喫茶店「ブルーネン」に足を運び、先に来ていた神原先生、佐藤先生など総勢7名で午後7時ころまで雑談して散会した。
4月15日(金)
溜まっていた各種照会を片付け、この先を見据えた仕事に取りかかる。まず、他のグループと別々に行っていた市町村への照会を一本化することを提案し、調査内容の骨子を作成したり、庁内会議の名簿を更新した。仕事の方は大体目処がついたので、残業を避けて帰路に着く。
帰宅後、明日の北海道自治体学会運営委員会のレジュメや旅費の支給調書を作成したが、疲れが溜まっているので難行苦行になった。資料準備の都合等があるので、出欠の報告をお願いしているのだがM先生は相変わらず何も言ってこない。予告無く出席しても大人しくしていれば良いのだが、会議の途中にやってきて長広舌を繰り返し、途中で「時間がないので・・・。」と止めようとすると「失礼だ!」と言って怒鳴り散らす方なのでM先生が出席する場合はそれなりの準備が必要である。そこで、今日は意を決して出欠確認のため電話をかけた。M先生は大抵在宅なので、今日もすぐに電話口に出たが、とても不機嫌な様子で、何とか明日は出席できない旨確認することができたが、今後もこのようなことが続くかと思うとウンザリしてしまう。
4月14日(木)
出勤途中、何年かぶりでKさんと出会った。久しぶりに出会うと、相手によって「ずいぶん変わったな」と感じる場合と、「あまり変わらないな」と感じる場合がある。Kさんについては前者の方で、誰しも時の流れと無縁では生きられないことを痛感させられた。
職場では、引継がれた書類や参考資料、処理中の書類などが机の横に積み上がったので、片っ端から整理する。内容別にファイルに綴ったり不要なものを捨てたりして、机の上をスッキリさせることができた。
浅井学園大学人間福祉学部のI講師から「ハンドル形電動車いす」への対応状況の照会があったり、オストメイトの整備状況を調べたりしているうちに時間が過ぎてしまい、一息ついたときには午後7時になっていた。
4月13日(水)
11日(月)につま先の細い靴を履いて出勤した結果、両足とも小指の爪の辺りが痛むので、つま先の広いeccoの靴に替えタクシーを使って出勤した。
仕事の方は今日からフル稼働で、各種照会に応えたり、会議でのしゃべり原稿を書いたりでどんどん時間が過ぎていく感じだ。先週から新しい仕事に変わったばかりだが、以前の課で仕事をしていたことが遠い過去のような気がする。
そのせいか、北海道自治体学会や連続シンポジウムなどについては気が回らなくなっている。週末に北海道自治体学会の運営委員会を控えているが、できれば今回は休んでみたいものだ。
4月12日(火) 市町村担当者会議
先週から、天候不順な日が続いていたが、今日は春らしく柔らかな日差しの降り注ぐ穏やかな一日となった。
今日は午前10時から午後3時まで、かでる2.7の大ホールで「障害保健福祉関係市町村担当者会議」開催されたのだが、最後の方に5分間だけ時間をもらって「福祉有償運送」について説明した。しゃべり原稿は昨日作り上げていたのだが、実際に読んでみると5分では収まらないことが分かったので、半分近くに分量を減らした。
2時10分ころ会場に入ると、出席者が500人というだけあって、大ホールは桟敷席まで埋まっている。私の出番は会議の一番最後で2時50分くらいだったが、会議の進行が予定よりも遅れていたのでアドリブで3分くらいに縮めて説明した。
午後6時半から、自治会館5階の会議室で開催された連続シンポジウムに関する打合せに出席する。9時ころ散会し、帰路に着いた。
4月11日(月)
新しい職場に着任して2週間目となった。心機一転して自分の事務分掌を点検し、これから一年間の仕事の進め方に目処をつける。現在直面している「福祉有償運送」に関する問題さえ片付けば、後はもっと企画調整的な仕事に専念できそうなので、当面全力でこの問題を処理しようと思う。
帰宅途中「みんたる」に立ち寄り、店主から経営状況や今後のビジョンなどについて正直なお話をうかがう。3月、4月と徐々にお客さんは増えているが、スタッフの人件費を十分に出せるまでの採算ラインには乗っていないとのことだ。店主とゆっくりお話する閑も無いくらいお客さんが入らないと、なかなか儲かるところまで行かないのだろう。それでも、「みんたる」を会場としてフェアトレードや環境問題の学習会を定期的に開催するというビジョンがあるそうで、とても面白いと感じた。最近は日曜日に店を開けることもあるとのことで、ほとんど無休で働いているにもかかわらず少しもくたびれた様子を感じさせないのは店主の凄いところだ。この店が軌道に乗るまで、応援したいと思う。
