『渚に寄せる想い』
"また、会える"
"まだ、やり直される"
と信じつつペダルを踏みしめて
辿り着いたこの思い出の浜。
ページをめくるように
この夏の恋を思い出していると
遠くから飛び込んで来た彼の声。
ドキドキしながら視線を向けたが
その先に、彼の姿はなかった。
そして次の波が砕ける音が
その声をも消し去って行った。
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