.. 
 奈良 済美地区社会福祉協議会
第359回 9月のご案内


日 時 9月22日(日) 午前9時 近鉄奈良駅地下集合 
コース  奈良9:23発(京都行急行)〜丹波橋(乗替・京阪)〜出町柳(乗替・叡電・鞍馬又は二軒茶屋行)
      〜岩倉・・歩く・・心光院・・・参道の途中目無地蔵坐す・・・実相院・・・石座神社・・・大運寺
      ・・・岩倉具視旧宅・・・山住神社・・・岩倉駅(叡電)〜出町柳(乗替・京阪〜丹波橋(乗替・近鉄)〜奈良
費 用  (運賃) 奈良(近鉄・京阪)〜出町柳860円 (片道)    出町柳(叡電)〜岩倉260円(片道)
食 事  食堂・売店ありません    弁当・飲物・敷物ご持参ください
歩行距離   約 3km以内です...   


心光院 知恩院派の尼寺、江戸前期(350年前)の創建、本尊阿弥陀三尊は三千院の来迎仏同様、脇侍少し小さいが木跪座(きざ)の姿勢、寄木作り。
道中実相院参道に架かる目無橋の袂岩倉川の辺りに永年の風雨に曝され摩滅した石仏(阿弥陀座像)世にいう目無し地蔵が坐す。
実相院 元、園城寺(三井寺)に属する門跡寺院 現在は単立寺院、鎌倉初期の創建、北区紫野にあったが応永18年(600年程前)三転して大雲寺の塔頭成金剛院の現在地に移され、その後兵火で焼失江戸時代寛永年間に復興され、大運寺を兼帯(けんたい)し代々皇族の入室により岩倉門跡。実相院門跡と称せられる、門跡寺院でしか許されない狩野派の襖絵や一仏八僧の庭が見事で国宝の銅鐘は元大運寺の物で叡山西塔の宝憧院より移されたものである。
石座神社(いわくら) 本殿八所明神(向つて右)と十二所明神(左)の二社、猿田彦社、一言社他多くの末社がある、元は大運寺の鎮守社、創建年代不明だが平安前期1,100年前の記実に神社名があることから余程以前の神社であろう。
大運寺 開山は真覚上人、天禄2年(1,030年余前)創建当時諸堂甍を連ねた大寺で兵火で罹災し荒廃、後水尾天皇・東福門院の援助で再建されたが観音院は再建されなかつた。源氏物語の光源氏と若紫のロマンスの舞台となった寺である。
岩倉具視
(いわくらともみ)旧宅
維新の元勲岩倉具視は中納言堀川康親(やすちか)の次男で岩倉家の養子となり朝廷に仕え幕末騒乱に際し公武合体を計り朝幕融和、政権を朝廷に復せんと和宮の降嫁に尽力、その為倒幕急進派に弾劾(だんがい)するところとなり官を辞し剃髪し岩倉の地に隠棲した所である、又大政奉還までの諸方策を練られた所、五年間幽棲の地とした。
山住神社(やまずみ) 石座(いわくら)神社の旧地で明治に山住と号されるようになった、古代祭祀の盤座(いわざ)の形態をよくとどめている。
(尻叩き祭り)祭礼の当夜神器を頭の載せた新婦の尻を板木で打つ、新婦は走り逃げまわる、受胎のまじないで明治に廃止された
    我が国三珍祭の一つである。

もどる