日記:2008年5月
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5月31日(土)

 今日は、午後1時から、北海道大学学術交流会館で開催された日本学士院第48回公開講演会「「地震」を考える」に出席する。会場を埋めるために動員がかかったものだが、講師の貝塚啓明氏は有名な財政学者なので、一度どんな話をするのか聞いてみたいとは思っていた。
 話題は、地震に限らず今日の政治や財政問題に及んだ。貝塚啓明氏によれば、最近のわが国において最大の問題は、生活水準の低い人が増えたことだそうだ。その原因は小泉改革の結果、派遣労働が増え労働者のステータスが下がり、ここ5年間にわたって賃下げが行われたことだと言う。日本学士院会員の財政学者という経歴から見て、体制翼賛的な高齢の学者かと思っていたが、このような立場の人ですらハッキリと、生活水準が低い人が増えたと明言する日本は、この先どうなってしまうのだろうと改めて不安を感じた。



5月30日(金)  フェアトレードフェスタ学習会

 今日も肌寒い一日だった。
 午後7時ころまで残業して、週明けからの打ち合わせ資料を作成する。
 午後8時から、「みんたる」に足を運び、フェアトレードフェスタ学習会に参加する。講師は、北星学園大学の萱野智篤氏で、わが国においては大きな団体を通してでも、フェアトレード製品が年間でわずか6.6億円しか売れていないことが分かった。
 午後9時に終了後、懇親会に出席する。10名程度が参加し、いろいろと話をしているうちに午前2時半になってしまった。


5月29日(木)  「素人の乱」上映会

 最近寒い日が続いているが、今日も朝から薄曇りで肌寒い一日だった。
 今日は知人の某氏が体調を崩して療養中であることを知った。健康が大切だということを改めて痛感する。
 午後7時半から、「みんたる」で開催された「素人の乱」上映会に参加する。東京の高円寺でリサイクルショップ「素人の乱」を経営する松本哉氏(33歳)の日ごろの活動を紹介するドキュメンタリー作品で、アナーキーな活動ぶりは型破りで面白い。
 午後10時からは、高円寺の「素人の乱」とネットでつないだインターネットラジオの生放送があり、午後11時まで現場で話を聞いていた。その後、懇親会があり、15名程度が参加する。いろいろと話をしているうちに午前0時半になり、さすがに疲れを覚えたので帰宅した。


5月28日(水)  DO!21例会

 今日は、朝からさわやかに晴れた一日で、昼過ぎには上着を脱ぎたくなるほどの暑さになった。
 午後6時半から、DO!21の例会に出席する。今日のテーマは、「面白がって続けよう!シーニックバイウェイ北海道」で、講師の「かとう けいこ」さんは、シーニックバイウェイ支援センター事務局長である。これまで、先方から請われて転職を繰り返してきたそうで、前職は「花新聞」の編集長である。バイタリティのある人で、新しい仕事を誰かに任せたいと思うときに、声をかけたくなる相手だということがよく分かる。
 いつものとおり「八方」で飲んで、午後11時近くに散会して帰路についた。


5月27日(火)

 今日は、朝から薄曇りで肌寒い一日だった。
Uさんからの依頼でM党サポーターに登録し、サポーター料を払い込んだ。わざわざサポーターになる程の気持ちはないのだが、Uさんへの義理もある。
 仕事の方は、スケジュールが詰まってきて慌ただしい。週末は、資料作りに追われることになりそうだ。
 午後9時ころ、買い物をしてから「みんたる」に足を運ぶ。今日は、久々にお客さんが少なかったので、常連の北大生(留年を重ねて7年目)と現代の貧困問題について話しをする。店主の実家から送ってきたという夏ミカンをいただく。ワックスがかかっていないので皮が黒ずんでおり、歯が浮くほど酸っぱい味だ。昔、夏ミカンに砂糖をかけて食べたことを思い出した。


5月26日(月)  「魚民」で飲み会

 雨模様だった昨日とは一転して、さわやかに晴れた朝を迎えた。
 そろそろ初夏を迎える時期なので、今日からスーツを少し薄いものに替えた。6月になればクールビズだが、今年はどうなることだろう。対外的な対応もあるので、ラフなスタイルは難しいかも知れない。
 夕方から雨が降り、傘を差してJR札幌駅前の読売ビル3階にある「魚民」へ向かい、午後6時から開催された飲み会に出席する。午後8時ころ散会して、帰路に着いた。


