日記:2006年8月
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8月30日(水)

 午前中、会議資料が大体仕上がり、後は挨拶文を残すだけである。昨年は簡単に作ったが、今年は経験が増えた分、いろいろと盛り込みたい事項があって考えがまとまらない。午後7時まで考えても良いアイデアが出てこないため、残業を切り上げて帰路に着いた。
 一昨日から今日にかけて、今年の5月始めから抱えていた懸案事項の整理に取り組み、多大な犠牲を払って100%処理を終えた。振り返ってみれば、思い切りの悪さがたたって問題をこじらせてしまったのだが、何とか今回のことを教訓に今後は同じ間違いを犯さないようにしたいと思う。


8月29日(火)

 今日は昼過ぎから雨が降ったため、日差しの暑さはなかったが、湿度が高いためうっすらと汗ばむ感じで、決して過ごしやすいとはいえない状態だった。
 それに加えて、昨夜は帰宅が遅くなったため、寝不足で頭が冴えない。ボーッとしていたためか定期券を落としてしまったが、幸いにも職場の中だったのですぐに手元に届いて事なきを得た。
 それでも、いろいろと照会物に回答を準備する必要が生じて、会議の準備に専念することができたのは夕方になってからである。午後9時過ぎまでの残業で、明日中には資料を仕上げる目処がついたので少し気持ちが楽になった。


8月28日(月)  北海道型福祉研究会

 今日は、朝から一週間後に迫った会議の準備に専念するつもりだったが、いろいろと照会物をこなす必要があって、なかなか会議の準備に取りかかることができなかった。
 本当は残業して仕事を進めたかったのだが、午後6時半からは、「北海道型福祉研究会」に出席する。元々はAさんが報告者だったのだが、たまたま身内に不幸があったため私が代わりに報告することになり、8月3日(木)に視察に訪れた熊本市の「健軍くらしささえ愛工房」についての報告を行った。
 「健軍くらしささえ愛工房」は、子供から高齢者、障がい者、ひきこもりやニートなど対象が幅広く多様な取り組みを行っているため、具体的な活動やその意義を分かりやすく説明することは簡単ではない。現地ではタップリ時間をかけてお話しをうかがったにもかかわらず、聞き漏らした点や記憶が曖昧になってしまった点も多く、資料を確認しながら報告を続けるうちに、アッと言う間に1時間が経過してしまった。
 午後8時過ぎに報告を切り上げ、炭火居酒屋「八方」で飲み会を行う。9月17日(日)・18日(月)の1泊2日で釧路を訪ね、グループホームやコミュニティレストランをやっているNPO法人「わたぼうしの家」などを視察することになっているので、釧路での視察先や飲みに行く店などの話題で盛り上がった。


8月27日(日)

 今日もまた、夏がまだ終わっていないことを実感させられる一日だった。
 札幌では大きなマラソン大会がありってテレビ中継されていたが、気温が30度を超える暑さのため、ランナーも暑さに耐える走行になったようだ。
 午後2時過ぎに車で札幌に出かけると、都心に向かう環状通りのあちらこちらに、マラソン大会のため通行規制の標識が掲示されている。それでも、ほとんどのランナーが駆け抜けた後の時間帯なので、実際に走っているランナーの姿を見ることはなく、通行規制に遭遇することもなかった。
 午後7時ころ帰宅したが、室温がなかなか下がらず過ごしにくかった。間もなく8月も終わるので、このような暑い日は続かないだろうが、流石に今夜は暑いのは辛いと思った。


8月26日(土)  コンカリーニョ生誕大パーティー

 夏も終わりに近づいているが、今日は夏の盛りのように気温が上がり、日差しがまぶしい一日だった。
 午後5時から、琴似でコンカリーニョ生誕大パーティーがあったので、足を運ぼうかと思ってJR札幌駅の近くで時間を潰していたが、直前になって気が引けて足を運ぶのを止めてしまった。少し前であれば、経済的な困難に立ち向かいながら演劇をはじめとするパフォーマンスの場であるコンカリーニョの再開に取り組むSさんの壮挙に感激し、気が引けることなく足を運んだと思うが、以前は無条件で感激した壮挙に、心を動かされることが少なくなったように思う。
 その結果として、コンカリーニョに思い切って足を運べば得られたかも知れない感激を味わう機会を失ってしまった。今にして思えば、二度とない新生コンカリーニョの誕生記念パーティーに参加しなかったことは、大きな損失だったかも知れない。


