(大阪支部作成「ビデオ膠原病入門」より)

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bW 膠原病の症状(3)


【図21】

5.関節や筋肉の症状
 多くの膠原病では関節痛や筋肉痛が生じることがあります。
また多発性筋炎などの筋炎では脱力も認められます。




6.皮膚の症状
 様々な皮膚の症状も知られています。

【図22】

 代表的なものとして全身性エリテマトーデスの方は鼻を中心に蝶々の形のように赤い斑点が広がります。
これを蝶形紅斑と言います。

 強皮症の方は指先からの皮膚の硬化がみられます。

 また寒さなどの刺激によって指先が白くなり、次に徐々に紫色になり、更に赤くなって回復するレイノー現象というものが、多くの膠原病でみられます。
このレイノー現象が悪化すると、指先の潰瘍(かいよう)になることもあるので寒さには注意が必要です。
 


【図23】

7.その他の症状
 シェーグレン症候群では唾液腺の異常により唾液が少なくなり口が渇き、また涙が少なくなるため目が乾くといったドライアイが生じます。

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