5月25日(日)  『党生活者』

 朝から雨が降って、天候不順な一日だった。
 今日は、昨日購入した『蟹工船』の本に収録されていた、『党生活者』を読む。軍需工場だった藤倉電線を舞台にした作品で、今日の製造業の現場と変わらない搾取の構図と、それに対抗するため奮闘していた小林多喜二自身の姿が描かれている。小林多喜二は、1933年(昭和8年)に特高による拷問で死亡しているから、一時も安心していられないような厳しい状況の中でこの作品を書いていたことを思うと、本当に凄い人だったんだなと思う。
 午前0時55分から、STVの深夜番組で、「ネットカフェ難民3〜居場所はどこに?〜」を見る。ホームレスやニート、DV被害者など、生活に困窮する人々の駆け込み寺として親身に支援するNPO「自立生活サポートセンター・もやい」を取材したドキュメンタリー番組である。世界第2位の経済大国という自負を持つ国民が多い中で、救いようのない貧困が広がっていることを感じる。そもそも、生活保護制度がありながら、その制度を利用しやすくしないというのは、いったいどういうことなのだろうか。


5月24日(土)  オフサイド・ガールズ、『蟹工船』

 比較的天気が良く、穏やかな週末を迎えた。
 12時50分から、蠍座でイラン映画「オフサイド・ガールズ」を見る。イランでは女性がサッカースタジアムに入場することが禁じられているのだが、サッカーのワールドカップの出場がかかったイラン対バーレーン戦の試合を観戦しようとしてサッカースタジアムに潜り込んだものの、警備の兵士に捕まった女性たちと監視する兵士たちを中心にストーリーが展開する。映画は、その国の文化背景を示すものだが、この作品からは今日のイランの様子が垣間見えて面白い。
 夕方、三省堂書店で『蟹工船』(小林多喜二著)を購入して読み始める。この作品はかなり昔に一度読んだことがあるし、映画も見たことがあるが、改めて読むと意外に読みやすく、最近になって急に売れ始めたというのも不思議ではない気がする。製造業の現場における偽装請負や日雇い派遣など、労働者を犠牲にした働かせ方が横行していることを考えると、未組織労働者の無権利状態は、戦前と本質的に変わらないのではないかと思う。


5月23日(金)  『蟹工船』

 相変わらずどんよりと曇って、肌寒い一日だった。
 今日も一日中、条例の骨子案について打合せを行ったりして過ごした一日だった。それでも午後6時半には職場を出て、帰路に着いた。
 最近、『蟹工船』(小林多喜二著)が売れているという記事を読んで意外に思っていたが、気がつけば札幌市内の書店でも平積みになっている。特に、JR札幌駅地下街の「弘栄堂書店」では、手書きのキャプションで「働く若者たちが注目!」と掲示されており、ブームは本物のようだ。
 それにしても、『蟹工船』は1929年(昭和4年)に発表されたプロレタリア小説で、カムチャッカの漁場で過酷な労働を強いられ、搾取され、弾圧される労働者の姿を描いた作品だ。もう80年も前の貧しかった時代のわが国が舞台背景なのに、共感を感じる現代の若者が多いということは、それだけフリーターや日雇い派遣など過酷な労働環境が広がっているからなのだろう。酷い時代になってきたものだ。


5月22日(木)

 相変わらずスッキリと晴れない空模様だが、今日はやや気温が上がり蒸し暑く感じられた。
 一日中、条例の骨子案について打合せを行い、資料を作成したりして慌ただしく過ごした。それでも、時間内に仕事を切り上げて午後6時過ぎに帰路に着いた。


5月21日(水)

 朝からどんよりと曇って、天候不順な一日だった。
 朝一番で、Sさんに北海道自治体学会団体会員への請求書様式を送る。北海道自治体学会の業務をいろいろとやってきたが、けっこう手間のかかる業務だった。今にして思えば、本当に良くやってきたものだ。しばらくは、骨休めをしたい。