8月25日(金)

 今日は、朝から良く晴れていたが、涼しい風が吹き過ごしやすい一日だった。この涼しい風は、もう「秋風」と呼んで差し支えないだろう。西に向かって開いた職場の窓から吹き込む風は、北大植物園の方からアカシヤの並木を通って吹いてくる。石川啄木の歌を思い出す。

 アカシヤの並木にポプラに
 秋の風
 吹くがかなしと日記に残れり

 石川啄木は、1907年(明治40年)の5月函館に渡り、春から夏を過ごした後、9月14日から27日までの2週間を札幌で過ごしている。啄木は、札幌が大いに気に入ったらしく、次のような一文を残している。

「札幌は寔(まこと)に美しき北の都なり。初めて見たる我が喜びは何にか例へん。アカシヤの並木を騒がせ、ポプラの葉を裏返して吹く風の冷たさ。札幌は秋風の国なり木立の市(まち)なり。おほらかに静かにして人の香よりは樹の香こそ勝りたれ。大なる田舎町なり、しめやかなる恋の多くありさうなる郷(さと)なり、詩人の住むべき都会なり」

 そのときから一世紀近くを経て、街の様子も隔世の違いがあるはずだが、木立を吹き渡る秋風のイメージは今も変わらず、札幌の秋の美しさをこの上なく的確に表していると思う。
 仕事の方では、9月4日(月)の会議準備のため残業となり、一段落して職場を出たころには、午後10時を過ぎていた。


8月24日(木)

 今日は、朝から薄曇りで、それほど気温が上がらず過ごしやすい一日だった。
 雲の切れ間から見える青空は、高い位置で澄み切っており、秋の気配が感じられる。暑い日が続いたこの夏も終わりに近づき、暑い日があったとしても何日もは続かないだろう。
来週末には、9月になるのだ。
 昨日は帰宅が午前1時近くになり、就寝したのは午前3時ころ。3時間程度しか寝ていないので眠たいが、今週中に9月4日(月)の会議の準備をする必要があり、資料作りに集中的に取り組んだ。
 午後7時過ぎまで残業となり、職場を出たときは外は真っ暗だった。先月までは午後7時半にはまだ明るかったことを思えば、確実に日は短くなっており、「秋の夜長」の時期が近づいていることを実感させられた。


8月23日(水)  洞爺月浦温泉「ポロモイ」〜DO!21例会

 朝9時20分に、JR札幌駅前のエスタ1階バスターミナルから道南バスに乗り、定山渓経由で洞爺湖温泉へ向かう。正午過ぎに洞爺湖温泉に到着し、同行した浅井学園大学のS教授と一緒にバスターミナル近くの蕎麦屋で昼食後、午後1時少し前にタクシーで洞爺月浦温泉「ポロモイ」に移動する。「ポロモイ」は、洞爺湖の西側の小高い場所にあるので、洞爺湖の向こうに昭和新山を望む眺望は絶景である。
 午後2時前に「ポロモイ」を出て、タクシーで洞爺湖温泉へ。わかさいも本舗の1階でコーヒーを飲んだりして時間を潰し、午後3時40分に洞爺湖温泉発のバスに乗って札幌へ向かう。洞爺湖の湖畔や中山峠などの曲がりくねった道を走るため、久々に乗り物酔いしてしまった。
 真っ直ぐ帰宅して休養したいと思ったが、今日は午後6時半から、NPO法人「楽しいモグラクラブ」が経営する喫茶店でDO21の8月例会があったため、午後7時少し前に足を運ぶ。そこで、代表のHさんと利用者のMさんから、ニート・引きこもりの実態と対策などについてお話しをうかがった。
 午後8時半過ぎに散会後、地下鉄北18条駅近くの居酒屋で一杯やる。個人経営の居酒屋で、料理も美味しく大いに気に入ったが、乗り物酔いを引きずっていたためか悪酔いし、楽しく飲んでいられなくなったため午後11時ころ店を出て帰路に着いた。