4月10日(日)
今日も、霙(みぞれ)交じりの強い風が吹き、傘を差して歩くのも辛いような状況だった。
先週は一週間があわただしく過ぎ、疲労を感じているので、今日は特に何をすることもなく休養に務めた。そのせいか、気力がわいてきて手を付けられずにいた自治体学会関係の会計書類などを処理することができた。
昼過ぎに札幌へ出かけ、紀伊国屋札幌店で経済関係の本を探したが見つからず一寸がっかりした。やはり、東京の八重洲ブックセンターには及ばないようだ。午後5時ころ、近所の理髪店で散髪し、ログハウスの喫茶店「岳」で一息入れてから帰路に着く。
4月9日(土) ミニ土曜講座(第1回)
昨日、大丸札幌店の道を挟んだ西側(北5西4)に「紀伊国屋札幌店」がオープンした。今日初めて足を運んだが、市内では最大の80万冊を扱っているだけに、1階と2階の広いフロアーが本で埋め尽くされている。その広い店内が、老若男女様々な客でごった返していたので、店内の様子だけ見て退散した。
午後1時から、北海道NPOサポートセンターで開催されたミニ土曜講座に出席する。来週(16日)、再来週(23日)まで連続3回の講座の第1回目で、今回は札幌市役所の酒井智美さんが講師となり「自治体アウトソーシングの進展とNPO」というテーマで発表を行った。NPO関係者を中心に10名余りが集まっており、内容的にも面白かった。
午後3時に講座が終了してから、講師の酒井さん、再来週講師を務める長谷部さんとセンチュリーロイヤルホテル地下1階(北5西4)の喫茶店「ブルーネン」で茶話会を行う。いろいろなことを話したが、やはりM先生の言動には全員が悩まされている点では一致している。午後5時近くに散会し、帰路に着く。
4月8日(金)
お昼休みに、同じ課の若手職員2人(昨夜とは違う組合せ)と大丸札幌店8階のレストラン街にある「すし善」で昼食をいただく。2人とも4月1日付けで異動してきたばかりで、初めての異動なので気負いや戸惑いを感じていることが良く分かる。いろいろと思うに任せないことがあるだろうが、何とかしのいでもらいたいものだ。
4月12日(火)の午後から、全道の障害者福祉担当者会議の席で、有償福祉運送について説明することになったので、原稿を作成し障害者保健福祉課の担当者に渡す。しゃべり原稿は、週末に作成することにする。
午後6時ころ職場を出て、三省堂札幌店で週末に読む本を探す。『自治体政策とユニバーサルデザイン』(波田永実編著)が面白そうだったので購入した。
4月7日(木)
4月に入って街中の雪はほとんど無くなったが、肌寒い日が続いている。今日も雨交じりの強い風が吹き、屋外を快適に歩くことができる状態ではなかった。
昼過ぎからあいにくの天候の中、北海道運輸局を訪ね、福祉有償運送に関する市町村レベルでの協議会について打ち合わせを行う。南富良野町で3月末に協議会を開催したとのことで、その資料と併せて打ち合わせの内容を整理し、報告書を書き上げたころには午後5時を過ぎていた。
その後午後8時まで残業してから、同じグループの若手職員2人と居酒屋「大和屋」(北3西3)で飲み会を行う。このところ飲み会が続いているので、午後10時には散会して帰路に着いたハズなのだが、JR江別駅まで乗り過ごしてしまったため反対方向からの電車に乗って引き返したのだが、今度はJR大麻駅まで乗り過ごしてしまった。流石にもう一度反対方向の電車に乗る気にはなれず、JR大麻駅前からタクシーで帰宅した。
4月6日(水) 職場の歓迎会
今日は朝から前任者が残した資料に片っ端から目を通し、業務の概要を頭に入れることに没頭する。当然のことながら、急いで目を通した資料だけではピンとこないことも多く、特に大きなことはしていないのだが一寸疲れを感じる。
午後6時から、「水の韻(ひびき)」(南1西3パルコ8階)で開催された職場の歓迎会に出席する。職場の歓迎会と言っても、全体ではなくグループの歓迎会なのだが、それでもメンバーは13名になり名前と顔が一致しない状況だ。
午後8時過ぎに歓迎会が終了後、6名で近くの居酒屋へ。その後10時近くまで飲んだハズだが、後はどうやって帰ったのか記憶も曖昧な状態で帰路に着く。
