奈良 済美地区社会福祉協議会
第405回

2006年7月のご案内

鯉のぼりの銀鱗が薫風の空の下その雄雄しさ覚える季節、
南山城の古刹、甘奈備山の麓、京大徳寺派、通称一休寺周辺を訪ねます、
また仁徳天皇の后磐之媛が涙した終焉の地筒城の宮を尋ねます

日 時

7月9日(日) 午前8時45分 JR奈良駅前バスターミナルE乗り場へ集合

コース

JR奈良駅前E番乗り場 9時発〜(臨時バス・近鉄奈良駅前北側のC乗り場9時03分発)〜岩船寺口…(歩く)…岩船寺…(石仏の道歩く)…浄瑠璃寺発15時11分〜(バス奈良行き)〜近鉄奈良駅前15時45分着(見込み)…JR奈良駅前15時48分着(見込み)

料金

交通費 奈良〜(バス)〜岩船寺口 浄瑠璃寺〜(バス)〜奈良

       490円(老春手帳0円)   570円(老春手帳410円)       計1060円(老人手帳410円)

                                          ※バス料金小銭ご用意ください

拝観料 各寺 300円                                計600円

歩行距離

3km 少し登りあり、主に下り坂、寺内に石段あり

食事

食堂あり、販売店ありません。雨天の時は食事場所ありません、食堂をご利用ください

【ご注意】70才以上の方「老春手帳」をお忘れなくご持参ください。 



石仏群

当尾の里(とうのおのさと)は花崗岩が至るところに露出し、鎌倉、南北朝の磨崖仏18ヶ所に見られ、その内5仏を訊ねます。

岩船寺

聖武天皇勅願寺、僧行基が阿弥陀堂を建立したのが起り、その80年後弘法大師と甥の智泉法師が一堂を建て、嵯峨天皇の勅命により皇子の誕生を祈り後の仁明天皇が生れた。その功績により多くの堂塔が建てられ岩船寺と号した。境内16町、堂塔39坊の大寺となったが承久の乱の兵火で焼失、約390年前徳川氏の寄進で修復された

(本堂)阿弥陀如来座像を中心に四天王、脇の厨子内に騎象の普賢菩薩、下段両方に向かって左に不動明王、右に十二神将の内四神将が安置。

境内に室町時代の三重塔、不動明王石室、背後の貝吹山頂上に39坊の僧坊に合図の法螺貝を吹いた平坦な岩石があり眺望がよい、中腹に歓喜天社、寺の鎮守白山・春日神社がある。

浄瑠璃寺

聖武天皇勅願により行基菩薩の開基、他に二説がある。

浄瑠璃世界の薬師如来を安置されることにより、浄瑠璃寺と号された

始めは西小田原寺と地名を取って号されていた。

庭園が境内中央に、その池中の中島に弁財天社が祀られ池の西に、東に向かって本堂が、池の向こう一段高いところに三重塔、本堂と三重塔の前池の水際に重文の南北朝時代の石灯篭を配す。三重塔には大日如来が坐す。

(本堂)9体の阿弥陀如来が座す、中尊は右手を挙げ、来迎印を結び、左手を膝の上に、2.2mの阿弥陀像。その左右にそれぞれ4体1.4mの座像が定印を結ぶ阿弥陀像、入り口に四天王、厨子内に秘仏の吉祥天女、出口に童子2を従えた不動明王三尊像が安置されている。中央に座す阿弥陀像の眼は拝する位置によって片眼が瞑られているように見えるのがこの像の特徴でもあります。

本堂前に石手水鉢があるが石臼との説もある。台座の上に十二角の水盤を乗せ中を円にくり抜いてある。永久4年とあるので720年前の作と考えられる。

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