8月22日(火)

 朝から雨が降っている。雨の中、傘を差して出勤する。気温が高いことも相まって蒸し暑く、梅雨の最中に奈良方面を旅行しているときに味わったような気だるさを感じる。雨は昼前に上がったが、その後もカラリと晴れることはなく薄曇り状態のまま日が暮れた。
 今日は帯広市に日帰りで出張する予定だったのだが、9月4日(月)に開催する会議の準備を今月中に済ませなければならないので、同僚のSさんに代わってもらった。おかげで、これまで手が付けられなかった部分についても準備を進めることができた。
 明日は朝一番で洞爺湖温泉方面へ出張するため、その準備にも取り組み、午後7時過ぎに職場を出て帰路に着いた。


8月21日(月)  甲子園決勝再試合

 今日も朝から気温が上がり、昼休みに屋外を歩くと空気が熱せられて低温サウナに入っているような感じだった。
 9月4日(月)に開催する会議の準備を今週中に仕上げなければならないのだが、それ以外にも当面の処理を要する案件が溜まっているので、明日以降会議の準備に専念できるよう、それ以外の仕事の整理に追われる。
 今日は午後1時から、甲子園で早稲田実業−駒大苫小牧の決勝再試合が行われた。結果は、4−3で早稲田実業が優勝し、駒大苫小牧の夏の大会3連覇はならなかったが、9回表には2点本塁打で1点差まで肉薄するなど、最後まで粘り抜いた実に立派な試合だった。
 北海道の高校野球チームと言えば、駒大苫小牧が一昨年の夏の大会で優勝するまでは、ずっと昔に北海高校が準優勝したことがあるだけで、優勝を争う実力のあるチームという前評判が立つこともなく、1〜2回勝てれば上出来と言った感じだったと思う。そして、北海道のチームが弱い理由としては、雪のため冬期間のグランド練習ができないためと説明されていたものだ。苫小牧は雪が少ない地域だが、冬の厳しさは本州とは比較にならず、冬期間の屋外練習は厳しいものがあるだろう。駒大苫小牧が3連覇に王手をかけるまでの強いチームになったことは、これまでの概念を打ち破るものであり、久々に新鮮な感動を覚えた。


8月20日(日)  甲子園決勝

 今日も暑い一日となり、大阪府堺市などでは最高気温が38度近くまで上がったとのことだ。
 午後1時から、甲子園で早稲田実業−駒大苫小牧の決勝戦があった。2回くらいまでテレビ観戦していたのだが、ずっと見ていなくても2時間後くらいには自ずと結果が分かると思ったので、外出することにした。
 午後2時半過ぎくらいに札幌中央郵便局に立ち寄ると、ロビーのテレビで8回表に駒大苫小牧の選手がソロホームランを打った場面に遭遇した。その時点では1−0で駒大苫小牧がリードしていた。それから間もなく、札幌地下街を歩いていると、大型テレビの周辺は黒山の人だかりになっている。交通整理の人が必死に立ち止まらないように呼びかけているので、そこを通り過ぎると、間もなく大歓声と拍手が巻き起こったので、駒大苫小牧が優勝したのかと思った。
 ところが、その後分かったことは、8回裏に早稲田実業が追いついて延長戦となり、15回まで互いに譲ることなく1−1の引き分けとなり、再試合になったのである。決勝再試合は、実に37年ぶりのことである。ワールドカップサッカーの決勝戦のときも思ったことだが、幾つもの試合を勝ち上がって決勝で対決するチームの実力は伯仲している。最後に優勝するかどうかは、実力の差ではなく運命の女神がどちらにほほ笑むかにかかっているように思う。特に、明日は連戦連投の選手たちが疲労と緊張のピークの中で戦うのだから、どんなアクシデントが起こるか分からない。双方のチームの実力は、延長15回まで戦って結局引き分けとなった今日の結果が示すようにまったく互角と見て良いのではないだろうか。