5月20日(火)

 今日は天候が大荒れで、傘を差して出勤した。
 首都圏でも電車のダイヤに乱れが生じているようだ。
 帰宅後、「本当は怖い家庭の医学」で「ドライマウス」を取り上げていた。これは様々な原因で唾液が減少するために起こるものだそうで、日本人の8百万人がドライマウスで予備軍を含めると3千万人になるとのこと。私も、昨年の春から舌がピリピリする感じがするのは「ドライマウス」の症状に当てはまるので興味深く見た。自分でできる治療法として、口の周りの筋肉を動かす方法が紹介されたので、早速やってみた。要するに、唾液の分泌を促すことが必要ということである。やってみると、心もち効果があるように感じる。


5月19日(月)  職場の送別会

 今日は朝からどんよりと曇って、肌寒い一日だった。暖かい和歌山から戻った後なので、北海道の寒さが、一層厳しく感じられる。
 午後6時半から、ガーデンパレスで開催された職場の送別会に出席する。人数が多い職場なので、送られる人とは今日初めて話しをした。午後8時半に散会後「みんたる」に足を運び、烏龍茶をいただいて酔いを醒ました。


5月18日(日)  和歌山市内を歩く

 今日は良く晴れて、暖かいというよりは暑さを感じる朝を迎えた。
 8時ころロビーで朝食をいただく。このホテルは、朝食はサービスなのだが、とても充実している。9時半にホテルをチェックアウトし、駅前の喫茶店「ベルカント」でアイスコーヒーをいただいてから、10時31分発の特急で和歌山市へ向かう。11時40分過ぎに和歌山市に到着する。和歌山市に足を運ぶのは3度目、最初は和歌山城、前回は和歌山ラーメンの井出商店が目当てだったが今回は、とにかく飽きるまで見て歩こうと考えた。ところが、これといって見るものがなく、午後1時過ぎに南海・和歌山市駅に到着し、1時半発の特急サザンに乗って関西空港へ向かう。途中、泉佐野で乗り換えて2時15分ころ関西空港に到着する。
 午後4時20分発のJAL2513便で新千歳空港へ向かい、定刻通り6時10分に到着。快速エアポートに乗ってJR札幌駅には7時10分に到着した。


5月17日(土)  熊野古道を歩く

 今日はよく晴れて、暖かい朝を迎えた。
 朝7時35分にマンションを出て、改札口を入った所にある自動チェックイン機で航空券を受け取り、朝7時52分にJR札幌駅発の快速エアポートで新千歳空港へ向かう。9時ちょうどに新千歳空港発のJAL2502便で関西空港へ向かい定刻通り11時10分に空港到着後、JR電車を乗り継いで午後2時14分にJR紀伊田辺駅に到着する。電車を降りると、初夏のような暑さだった。
 午後2時40分発の龍神バスに乗って熊野古道歩きの起点である滝尻へ向かい、3時20分過ぎに下車して、3時半から熊野古道を歩き始める。熊野古道歩きの最初は、「古道を歩く」というのどかなイメージからは想像もできない急な坂で、前回2005年(平成17年)7月に来たときは、大雨のため道がぬかるんでたためパスして、牛馬童子口までバスで行って、そこから近露まで歩いたが、天気が良くても苦労する急坂なので、前回は早々に見切りをつけて正解だった。15分くらい歩いたところで道の前に立ちはだかる「胎内くぐりの岩」にたどり着いた。そこで親子連れに出会い、それが「胎内くぐりの岩」であることと、中を通ろうとしたが通り抜けられなかったことを教えてもらった。実際に潜り込んでみると、出口が狭く出られるかどうか分からない。思い切って腹ばいになって前進すると、何とか通り抜けれらそうな感じだったので、思い切って力を入れて岩の狭い隙間をくぐり抜けた。その後も急な坂が続き、息が切れたが、ガイドブックを頼りに歩き続けると午後4時ころには急な坂を登り切り、それまでとは打って変わって歩きやすい道となった。そこから高原熊野陣社までは3キロメートル余りの行程で、ガイドブックでは1時間半と書いてあったが、高原熊野神社の近くに喫茶店「欅」があり、午後5時までの営業となっていたので小走りに歩いて、午後4時40分ころ高原熊野神社に到着した。そこからもう少し先まで歩いた先にあるはずの喫茶店「欅」を探したが見つからず、諦めて引き返すことにした。日帰り入浴や宿泊のできる「霧の里高原」でアイスコーヒーをいただいたが、路線バスの通路ではなく、急な坂道を20分ほど降りたところでバス停にたどり着いた。
 午後6時20分に紀伊田辺行きのバスに乗り、7時過ぎに紀伊田辺駅前に到着した。「らーめん一番紀伊田辺駅前店」で夕食後、「銀ちろ駅前店」で「しらす山椒煮」を購入してから、アルティエホテル紀伊田辺にチェックインした。
 寝る前に万歩計を調べてみると、2万7千歩になっていた。


