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←【図20】
1.全身の症状
結合組織は全身の細胞や臓器の間にあるため、全身の症状が出ることがあり、病気の勢いが活発な活動期には発熱や疲労感・倦怠感がよくみられます。また血管の炎症がみられることもあります。治療により病状が安定すれば、これらの症状は弱まります。
2.神経・精神症状
また、しびれるといった神経症状や、うつや不眠といった精神症状が出ることもあります。
更に各々の膠原病によって異なりますが、内臓にも影響を与える可能性があります。
3.心肺の症状
間質性肺炎と呼ばれる肺炎が生じた場合、身体を動かしたときに呼吸が苦しくなり、例えば階段を昇る際に息切れが起こります。また心臓の周りや肺の周りを包んでいる膜に炎症が起こる心膜炎や胸膜炎が生じた場合、胸の痛みや動悸が起こります。
4.腎臓の症状
腎臓の炎症により尿にタンパクがおりて、ネフローゼになることもあり、むくみが生じることがあります。
(次回に続きます)
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