奈良 済美地区社会福祉協議会
第397回

2005年11月のご案内

錦秋の山野を皆さんと「おしゃべり」して歩くのも楽しいものです。古代大和の史(ふみ)を垣間覗くのもまた一興です。  

日 時

11月20日(日) 午前9時30分 JR京終駅集合

コース

JR京終駅9:42発−桜井=〈バス=談山神社=バス=聖林寺・・歩く・・安陪文殊院・・・桜井駅ー京終駅
〈奈良駅発9;38発〉

費 用

交通費 JR京終駅〜桜井320往復640円 バス桜井駅〜談山神社460円 談山神社〜聖林寺前340円 計1,440円
    〈JR奈良駅〜桜井駅同額〉              

拝観料 談山神社500円〈団体割引あり〉  ※ 参考 安陪文殊院700円〈抹茶・菓子付〉 聖林寺400円

歩行距離  3km(聖林寺〜安倍文殊院〜桜井駅)

食  事  弁当・お茶ご持参ください(大変な人出で食堂利用困難) 
       但し雨天の時弁当の食事場所無し コンビニありません




談山神社

大化の改新をなした中大兄皇子と藤原鎌足談合縁の地、鎌足を祀る。当初大阪茨木の阿威山に葬られたが長男定慧がこの地に十三重塔を建てその底に鎌足の遺骸を移しその横に小さなお堂を建立、称楽寺としたのが始め、鎌倉時代に、現在の本殿を建て鎌足の木造を祀り多武峯寺と称された。明治の神仏分祀、廃仏により多武峯談山神社となる。社殿の壮麗さから関西の日光と称され中大兄皇子と鎌足の談合の縁の地と言うことで談合の地、談山神社と命名された。

聖林寺

藤原鎌足の子、定慧が庵を結んだ所、多武峯の境外仏堂、鎌倉時代、僧玄信が三輪の平等寺遍照院をここに移した。江戸時代丈6の石造延命地蔵菩薩を本尊として聖林寺と寺名、本堂裏の御堂に大神神社神宮寺の十一面観音が安置されている。

安倍文殊院
(安倍寺とも言う)

 

 

 

安倍一族の氏寺として孝徳天皇の勅願により左大臣安倍倉梯麿が建立、日本三文殊の一つ高さ7mという日本最大の文殊菩薩を本尊とし知恵の文殊として崇敬され奈良時代には東大寺の末寺であった。当初はもう少し西南に建てられていたが仁明天皇の時代1,160年前平安時代この地に移建、開基は大化2年 1,360年余前になる。

(古墳)左大臣安倍倉梯麿との説がある

(葛の葉稲荷)安倍晴明生誕の地、朝鮮新羅から渡来した一族の娘、葛の葉姫が、安倍氏九代目妻となりその一子が陰陽師晴       明で、葛の葉は白狐、正体を見破られて大阪和泉の信太の森へ帰っていったとの説話がある。白狐葛の葉を祀       る稲荷小祠が小高い丘にあり古図の中に描かれているところから、かなり歴史のある社であろう。
       また、晴明が天文観測をした地と言われる丘に清明神社がある。

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