5月16日(金)  「国道20号線」

 今日は久しぶりに暖かい一日だった。寒い日が続いた後なので、底冷えしない暖かい日は本当に過ごしやすいと思う。
 帰宅後、明日からの熊野古道への旅の準備をした後、午後8時35分から蠍座で「国道20号線」を見る。舞台は山梨県内の某都市らしいがどこかは分からない。自主制作に毛の生えたようなちゃちな作品だが、不安定就労に直面する現代の若者の姿が、端的に描かれていてとても面白かった。


5月15日(木)

 朝からどんよりと曇って、肌寒い一日だった。いつまで、このような寒い日続くのか、いいかげんうんざりしてしまう。
 夜、「素人の乱」のインターネットラジオ放送を聞く。東京都杉並区の高円寺でリサイクルショップやカフェなどを経営しながら、生き場所を広げていこうというメンバーの集まりで、アナーキーな雰囲気が面白い。こういうメンバーがどこからともなく集まって活動できる場が生まれるのが、東京の面白さだ。
 東京には、『コーヒーに憑かれた男たち』に紹介されている喫茶店「らんぶる」(銀座)「カフェ・バッハ」(南千住)、もあるので、いずれ上京して喫茶店巡りをしたいものだ。


5月14日(水)

 朝方は上空に薄い雲がかかっているような感じではあるものの、その雲をとおして青空も見られる空模様だったが、昼前からどんよりと曇って、昨日までと同じく底冷えのする寒い一日となった。ずっと寒い日が続いているため、少し風邪気味である。週末17日(土)・18日(日)の熊野古道への旅を控えているので、何とか体調を保ちたいと思う。
 お昼に、北海道自治体学会の会計担当を引き継いだSさんと一緒に郵便局に足を運び、必要な手続きを行う。
 帰宅後は、体調を保つため部屋を暖かくして就寝した。


5月13日(火)

 今日も朝から晴れてはいたものの気温が上がらず、肌寒い一日だった。
 仕事の方は、昨日の会議に引き続いて、朝一番から議会の説明を行い、昼休みまでかかってようやく一通りの説明を終えた。
 午後6時過ぎまで資料の整理を行っていたが、議会の打ち上げで飲み会ということになり、急遽「はねもんや」へ。ここで午後9時ころまで飲んで、かなり酔った状態で帰宅した。


5月12日(月)

 ここのところずっと寒い日が続いているが、今日も寒い一日だった。晴れていても寒いのだから、冷たい空気にすっぽり包まれている感じである。
 午後2時から会議を開催したが、この時期は暖房も切れており、風邪をひきそうな寒さで参ってしまった。
 午後8時過半過ぎに生協北12条店で買い物をしてから「みんたる」に足を運ぶ。いつものとおり「烏龍茶」をいただいてから帰宅した。


5月11日(日)  「アース」

 今日も冷え込んで寒い一日だった。先々週が異常に暖かかったので、その反動かずいぶん寒く感じられる。
 午後6時20分から、蠍座で「アース」を見る。タイトルのとおり、地球環境のすばらしさを、野生動物の驚異の生態から描いたものだ。こうした映像を見ると、地球環境はかいえがえのない貴重なものだと痛感させられる。