8月19日(土)

 今日は、昼過ぎにログハウスの喫茶店「岳」でコーヒーをいただいてから、札幌へ出かけた。ここのところ、パソコンに向かう時間が長いためか首筋に疲労の蓄積を感じるため、「アイカフェ」のマッサージチェアで幾つものコースを試した。
 全身コース、肩中心コース、腰中心コース、腿中心コースを試しているうちに1時間が過ぎて、支払は500円(税込み)となった。疲労回復の目的から考えると、なかなか安上がりでありがたいサービスである。「アイカフェ」は、元々はインターネットが使えるネット喫茶のなのだが、顧客ニーズに応える形で様々なサービスを開発している。このように変幻自在な発展型が生まれるベースとなるのが喫茶店の面白いところであり、そのうちにまた喫茶店の概念を超えたユニークなサービスが生まれてくることが期待される。そのサービスを生み出すイノベーターとなることができれば、世の中に影響を及ぼす事業家となることもできるのだが、今のところ私には人々が喫茶店に求める新たなサービスが見えていない。残念至極である。


8月18日(金)  ドイツ料理「ノイ・ガーデンコート」

 今日は、久々に雨が降った。最近ずっと雨が降らず、農作物に被害が出ている状況だったので、今日は恵み雨となったところも多いかも知れないが、新日高町あたりでは大雨の被害が出ているようだ。
 午後6時から職場のメンバー8人で、狸小路7丁目にあるドイツ家庭料理の店「ノイ・ガーデンコート」に足を運ぶ。ドイツ家庭料理は、肉とジャガイモを中心としたドッシリと重たい料理である。肉は骨付きの豚肉をトロトロになるまで煮込んだ入り、牛肉の薄切りに衣を付けて揚げたりしているが、味に大きな違いが感じられず、最後は胸焼けのするような満腹感に襲われた。それぞれの料理は決して不味くはないのだが、コース料理としていただくには全体的に重たすぎるのではないだろうか。この店は、本場のドイツワインを飲ませるということで大いに期待していたのだが、ウエイターが不慣れなためかきちんとした説明を受けることもできず、ドイツワインを期待してわざわざ飲みに行くほどのものとは思えなかった。
 割り勘は一人当たり5千5百円となったが、一度試してみる分には面白い店かも知れない。


8月17日(木)

 お盆休みも昨日でピークを超えたようで、通勤電車は昨日までよりも少し混んでいるようだ。それでも、中・高校生の制服姿がほとんど見られないので、混雑している時期に比べれば格段に快適である。JR北海道としては精一杯経営努力をしているのだろうが、通勤ラッシュを味わっている身とすれば、通勤時間の電車の本数をもっと増やしたり、車両を増設してもらいたいものだ。
 職場でも、昨日まで3日間休んで今日から出勤という人が多い。急に仕事がまわり始めて、何となく慌ただしい一日となった。
 帰宅途中、札幌ライオンのアピア店(札幌地下街)で一杯やる。500円相当のチケットが4千円分あったので安上がりかと思ったが、料理の単価が高いので割り勘が4千円程度になった。したたかに酔ってしまい、半分居眠り状態で帰路に着いた。


8月16日(水)

 今朝は久々に霧雨が降ったが、日中は晴れて最高気温が30度まで上がり、暑い一日となった。
 昼休みに、センチュリーロイヤルホテル1階の「iカフェ」でインターネットを使ってみる。そうすると、あることについて思っていた以上に嬉しい情報が得られたので、大いに満足する。
 それ以外は、ひたすら目の前の仕事を片付けて過ごした一日だった。午後7時ころ職場を出て、帰路に着いた。


8月15日(火)

