奈良 済美地区社会福祉協議会
第410回
2006年12月のご案内
錦繍織りなす秋、山野の散策最も楽しい季節です。滋賀の里比叡山麓延暦寺に関わる古社寺を訪ねます。ご参加下さい。
日 時 | 12月10日(日) 午前9時 御霊神社へ集合 |
コース | 御霊神社…南円堂…興福寺正倉院跡…轟橋…雲井坂…東大寺勧進所(清涼院・惣持院)…指図堂…天安大明神社…二月堂(解散) |
料金 | 今月はありません。 |
歩行距離 | 約2km |
食事 その他 |
午前中の解散となります。ご自由にしてください。 ● 例年通り「大和粥」を召し上がっていただきます。(無償)絵馬堂茶屋にて。 |
御霊神社 |
元興寺の鎮守 井上皇后他七神の御霊を祀る八神殿 |
轟橋・雲井坂 |
それぞれ奈良八景の一つ |
東大寺勧進所 |
江戸時代五代将軍・綱吉の時代公慶上人により大仏殿再建のための勧進所が設けられた。3代将軍の愛妾、綱吉の母佳昌院の力添えにより綱吉の命によって勧進がなされ、戦国時代松永久秀の焼討、120年の年月の後大仏開眼供養が営まれ、300年前大仏殿落慶法要が行われ完成、公慶上人は完成を見ずして勧進中江戸にて客死した。58才。 |
(清涼院) |
公慶堂=御影堂 上人像を安置 東大寺中興の祖。 |
(惣持院) |
阿弥陀堂 木道 五却思惟(ごこうしい、またはごこうしゅい)阿弥陀像を安置 仏国(印度)シャカ族の王族太子、請願を成就するため 長い間思いをこらした修行中の姿、伸びた頭髪姿の阿弥陀修業像は非常に珍しい 仏教の開祖。 八幡殿 僧形八幡神坐像 応神天皇(品陀和気命 ほむだわけのみこと)110才とも120才とも生存されたと古文書にある。 元東 大寺手向山八幡宮に祀られていたが明治の神仏分離令により神像でありながら僧形のためここ東大寺塔頭惣持院に移され た。京都神護寺の菩薩を模して快慶が作した、光背があり錫杖を持ち衣を羽織る僧の姿。開扉は毎年10月5日手向山八 幡社の祭時。 |
指図堂 |
平安時代後期 治承の兵火 平重衡の焼打により東大寺が炎上鎌倉期に入って重源上人が勧進、その時の居点 指図する所 第1回目の再建である 俊乗坊重源。 |
天安大明神社 | 東大寺の開祖 東大寺の前身金鐘寺の僧良弁僧正の母を祀る。 |
(参考) | 大仏建立の発想 聖武天皇が河内の知識寺(廃寺になっている)で一体のルシャナ仏を拝んでいる時「朕も造り奉らむ」と決心したと古代史にある。ルシャナ仏とは宇宙をあまねく照らす仏という 大日如来である。 |