5月10日(土)  マークコーヒー倶楽部

 朝から良く晴れてはいるものの、冷たい風が吹いて寒い一日だった。
 道北や道東では、今朝は氷点下まで冷え込み、アスパラガスがしおれてしまって出荷ができず、数千万円の農業被害が出ているそうだ。
 昼過ぎに、アスティ45の4階にある「マークコーヒー倶楽部」に足を運び、ソフトブレンドをいただく。この店は「リヒト珈琲」の豆を使っているらしいので、きちんと淹れるとどんな味なのか確かめたいと思ったのだ。ブラックだと、自分で淹れたのと大差ないが、ミルクと砂糖を入れるとグンと美味しくなった。


5月9日(金)

 最近はずっと雨が降らなかったが、今朝は久しぶりに雨が降り、傘を差して出勤した。
 週明けの会議に向けて、資料の作成に忙殺された一日だった。
 昨夜気がついたことだが、「リヒト珈琲」の袋の中に、『コーヒーに憑かれた男たち』に紹介されている襟立博保氏が50年前に書いたという「コーヒーの淹れ方10箇条」を書いた紙が入っていた。それによれば、最大のポイントは、粉をタップリ使うことである。実際に試してみると、最初の印象とは全然違って美味しいと思える味になった。今後は、湯の温度や粉の量などいろいろと試してみようと思う。


5月8日(木)  「リヒト珈琲」

 朝から薄曇りだが、肌寒い一日だった。
 朝一番で、条例について打ち合わせを行いGOサインが出る。昼休みに、某所に足を運び某手続をする。順調な一日だった。
 帰宅途中、「リヒト珈琲」(宮の森4条10丁目)に足を運ぶ。先日読んだ『コーヒーに憑かれた男たち』という本の中に紹介されていた襟立稔規がやっている豆売り専門店である。店は、地下鉄西28丁目駅から15分ほど歩いた所にあった。店内に入ると、大きなガラス瓶になじみの無い名前の付いた焙煎豆がいろいろ置いてある。ひげ面の初老の店主に薦めてもらって、「ブレンド珈琲・ミロ」と「珈博(こはく)」の2種類を100グラムずつ買って、代金は1300円だった。帰宅後、「ブレンド珈琲・ミロ」を飲んでみたが、期待外れだった。ただし、袋の中に正しい淹れ方を書いた紙が入っていたので、軽々しく評価することは避けて、これから何度も試してみようと思う。


5月7日(水)  マヤコーヒー

 薄く雲がかかっているものの、安定した空模様の穏やかな一日だった。
 帰宅途中、「マヤコーヒー」(北15西4)に足を運ぶ。ホームページを見ると、この店の主人が長年グアテマラに住んでいたことから、現地の美味しいコーヒー豆を紹介するために始めた喫茶店であり、本店は岩見沢にある。ホームページで見る限り、どれだけ美味しいかと期待したが、少し期待しすぎたようだ。
「リヒト珈琲」については、ネットで調べた限りでは、他のコーヒーと比べて特に美味しいという評判は聞こえてこない。そもそも、値段がかなり高い(アイズブレンドは200グラムで1,300円)ので、そこまで出して買うほどのものではないかも知れない。


5月6日(火)  振替休日

 ゴールデンウイーク後半の天候は今ひとつだったが、最終日の今日は素晴らしく良く晴れた朝を迎えた。部屋の中に閉じこもっているのが惜しく感じられたので、早朝6時20分から外に出て、北大構内をぐるりと回り、その後JR札幌駅北口のドトールコーヒーでブレンドコーヒーをいただいてからマンションに戻った。
 毎年この時期になると、旅行がしたくなる。ここ数年は、高野山、法隆寺、春日大社、明日香村、仁徳天皇陵などわが国の古代を巡る旅に特化している。今年は、熊野古道を旅することにした。熊野古道は、2005年(平成17年)7月に一度訪れたが、梅雨の最中だったため大雨に遭って、スタート地点の滝尻からの急な上り坂で断念し、途中の箸折峠から近露王子まで歩いて、後はバスで本宮大社まで行ってしまった。滝尻には「胎内くぐりの岩」などもあり、是非もう一度挑戦したいと思って、JTBに足を運び5月17日(土)・18日(日)の1泊2日で歩けるだけ歩いてみることにした。