 今日もお盆休みを取っている人が多いようだが、昨日よりは出勤している人が多いようで、通勤電車も昨日の朝ほどは空いていない。
 61回目の終戦記念日となる今日は、東京の日本武道館で全国戦没者追悼式が開催された。それに先立ち、小泉総理が靖国神社で公式参拝を行ったということで、マスコミが一斉に報道していた。任期が来月で切れるため、国内外の批判はともあれ、最後に自分の意志を貫いたということだろう。
 甲子園では、駒大苫小牧−青森山田の試合があった。試合は当初、青森山田が優勢で一時期は6点差となっていたが、終盤で駒大苫小牧が追いつき、9回裏に逆転して10−9でサヨナラ勝ちを収めた。駒大苫小牧は既に夏の大会で2連覇しており、最後に見せた粘りは、並々ならぬ実力を持ったチームであることを物語っている。それにしても、駒大苫小牧以前は北海道代表のチームは弱いと思われていたので、駒大苫小牧が勝ち続けることが不思議に感じるほどだ。
 午後7時過ぎに、ポスフール江別店近くの床屋で散髪してから帰宅した。


8月14日(月)

 今日はお盆休みを取っている人が多く、いつもは座席が空いていない通勤電車も、立っている人はほとんどいない状況だった。通勤電車が毎日これくらい空いていれば、電車通勤も楽になるのだが、明後日以降は再び電車が混むことだろう。
 帰宅途中、久々にショッピングセンター「Ario(アリオ)」に足を運ぶ。JR札幌駅からは、歩いて10分程度と意外に近い。JR札幌駅の近辺に住んでいれば、天気の良いときなど散歩がてら足を運ぶのにちょうど良さそうだ。3階にある丸善書店で何か面白い本はないかと探したが、三省堂や紀伊国屋に並んでいる本と同じラインアップで特に珍しいものは見あたらなかった。本の流通は、日販と東販の2社による寡占状態なので、大きな書店の店頭を売れ筋の本で満たせば、どの店も同じようなものになるのだろう。



8月13日(日)  「グッドナイト&グッドラック」

 今日も良く晴れて、じっとしていても汗ばむほどの暑さとなった。この夏は雨が少なく、農作物の生育に影響が出ているようだが、たしかにここのところずっと傘をさして歩いた覚えがない。
 午後2時半から、蠍座で「グッドナイト&グッドラック」を見る。舞台は1953年のアメリカ合衆国。当時アメリカで吹き荒れていた反共産主義キャンペーン(マッカーシズム)に立ち向かった実在のジャーナリスト、エドワード・マーローが主人公である。当時、共産主義者とその支援者は公職追放となったわけだが、その提唱者であるマッカーシー上院議員から「共産主義者とその一味」と決めつけられてしまえば弁明の余地がなく、自由な言論が封殺されている状況となっていた。
 マッカーシズムを生み出したアメリカ合衆国の精神風土は忌まわしいものだが、それでも最終的にはジャーナリストの呼びかけに呼応した国民の力でマッカーシズムの呪縛を解くことができたことは、アメリカ合衆国の民主主義の基盤が強固であることを証明している。


8月12日(土)

 週明けはお盆ということで休みを取る人が多いが、私の方は9月4日(月)に大きな会議の準備があって忙しくなる時期である。休暇を取るどころか、来週休むと準備が間に合わなくなるおそれがあるので、今日・明日は骨休みに努めることにする。
 今日は近所にあるログハウスの喫茶店「岳」でコーヒーをいただいてから、札幌へ出かける。JR札幌駅の北口広場から、建築中のDグラフォート札幌ステーションを見ると、屋上のヘリポートも姿を現し、地上143メートルの高さは見上げるばかりである。1階と2階の商業スペースもフェンス越しに見えるようになったが、JR札幌駅北口に隣接するだけに普通のマンションの1階にあるテナントスペースとは違って、宝石店やブランドショップを中心とするショッピングモールが似合う感じで、全体的にもマンションというよりは、新宿の高層街にあっても遜色ない建物のように思われる。
 来年3月下旬にはこのマンションに入居することになるが、立地や外観が通常のマンションと違っているため、どうも実感がわかない。ただ、JR札幌駅に隣接し、地下街にも直結しているため、便利になることは間違いない。この便利さを手に入れるためには、一泊5千円くらい出しても惜しくないが、単純計算で5千円×365日=182万5千円になる。20年間では3千650万円となるが、住宅ローンの返済額から考えれば納得の行く数字である。不動産価格というものは、我々が通常考えているよりは、ずっと巧みに決定されているものなのかも知れない。


