奈良 済美地区社会福祉協議会
第408回

2006年10月のご案内

残暑の候、まだまだクーラーの恋しい季節、でも健康の為歩きましょう。 

遠くに旅するのは魅力を感じますが、近郊を発掘するのも新しい発見があります。

頑張ってご参加下さい。

日 時

10月15日(日) 午前7時50分 近鉄奈良駅地下集合

コース

奈良(8;18発)―急行―東寺駅…稲荷大社斉場所…東寺…児ノ水…六孫王神社…羅城門址・唐橋・矢取地蔵…西寺址…吉祥院天満宮…三善院・・JR西大路駅―JR京都―近鉄―奈良

料金

交通費 奈良―近鉄―東寺 610円 西大路―JR―京都 120円 京都―近鉄―奈良 610円  計1340円

拝観料 東寺 350円(団体)

歩行距離

約4km

食事

西寺址公園で 弁当・飲物・敷物ご持参ください

※雨天の時は弁当を頂く場所ありません。最寄のスーパーレストランをご利用ください




稲荷大社斉場所

(いなりたいしゃさいばしょ)

伏見稲荷のお旅所、毎年4月の稲荷祭に五基の神輿の渡御があり、20日間祭の間ここに留まり露天商が立ち並び賑わう。弘法大師は東寺の守護の為稲荷神を勧請したのが起因となる。

東寺(教王護国寺)

桓武天皇平安京造営に際し、国家鎮護の為朱雀大路を挟んで東西に建立された官寺の一つ、当初金堂のみ、空海(弘法大師が当寺の別当に任ぜられて講堂が造営され、50年余後五重塔(約5.5m)建立、その後戦火により焼失、現在の建物は殆ど豊臣、徳川の寄進によるものである。

児ノ水(ちごの水)

眼病に効く水として、又、傍らに眼病にご利益があるという不動明王が鎮座する。元尼寺の門前に当たる事から「尼寺の水」と尊ばれている。

六孫王神社

(ろくそんのう)

清和源氏の祖、源経基を祀る、その子満仲が堤内に父経基の霊廟を建て祀ったのが始め。清和天皇第6子の長男に充ることから社名となった。

羅城門址

平安京の正門、朱雀大路の南端九条大路に面して建つ巾13m奥行4m。建造後約200年2度の台風によって倒壊した。楼上に兜跋(とばつ)毘沙門天が安置されていて、現在は東寺の宝物館に所蔵されている。この門には渡辺の綱の鬼女退治等幾多の怪奇伝説がある。

唐橋

(からはし)

現在暗渠となっている天神川(西高瀬川)に架かった橋で当寺外国(唐)の使者が渡った橋、また、秀吉朝鮮出兵のときこの橋を渡ったことから名付けられたとある
矢取り地蔵 西寺の僧、守敏僧都(しゅびんそうず)が東寺の空海(弘法)の人気を妬み射殺そうと大師の帰路を待ち伏せ矢を射た、その矢は地蔵尊に当たり大師は助かった。地蔵尊は大師の難を救った。木造地蔵尊像に矢傷の痕があるそうな。世に矢負い地蔵とも呼ばれる。
西寺址

東寺を左寺(さじ)又は、左大寺、西寺は右寺(うじ)又の名を右大寺、官寺で方二町、伽藍は東寺と同じ約400年後殆どを焼亡770年前鎌倉時代に消滅した。

(鎌達稲荷神社・けんたついなり)西寺址公園内東にある陰陽師家安部家の祭祀

吉祥院天満宮

(きっしょういん)

菅原氏の氏寺、吉祥院に道真を鎮守社として祀られた天満宮、京都二十五社の一つ、吉祥院本尊は吉祥天女、道真の祖父遣唐の帰途海難に遭遇、危機を救われたによる。

三善院

(さんぜんいん)

菅原道真と同時代の漢学者、参議、宮内郷で道真の縁も深い三善清行(みよしきよゆき)の開基、本尊は清行の念持仏十一面観世音とか。 近年寺は全面改築二年の年数を要した。大阪万博の太陽の塔建立の岡本太郎と同じ設計者によるものとある。境内はもとより建造物総てが近代的な観、見事と言えよう、殊に西に沈む夕暮れ時の本堂内部は極楽浄土はかく有りなんの観、阿弥陀如来坐す様、天蓋二十四本の光先に24菩薩と中央四本の柱に四天王がその天空から差すわずかな光、一見の価値があります、また、庭内の配慮にも行き届いた楽しみが伺えます。

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