5月5日(月)  こどもの日

 朝から冷たい風が吹きすさぶ寒い一日だった。
 昨日、『コーヒーに憑かれた男たち』を読んだことで、まだまだ知らないことが多いことに気づいた。そもそも、私は、この本に紹介されている喫茶店には行ったことがないので、どれほど美味しいのか見当も付かない。今後上京する機会があれば、行ってみようとい思うが、「リヒト珈琲」は札幌市内の宮の森4条10丁目にあるので、もう少し早く足を運ぶ機会がありそうだ。もう一つ、グアテマラ産の美味しいコーヒーを飲ませる店として、「マヤコーヒー」という店を最近知ったが、あいにく連休中は休みである。札幌店の場所が北15西4なので、週明けにでも足を運ぼうと思う。


5月4日(日)  『コーヒーに憑かれた男たち』

 三省堂札幌店で『コーヒーに憑かれた男たち』(嶋中労著)という本を見つけ、面白そうだったので早速買って読む。
 本当に美味しいコーヒーを極めた人物として、次の3名が紹介されている。関口一郎(カフェ・ド・ランブル(銀座))、田口護(カフェ・バッハ(南千住))、標交紀(もか(吉祥寺))。このうち、標交紀氏は最近亡くなり、吉祥寺の店も豆売りの専門店になっているそうだ。
この本の中では、標交紀氏の師匠にあたる襟立博保氏が本当に美味しい珈琲を極めた人物の最初に紹介されており、その三男である稔規氏は、札幌で「リヒト珈琲」という豆売り専門店をやっていると書かれている。この店の名前は聞いたことがあるので、一度味わってみたいと思う。ネットで調べてみると、住所は宮の森4条10丁目になっている。


5月3日(土)  「ひめゆり」

 ゴールデンウイーク後半の4連休がはじまった。
毎年この時期になると、蠍座では、戦争の記憶を呼び覚ます映画が上映される。今日は、沖縄戦で多くの犠牲者を出した「ひめゆり部隊」の生存者が当時の悲劇を語るドキュメンタリー映画「ひめゆり」を見た。日本軍の看護婦として従軍した222名のうち、211名が犠牲になったとのことだ。生存者の一人は、壕の中にガス弾が投げ込まれて意識を失い、3日後に意識を取り戻したそうだが、意識を失う直前は、「こんな暗がりの中で死にたくない。もう一度、太陽がさんさんと降り注ぐ下を歩きたい。」と思ったそうだ。こうした証言を聞くと、今ここに生きているだけで何も望むことはないという気になる。
1992年(平成4年)2月に沖縄戦跡国立公園を訪ね、「ひめゆりの塔」にも足を運んだとき、塔の周辺はサトウキビ畑が広がっており、沖縄戦の惨状とはほど遠いのどかなものだった、生存者の証言は、平和な時代に生きていること自体がこの上ない幸福であるということを実感させてくれた。



5月2日(金)  札幌ドーム「日ハム−楽天戦」観戦

 今日は、朝から良く晴れた一日だった。
 午前中は、条例の検討書類を有識者の各委員に送付した。その後は、5月12日(月)の会議に向けて、資料の準備に取り組んだ。
 仕事が終わってから、職場のメンバーで札幌ドームに向かい。日本ハム−楽天戦を観戦する。日本ハムの楽勝パターンで、午後8時半ころには、8回裏日本ハムの攻撃で5−0でリードしていたので、帰りの地下鉄の混雑を避けて早めに帰路に着いた。


5月1日(木)  「ヒトラーの贋札」

 今日は朝から薄曇りで寒かったが、昼過ぎからは気温が上がり、暑くなった。網走方面で30度を超える真夏日となり、札幌でも最高気温が26.3度まで上がった。
 昼過ぎから条例に関する打合せを行った。内部的な説明は今日で一通り終わったので、来週以降はいよいよ対外的な説明がスタートする。
 今日は毎月1日の「映画の日」なので、蠍座で午後8時10分から「ヒトラーの贋札」を見る。第二次世界大戦中、ユダヤ人が置かれた過酷な運命は、様々な作品を通じて見ているが、この映画もまたつくづく残酷な作品である。見終わった後も、やり切れなさが残った。