8月11日(金)

 連続真夏日の記録はようやく昨日で終わったが、それでもまだ暑い日が続いている。今日も日中の最高気温は摂氏30度を超えたか、それに近いくらいまでは上がったようで、じっとしていても汗ばむ陽気だった。
 一連の打合せが昨日でようやく一段落着いたので、今日は溜まっていた仕事を一気に片付ける。おかげで、いらなくなったコピー類をどんどん片付けて、その結果机の回りに積み上げていたコピーの山が随分少なくなった。
 8月3日(木)に熊本市の「健軍くらしささえ愛工房」を訪ねてから、既に1週間余りが経過した。記憶が新しいうちにメモを整理してレポートを書こうと思っているのだが、目の前の仕事に追われて手が付けられず、今日の6時過ぎになってようやく手を付けることができた。レポートそのものは、A4版の紙1枚に収まったが、きちんとワープロ打ちしたものを読んでみると、自分自身が現地で感じた新鮮な驚きに満ちており、改めて熊本市まで足を運んで良かったと思う。「百聞は一見に如かず」とは良く言ったものだ。
 午後10時過ぎに職場を出て、蒸して暑い中を帰路に着いた。


8月10日(木)

 午前中は、議会の質問対応に追われて過ごす。
 午後1時半から、福祉のまちづくりコンクール(ソフト部門審査会)を開催する。ソフト部門はボランティア活動が中心で、今回は26団体が応募している。全道各地で様々な活動があることが分かって、なかなか面白かった。
 昨日、今日と丸二日間、会議や議会対応で平常業務に手を付けることができなかったので、午後4時半ころソフト部門審査会が終わってからは、ハード部門の現地審査のために訪問先との連絡調整を行う。今月中に3回、日帰りで現地審査に同行することになる。9月4日(月)に大きな会議を控えて、これから忙しくなるがやむを得ない。
 結局今日も残業となり、職場を出たころには午後11時を回っていた。


8月9日(水)  バリアフリー情報発信ワーキンググループ(第2回)

 午前10時から、「バリアフリー情報発信ワーキンググループ(第2回)」を開催する。これまでのアンケート調査やヒアリング調査の結果を報告し、収集した資料を回覧したので、かなり真剣に取り組んでいることが分かってもらえたと思う。
 昼休みも30分程度で切り上げ、12時40分過ぎから会場設営に取りかかり、午後1時半から、福祉のまちづくりコンクール(ハード部門審査会第1回)を開催する。午後4時15分過ぎに審査会を終え、今日は早く帰宅しようと思っていたところ、議会から質問が出てその対応に取りかからざるを得なくなる。その対応に目処を付けて、職場を出たころには午後7時になっていた。


8月8日(火)  5万アクセスを達成

 今日も暑い一日だった。職場には一応冷房が入ってはいるが、省エネのためかほとんど涼しくならない。そこで窓を開けて外気を入れているのだが、これでは冷房を入れている意味がないように思う。昼過ぎからは室温がどんどん上がって、黙って座っていても汗がにじむ状態だった。
 今朝の北海道新聞に、「ナウカ」が自己破産したとの記事が載っていた。ここはロシアの書籍を専門に輸入・出版してきた会社で、JR札幌駅北口にも書店を出していた。かっては、ソ連の自然科学、社会科学及び人文科学には高い価値を認める人々がいて、そうした人々が顧客となっていたと思うが、ソ連崩壊後はロシアという国から発信される情報の価値が暴落し、その結果取り扱う書籍が売れないという結果を招いたものだろう。かっては、アメリカと並んで2大超大国の一つに数えられていただけにソ連崩壊後のロシアの凋落ぶりを改めて認識させられた。
 このホームページは、今日ようやく5万アクセスを達成した。5万アクセス目は、いったい誰がゲットしたのだろう?