4月5日(火) 福祉のまちづくり
今日は、朝から新しい職場で仕事である。最近は、場数を踏んだので、異動があってもそれほどとまどうことなく、新しい仕事に取り組むことができるようになっている。
福祉のまちづくりに関する総合調整が主な事務分掌なのだが、一口に「福祉のまちづくり」と言ってもとらえどころがなく、どのように仕事を進めれば良いのか悩ましいところだ。
明日はグループの親睦会が開催され、帰宅が遅くなるハズなので、今日は早めに職場を出て帰路につく。
4月4日(月) 残務整理
朝一旦新しい職場に顔を出し、その後は以前の職場に戻って昼過ぎまで残務整理に努める。日頃大量の書類を積み上げていたため、なかなか片づけが終わらず焦ってしまう。昼過ぎには、新しい職場で事務引継ぎを受けているうちに2時間近く経ってしまう。もう一度以前の職場に戻って大急ぎで残務処理を行う。午後5時半過ぎから、もう一度新しい職場で事務引継ぎを受けているうちに午後7時過ぎになった。
職場を出てから、「みんたる」に足を運ぶ。先週は、残務処理のための残業と送別会に明け暮れたため、「みんたる」足を運ぶのは3月25日(金)以来である。店内は、カウンターまでお客さんで埋まっており、けっこう流行っているようだ。
4月3日(日)
無理な生活が祟ったのか風邪気味で、お腹の調子が悪く頭痛もするので、休養に努めることにする。
ところが、昼前から夕方にかけてM先生から立て続けにメールが5通届く。いずれも、明日、4日(月)に会いたいので電話連絡すると書いてある。明日になってM先生から一方的な電話をもらっても困るし、M先生と会う時間をつくれるかどうかも分からないので、やむなくメールに書いてあったM先生の自宅電話番号に電話をかける。電話で話したのは10分間程だが、いつものことながらロクなことにならず、疲れ果ててしまった。地方自治土曜講座については、しばらく近づかないほうが良さそうだ。
4月2日(土) 「どう思いますか格差社会」
残業と飲み会の連続で、ほとんど3〜4時間の睡眠しか取れない一週間が終わったので、今日明日は疲労回復に努めることにする。
午後3時過ぎから、札幌市の今川さんと北海道NPOサポートセンター(北5西6)で北海道自治体学会のニュースレター発送のための作業を行う。
午後9時から、NHKのテレビ番組「どう思いますか格差社会」を観る。小泉構造改革において加速されている「規制緩和」の下、人々の間に格差が広がっている現実がいやおう無く示される。例えば、タクシーに関する規制緩和の結果、タクシーの登録台数が激増し、タクシー運転手の収入が激減しているという。特に競争が激化した仙台市では、月に2日しか休まずに時間延長で働いても、月収は20万円にしかならないという。若年層の雇用も深刻で、企業が正社員を採用しなくなった結果、フリーターの年齢層がどんどん高齢化しているとのことだ。北海道大学教育学部の青木紀(あおき ただし)教授が生活保護世帯の状況を研究した結果として、貧困の再生産が起こっているという報告も考えさせられるものだった。
資本主義経済の中にも、このような格差を基本的に是とする自由主義と否とする保守主義の二つの流れがある。小泉構造改革は、前者の立場が強く打ち出されたものだと思うが、その結果として発生する残酷な現実を目の当たりにして、今後は保守主義の考え方が一時的に勢力を増すのではないかと思う。
4月1日(金) Sさんの慰労会
午前10時に辞令を受け、その後は残務整理に集中する。何とか移出入額の推計に目処を立てたいと思うのだが、推計用ワークシートの組み立てがでたらめなので、全部やり直すハメになり焦りだけが募る結果となった。
午後3時過ぎから後任者に引継ぎを行う。簡単に済ませたつもりだが、それでも小一時間かかってしまう。午後5時過ぎに職場で見送りを受け、一旦職場を出る。地方に出る数名は今日でしばしのお別れとなる。
午後6時から、「かつや」(北3西3大同生命ビルB1)で開催されたSさんの慰労会に出席する。この店は、「おでん」の専門店で、それ以外には「お新香」しかつまむ物はないが、仕込みにタップリ手間隙をかけた「おでん」は絶品で、昨夜食べた「ででんがでん」の名物「味噌おでん」などまったく比較にならない。「おでん」一つ取ってもこのように知る人ぞ知る名店があることが、札幌の街に奥深い味わいを添えているのだと思う。尽きぬ名残を惜しみつつ午後10時に散会し、帰路に着く。