奈良 済美地区社会福祉協議会
第404回

2006年6月のご案内

鯉のぼりの銀鱗が薫風の空の下その雄雄しさ覚える季節、
南山城の古刹、甘奈備山の麓、京大徳寺派、通称一休寺周辺を訪ねます、
また仁徳天皇の后磐之媛が涙した終焉の地筒城の宮を尋ねます

日 時

6月11日(日) 午前7時50分 近鉄奈良駅地下集合

コース

近鉄奈良駅A番乗場8時18分発〜(急行・京都行き)〜京都DAバス206〜熊野神社前…歩く…熊野神社…聖護院(積善院準堤堂・崇徳地藏・お俊伝兵衛恋情塚)…須賀交通神社…お辰稲荷…平安神宮=バス=京都駅〜近鉄〜奈良

料金

交通費 奈良〜(近鉄)〜京都〜(バス)〜熊野神社前 平安神宮前〜(バス)〜京都駅〜(近鉄)〜奈良

       610円    220円             220円     610円   計1660円

拝観料(団体) 聖護院500円 ・ 平安神宮神苑550円                    計1050円

歩行距離

1.5km 

食事

食堂あり 弁当の方岡崎公園にて、雨天の時京都会館軒下廊下で敷物必要




熊野神社

京都三熊野社の一つ、聖護院の元鎮守社、伊弉冉命(いざなみのみこと)を主神とし、相殿に伊弉諾命(いざなぎのみこと)・天照大神・速玉男命(はやたまおのみこと)・事解男命(ことさかのおのみこと)を祀る。白河法皇の意により聖護院の僧が紀州熊野の新宮の霊を勧請したと伝えられ、現在の本殿は下賀茂社の旧本殿を移した、800もの飾り金具が取り付けられ当初は壮麗を極めた。土段は白河石で積み上げ、一部前殿の基段は漆喰塗りで固められている。

聖護院 滋賀の三井寺の智証大師(ちしょう)が創建、現在は山伏を統轄する。白河天皇の親王が入寺されてより多くの親王が住持されて門跡寺院または聖護院宮と称され当初は聖護院の森と呼ばれる森の中にあり清閑さ漂う名刹であった。

積善院準堤堂

(しゃくぜんいんじゅんていどう)

聖護院の塔頭(たっちゅう)で山伏の筆頭寺院で稱(なぎ)の坊と号し、明治の準堤堂と合併、本堂は旧準堤堂本堂で準堤観音と元積善院の本尊不動明王を安置する。西側の元積善院本堂には役の行者(えんのぎょうじゃ)と阿弥陀如来を安置する。

崇徳地藏

(すとくじぞう)

2mの石像、崇徳天皇の恨みを鎮めるために祀られた地蔵尊、崇徳を訛って「人喰い地蔵と云われる。」崇徳上皇と後白河天皇の権力争いの保元の乱でやぶれた上皇は讃岐に流され死んだ、怨霊を慰めるため祀られた地蔵尊である。

お俊伝兵衛恋情塚

 

五輪石塔、近松門左衛門作「近頃河原達引(ちかごろかわらのたてひき)」先斗町遊女、お俊と京の呉服商井筒屋の主、伝兵衛の心中の地、二人の霊を慰める為昭和27年建立、毎年12月供養が行われる。
須賀・交通神社 鳥羽上皇の中宮美福門院の御願寺、歓光院の鎮守、670年余前兵火で罹災、大正13年この地に造営、祭神は須佐之男命、櫛稲田比売命、久那戸神、八衢比古神(やちまたひごのかみ)、八衢比売神(やちまたひめのかみ)を祀る、本殿は二殿で右殿は須佐之男夫婦神、須賀神社、疫病除け神、左殿は三神交通安全守護神、交通神社という。
御辰稲荷神社 江戸時代半ば、新大典侍新崇賢門院が霊夢によって創祀、宇賀魂神(うがのみたまのかみ)を祀る俗に京の風流狐、琴の上手なお辰狐を祀るといわれている。
平安神宮 明治28年遷都1100年を記念して右社殿に桓武天皇、左社殿に孝明天皇を祀る社として創建、平安京大内裏の形式を模造、平安京を偲ぶ結構である。神苑は神宮の東・北・西方に東西南中の四つの神苑からなり、内東の神苑は大正の作庭である。

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