8月7日(月)  夜11時まで残業

 今日も暑い一日で、日中の気温が30度を超える真夏日となった。今年は春先から天候が不順で、気温が上がらないまま夏になり、一時期は冷夏となるのではないかと思われたが、最近暑い日々が続いているため、冷夏を心配していたころの涼しさが今では恋しいほどである。
 明後日に会議を控えて、本来なら既に準備を終えていなけらばならないのだが、先週は熊本に出かけたりしたためほとんど資料ができていない。そのため、今日は必死で明後日の会議資料づくりに取り組んだ。これまでのアンケート調査やヒアリング調査の結果を整理し、議事進行のシナリオを書いているうちに午後11時近くになってしまった。午後11時25分、JR札幌駅発の電車で帰路に着いた。


8月6日(日)  暑い一日

 今日も真夏日で、昼間は暑さに耐えて過ごした一日だった。気温が摂氏30度を超えると、じっとしていても汗が噴き出す状態となる。
 夏の高等学校野球大会が今日から始まり、開会式直後の第1回戦で、北北海道地区代表の白樺学園(帯広)が出場した。対戦相手は名門校の高知商業である。到底勝ち目はないだろうと思って見ていたが、中盤まではリードを保ち、最後には10−7で破れはしたが善戦だったと思う。ちょっと前までなら、北海道代表のチームは一方的に押し切られて終わることが多かっただけに、最近どうして南北共にレベルが上がったのか不思議である。
 北海道の場合、日中は気温が上がっても、朝晩は寒いぐらいに気温が下がることが多いのだが、さすがに今日は夜中まで気温が下がらず、寝苦しい一夜となった。あと何日くらい、こうした暑い日々が続くのだろうか。


8月5日(土)  熊本県八代市の職員からお話をうかがう

 午前10時過ぎに車で札幌へ向かい、大丸8階レストラン街の「すし善」で熊本県八代市のKさんと昼食をいただく。実は、熊本県庁へ行くついでに八代市にも足を運ぶ予定だったのだが、お話しをうかがう相手方のKさんがたまたま3日(木)から6日(日)の間、札幌に来ているため、こちらで会ってお話しをうかがうことになったのである。
 八代市は、ソーシャルネットワークサービス(SNS)の先進地として、知る人ぞ知る存在である。そして、その立役者はKさんなのだが、気負ったところもなく実に気持ちの良い人物だった。12時過ぎから大丸7階のイノダコーヒーで、Kさんのモバイルパソコンを使って説明を受けた。実際のところ、まだまだ発展途上のシステムだと思うが、今後の展開に豊かな可能性が感じられてとても興味深かった。
 帰宅途中、三省堂で『山口多聞』(星亮一著)を購入する。日本海軍が空母4隻を失い太平洋戦争の転機となったミッドウエー海戦において、最後の1隻となった空母「飛龍」を率いて米軍に一矢報いた人物である。「飛龍」も激しい爆撃を受けて沈没するのだが、その際、艦長と共に「飛龍」に残り、艦と運命を共にした。何とも、凄い人物がいたものだと思う。


8月4日(金)  熊本の旅(3日目〜移動日)

 朝7時過ぎにホテルをチェックアウトし、7時20分ころ福岡空港に到着する。
 8時ちょうどに福岡空港発のANA793便で千歳空港に向かう。定刻の10時15分に到着後、快速エアポートで札幌へ。職場には、正午前に顔を出すことができた。
 昼過ぎから数名に「健軍くらしささえ愛工房」の報告をしたり、土産の「松風煎餅」を配ったりした後は、ひたすら溜まっていた書類の処理に追われて過ごすうちに終業時間となった。来週9日(水)の会議の準備が気にかかるものの、旅行の疲れがドッと出て眠くて堪らない状態になったので、早めに職場を出て帰路に着いた。


8月3日(木)  熊本の旅(2日目〜視察)

 午前7時20分ころホテルを出て、水前寺公園を観光する。思いの外こじんまりとした庭園だが、折からの好天に恵まれて羽化したばかりの蝉の鳴き声はうるさいほどだった。ホテルに引き返して朝食後、路面電車に乗って終点の「健軍町」へ。
 健軍商店街のアーケードを抜けると、間もなく「健軍くらしささえ愛工房」に到着する。約束の午前9時ちょうどに「健軍くらしささえ愛工房」を訪問すると、施設長のKさんと熊本県庁のUさんが出迎えてくれた。さっそく、談話コーナーで説明をを受ける。
 活動の内容が多岐に渡っているため、全貌を頭に入れるだけで午前中一杯かかってしまった。談話コーナーでランチ(500円)をいただいてから、Uさんの車で県庁に案内していただき、昼過ぎからNさんにバトンタッチしてさらに説明をいただいて、ヒアリングが終わったころには午後3時になっていた。
 その後、熊本県庁近くの電停で路面電車に乗って、熊本交通センターへ。交通センターに隣接する熊本阪神8階の「中華園」で、熊本名物の「太平燕(タイピーエン)」をいただく。一口に言えば春雨スープなのだが、スープのうま味が染みわたってなかなかいける。
 午後5時過ぎの高速バス「ひのくに号」に乗って福岡市へ向かい、6時半過ぎに福岡市の中心街である「天神」のバスターミナルに到着する。天神界隈を歩くのは久しぶりだが、西鉄ターミナルビルの横に三越が出店した以外はそれ程変わっていないようだ。そこから地下鉄で西新に向かう。修猷館高校前の「伊藤珈琲」でバタートーストセット(735円)をいただく。ここは、私が福岡に住むことになって初めて入った喫茶店で、注文したのもそのときと同じでものである。もともと、驚くほど野菜タップリのサラダが付いてくるのだが、今日は以前にも増して大盛りで、食べきるのがたいへんだった。
 午後8時過ぎに、JR博多駅の新幹線口にほど近いホテルセンチュリーアートにチェックインした。


8月2日(水)  熊本の旅(1日目〜移動日)

 午後から年休を取り、12時40分にJR札幌駅発の快速エアポートで千歳空港へ。午後2時10分に千歳空港発のANA796便で福岡空港へ。4時35分に福岡空港に到着する。昔馴染みの福岡空港も、今ではすっかりターミナルが新しくなり昔年のローカル空港の面影はない。午後5時過ぎに、空港ターミナル前から熊本行きの高速バスに乗る。
 熊本市内には午後7時ころ到着し、「通町筋(とおりまちすじ)」でバスを降りて、熊本ラーメンの「こむらさき本店」へ。ここは熊本ラーメンを代表する名店だが、味の方は好みが分かれるところだろう。その後、アーケード街の「岡田珈琲」でコーヒー(380円)をいただだいてから、電車で水前寺公園の方面へ向かう。今夜の宿は、水前寺コンフォートホテル。その名の通り水前寺公園が近いのだが、既に閉園時間が過ぎていたので、公園の散策は明日にして、8時過ぎにチェックインした。



8月1日(火)  FM三角山放送局

 ここのところ暑い日が続いたが、今日はそれほど気温が上がらず、昼ころからは風も吹いて過ごしやすい一日となった。夏の過ごしやすさは、本道が全国に誇ることができる価値だ。
 午後3時に、FM三角山放送局(西区八軒1条1丁目)に足を運び、「車椅子で行ける良いお店」のキャスターの山本博子さんからお話しをうかがう。このコミュニティFM放送局を経営する(株)ラムレスの木原くみこ代表取締役も同席したが、経営者としての発言は重みがあり、コミュニティFM放送局と一口に言っても、内情は千差万別であることが分かって面白かった。
 ここしばらく続けてきたNPOや企業へのヒアリング調査も、今回でようやく区切りが付いた。興味深いお話をいろいろとうかがうことができたので、9日(水)のワーキンググループにおいて有益な情報提供ができると思う。